ESG財務戦略

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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478114445

作品紹介・あらすじ

SDG・ESG経営の実践的アプローチが事例とともにわかる!これからの時代を生き抜く企業に必要な考え方を一冊に凝縮。

感想・レビュー・書評

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  • ESG財務戦略

    【購読動機】
    ESGの定義は知っているが、それと財務の関係は知らない、説明できないため。
    どのような状態であれば、市場、投資家から評価されるのか?知りたかったため。

    【結論】
    ESG非財務情報を財務情報に統合する、グローバル統一の会計ルールは存在しないこと。

    一方で、ESG取り組みを評価する機関は、10社ほど存在していること。
    さらに、業界ごとに、取り組むテーマが記述されていること。

    ESG関連の投資総額は、ヨーロッパ、アメリカで増加し続けている。
    長期安定株主として、銘柄に採用されるは、大切な視点であること。

    【著書魅力】
    Google、ネスレをはじめとしたグローバル企業の目標、取り組み、開示が観察できること。

    経営視点で、SDGsとESGの違いも理解できること。

    SDGs バランスシート左側の活用→社会全体に対する事業組み換え

    ESG バランスシート右側、負債、資本の活用→投資家向けに対する現在事業の取り組み

  • めちゃくちゃ面白かった…。ESG戦略とは何か。中期的に業績や株価と連動させる意思とはどういうことか。なぜ非財務資本が重要か。ESG/SDGsの大きな流れを踏まえながら、個別事例分析もふんだんで、めちゃくちゃ面白かったです。

  • SDGs時代を勝ち抜く ESG財務戦略
     はじめに
      アメリカと日本、双方の熱狂を受けて
      ESGを実践するために、事業戦略と財務戦略を統合する
      本書の構成

     第1章 社会の分断を生む株主資本主義の限界
         なぜ、企業は変わらなければならないのか
      1.1 日米における株主価値経営の歴史
        日本の株式市場の改革
      1.2 アメリカ人夫婦の後ろに見えた、株主価値経営の本質
      1.3 株主資本主義の限界
        格差から生じる社会の分断
        環境問題
      1.4 アメリカ経営者ロビイング団体が「ステークホルダー資本主義」を宣言
        ジョンソン・エンド・ジョンソンのクレドからの学び
        BRT宣言の評価
      1.5 世界が注目する書簡「ラリー・フィンク・レター」とは
        巨大投資家を縛る宿命
        ラリー・フィンク・レターを読む
      1.6 アメリカで支持されはじめた「コンシャス・キャピタリズム」という考え方
        「PBC」という新しい企業形態
        未公開企業のESGへのコミットメントを示す「SPOフレームワーク」
      1.7 社会や環境に配慮した「公益資本主義」にお墨付きを与える世界の動き
        世界77カ国、153の業界で拡がるB-Corp認証
      第1章のまとめ

     第2章 ESG経営とファイナンス戦略のあり方を問う
         投資家にも求められるエンゲージメントという考え方
      2.1 なぜ「ESG」という規範が生まれたのか
        世界の課題を解決するために発足した「国連グローバル・コンパクト」
      2.2 ESGへの関心に見る日本と世界の差
        日本に大きな後遺症を残したリーマン・ショック
      2.3 似て非なるESGとSDGs
        日本とは相性がいいESGの理念
      2.4 ESGはCSRと根本的に違う
      2.5 経営戦略の根幹を成すCSV
        共通価値の創造に必要な3つの視点
      2.6 長期的視点でステークホルダーの利益を実現する
        グローバルリスクの大半は環境問題
        未来に備える羅針盤を持つ
      2.7 ESG/SDGs経営のグローバルスタンダード
      第2章のまとめ

