ビジネスエリートになるための 教養としての投資

著者 :
  • ダイヤモンド社
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レビュー : 36
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478109915

感想・レビュー・書評

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  • 【感じる小世界】
    「資本家側」と「資本家を儲けさせる側」をよく理解しろということだと思いますが、完全に資本家側の思考を排除された教育を何十年も受ければ、当然、資本家を儲けさせる側になってしまいます。

    資本家側に行ける簡単なものは株式だと思います。
    株式を有するということはその会社の人に働いてもらっていることになるからです。


    わたしに関しては、株式投資(インデックス)はしていますが、インデックスのため資本家マインドはそれほど育っていないのではと感じています。
    投資対象の企業を研究していないのも事実です。
    感覚的なものですが、インデックスでは10年で1.5倍、20年で2倍という感じですので、爆発的に資産を増やすことはできません。投資においては効率的ではないと思います。
    しかし、それに時間を取られることもないので個人的にはちょうどよいと思っています。ただ、資本家マインドは育たないということになります。
    インデックスでも何百年も時間をかければ、とてつもない資産を形成できるでしょうが、人の投資寿命はそれほど長くないです。わたしの場合あと20年が限界だと思っています。


    最近思うところは、どの企業がどうこうということを研究するよりも、SDGsではないですが人類の命題に取り組む方が「楽しい」のではないかと感じています。

  • ・労働者の→資本家の思想
    →他人に働かせる
    ・時間という効果を雪だるま式にしていく
    →複利効果
    ・会社は従業員に給料を支払うために存在しているのではない
    ・若い間はまず自己投資で自分が働くという最も着実な土台を整えて将来の選択肢を増やす。余ったお金で株式投資をして自分よりも優秀な人や会社に稼いでもらう。
    →時間と少しばかりのお金を有効に配分して自分という道具を磨き自分よりも優秀な人を働かせる。
    →これが投資。
    ・PE→未公開企業の株式への投資
    ・日本の個人金融資産の現貯金は53%、アメリカは10%
    ・経営と投資を切り分けないことが重要
    →資本家マインドと経営者の目線で物事を考えて株式を投資。
    ・貯金額の多さは金利を生み出さないところに眠っているのと同じで労働者の殻に閉じこもることを世間に表明しているようなもの
    ・投資→その企業が将来どれだけの利益を稼ぐか。
    投機→その株がいくらで売れるか
    ・構造的な強靭な企業の3つの条件
    →付加価値の高い産業、長期的な潮流、圧倒的な競合優位性つまり参入障壁の高さ。
    ・長期的に損なわれない競争力の他に大事なのは、中短期的に倒産しないだけの強い自己資本を持っていること。
    →借入金などの負債が小さい財務レバレッジが低いこと。
    ・日本の公的年金は賦課方式と言って現役世代が保険料を払い高齢者が受け取る年金が賄われる形。
    ・株式への長期投資で大事なのは利益でありその利益を長期的に伸ばしていける参入障壁が大事。
    →会計の知識はめちゃ大事で会社の好き嫌いや株主優待手当の投資は間違っている。証券アナリスト一級くらい。日本の外食産業なんて殆どが上場目的。
    ・配当とは簡単にいうとタコが自分の足を食っている状態。
    →債権にはクーポンがあり償還時にその債権の発行元に倒産などがなければ、額面元本が戻ってくるが、株価には元本という概念がなく、あるのは株価のみ。配当が支払われるたびに確実に株価は下がる。
    配当前の株価イコール配当後の株価+配当

    配当を受け取ることは将来の企業価値増大を先食いし複利効果を諦めることになる。
    ・証券会社のセールスマンに何に投資すべきか聞くのは絶対ダメで、あたかも床屋に行って散髪をした方がいいか聞くのに似ている。彼らは彼らにとって売りたいものや収益性の高いものを売るというビジネスモデルだから。

  • 短期トレードで稼ぐという類の本ではなく、長期投資を前提とした心構えに付いて書かれた本。
    色々投資本を読んできて、インデックスが良いとか、早期リタイアのFIREのテクとか参考にして来たけど、この本で良いなと思ったのは、成長しない会社(日本)の株を集めた物を買っても意味ないって事がわかったところ。日本のインデックスとか意味ないってばっさり。では企業価値をどう評価するのか? 利益を出し続けるためのエコノミックモート(経済的堀)が堅固であるか? 高配当企業は本質的な利益を出し続ける企業であるのか?など、サラリーマン投資家には、なかなか痛いところを突かれる感じ。
    サラリーマンとして、自社はどうなんだろう?とか、相手先企業からどう見られているのか?とか、考えるきっかけになりました。企業として課題解決によって得られるリターンに対して、折半で考える海外と原価から考える日本なんて、まさに… フェアじゃない考え方が蔓延してるんだよね… と思いながらも、そこで終わるのではなくて、そうじゃない会社ってどこだろう?という目で見ていく事が大事なんだな。

