本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (512ページ) / ISBN・EAN: 9784478116852
作品紹介・あらすじ
西洋絵画の巨匠とその名作を紹介し、大人気のYouTubeチャンネル『山田五郎 オトナの教養講座』(チャンネル登録者数は58万人)にアップされた動画の中から、印象派とそれに連なる画家たちを紹介した回をまとめたものが本書です。 隣国イギリスで印象主義を先取りしていたターナーにはじまり、フランス印象派に直接の影響を与えたミレー、クールベ、マネ、ブーダンら広義の写実主義者を経て、印象派の中核を担ったバジール、モネ、ルノワール、シスレー、ピサロ、ドガ、カサット、モリゾ、カイユボットに加え、印象派展終了のきっかけとなった新印象主義のスーラ、印象派と20世紀美術を結ぶ架け橋となったポスト印象主義の、セザンヌ、ゴーガン、ゴッホと、計18人を紹介。個々の画家の芸術と人生だけでなく、印象派が西洋絵画史の中で果たした役割も、ざっくりわかる構成になっています。
YouTube動画と同様に、本書も山田五郎さんと見習いアシスタントとの面白い掛け合い形式で構成されていて、楽しみながら奥深いところまで解説されている充実の1冊。この1冊を読めば「印象派のすべて」がわかるはずです。
みんなの感想まとめ
印象派の画家たちやその作品、歴史をわかりやすく解説した一冊で、読者は楽しく奥深い知識を得られます。著者の軽妙なトークとアシスタントとの掛け合いが特徴で、印象派に影響を与えたターナーから、中心となる画家...
感想・レビュー・書評
-
題名に偽りなし。本当にめちゃくちゃ印象派のポイントが明確にわかるし、それぞれの画家の業績や人柄までも分かってしまう。語り口もユーモアを交え、適当に素人のアシスタントの合いの手も絶妙。裏事情的なこともいっぱいあって、これまた面白い。というかあきれることも多い。
印象派の礎となった、ターナー、ミレー、クールベ、ブーダン、ヨハン・ヨンキントンなどのことが詳しく述べられていて、なるほどと思うことがたくさんあった。オランダ人のヨンキントンがフランスに空を大きく描く風景画と外の光で描くことを初めて持ち込んだとは初めて知った。オランダは山がなく、空が大きく見える土地だからね。
金持で、印象派の画家たちと親しく混じり、金銭面で多大の援助をした、自身も画家だったバジールやカイユボットの生涯もよく分かった。彼らのことも含めて、画家たちの交友関係にもかなり触れられているのは興味深い。
ベルト・モリゾにも一章割かれているのはいいね。マネがぽっちゃり女性が好きで、細身のモリゾを弟子に取らずに、ぽっちゃりのエヴァ・ゴンザレスを弟子に取ったのはそのせいだろうし、奥さんのシュザンヌもぽっちゃり。モリゾはこのシュザンヌを嫌っていたらしい。
このシュザンヌについても、やれやれという感じだ。マネの親父がティーンエイジャーの3兄弟のピアノ教師に、21歳のシュザンヌをあてがって、1年後にシュザンヌが誰の子かわからない子どもを産んでしまう。親父の子どもといううわさもあったようだが、マネはシュザンヌと同棲するようになり、7年後に入籍する。この子どもレオンを認知するのはかなり後。
ドガもなかなかやばい。女性には声もかけられないぐらいで生涯独身。晩年は密かに少女フィギアを作りためていて、死んでから関係者がドン引きだったそうだ。印象派展では毒舌を吐きまくってひっかきまわした。そのドガを最後まで世話したカサットは偉大。
モネは頼ってきた死んだ友人の妻アリスと子どもたちをそのまま受け入れたようだが、友人の死の前からそのアリスと関係があって、連れてきたピエールがモネの子だということは定説になっているらしい。
そうそう、ゴッホは自殺ではなくて他殺だったと知って、びっくり。これを妻に話したら知っていたので、これまたびっくり。避暑に来ていた金持のやんちゃ坊主にやられたらしいのだ。その本人が晩年になって告白している。
印象派前夜、印象派、新印象派、ポスト印象派まで画家一人一人にスポットライトを当てて語られていて、読み終わって充実感がある。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
山田五郎さんのYouTubeでいつも美術を学ばせていただいています。その中でも、印象派に焦点を搾っている本。魅力的な印象派の画家たちとその作品、歴史についてとてもわかりやすく解説していただいています。山田五郎さん最高です!
