どうして僕たちは、あんな働き方をしていたんだろう? 古い「仕事のやり方」を変える30の方法
- ダイヤモンド社 (2020年8月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478111529
感想・レビュー・書評
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働き方の変化について様々なテーマで具体的に掘り下げ、解説されています。もうコロナ前には戻れません。
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電通やアクセンチュアでの就業経験があり、仕事術の本でベストセラーも出している著者がコロナ禍になって変化した仕事における30の考え方をエピソード共に紹介した一冊。
コロナによる感染防止のための出社制限などによってテレワークが推進され本書で紹介されているような事例が当てはまる場面が多々あると読みながら感じました。
ハンコや紙やスーツといった物理的な存在の意義やSNSや飲み会などコミュニケーションツール、パワハラやセクハラといったハラスメントなど様々な問題が解決されるとともに仕事の本質的な部分が浮き彫りになったという印象を受けました。
ただ、その分言語化能力や自己管理能力といったものがこれからは問われていくことも感じました。
そんな本書の中でも会議の目的を情報共有ではなく、「議論」か「決断」に絞ることや仕事を空気感で行うといった抽象的なことはできなくなったことやビジョンやミッションやエンゲージメントなど仕事の意味を感じられることなどがより重要になることなどは印象に残りました。
コロナ禍による働き方が大きく変わったことによって今まで漠然とした無駄なことなどが浮き彫りとなり仕事の本質的な部分がより重要となってくることを本書を読んで感じました。
そしてこれからは自分のキャリアやビジョンをはっきりと持って仕事の結果を出していく
ことが大事であり、それが誰にとっても実現しやすい環境になろうとしているとも感じた一冊でした。 -
幸い、社会人生活はずっと外資にいたのでそこまで劣悪な環境ではなかったな。しかし、お客さまが劣悪な環境で働いてるのに引きづられてた印象はある。
この本によく出てくるIBMもでかい会社で長い歴史があるから、いうほどの外資的なメンタル持ってる人は多く無いね。制度は外資的なのは間違いない。
転職、リモートワーク、成果主義、合理性を追求していったらどこかで破綻するかもと資本主義の中にいて思うけど、ある程度の規模で戦うにはもう必要不可欠だね。そう言った意味では二極化していくんだろうね。資本主義の権化とかし効率を追求するのと、効率を廃し道を究めるのと。日本人は後者があってる気がするし、世界からもそれを期待されているので無くなる事はないけどスケールすることもないだろうな。 -
この本が発行されてから1年。
「参考になる」というよりも、
「ああ、その通りになっているな」
という感覚です。
もう戻らないでしょうね、コロナ前には… -
常識と考えていたことを疑ってみる
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自分が望む働き方、ビジョンをしっかり考え、それに合う働き方、企業に就職活動をするのが大事と再確認。
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大手ネット企業で働く自分としては、かなり当てはまっていた。
とはいえ、なかなか変わらないのは会議の多さや空気を読むことかな。
業務委託さんが多いと、意思決定者に聞かないと進められない事が多いので、会議が多いのはしょうがないんだろうな。
空気を読むのは日本人だからってのと、人格者がいるかいなかに左右されるからなのかな。 -
購入して何度も読み直したい本。「なぜコロナ禍で働き方の急激な変化ができたかと言えば、何年も前から日本企業の働き方には無理が来ていたからだ」という冒頭の言葉にガッツリ心を掴まれる。「働き方」に関しての「Before」「After」「HowTo」が書かれていて、どのテーマも腑に落ちる。どうしてそんな働き方をしていたんだ?(あるいはしてるんだ?)と思うことばかり。「スーツは思考停止」にはまったく同意。「クールヘッド・ウォームハート」はオケにも共通するかもしれないと思う。
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ビジネス書の中身が大きく変わってきた。
ざっくり言えば「コロナが起きる前」と「コロナが起きた後」です。
ほんの数年前まで通用してきたビジネスの常識が今は通用しなくなってきている。
逆に今まで通用しなかった常識が新たな常識になってきている。
この本ではコロナ前後で仕事の取り組みがどのように変わってきたかがビフォーアフターで説明されているのでわかりやすいです。
今起きている世の中の変化をしっかり受け容れて臨機応変についていけないとビジネスの世界も置いてけぼりをくらってしまいそうですね。