シンプルで合理的な人生設計

  • ダイヤモンド社 (2023年3月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784478117477

作品紹介・あらすじ

前著『幸福の「資本」論』にて、幸福を「金融資本(資産)」「人的資本」「社会資本」の3つの資本で定義づけし、「幸福な人生」のモデルを提示した著者・橘玲氏。

今回は、「幸福」な人生を最適、効率的に達成するための「成功」へのアプローチについて「合理性」という横軸を3つの資本に加えることで新機軸を打ち出した。



人生はトレードオフの連続でそれ故に選択が重要になる。同じ成果ならリスクが少ないがよいという「リスパ」など魅力的なキーワードを配しながら、制約の多い現代社会を生きていく上での「合理性」と「幸福」について追及する書籍。

みんなの感想まとめ

人生の設計において、合理性と幸福の関係を探求する本書は、選択の重要性やトレードオフの概念を深く掘り下げています。著者は、金融資本、人的資本、社会資本の三つの視点から幸福を捉え、現代社会における合理的な...

感想・レビュー・書評

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  •  図書館の予約サービスを利用させてもらってます。この本も約一年前に予約していました。
     図書館のひとの考えかたとして、新作・人気作だと予約して、1年以内に貸出すればOKが基準なのかな?ようやく積立NISA満期(意味不明ですから)みたいな感じで貸出してもらいました。
     図書館の予約のコントロールは難しいです。わたしもブクログのレビュー読んだ勢いで人気作を予約してしまいます。たとえば『スピノザの〇〇』とか。これも図書館のひとに上手にコントロールされて、たぶん1年後くらいに借りられるんだろうなぁ。

     この本、人気作だったのになぜ予約したんだろう?還暦すぎたりしてなにか不安に感じるところがあったのかな。
     パラパラと読みました。自由に暮らすための人生の土台について書かれているようです。この本は若い人向きと感じました。
     わたしなら、高校生ぐらいで読みたかった。でも、この本の根拠となる書物はわたしが高校生のときには存在しない。だから、ベストなタイミングでは読めないし、そういう運命の本だったんだろうと思います。それでも読めてよかったです。
     参考文献はおもに本で、ちょっと論文、ぜんぶで「89」あります。だから、読み方として、読書案内としても使えますよ。

     ひとつ気になったのは「あとがき」にある「日本人は合理性を憎んでいる。」という部分です。
     どういうことかなと思って読むと「コロナ禍の対応で露呈したように、政府から個人まで「合理性」を嫌うひとがものすごく多い。」と書いてあります。これだけで、具体例とかはなかったです。
     だから、それを逆手にとって、「合理的に生きることが成功法則になる。」そうです。そこはもうちょっと書いてほしかった気がします。
     どうやらこの本は、読み方によってはコロナ関連本でもあるようです。

     というわけで、図書館の予約枠を約1年塩漬けにしていたわたしなんかだと、人生設計よりも『シンプルで合理的な図書館予約法』がまず必要だと感じているところです。
     ブクログの評価も組み込んて、満足度が最大になるやつをお願いします。

  • これまで多くの著書で、鋭い見解を発表している著者が、合理性をキーワードに、人生をどのように設計していくかを述べた一冊。
    前著で、幸福を客観的に定義するため、幸福の土台を「金融資本」「人的資本」「社会資本」の3つで説明し、すべて満たしていると幸福だとし、それぞれの成功法則を解説しています。
    合理性を「投入した資源(リソース)に対してより多くの利益(リターン)を得ること」と定義した上で、成功するために、人生の土台を合理的に設計するにはどうしたらいいかを説明しています。
    これまでの著書と同様、言いにくいことはっきり言うスタイルであり、実践するのは難しい面もありますが、人生の1つの指針として意識していきたいと思います。