     第3章 新たに求められる投資家との対話のカタチ
         非財務情報のファイナンスモデル構築に向けて
      3.1 企業価値評価モデルの基本
      3.2 ESG要素をどのように企業価値に反映させるか
        ESGの定量評価は試行錯誤の段階
      3.3 ESGを企業価値評価に組み込むエーザイの試み
        ESGが株主価値を高めることを示したファイナンスモデル
      3.4 ますます重要になる企業のIR活動
        「やっているフリ」は通用しない時代
      3.5 価値創造をストーリーとして語れるかがカギ
        ナラティブなストーリーのお手本:ユニリーバの事例に学ぶ
        価値創造ストーリー構築の簡単な方法
         ① マテリアリティの特定
         ② キャピタル・アロケ-ション(経営資源・資本配分)戦略
      3.6 非財務情報に関する常識を理解する
        【GRIスタンダード】
        【統合報告書フレームワーク】
        【SASBスタンダード】
        【TCFB】
        【ステークホルダー資本主義のコモンメトリクス】
        【価値協創ガイダンス】
      3.7 インパクト加重会計
      第3章のまとめ

     第4章 企業はどのように「ESGスコア」と向き合うべきなのか
         サステナブルな事業の取り組みで企業成長を目指す
      4.1 ESG投資を可視化する
        気候変動について日本と欧米間に生じる圧倒的な温度差
      4.2 世界の代表的なESG評価機関の評価手法を知る
        それぞれの評価基準のスコアが異なることで生じる混乱も
      4.3 「定量分析」と「定性分析」の違いを読むことのむずかしさ
      4.4 ESG スコアと企業の業績や株価との関係性をどう見るのか
        投資家に求められるグリーンウォッシングを見抜く力
      4.5 「株価パフォーマンス」を見るときに起こるバイアスはなにか
        効率的市場仮説をどう考えるかは厄介な問題
      4.6 投資戦略で使われる3つのESG投資の手法とは
        ダイバーシティは「イノベーション」「企業成長」に影響力がある
      4.7 sin stock銘柄に見るダイベストメントの限界
        株主になり、議決権を通して企業に行動変容を迫る奥の手も
      4.8 PRI署名はアクティビストファンドを利するのか
        企業側に必要なのは、行動変容と株主への丁寧な説明
      4.9 日本企業のダイベストメントリスクはなにか
      4.10 ESGフェイクの横行をどう防ぐのか
        投資家に必要なのはESG投資のラベルを見抜く力
      4.11 「社会的インパクト」と「投資リターンの譲歩(Concessionary Return)」をどう考えるのか
        社会貢献のためにリターンの犠牲を厭わない投資家は存在しない
      4.12 新たな役割を期待されるプライベート・エクイティファンド
      4.13 「ESG」「企業の業績」「株価」の関係をアカデミックな視点から読む
        【女性管理職割合とCSRや環境パフォーマンスの関係性】
        【経営者報酬とCSRやESGの関係性】
        【機関投資家保有割合とCSRやESGの関係性】
        【機関投資家のエンゲージメントとESGの関係性】
        【ファミリー企業とESGの関係性】
        【企業の社会的責任とシステマティックリスクとの関係性】
        【クレジットリスクとESGとの関係性】
        【株式資本コストとESGとの関係性】
        【負債コストとESGとの関係性】
        【ROAとESG/CSRとの関係性】
        【ESG/CSRと長期株価リターンとの関係性】
        【ESG/CSRと短期株価リターンの関係性】
        【ESGと企業価値(Tobin's Q)の関係性】
      第4章のまとめ

