M&A 失敗の本質

  • ダイヤモンド社 (2021年3月4日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784478112755

作品紹介・あらすじ

日本企業が本当の意味で復活・再生するためには、他社の技術・人材・ノウハウを吸収し、自社の強みを磨くM&Aが不可欠であるが、いまだに失敗事例が後を絶たない。その原因は会社の古い価値観、ルール、行動様式にある。300件以上のM&A案件を手がけてきたコンサルタントが、数多くのM&A事案の裏側、失敗事例を紹介し、失敗の本質を明らかにしていく。その本質を①「M&Aありき」のあいまいな目的、②リスクの楽観的バイアス、③「自己保身的」行動、④結果責任意識の欠如、⑤「有事性」の理解不足、⑥「自己流」マネジメント方式の踏襲、⑦経営者的思考の弱さ、の7点に集約し、なぜ失敗したのか、どうすれば失敗を減らすことができるのかという道筋を主に経営戦略や人事育成の面から提示する。

みんなの感想まとめ

M&Aに関する失敗の本質を探求する本書は、実例を交えながら、日本企業が抱える組織風土の問題や経営者の意識の重要性を明らかにしています。特に、プロセス重視の思考や自己保身的な行動が失敗を招く要因として挙...

感想・レビュー・書評

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  • 実例(社名は匿名)が多く書かれていて、イメージを持ち易い。M&A に関係する部署のひとには広くお勧め出来る内容だった。

    『戦略がなく、プロセス思考が強く、進みだしたら修正できない』という日本の組織風土が、M&A 失敗の根本原因のひとつとして、繰り返し挙げられている。『それを言ったら、役員のXXさんの役会での発言を否定することになってしまうから、言えない。』とかの思考回路がそれに当たるのだろう。

  • 良書

  • 「M&Aの失敗の本質」の根底にある特徴的な日本企業の組織風土
    ① 戦略がなく/プロセス思考が強く、進み出したら軌道修正できない
    ② トップのリーダーシップが弱く、組織の責任があいまい
    ③ 共同体意識が強く、新たな価値観を受け入れにくい

  • M&AしてPMIを根気強く遂行して…

    一般の暮らしでいうと、(打算的に?) 恋して結婚して、共同生活が始まって、よい未来を目指して一緒にがんばっていくつもりだったっけど、そもそも「よい」って何? 未来ってなに? そもそも未来への興味とか意味とかすら合ってるっけ俺たち? という根気強い流れ。

    流れの中にいると忙殺され泳ぐことに精一杯で、原理原則やメタが頭からつい消えてしまうが、ひとつの見方に過ぎないかもしれないけど、ひとつこういう羅針盤に向き合うのも良いことだ。自宅で森をみながら、オフィスで富士山をみながら、合計3時間ほどで読了した。そのあと、再度咀嚼して、まわりの大中小を2時間ほどで整理できた。

    238ページと大著ではないので、スッキリ読める。

  • PMIの成功がM&Aの成功であるとの意識は、今では誰もが持っているものと思いますが、経営者がそれをリードすることがカギになると実感していて、共感できるところが多かった。
    M&Aが日本的な成り行き経営で成功するほど簡単なことではないことを、取組み前に十分に認識しておく必要があるということでしょう。

  • 【目次】(「BOOK」データベースより)
    第1章 M&Aの「成功」と「失敗」/第2章 M&Aの「失敗」-7つの「悪しき種」/第3章 M&Aの「成功」はPMIの「成功」/第4章 「終わりの始まり」-明確な目的なきM&Aの行く末は/第5章 「あとは事業部に任せた」-PMIに関心の低い経営者/第6章 「うちのやり方が優れている」-失いがちな相手への尊重心/第7章 日本企業の経営者の課題

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著者プロフィール

NTTデータ経営研究所 企業戦略事業本部 M&Aグループリーダー
慶應義塾大学経済学部卒、テンプル大学ジャパン経営学修士課程修了、米国公認会計士(ワシントン州)、日本証券アナリスト協会公認アナリスト。KPMG FAS、ローランドベルガー、新日本有限責任監査法人、パナソニックなどを経て、2019年より現職。この間、関わったM&Aプロジェクトは300件にのぼる。著書に「合併・買収の実務ハンドブック」(共著 中央経済社 2010年)、「Q&A コーポレートガバナンス・コードとスチュワードシップ・コード」(共著 第一法規 2015年)

「2021年 『M&A 失敗の本質』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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