    ▼本書では、もっともシンプルな成功法則を提案したい。それが「合理性」だ
    ▼日本人は合理性を憎んでいる。だからこそ、合理的に生きることが成功法則になる

    <目次>
    プロローグ 成功するためには、人生の土台を合理的に設計せよ
    PART1 『理論編』合理性の基礎知識
    1 コスパ・リスパ・タイパ
    2 睡眠と散歩は最強の自己啓発
    3 進化論的合理性と論理的合理性
    4 成功に至る意思決定
    PART2 【実践編】合理的に人生を設計するための戦略
    5 3つの資本と8つのパターン
    6 金融資本の成功法則
    ◎お金と幸福の関係をあらためて考える
    ◎ビットコイン、FX、株式投資について知っておくべきこと
    ◎マイホームと保険をどう考えるか
    7 人的資本の成功法則
    ◎優秀なライバルに勝つためのシンプルな戦略
    ◎バイオリンの天才児はなぜデリヘルドライバーになったのか
    ◎生き物たちの進化が成功法則を教えてくれる
    8 社会資本の成功法則
    ◎「あなたは5人の友だちの平均」ルール
    ◎ネットワークの科学が教える成功法則
    エピローグ シンプルで合理的な「成功のライフスタイル」
    あとがき 日本人は合理性を憎んでいる。だからこそ、合理的に生きることが成功法則になる

  • 感想
    個人の経験だけでなく、文献に基づく理論展開をしているので納得感が大きい。

    今まで色々な本を読んで学んだことが1冊にまとめられているような本。


    あらすじ
    ・幸福とは金融資本、人的資本、社会資本の3つからなる
    ・人生はあらゆるトレードオフから構成される
    ・睡眠が最も高い成功方法
    ・タイピングのような運動能力は深夜のN2睡眠、言語記憶はN3睡眠、情動記憶や問題解決はレム睡眠、視覚的な識別能力課題は、夜早い時間のN3睡眠と深夜のレム睡眠が長いと成績が上がった。
    ・1日に使えるのはせいぜい10時間
    ・アルコール、睡眠薬は睡眠を阻害する
    ・複利は人類最大の発明
    ・限界効用の低減、慣れると効果が薄まる
    ・資産は1億円以上増えても幸福感は増えない。個人年収は800万円
    ・良いことをすぐに慣れてしまうが、つらいことの痛みは再現がない。プロスペクト理論
    ・リスクが大きくてもリターンが大きければそちらの方が優れる。
    ・人間の限られたリソースをどこに分配するか?収入、能力、職業、社交、愛情、子供
    ・保険はそもそも、損をすることに意味がある商品
    ・マイホーム<REIT
    ・人間の認知的上限は150人
    ・ベイズ的な生き方で成功確率を上げる。選択肢を持っておく。

  •  他の人が書いた色々な本や考え方に、橘さん独自の色をつけて、自分の意見としてこの本をまとめていふ。橘さんのオリジナル論ではなさそうだが、エビデンスがしっかりとしていて論理的で分かりやすい。
     徹底的に合理性を追求して、論理的に記述されており、合理性をテーマにした本の総まとめ的に読める。特に20%の努力で80%の能力は獲得できるという言葉は響いた。

  • 「シンプルライフ」「FIRE(投資術)」「仕事術」などあらゆるテーマに通じつつ、かといって上辺だけの内容ではない、データや論文に基づいた論が展開されていて、非常に読みごたえがあった。多岐に渡る内容ではあるが、話の軸はタイトルにある「シンプルで合理的に」生きることであり、限られた時間の中で選択コストを最小化して資源を集中し、複数の選択肢を用意しながらトライアンドエラーを繰り返して成功に近づくという論は、腑に落ちるものだった。冒頭のキーワードに感心があって既に色々と読んでいるような人でも(むしろそういった人こそ)、頭が整理されて得るものが大きい本だと感じた。

  • 最近はタイパやリスパが前面に出過ぎている気がする。良い面はもちろん分かるが、悪い面が大きすぎると思う。
    前半は面白く読んでいたが、後半、だれてしまった。

  • 文句無しで星5つ!人生をその場の気分や感情に振り回されず、人生の資本を合理的に設計するための良書。人生の主要な3資本(社会、金融、人的)を最大化するための原理原則が丁寧かつ統計的に語られている。ありきたりな合理性を押し付ける雑本ではなく、人間の原始的な幸福と論理的な合理性を融合させた点が素晴らしい。

