40歳からの予防医学 医者が教える「病気にならない知識と習慣74」

著者 :
  • ダイヤモンド社
4.11
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本棚登録 : 446
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478113455

作品紹介・あらすじ

開設からわずか1年でチャンネル登録者数14万人超え! 現役医師YouTuberが語る「わかりやすくて正しい医療知識」。『予防医学ch/内科医監修』の管理人である森勇磨氏の初著書。

予防医学とは「健康寿命」を伸ばす為に必要な知識と実践を指す。健康寿命とは、2000年にWHOが提唱した概念で、「健康上の問題(寝たきりの状態やマヒなどの病気の後遺症)で日常の生活が制限されずに生活できる期間」のことだ。

人それぞれ調子の浮き沈みはあれど、ほとんどの人は「健康な状態」がデフォルト。このデフォルトの状態をキープするための知識・習慣が「予防医学」なのだ。

本書では、「病気にならない為の」食事・生活習慣や、「病気を早く見つける為の」健康診断・がん検診の受け方、また「病気になってからの」正しい心構えについて、あらゆる角度からのエビデンスに基づいた情報を全く出し惜しみなく紹介する。

感想・レビュー・書評

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  • タイトルには40歳からとあるが、ピロリ菌検査、HPVワクチン、風疹ワクチンは今すぐやるべき。
    肝炎ウイルス検診、マンモグラフィ、細胞診は40歳から。
    メラ検査、バリウム検査、便潜血検查、大腸カメラ検査、帯状疱疹ワクチンは50歳から。
    低線量CT、PSA検査は55歳から
    腹部超音波検査、骨粗しょう症検診、肺炎球菌ワクチンは65歳から。
    それぞれ予兆は何で、何に気をつけるべきか、どうなってしまうかなど詳しく解説あり。まずは習慣づけられる程度の運動、食生活改善から。
    227冊目読了。

  • 今まで健康に関する知識は断片的なものしか持ち合わせていなかったが、本書を読むことでしっかりと体系的に知ることができる。人間ドックを受けるとき、オプションについて悩むことが多かったが、ここに書かれている指針を元に今後は受けようと思う。

    また、ピロリ菌検査や肝炎ウイルス健診など、いままで一回も受けたことが無かったものがある、というのはなにげにショックだった。今度かかりつけ医に相談してみたい。

  • 40歳を目安にした、病気にならないための知識と習慣

  • 勉強になった。
    片手に健康診断の結果を持ちながら。

  • 内容盛りだくさんだが、参考にしたい項目を選んで読み、ためになった。

  • そろそろ自分もと一読。胡散臭い健康本とは違い安心して読めた。健康寿命を伸ばすべく実践せねば。

  • 読みやすく、わかりやすい。

    不要な検査
    腫瘍マーカー 腫瘍以外の要因でも高く出ることが
    脳ドッグ 頸動脈の偽陽性率は36%と高い(この本ではアメリカの基準で必要でないと判断されていると書かれているが、個人的には要検討、もう少し脳ドックについて調べてみよう。)

    血管リスクは「吹田スコア」でチェック。
    要注意:LDL160,中性脂肪300
    必ず受診:LDL180,中性脂肪500

    尿蛋白∔1以上は必ず再検査
    GFR45以下は腎臓病の疑いあり。
    日本腎臓学会のGFR計算できるサイトを参照のこと↓
    https://www.jsnp.org/egfr/
    高血圧 糖尿病は高リスク

    うつ病症状は、甲状腺ホルモン、副腎ホルモン、テストステロンの値をチェック。先2つは内分泌科、ラストは泌尿器科。

    癌は3種類
    ①予防できるガン
    ②早期発見できるガン
    ③予防、早期発見の有効な手段が見つかっていないガン

    ①胃がん(ピロリ菌)、子宮頸がん(ワクチン45歳まで婦人科)、肝炎ウイルス(40歳以上で1回だけ検査、自治体or保健所)

