- 本 ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478115978
作品紹介・あらすじ
Instagramフォロワー380万人超、展覧会の総動員者数200万人突破! 大人気ミニチュア写真家・見立て作家がやっている、論理的にアイデアを生み出す法則。毎日作品を投稿し続けてきた秘訣とは? 田中氏のアイデア発想法が、作品写真や直筆の手書きイラストを楽しみながら「見るだけ」でわかる。
感想・レビュー・書評
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【見立て】とは、
1 対象を他のものにたとえる、なぞらえること。
著者はミニチュア写真家・作家の田中達也さん。
SNSで5000点以上の「見立て」の作品を発表してきています。
本書は、田中さんの「見立て」のアイディアの秘訣を豊富な「見立て」作品を例に紹介しています。
面白い作品がたくさん載っています。
アイディアのマニュアルとは考えずに、数々の作品を眺めているだけで楽しいです。
例えば、表紙の写真では、割った卵の黄身を島に見立て、その上でリゾートチェアに女性がくつろいでいます。
他のページにも、並べたコッペパンを列車の車両に見立て、線路の上に並べて、その前に食パンのプラットホームを置き、その上をミニチュアの人々が行き来していたり、また、ブロッコリーを森の木々に見立て、その下でレジャーシートを広げてランチを楽しむミニチュアの家族がいたりします。
ハハァ~、フーン、ヘェ~、ナルホドねぇ~、と、発想の豊かさに感心させられることしきりです。
発想の秘訣として挙げられているもののひとつに、
『見立ては「今あるもの」で工夫する力』というのがありました。
畳のへりを道路に見立て、その上を走っているように置かれた車のミニチュア。
子どもの頃のごっこ遊びに、自然な見立てのアイディアがありました。作者の凝りに凝った「見立て」作品の源流は、このへんにあるのかもしれません。
柔軟な発想の理論化は、却ってアタマを固くしてしまう副作用があるかもしれませんが、それも踏まえて、本書を参考にしながらブレストにブレストを重ねて、各自なりの発想法が降りてくるとイイなと思います。
わたし個人としては、絵本を読んだり、絵本を読んだ子どもの反応を見ている時間が、いちばんの癒しとブレーンストーミングになっている気がします(この本を読んで再認識しました)。やはり、子どもっちの発想は無敵で可愛くて最高なのです♡
では、本書を子どもに見せたら、どんな反応が返ってくるでしょうか?
楽しみです♪ ムフフ♡
【見立て】とは、
2 見て、いいものを選びきめること。 -
先日田中達也さんがテレビでインタビューを受けていました。田中達也さんはミニチュア写真家で見立て作家、誰にでも馴染みのある日用品を、別の何かに見立てて作品を生み出しています。その数、5000点以上!!次から次へとアイデアが浮かぶそうです。田中達也さんは、NHKの朝ドラ「ひよっこ」のタイトルバックを担当したり、絵本も出されていますね!それから、私も大好きな青山美智子さんの「木曜日にはココアを」「猫のお告げは樹の下で」「鎌倉うずまき案内所」「ただいま神様当番」「いつもの木曜日」の表紙を手がけられています。そうそう、これから発刊される「人魚が逃げた」の表紙もですね~手にするのが楽しみです。
で、この本書ですが、とっても楽しいものでした。ページをめくるごとに、田中達也さんが生み出した作品が、そしてそのひとつひとつにタイトルもつけられているんですね!麻雀牌を使って学校を表現した「牌(ハイ)スクール」とか、パソコンのキーボードをタテに立てて「会社を立ち上げてみました」とか!!あとスゴイのは、同じ素材を使っていてもまるっきり別の作品に見立てていることですね!先ほどあげた、麻雀牌はキッチンのコンロにも用いられたりもしました。
『生活の中で何かが欠けている、あるいは満たされていない。そんな状態の時こそ、見立ての発想が生かされるチャンスなのだと思いまいます。見立てとは「今あるもので工夫して、代わりの方法を見つけ出す力」。そう考えています。』
今あるもので工夫して、代わりの方法を見つける力…私も身に着けたい力です!!-
ぴこさん、
そうなんですよ〜♪
青山美智子さんの作品の表紙っ(*^^)v
ずっとみていたくなる、表紙ですよね♡ぴこさん、
そうなんですよ〜♪
青山美智子さんの作品の表紙っ(*^^)v
ずっとみていたくなる、表紙ですよね♡2024/10/12 -
かなさんって、表紙にまで愛着を感じて、本を読まれてますよね。本当に本がお好きなんだなと感じます。素敵♪かなさんって、表紙にまで愛着を感じて、本を読まれてますよね。本当に本がお好きなんだなと感じます。素敵♪2024/10/12
