ビジネスエリートになるための 教養としての投資

著者 :
  • ダイヤモンド社
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レビュー : 70
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478109915

感想・レビュー・書評

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  • 【感じる小世界】
    「資本家側」と「資本家を儲けさせる側」をよく理解しろということだと思いますが、完全に資本家側の思考を排除された教育を何十年も受ければ、当然、資本家を儲けさせる側になってしまいます。

    資本家側に行ける簡単なものは株式だと思います。
    株式を有するということはその会社の人に働いてもらっていることになるからです。


    わたしに関しては、株式投資(インデックス)はしていますが、インデックスのため資本家マインドはそれほど育っていないのではと感じています。
    投資対象の企業を研究していないのも事実です。
    感覚的なものですが、インデックスでは10年で1.5倍、20年で2倍という感じですので、爆発的に資産を増やすことはできません。投資においては効率的ではないと思います。
    しかし、それに時間を取られることもないので個人的にはちょうどよいと思っています。ただ、資本家マインドは育たないということになります。
    インデックスでも何百年も時間をかければ、とてつもない資産を形成できるでしょうが、人の投資寿命はそれほど長くないです。わたしの場合あと20年が限界だと思っています。


    最近思うところは、どの企業がどうこうということを研究するよりも、SDGsではないですが人類の命題に取り組む方が「楽しい」のではないかと感じています。

  • 結論から言って、すごい本だった。単にお金儲けのハウツー本に終始せず、投資に対する著者の熱いフィロソフィーが感じられた。変なタイトルだと思ったが、投資とは知の総合格闘技であるとのメッセージから深く納得できた。
    投資と投機との違いを学び、いかに自分が投資初心者だったのか痛感させられた。早速JT株は売却しようと思う。
    繰り返し繰り返し何度も味わうように読み続けたい。

  • タイトルで損をしているように思うけれど、
    内容は至極真っ当。

    体験から得た「論理」を丁寧に語ってくれるため、腹落ちするし自分の行動にも反映してみよう、と思える。

  • ・労働者の→資本家の思想
    →他人に働かせる
    ・時間という効果を雪だるま式にしていく
    →複利効果
    ・会社は従業員に給料を支払うために存在しているのではない
    ・若い間はまず自己投資で自分が働くという最も着実な土台を整えて将来の選択肢を増やす。余ったお金で株式投資をして自分よりも優秀な人や会社に稼いでもらう。
    →時間と少しばかりのお金を有効に配分して自分という道具を磨き自分よりも優秀な人を働かせる。
    →これが投資。
    ・PE→未公開企業の株式への投資
    ・日本の個人金融資産の現貯金は53%、アメリカは10%
    ・経営と投資を切り分けないことが重要
    →資本家マインドと経営者の目線で物事を考えて株式を投資。
    ・貯金額の多さは金利を生み出さないところに眠っているのと同じで労働者の殻に閉じこもることを世間に表明しているようなもの
    ・投資→その企業が将来どれだけの利益を稼ぐか。
    投機→その株がいくらで売れるか
    ・構造的な強靭な企業の3つの条件
    →付加価値の高い産業、長期的な潮流、圧倒的な競合優位性つまり参入障壁の高さ。
    ・長期的に損なわれない競争力の他に大事なのは、中短期的に倒産しないだけの強い自己資本を持っていること。
    →借入金などの負債が小さい財務レバレッジが低いこと。
    ・日本の公的年金は賦課方式と言って現役世代が保険料を払い高齢者が受け取る年金が賄われる形。
    ・株式への長期投資で大事なのは利益でありその利益を長期的に伸ばしていける参入障壁が大事。
    →会計の知識はめちゃ大事で会社の好き嫌いや株主優待手当の投資は間違っている。証券アナリスト一級くらい。日本の外食産業なんて殆どが上場目的。
    ・配当とは簡単にいうとタコが自分の足を食っている状態。
    →債権にはクーポンがあり償還時にその債権の発行元に倒産などがなければ、額面元本が戻ってくるが、株価には元本という概念がなく、あるのは株価のみ。配当が支払われるたびに確実に株価は下がる。
    配当前の株価イコール配当後の株価+配当

    配当を受け取ることは将来の企業価値増大を先食いし複利効果を諦めることになる。
    ・証券会社のセールスマンに何に投資すべきか聞くのは絶対ダメで、あたかも床屋に行って散髪をした方がいいか聞くのに似ている。彼らは彼らにとって売りたいものや収益性の高いものを売るというビジネスモデルだから。