     第5章 ESG/SDGs経営を実現させるための3つのヒント
         環境変化に配慮した企業変革で競争優位性を獲得する
      5.1 チームを変革するための組織づくり
        ① 外に目を向けて、トレンド変化を察知しよう(Sensing)
        ② まずは社内に耳を傾け、社内課題/ニーズとリンクさせよう(Seizing)
        ③ 小さな成功と信頼を積み重ね、大きく展開しよう(Managing Threat/Transforming)
        ④ 制約条件を変えていこう(Managing Threat/Transforming)
        ⑤ 仲間を作って、助け合おう(Managing Threat/Transforming)
      5.2 目標と戦略をつなげるビジネスモデルをつくる
        ⑥ 攻めのESG/SDGs経営 サステナビリティと事業戦略を融合させよう(Seizing)
        ⑦ サステナビリティ視点でポートフォリオを見直そう(Seizing)
        「攻め」だけでなく「守り」も意識することが企業価値を生む
        ⑧ 守りのESG/SDGs経営 ステークホルダーを再定義し、お役立ちできることからはじめよう(Seizing)
        ⑨ まずは隗より始めよ まずは社内事例で有言実行→社外展開(Seizing)
        ⑩ 最後は攻めと守りの両輪で(Seizing)
      5.3 ESG/SDGs 時代にリーダーシップを発揮するための要件
        ⑪ 経営者自らが語りかけよう
        経営者自らがストーリーを持って顧客参加を促そう
        ⑫ 一貫したストーリーを見せよう
        ⑬ 顧客参加を促そう
      第5章のまとめ

     第6章 ケーススタディ①
         企業を変革へと導いたリーダーたちの軌跡 11社の先進企業から学ぶ理論と実践
      6.1 ジェットブルー 社内対話をきっかけにちいさな成功体験を積み上げてESG/SDGsの取り組みを拡大
        環境負荷削減への取り組みを開始する
        業界に先駆けた情報開示で環境対応を推進する
        日本企業へのヒント 「環境対応」と「経営課題」の解決策のリンクがカギ
      6.2 グーグル 自社の環境インパクトの大きさを考慮し再生可能エネルギーを調達
        「Founder’s Letter」で世界的な環境問題に対する懸念を発表
        ステークホルダーの協力で事業活動に用いる「100%再生可能エネルギー化」を実現
        2019年、再生可能エネルギー購入のプラットフォームづくりに着手
        24時間365日「カーボンフリーの事業運営」を目指すと宣言
        日本企業へのヒント グローバル企業におけるリーダーシップのあり方
      6.3 シーメンス 事業ポートフォリオの再構築による企業変革に成功
        ESG/SDGs経営に大きく舵を切るきっかけとなった大規模な汚職スキャンダル
        シーメンス・サステナビリティ・プログラムの3つの柱とは
        2030年までにカーボンニュートラル実現を目指す
        日本企業へのヒント ポートフォリオの見直しが課題解決の糸口に
      6.4 オーステッド 化石燃料から再生可能エネルギーへ。ビジネスモデルの根本的な転換を実現
        事業転換のきっかけとなった石炭火力発電所建設計画の失敗
        EUの二酸化炭素排出権取引制度による大量の排出権購入義務が発生
        新戦略にもとづく事業構造変革でクリーンエネルギー事業へ見事に転換
        時価総額5兆円を超える世界最大級の再生可能エネルギー企業へ
        日本企業へのヒント 10年をかけてサステナビリティを軸にした事業構造転換に成功
      6.5 ネスレ CSV「共通価値の創造」を目指して事業構築と公共善を両立
        食品・飲料会社からNHW企業への見事な転換を果たす
        すべてのステークホルダーのための価値を創造する
        日本企業へのヒント ステークホルダーも上手に巻き込む仕組みをつくる
      6.6 ボッシュ 長期安定株主と共にサステナビリティの取り組みを拡大
        いち早く環境問題への取り組みを開始
        基本理念に合致した国連グローバル・コンパクトへの参加と取り組み
        社会的責任として「New Dimensions-Sustainability 2025」に着手
        日本企業へのヒント 理念を保ちつつビジネスモデル転換の仕組みを構築
      6.7 シスコシステムズ ステークホルダーの再定義に沿ったESG/SDGs経営へシフト
        グローバル展開を見据えた人材開発プログラムを導入
        インターネットバブルの崩壊で戦略変更を余儀なくされたシスコ
        BtoB事業の拡大がESG/SDGs経営を本格化するきっかけに
        日本企業へのヒント ESG/SDGs経営方針の変更はステークホルダーの再定義ありきで考える
      6.8 テスラ 経営者のコミットメントとリーダーシップで革新的なビジネスモデルを構築
        EV生産の加速で「持続可能なエネルギーへの移行を加速する」にミッションを変更
        日本企業へのヒント 気候変動という地球規模の課題解決を事業ストーリーにする
      6.9 サファリコム 通信インフラの整備を機に開発途上国で金融包摂と事業成長を実現
        M-Pesaのサービス開始で安全な金融インフラ提供とサービス受容者の金融包摂に成功
        社会課題の解決モデルづくりを機会にアフリカのCSV普及のリーダーへ
        日本企業へのヒント 開発途上国でシェアード・バリューを実践する考え方
      6.10 BNPパリバ 革新的な金融商品の設計とエンゲージメントにおいてグローバルでリード
        2002年の設立当時からESG/SDGs経営につながる「4つの責任」を宣言
        エクエーター原則への参加を機に、リスク管理を強化
        グリーンウォッシュ批判を受けて生物多様性に取り組む
        日本企業へのヒント 常に真摯に批判と向き合い、革新的な金融サービスを提供
      6.11 シスメックス 血液検査分野で世界をリードする企業として医療アクセス向上を実現
        企業理念にもとづき、世界190カ国以上の医療機関へ製品とサービスを提供
        国連グローバル・コンパクトへの参加で、ESG/SDGs経営を強化する
        「持続可能な社会の実現」と「自社の持続的な成長」に向けて情報を開示
        日本企業へのヒント 事業のグローバル展開と透明性の高いレポートを発表
      第6章のまとめ