-
印象派に影響を与えたターナーから、写実主義、印象派の中核をなす画家たち、新印象主義、ポスト印象派までの作家と作品をアシスタントに解説するカタチをとり、五郎さんの軽妙なトークで解説してくれています。
原田マハさんの小説ほどフィクションの余地は広くなく、学芸員の説明よりは自分の見解を入れ込める余白がある。一つの解釈としてこうだったんじゃないか?というかなり説得力のある説を使って作家自体やその作品を深掘りしていて、お話が印象に残る。
この本を読んで、美術館に行ったら、「おー、これかー。」と思えて、これまで以上に楽しめた。
美術史や、印象派の前後も含めた美術のことが知りたい方にはうってつけの一冊。 -
画家の生涯や行動、性格などもざっくりと割り切って解説されていて、わかりやすい。
印象派の入門書は2、3読んだことがあるが、そうなんや!と初めて知る事もいっぱい。 -
絵画の解説がわかりやすく面白かった♪
-
歴史は近代史が一番面白い
世界がどんどん繋がっていくし
中世より史料も多く残っているし
人間が実存に目覚めた時期だし
そして現代は難しすぎるし
絵画は、そんな超おもしろい近代史の、肉声なのだ -
ひょんなことから絵画に興味を持ち、本屋さんで印象的な表紙だったため、読んでみました。
私自身、絵画に興味がないところから歴史を通して人物の特徴や絵画の特徴に触れることができたのが、かなり面白かったです。
また、複数の人物との関係性なども記載されていて、楽しみながら絵に触れることができました。
強いて悪い点を挙げるとすれば、述べている内容がどこまで本当のことなのかな、というのは気になりました。
しかし、それがあったとしても印象派から絵画へ興味が広がった大変面白い一冊です。 -
人物に焦点を当てた印象派の紹介。美術初心者ですが、とっても面白かった!
-
かつてはゴーギャン。いまは、ゴーガンと書く。
ドカ、クロード・モネ、スーラ、セザンヌなど、たくさんの名匠たちのことが絵画とともに綴られており、とてもおもしろかった。 -
-
YouTubeも見た上で購入。
やっぱり買って良かった!
とてもわかりやすい図等が使われていて、大満足。
ふせんかインデックスを貼って好きなところをいつも見返せるようにしたい。 -
アーティストがお互い影響されあってた様子や、時代の波や社会背景にも影響されてた様子がよくわかる。
-
分かりやすくて読みやすい。もともと作品を見てクールベ尖ってるなぁと思ってたけど、人となりを知ってさらにやばい人やと思った。私は好きやでクールベ。
印象に残ってるのは、クールベ、ドガ、ゴッホ。こんぐらい無茶苦茶で、歪みまくって、不器用な人たちが真っ直ぐに情熱を注ぐことで、歴史に残るような作品が出来上がるんやろうなぁ。今までそんなに印象に残ってなかったけど、作品の見方が変わったのは断然ドガ。いい意味でも悪い意味でも忘れられない人になった。ゴッホには幸せになって欲しかった。
-
何かをのりこえて次の境地に至る
"飽きる"というワードがすきなのだけれど、アーティストが、そして民衆が、"飽きて"未来にいく様を楽しめた
浅すぎず、でも詳細すぎず、絵も多く、いいバランスだとおもうし、本物をみてみたくなった
ただアシのセリフに♡が多いとかそのへんノイズ -
【Art】めちゃくちゃわかるよ印象派/ 山田五郎 / 20250915 / <105/1195> / <509/182607>
◆きっかけ
同氏Youtubeから
◆感想
これまでの他の本だとどうも難しく書いている面が否めなず、その難しさを捨象して興味を高める入門的な本としてはとてもいいと思った。それがかけあい方式がうまく生きている。
・今回はゴッホ中心に読んだが、彼の周辺にいたゴーギャン等も追々読みたい。
◆引用
・ゴッホ)気持ちが強すぎて歪んでしまった絵と人生。彼の絵画は感情を視覚化する表現主義を期せずして先取り
・SOMPOのひまわりは、London National Galleryのセルフコピー
・南仏アルルを日本と思いこむ
・vangoghsear
◆今後
他のアーティストも読む -
読みやすかった。皆様の人生史を知れるとアートの解説もすんなり入ってくる。
-
-
内容は圧巻だった。
美術について、より深く知りたいと思わされた。
絵画といえば敷居が高いイメージを抱きがちだが、この本の中にある画家の親近感あるエピソードに触れたら、美術をより身近に感じることができると思う。 -
印象派とその前後の流れについて、主要な画家とその作品から学べる作品。
多分に著者の想像が入っているようなのでその分は差し引いて考える必要がある。 -
背景やエピソードを知ってから絵画を見ると楽しい。
ただそれは情報を楽しむ状態。
「何も知らなくても楽しめる作品」「多くの人を惹きつける作品」は凄いなと思った。
以下メモ
破天荒クールベ先輩、「絶望」最高
変態ドガ
性格の良い御曹司バジール
絵は人間臭さの塊
お互いを描いたり、家族を描いたり、
後輩の絵をがっつり描きかえちゃったり
めっちゃ喧嘩するし
画家が描きたいものが絵に現れていて面白い
ラ・グルヌイエール(モネ、ルノワール)
この本が好きな人におすすめの本
著者プロフィール
山田五郎の作品
本棚登録 :
感想 :
