日本の美意識で世界初に挑む

  • ダイヤモンド社 (2021年9月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (264ページ) / ISBN・EAN: 9784478112373

作品紹介・あらすじ

★著者は、創業333年の「西陣織」の老舗12代目経営者。西陣織で海外マーケット、ラグジュアリーブランド市場をいち早く開拓した元ミュージシャンという異色の経歴。

★京都で1200年続く伝統産業に新風を吹き込む注目の若手経営者の初の著書。

★美や美意識が、なぜ今経営に必要なのか?



この30年間でマーケットが10分の1に縮小してしまった西陣織。そんな衰退業界にあって、現代人の生活スタイルにも溶け込む伝統文化の変革に成功した細尾氏。

きっかけは、細尾の帯を見た建築家ピーター・マリノ氏から店舗の壁紙制作の依頼があったこと。伝統的に西陣織の布幅は32センチだが依頼されたのはもっと幅広の布。そこで職人たちと1年をかけて織機を開発し、150センチ幅の布を作ることに成功。その布が世界100都市でディオールをはじめ、シャネル、エルメス、カルティエなどの店舗で使われている。

また、デビッド・リンチをはじめ多くの一流アーティストたちとのコラボやMITメディアラボ・ディレクターズフェロー、東大大学院との共同研究など伝統産業の枠をはみ出して活動の幅を広げている。ハーバードのケーススタディーとしても取り上げられるなど世界から注目されている若手経営者の仕事論・経営論。

新しい価値観が求められる時代に、本来、一人ひとりが持っている「美しいものをつくり出したい」という欲求や欲望、そこに回帰することが創造や革新の原動力になるというのが根底に流れるメッセージ。

みんなの感想まとめ

ビジネスにおける美意識やクリエイティビティの重要性を探求した本書は、著者のユニークな経歴を通じて、伝統産業の革新を描いています。西陣織の衰退を逆手に取り、現代のニーズに応じた新しい価値を生み出す過程が...

感想・レビュー・書評

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  • ミュージシャンや会社勤めを経て家業の西陣織の世界に入ったというユニークな経歴の著者。自らの成功も失敗もひっくるめた経験から、ビジネスに対する心構えを噛みしめるように語っている。

    色んなビジネス書(啓発系)に出てくるような話が多く、見慣れた考え方が多いという点で非常に読みやすい。研究や分析より実体験を元にしているのでデータに基づいた話ではないがとっつきやすく、仕事に対する考え方を学びたい人の入門書のような位置づけ。

  • 西陣織の細尾の名前をこのところよく目にするようになっていたので、この本を手に取りました。
    美意識は鍛えられること、クリエイティビティは誰しも持っているものであることなど、共感しながら読みました。

  • ・研修課題図書として読了
    ・衰退する西陣織の再生について学べた
    ・大きな妄想から始まるイノベーション
    ・美意識は育つ、鍛えるもの
    ・次の人にこんな仕事して、と思わせない
    ・固定観念を壊す
    └「柄」ではなく「素材」と「技術」にニーズがあった
    ・常識から革新は生まれない
    ・逆転の発想
    ・言葉にすれば波紋は広がる
    ・大風呂敷であるほど人は集まる
    ・平均4年は失敗が続く
    ・失敗は成功の過程
    プライドとリスペクトがセッションを生む
    ・リスペクトが払われない仕事はしない
    ・美への投資は社員教育、リクルート活動
    ・美しいものを創っている人は幸せな傾向
    ・唯一重要なのは、何をするか

  • まず、西陣織が着物だけでなく様々な素材に使われていたりすることに驚いた。伝統工芸ときくとかたい職人のイメージだったが、ブレイクスルーをするチャレンジの過程が記載されており、興味深かった。

  • アートからアプローチしたマーケティングの本かなと思って読み始めたものの、どちらかと言うともう少し入り口側の自己啓発に近い内容だった印象。

  • 【「やらなくて良いことを、やりたいからやる」という遊びの部分が、常に職人たちの美意識を向上させてきたのです】(文中より引用)

    「西陣織」を営む家に生まれ、アーティストやビジネスマンとしての活動を経ながら、その新たな可能性を開拓し続ける細尾真孝。ディオールやエルメス、そしてパナソニックといった企業にまで引っ張りだこの「HOSOO」ブランドを貫く「美」の哲学を詳述した一冊です。

    「日本の伝統工芸を世界に」といった掛け声はよく聞かれますが、一つのモデルケースとして「HOSOO」の西陣織は非常に参考になるかと思います。ただその成功も、技術的・経営的なところだけではなく、しっかりとした哲学やビジョンに基づいてのものであることがよくわかりました。

    取りあえず手を動かして何かを創りたくなります☆5つ

  • 本社の前を何度も通ったことがあり、ここ一体何の会社?と首を傾げていた会社の書籍。西陣織を創業とし、今や世界に情報を発信する企業に変容。
    五感の中で、触感を大事にして欲しいと筆者はかたる。
    振り返ってみると、何でも効率性、省力化と称して、画面の中だけで知った風になる事は多いけど、その反面本物に触れない機会も増えている。クリスマスが近づく中、データではなく、手にできるモノを子供達には送るべきではないか?美意識は育てるモノである。

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著者プロフィール

細尾 真孝(ほそお・まさたか)
株式会社細尾 代表取締役社長
MITメディアラボ ディレクターズフェロー
一般社団法人GO ON 代表理事
株式会社ポーラ・オルビス・ホールディングス 外部技術顧問

1978年生まれ。1688年から続く西陣織の老舗、細尾12代目。
大学卒業後、音楽活動を経て、大手ジュエリーメーカーに入社。
退社後フィレンッェに留学。2008年に細尾入社。

「2021年 『日本の美意識で世界初に挑む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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