     第7章 ケーススタディ②
         「ESG評価機関」のグローバルスタンダードを知るMSCIレポートから読み解く成功企業の取り組み
      7.1 ESGスコアの改善に成功したグローバル企業の共通点とはなにか
        ESG時代にはリスクをとって投資する積極性も必要
      7.2 日本企業が重視するESG評価機関
        評価手法に独自性があるMSCI
      7.3 MSCIのESG評価手法の概要
        MSCI ACWIについて
      7.4 シスコシステムズ 上手なM&AでESGを事業成長の軸へ
        事業の優先度にあわせてカテゴリーを変更
        世界トップクラスのESGスコアを獲得
        キーイシューとウェイト付け ガバナンスの比重が全体の33%
         E:Opportunities in Clean Technology
          (クリーンテクノロジーでの事業機会:ウェイト14%)
         S:同社にとってもっともウェイトの高い(53%)領域
          Human Capital Development(人的資本開発:ウェイト18%)
          Privacy and Data Security
          (プライバシー&データセキュリティ:ウェイト13%)
          Supply Chain Labor Standards
          (サプライチェーンと労働管理:ウェイト14%)
         G:ガバナンス
        日本企業へのヒント 従業員の成長機会を設ける
      7.5 シーメンス 事業カテゴリーのスピードある変更で利益率を向上
        企業規模はコンパクト化したが、株式市場の評価は高まる
        社会インフラのスマート化に向け研究開発と投資に注力
         E:Opportunities in Clean Tech
          (クリーンテクノロジーでの事業機会:ウェイト21%)
         S:Labor Management
          (労働マネジメント:ウェイト29%)
         G:ガバナンス
          (ウェイト50%)
         Corporate Behavior(企業行動)
        日本企業へのヒント 新規事業でも積極的に研究開発を行う
      7.6 ネスレ サプライチェーンすべてを「ESGへシフト」することが目標
        時価総額は10年間で58%上昇、規模より収益性を追求
        直近5年間はAAを獲得、本社主導でESGスコアもアップ
         E:同社のESGスコアへの貢献度が高い領域
          Water Stress
          (水資源枯渇:ウェイト11%)
          Packaging Materials & Waste
          (商品パッケージ素材と廃棄物:ウェイト8%)
          Raw Material Sourcing
          (責任ある原材料調達:ウェイト8%)
          Product Carbon Footprint
          (製品カーボンフットプリント:ウェイト5%)
         S:ソーシャル
          Supply Chain Labor Standards
          (サプライチェーンと労働管理:ウェイト13%)
          Product Safety and Quality
          (製品安全品質:ウェイト11%)
          Opportunities in Nutrition and Health
          (健康市場機会:ウェイト11%)
         G:ガバナンス
        日本企業へのヒント 従業員への投資が強い企業の基盤となる
      7.7 シスメックス グローバルを意識した人材開発と品質管理プログラムで高評価
        時価総額が10年間で約8倍、EV/EBITDA倍率も3倍以上へ
        ESGスコアについて
         E:Carbon Emission
          (二酸化炭素排出:ウェイト5%)
         S:Product Safety & Quality
          (製品安全品質):ウェイト34%)
         S:Human Capital Development
          (人的資本開発:ウェイト22%)
         G:改善の余地があるガバナンス
        日本企業へのヒント 一貫した「日本式ESG経営」
      7.8 BNPパリバ 銀行業務のなかで重要な「資金調達」機能を提供するESG先行企業として
        2016年のBBBから2020年のAAへESGスコアを改善
         E:Financing Environmental Impact
          (環境配慮融資:ウェイト13%)
         S:ソーシャルがもっとも評価におけるウェイトが高い
         G:ガバナンス
        日本企業へのヒント 融資が既存事業をトランスフォームさせる
      第7章のまとめ