    ・胃がん(胃カメラ(消化器内科)・バリウム長短あり。胃カメラは早期発見に適している、バリウムはスキルス癌に適する)
    ・大腸がん(10年に1回検査を)
    ・乳がん(乳腺が多い乳房を高濃度乳房といい、マンモではがんが発見しにくくなる。この場合は乳房エコーもチョイスする。遺伝要因が強いので親族に罹患者がいた場合は要注意)
    ・肺がん(低線量CT)
    ・前立せんがん(ゆっくり進行するため早期発見の場合は様子をみることもある。PSA検査を)

    ・すい臓がん(HbA1cが急激に悪くなる、お腹や背中の痛み、黄疸。リスク:肥満・糖尿病・喫煙・過度な飲酒。発見が遅い沈黙の臓器。5年生存率8.9%。)
    ・食道がん咽頭がん(胸の奥がしみる、食べ物がつかえる/のどや耳のつまり。リスク:飲酒喫煙。胃カメラで見つかる場合も。PHVワクチン接種)
    ・膀胱がん(おしっこの違和感。早期発見で治る癌になってきている。頻尿・血尿・色に注意。リスク:喫煙)

    ガン共通の初期症状3つ
    ・心当たりのない体重減少
    (1年~半年の間に体重5%減るのは医学的に異常)
    ・熱が出たり下がったりする
    (腫瘍熱3週間以上38度ぐらいの熱が出たり下がったりする。食欲がない、吐き気がするなどにも注意)
    ・体から出血する
    (生理・痔をのぞき、体から血が一定期間出続けるのは異常)

    ガン検診は75歳を一つの目安に。この年齢以上だと治療に体が耐えられないかも。被ばくは不安視しなくても大丈夫。

    P319年齢別やることリストが参考になった・
    今すぐ
    ピロリ菌検査
    HPVワクチン(45歳まで)
    風疹ワクチン(昭和生まれ世代)
    40歳から
    ・肝炎ウイルス検診(1回)
    ・マンモグラフィ(2年おき)
    ・細胞診、細胞診+HPV検診(子宮頸がん対策)
    50さいから
    ・胃カメラ検査(2-3おき)バリウム検査(1-3年おき)
    ・便潜血けんさ(毎年)
    ・大腸カメラ検査(10年に1回)
    ・帯状疱疹ワクチン
    55歳から
    ・低線量CT(肺がん対策 ヘビースモーカーは毎年)
    ・PSA検査(前立せんがん)
    65歳から
    ・腹部超音波検査(65歳以上喫煙男性)
    ・骨粗しょう症検診(女性65歳男性70歳から)
    ・肺炎球ワクチン(65歳から持病があれば60歳)

    正しい医療情報を見抜くコツ
    ・医療情報は言い切りにくい
    ・論文の引用さ入れている健康本を選ぶ
    ・「正しい医学用語」で検索する

  • 40代を目前にして、病気の早期発見と予防への関心が高まり手に取った1冊。周りが病気になっても、自分だけは大丈夫と思いがちですが、必要な検査はしっかりと受けて生活習慣を見直したいと思う。

    食事に関しては既に知っている内容もあったが、改めてしっかりと日々の生活に落とし込んでいかねばと言い聞かせた。

    とても分かりやすくまとめられていて読みやすい本。
    でも、大事なのは一つでもいいから行動に移すこと。自分と身近な人の健康寿命を伸ばし、心身ともに健やかな人生を過ごしたいと思う。

  • ピンピンコロリの人生を目指すためにも、適切な知識を頭に入れ、予防することが大切だと改めて感じた。また、診察を受診する目安が書いてあるのが助かる。

  • 命を削るほど働かない。それが健康の基本。

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著者プロフィール

森 勇磨(もり・ゆうま)
藤田医科大学救急病棟で勤務後、2020 年2 月より「予防医学ch/ 医師監修」をスタート。
現在登録者は48 万人を突破し、総再生回数は5000 万回を超える。
株式会社リコーの専属産業医として、予防医学の実践を経験後、独立。
法人向けの福利厚生としてのオンライン診療サービスの展開、健康経営のコンサルティングなどを通じて予防医学のさらなる普及を目指している。
著書に『40 歳からの予防医学』(ダイヤモンド社)ほか多数。

「2023年 『その選択が健康寿命を決める』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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