  • 今までは「株を買って運用する投資」と聞くと、どうしてもギャンブルのようなイメージがあった。
    だけどこの本を読んで意識が180度変わった。
    ボクは今まで、「投資」と「投機」を同じように考えていたことに気付かされたからだ。
    投資と投機は違う。
    前者は資産運用だが、後者はギャンブルを指す。漢字から考えても納得できるはずだ。投機の機は機会の機、つまりチャンスを表している。チャンスに資産を投じるのが投機であり、多分多くの日本人の持つ株の運用というのはこのイメージだと思う。
    なるほど、だからイメージが悪い訳である。

    【著者の考え方は以下】
    ・人生100年時代、資産運用すべし
    ・日本人は特にした方がいい
    ・投機でなく投資をしよう
    ・投資なら株は売らないで持っておく
    ・日本株より外国株を買う

  • 【所蔵館】
    総合図書館中百舌鳥

    大阪府立大学図書館OPACへ↓
    https://opac.osakafu-u.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2000941210

  • 投資は「知の総合格闘技」。参入障壁が築けているか否かの判断は、投資だけでなく、営業する上での得意先の与信判断にも使えそう。というより、勤めた会社はきちんと築けているのか考えると…

  • 長期的な観点から投資するメリットを教えてくれた。利益を持続させる上での参入障壁の重要性は、生き方を考える上でも参考となった。

  • 教養としての投資。
    ビジネスエリートになるための具体的なメソッドを指南するような本ではありませんでした。
    印象に残ったワードは、「情報の量と考える力は反比例する」
    世界中の情報を得るファンドマネージャーのコメントなので、納得感がありました。

  • 投資の力がある = 伸びる事業を見極められるということ。つまり、投資力がビジネス力に直結すると言っていい

    ■本書の主張と概要
     筆者の主張はシンプル。「投資とは伸びる事業を買うこと」。伸びる事業とは「参入障壁を築いている事業」である。投資する理由は常に「その事業が伸びるから」であるべし。好き・嫌いか、ある国が発展するから、という理由で株を買うのはナンセンス。必要なのは、伸びる事業を見極めこと。それには、総合的な知力が求められる。だからこそ、投資スキルはビジネスにおける一般教養となり得る。いろいろな分野の知見を総動員して、「参入障壁が築けている」ことを見極められたら、その企業の株式を買うべし。しっかりとした参入障壁がある事業においては、中長期的に事業も成長するはずなので、株式も長期保有が前提である。

    ■市場を寡占している会社には投資したくない
     本書の主張に敢えて意義を唱えてみる。投資するのは、「社会にとって良い企業なのか」という視点も持ち合わせたい。例えば、伸びるからといって、市場を寡占しているような企業の株は個人的には買いたくない。本書では、コカ・コーラは圧倒的な寡占状況自体が参入障壁となり、成長事業を持っているとみなせるという。確かにその通りだし、コカ・コーラは人口増加や途上国の発展によって事業を伸ばすのは間違いないだろう。ただ、市場が寡占されることは、消費者にとってあまり良くない事態だと考える。価格も不当に高くつけられるかもしれないし、企業がユーザーを搾取しようとする価値観を有ししてても、他に選択肢がなくなってしまう。そういう、「すでに資本を有しているからこそ強い事業となっている」企業の株は買いたくないと、個人的には思っている
     まぁ、この辺りの議論は資本主義が出てきてからずーっと行われてきたことで、今に始まったことではないのだが。

    ■本書中の気になった話
    *インデックス投資=いい投資とは限らない。例えば、TOPIXの指標などは、バブル崩壊以後、ほとんど高値を更新していないといっていい。一方で、アメリカのp有料上場株指標であるS&P 500は過去から現在にわたって上昇を続けている。これは、S&P500が、TOPIX連動の投資信託と違い、上場企業の中の優良企業の株を選び抜かれているからである。成績が悪くなるような企業は株から外されるので、純粋に成長を続けるのである
    *筆者に言わせれば、ウーバーは投資に値しない。なぜなら、提供しているのは単なるマッチングサービスで、模倣が可能だから。一見革新的なことを先に打ち出しているように見えても、模倣ができてしまう事業には投資できない

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