    分量としては物足りない感じも有るけど、物足りない位がちょうど良いってやつなのかな。

  • https://www.silkroadin.com/2020/09/blog-post_15.html

    「教養として投資家の思想を持つこと」がビジネスにも繋がるという著者は言います。



    奥野一成、農林中金バリューインベストメンツ株式会社 常務

    取締役兼最高投資責任者(CIO)





    時間から時間まで自分の時間や体を使ってお金を稼ぐのが「労働」です。



    お金の話で、日本は「労働以外のことでお金を稼ぐ」ということがあまり浸透していないと言われています。





    「労働せずにお金を稼ぐ」というのは楽して金儲けすることではなく、「頭で考え、自分以外のリソースも使って成果を出す。」という資本家の考え方を表したものです。





    自分は一人しかいません。「時間も体力も限られている労働」で、お金を得るのには限界があります。



    株式投資を通じて、「労働者の考え方から資本家の考え方へ移行する」ということが本書の伝えたいことのひとつだと感じました。





    私自身が投資家なのでよく分かるのですが、投資は額に汗することはないかも知れませんが、脳みそは常に汗をかいています。とにかく考えて考えて考え抜いたうえで、投資判断を下しています。決して不労所得を得ているわけではありません。脳みそに汗をかくことは、額に汗をかくことと同等に尊いことを忘れないで下さい。(引用、ビジネスエリートになるための教養としての投資/奥野一成/ダイヤモンド社)





    そして、本書の5時限目、売らない株を買えばいいということについて、参入障壁のお話があります。長期投資に必要な考え方や視点のひとつとして、この参入障壁の考え方は非常に重要だと感じます。





    他にも長期投資に必要な考え方や、世界の見方がビジネス性を向上させるということが特徴の本書。

    詳しくは是非内容をご確認ください。







    ビジネスエリートになるための教養としての投資/奥野一成/ダイヤモンド社

  • 本の内容としては長期投資が焦点です。

    長期投資としては一言で「売らない会社に投資すること」です。何十年持ち続けても利益を出し、高い参入障壁があることです。

    筆者の経験も踏まえながら、ときには鋭い意見が書かれています。専門的な用語もなく、読みやすい本になっています。

  • 株のデイトレードやFXといった『投機』とは異なる、真の『投資』についての入門書。
    投資の本質を学ぶことで企業を評価するための視座を養い、ビジネスパーソンとしての思考力をアップさせる。

    日本人の投資に対する誤解を一つずつ解きながら、人生100年時代にいかに投資家思想が重要であり、さらにビジネスパーソンとしてのステップアップに効果的であるかについて書かれている。

    就活中の大学生、入社間もない若手社員は是非読んで欲しい一冊。

  • とりあえず少なくとも20代のうちは将来のための投資と並行して自己投資はケチらないようにしよう。

    YouTube大学だととりあえず米国株インデックス投資って結論が印象強かったけど、
    参入障壁を意識する、が1番のキーワードだと思った。投資だけじゃない、何にでも当てはまるポイント。

  • 1.著者の経験が2時限目に記載されているので気になりました。

    2.日本人には労働2.0の発想が必要であり、そのためには投資が必要になってきます。著者の意見では、副業はあくまでも自分が働く時間を延ばすだけに過ぎないため、いずれ自分の体を壊す要因となると述べています。そのような発想ではなく、投資をすることで貧困に陥らないことが必要です。その発想を生むためには「投資家の思想」が必要です。投資家の思想とは、自分だけではなく、他人にも働きかけることができ、自分が構想することを考えることです。つまり、自分の将来について考える力を養うことが投資家の思想を育てる第1歩です。
    日本人は投資=悪というイメージがはびこっているため、普及しなかったですが、これからは自分で資産形成を行っていく必要があります。そのためには、投資を選択肢として加え、自分の人生を設計していく必要があります。では、具体的に投資するためには何が必要なのかをこの本が述べています。

    3.投資についての考え方はほとんど同じだったので割愛させていただくとして、投資家の思想は今の自分にない発想でした。仕事に追われているというのが現状であり、周りを見てもそんな人ばかりです。ただ、これではだめだと思いつつも、今の職場にいるため、自分への罪悪感みたいなものがあります。今回の本を読み、自分の人生についてもう1度設計し直すことにします。

  • 投資家としての心構えを再認識できた良書。

  • 新社会人やこれから社会に出る学生など若い方に特におすすめ

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