リーダーの仮面 ── 「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法

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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478110515

感想・レビュー・書評

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  • 共感できる事も多々
    でもやっぱ褒めちゃうな〜笑

    あと職場によるとは思う
    バイトや派遣相手、安月給だったりするとこでは効果ないんじゃないかな

  • 成熟した組織では有用なリーダーシップ/マネジメントであると感じた。
    未熟な組織には適合度は低いだろう。


    規律が浸透している会社では有用である。
    なぜなら会社が求めている人物像/目標数値/ルールがすでに構築されているから。
    成熟した組織では、人員の新陳代謝を高める意味でも、組織に適合しない社員の自然淘汰はなされるべきであろう。


    しかし、上記が定められていない組織では状況は異なる。
    なぜなら答えのない領域かつ、エラーが多く取るべき行動の最適化がなされていないからだ。
    規律ができていないが故に、失敗を失敗と認識することができない。
    その中で本書のリーダーシップは、金銭事故やクレームが発生してしまう可能性が高いと感じた。


    未熟な組織内で2/6/2の法則に向き合うに当たり、「リーダーシップ」「マネジメント」「コーチング」の三要素が必要であると考える。


    本書のようなプロ集団組織で働くことができればストレスレスで快適であろう。。




    #距離を取る
    #定量/数字で会話をする
    #自律を促す

  • 組織論を学べば最初に出てくる「官僚型組織」、
    いわゆる「ピラミッド構造」の組織を適切に運用するための本。
    なので、書いている内容は至極当然のことばかり。

    ただし、今はチーム全員の自律自走を目指すフラットなマネジメント論が流行中。
    本書の古典的な内容が「斬新でやや過激」に感じる人もいるかもしれない。
    なのでわざわざ「仮面」という表現を使い、
    今の読者の素顔の価値観を尊重しつつ、
    組織人としての言動を切り分けて考えよう、という内容になっている。

    リーダーが本書(識学の、官僚型組織の思想)を読むことには賛成。
    著者同様私自身、人がピラミッド型の集団を組むことが、
    資本主義社会の活動として効率が良いと思うからだ。

    ただし、あくまでこれはマネジメントの「キホン」だと思う。
    官僚型組織の中でのリーダーの「あり方」を理解したうえで、
    今の時代に合ったアレンジはどうしても必要だと思う。

    特に本書と私の考えで大きく異なる点が、
    「部下の失敗に対する寛容さ」だ。
    VUCAといわれる今の時代、私は、
    私は結果に結びつかないチャレンジを許容するリーダー&組織が必要だと思う。
    「適材適所という概念はない(誰でもスキルの差はすぐ埋まる)」
    「評価対象は結果でありプロセスを評価しない」
    と言い切る本書は、私と相いれないところはある。

    まとめると本書は、
    リーダーとして組織論の基礎を学ぶこと、
    リーダーとして既存事業の生産性を向上すること、には大いに役立つと思う。
    一方で、新規事業(さらに言えばイノベーション)を創出する、
    ということには向いていない(足りていない)と感じた。
    ま、そもそも最初からそういう目的を対象外としているみたいだが。

  • すべてが正しいか、というと決してそうではないが、正解の一つと思えることがズバリ書かれている。特に若いリーダー、管理職に、こういう考え方もありだよ、と見せて、いいところは感じ取って、実践してほしい。

  • リーダーの役職に指名されたものの、リーダーシップに関する教育があるわけでもなく、どうすれば他のメンバーをより良い方向に率いていけるのか、どうすれば自社の成長に貢献して自分の安定的な給料を得られるのかと悩んでたところ、この本に出会いました。
    この本を手に取る人、同じような人が多そう。

    著者の思想は自分と似通っているところが多々あり、背中を押されたような読後感です。

    学校みたいな仲良しコミュニティの維持に力をさく必要は無く、リーダーとして、部下の仕事における成果と貢献を追求すること。
    適切に競争を生むこと。
    褒めて伸ばすとか、仲良くなって伸ばすとかではなく、成果を出せば報酬というメリットがあることを示し、各々、自分の人生に責任を持たせること。
    (褒められないとモチベーション上がらないとか、成長できないというのは、大人としてあまりにも愚かしい)
    (かといって、人間関係なんぞ無視して良い、とは著者は言っていない。その方向に力をさくな、とういうこと)

    部下に対する指示には、上司がどうとか、○○さんがどうとか、みんながどうとかではなく、自分を主語にして、自分の責任のもとに、指示したり注意したりすること。

    成果主義と健全な競争、これは本当に社会人として大切な意識だと思っている。
    ここさえ抑えておけば、どこでだって通用する人財になり得る。

    手元に置いて、都度読み返してリーダーシップの方向性確認に利用したい、そんな本でした。

  • かなりドラスティックに感情を捨てたマネジメントが紹介されている。真逆のアプローチを紹介している別の本もあるし、あくまで一つの考え方、ツールとして捉えるべきかと思う。この本を読んだだけで下手に実践すると、トラブルにつながる可能性もあると感じた。本書でも公正さの重要性が述べられていたが、公正さよりも上下関係や距離を取るアプローチのみを強調して捉える管理職も(残念ながら)かなり出てくるかもしれない。
    一方で、考え方自体は一概に否定すべきものではないかと思う。上司・部下という言葉を文中から外すと、自然に理解できることも少なくない。それだけ仕事というものは複雑な要素が絡み合っていること、自分自身の視点からの様々なバイアスがかかっていることをある意味気づかせてくれた。

  • リーダーとはどう在るべきかをまとめた本。感情ではなく、ルール、位置、利益、結果、成長の5つに絞ってマネジメントすべきと主張している。人間味に欠ける内容が多い様に感じられるが、マネジメントとは誰に対しても平等に、結果に対して粛々と対応していくことが寛容であると納得出来た。この本で得られた知識で納得せず、早速行動に移して成果を確認していきたい。

  • モチベーションを上げることを第一にするリーダー論・組織運営を真っ向から否定する本。仕事は仕事としてお互いやるべきことをやる、リーダーとして言うべきことを言えるよう、必要なら仮面をしよう。
    1on1とかそういう本を読み漁っていた自分には新鮮だった。いまさら組織のビジョンにマッチする人を選ぶことができない多くの既存企業では本書で語られる「識学」がよりマッチするのかなと感じた。ただしこれは一人のリーダーとしてどう振る舞うかという話であり、”加齢により管理職になった人”が跋扈する組織を変えられる話ではないかな。

  • 仮面をかぶる。ただ事実だけを受け止める、感情を出さない。今の自分とは真逆だけど、まず実践していこう。下記、備忘録。
    ①上司からは言い切り口調にする。②組織の為に働くことが、個人の利益に繋がる。③過剰に褒めすぎない。次はどうするか問う。④長い目で見て、部下が育つことを待つ。⑤いいリーダーの言葉は、遅れて効いてくる。

    リーダーの仮面を脱ぐ時は、「部下が高い、できないと思っていた仕事をやってのけた時」

  • 再来年で30代へ突入するにあたり、管理職への準備をし始めようと思い購入しました。去年から本屋へ寄る度に、タイトルに興味を惹かれていた作品。

    本作品は①ルール②位置③利益④結果⑤成長の5章に分かれている。始めは部下をヒトとして接しない印象が強く、これは自分に向かないマネジメントだなと率直に感じました。しかし、5章まで読み終えたとき、始めに抱いた感情はなかったです。むしろ会社・部下のためには必要な行動であり、それか自分の役割だと感じました。
    「会社というコミュニティで糧を得なければ、他のコミュニティを充実させ続けるが難しい。」

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