     第8章 ESG/SDGs時代の「人的資本経営」のあり方
         これから必要なスキル「アジリティとレジリエンス」
      8.1 人的資本マネジメントが企業業績を大きく左右する時代へ
        「人材投資」に対する意識の差
      8.2 SDGsによる後押し
        ダイバーシティの本質
      8.3 取締役会に占める女性比率と業績の関係性
        ダイバーシティを活かすには、組織のコンテクストが重要
      8.4 女性比率とガバナンスの関係性
        組織のベースとなる心理的安全性とは
      8.5 最後のカギとなる「インクルージョン」
        ダイバーシティ&インクルージョンとイノベーション
        ダイバーシティ&インクルージョンと課題解決能力
      8.6 女性比率と気候変動への取り組みとの関係性
      8.7 時代の変化に適応する組織をつくる
        ダイバーシティ&インクルージョンの実現
         ① アウェアネス・トレーニング
         ② スキルビルディング
         ③ オリエンテーションと情報発信
         ④ グループでの対話
        ダイバーシティ&インクルージョン的な組織づくりのチェック項目
      8.8 インクルーシブな企業での共通項は「学び型の文化」
        ダイバーシティ&インクルージョンの推進体制の構築
      8.9 日本で求められる今後の動き
        グローバル企業でも苦労しているダイバーシティ&インクルージョン
      第8章のまとめ

     おわりに
    ダイヤモンド社「SDGs時代を勝ち抜く ESG財務戦略」 2022年4月

  • ESG経営をしている会社の解説本

  • わかりやすかった。
    ESGとSDGの違いがなんとなくわかった気がします。

  • 数あるESG本の中でも企業価値やエンゲージメントへ焦点が適切に当てられる非常に内容に富んだ1冊

  • ちょっとずつ株の勉強を始めて、ESG投資に興味を持ちかけた段階で読んだ私にはやや難しかった。
    理解度40%くらい。
    ただ、ヒントになることはたくさんあって、ESGっていうのはどういうことなのか、こういう理由で日本の会社は遅れているのか、など財務だけにフォーカスすることなく、ESGについて体系的に知ることができて、投資先をどう選ぶかの判断軸が少し明確になった。
    ESG先進国である欧州の企業を例に、全否定するのではなく、日本企業に合った形でポートフォリオを再考しようよ、というスタンスには共感。
    投資家も消費者も企業も、一緒に考えていくべき問題かなと感じた。
    とりあえずもう一回読みたいので今回星はなし★

  • 読んでおけば間違いなし
    事業運営側も資金調達側もよく書かれている
    事前に、ファイナンスの基礎的な本読んでおくと良いかも

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