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ぴこさん、
本の表紙ってホント面白いですよね♪
田中達也さんの作品だけでなく、
いろんな作家さんの個性的で魅力的な表紙の作品を
ブク...ぴこさん、
本の表紙ってホント面白いですよね♪
田中達也さんの作品だけでなく、
いろんな作家さんの個性的で魅力的な表紙の作品を
ブクログのマイ本棚に並べたいですっ(*´∀`*)2024/10/12
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図書館に早くから予約しておいたので、早目に借りられた。ありがたい。
私が読む(見る?)田中達也氏の著書は8冊目。
展覧会には行ったことがないし、先日行った神戸空港に展示が有ったということも帰ってきてから知ったので、残念ながら作品の実物は見たことがない。
作品発表「MINIATURE CALENDAR 」は14年目に突入し、1日も欠かさず、5000点以上だとのこと。
何度か拝見したことはあるが、全部を遡って見ることは、とてもじゃないができていない。
とにかく「凄い」の一言に尽きる。
本書も虫眼鏡必須。
本書は田中氏の発想や製作過程について余す所なく開示しておられ、こんなこと他の誰もできないよと思いつつ楽しく拝見した。
各作品のタイトルのダジャレは、日本人の大人で、掛け言葉に気付くのが得意な人でないと気付けない高度なものも多い。 -
〈みたてのくみたて〉を毎日Instagramにあげている田中達也さん。その作品を過去の朝ドラのオープニングや展覧会などで見て、魅力にとりつかれていました。見るだけで、そのアイデアや創造力に驚き、いつまでも見ていたい作品ばかりです。
その、みたてのくみたて方をこの本で知ることができます。読者にも、「やってみてごらん」と優しく教えてくれる感じがしました。QRコードもついていて、楽しめました。
毎日ひとつ、みたて作品を産み出すのに、終わりはないそうです。その前向きな考え方にも、とても引かれました。
色鮮やかで、小さな世界のなかにわくわくがつまっています。じっくりと何度でも楽しめる本でした。 -
ほぉ~そうきたか~と頁をめくる度にワクワク♪
身近な物が全然違う物に大変身。
見ているだけで楽しくてフフッて笑ってしまう。
自由な発想が素敵。
みたてのやり方も書かれているけど、細かいパーツが美しく整理整頓されている収納棚があったり、人形が10万体以上あるそうなので真似をして実際にやるのはハードルが高そう。
田中さんの展覧会があった時に、行きそびれたのが悔やまれます。
いつか実物を見てみたい! -
朝のテレビニュースで見て、この本を知りました。
みたてを考えて…組み立てて、毎日SNSに投稿。
全部自分で考えて作るのと、その画像にダジャレとも、何とも言えぬ短文が面白い。
なるほどね、脳が活性化されるといいね‥‥私の。 -
掲載されている作品の数に圧倒されました。
作品と、そのタイトルを見ていると頭がコネコネされて柔らかくなったような気がします。
アイデアを生み出す方法を惜しげもなく疲労されているのにも驚きました。 -
こんなに色々思いつかないよ。
ちょっと考えたのは、えんぴつ=新幹線くらいだった(笑)
*写真集とは違って、サイズは小さいけれど色々な見立て写真が多く載っていたのが楽しめた。 -
こういうのはもっとも苦手な分野だ…と苦手意識を持ってしまっている。何かを何かに見立てるなんて、思いつくことはできても周りを納得させることは難しい。筆者は毎日アイデアが浮かび、毎日作品を発表しているそうだが、どうしたらそんなことが出来るのか不思議でしょうがない。
自分が出来るかどうかは置いといて、本書の作品はどれもこれも可愛らしい。ミニチュアの模型と身の回りにあるものの集合…見ているだけでわくわくする。
特に、スマホのスヌーズ機能をONにした部分を機内の窓に見立てた作品が好きだ。心ゆくまで寝ていたい派なので、スマホの目覚まし機能(ましてやスヌーズ機能!)なんて好きではなかったが、ちょっと見方が変わる。これだったら早く目的地へ着かないかなとすら思う。
だんだん見るだけでも何だか発想の転換ができそうな気がしてきた…!(気がするだけ。笑) -
今まで意識して関わったことがない見立ての世界。どの写真を見てもこんな見立てのやり方があるのかと感動を覚えた。見るだけで普段使わない脳をフルに使っている感覚。新しい世界を発見し興味をもてたことは大きな収穫だと思う。
著者プロフィール
田中達也の作品






田中達也さんや子供たちの1/10でもいいけど、
「見立て」る力がほしいですよねっ(*´▽`*)
こ...
田中達也さんや子供たちの1/10でもいいけど、
「見立て」る力がほしいですよねっ(*´▽`*)
この作品、とっても楽しい作品でしたね♡