    この手の人生訓のビジネス書は和訳が多く事例がピンと来ないものも多いが、本書の著者は日本人のため、国内の事例や有名人の例が多くイメージしやすいのが好印象。

  • 【合理的がいいのか?】
    社会が複雑になればなるほどニッチ(パイの小さ)な世界が広がっていくことはよくわかります。

    自分自身を見ているとよくわかるのですが、テレビを見ることがなくなりました。BGM代わりに付けていることはありますが、見ているという感覚はありません。

    逆にYoutubeはよく見るようになりました。
    かなりニッチな世界です。登録者数数千人の世界です。

    経済的な成功はライバルがいない世界で生きることになると思いますが、全くの独りぼっちでは意味がありません。

    このあたりはニーズに合わせて変化させていく感覚が必要です。

    ある程度は独りよがりで好きな事をすればいいのですが、世間の反応を全く無視した方向は成り立たないということです。

    しかし、かなりの部分で独自の世界が認められる状況にはなっています。

    一般受けしない、マニアと呼ばれる世界に価値がある状態です。


    マニア、ニッチ、少数派などは、わたし自身がもっとも好きな世界でもあります。
    万人受けする方が気持ち悪いと思っています。

  • 2023.03.19
    筆者も述べているとおりである。「私とはパーソナリティが異なる人には「役に立たない」と思われるかもしれないがご容赦いただきたい。」
    こういう本は「万人に共通する真理」を書いてあるわけがない。
    そのことを自覚して読むことが肝要である。少なくとも私にとっては自分のモヤモヤしていることを説明してくれる内容であり、強く同意する。
    残念なのは、わたしはいい歳になってしまっているので、この本に述べられる「合理的な」人生設計をするには少しばかり遅いということ。
    しかし、人生100年時代、遅すぎるということはないと信じたい。この本をすべて丸呑みするのではなく、自分にとって使えることをつまんで有効に活用しよう。

  • 幸福度合を測る尺度として、金融資本・社会資本・人的資本の3つの資本に分ける考え方を提唱してきた橘さんによる、いわば集大成本。

    これら3つの資本を合理的、つまり投入コスト<獲得報酬かつ短時間で達成するための具体的なノウハウや考え方を示している。
    話題は健康、働き方、金融投資など様々で、紹介されている参考文献もこれまた多種多様。
    これまでの橘さん本をギュッと集約したような内容。

    第4の資本?として女性限定で漸減していくエロス資本という考え方があるというのが示されていて、今どき言いづらいことだけど、それはありそうだなと思った。

  • 幸せになりたければ長期的に得できるものを選択していく必要あり。映画もそうだが、序盤が無茶苦茶でもハッピーエンドならスッキリする、人生も4000週間という限られた時間の中で、後半戦の幸福度を上げなければ。
    終わりよければすべてよし。

  • 人生において、”選択は累積する”ので、良い選択をしていけるようにしないといけない。
    FIREすれば人的資本を毀損してしまうので、私も夢に見ているがやっぱり働いていたいなと認識できた。

  • 自由に生きるためには、人生の土台を合理的に設計せよと説く本。
    1日は24時間ではなく10時間しかない。
    幸福とは自分の人生を良い物語として自分や他人に語れること。
    選択の結果は累積し、対処不可能な問題は状況であり現実。
    複雑系の世界では最適な選択等は存在せず、妥当なものしかない。
    未来の自分に優しくすると長期的には良い結果になる。
    【関連書籍】
    幸福の資本論、エッセンシャル思考、スマホ脳、筋トレが最強のソリューションである、進化しすぎだ脳

  • 前著で触れられた3つの資本(金融資本、人的資本、社会資本)をどのように最大化していくか、という続作。
    示唆になるヒントが体系的に羅列されている印象。

    ・極力コストを発生させず(余計なことをせず)、人的資本を一極集中させること。
    ・2割の努力で8割の実力を身に付けることが最も手っ取り早いこと
    ・8割の実力を10割に引き上げるには、効果が逓減されること
    ・8割の実力を手に入れたらフィールドをずらせば(しばらくは)無双できること

    芦田愛菜さんの”人生で重大な決定をする時に1番大切なことは『間違えないこと』じゃなくて『後悔する余地を無くすこと』”という考え方は、本著のサティスファイサー戦略とも繋がる。
    沢山時間をかけて全ての選択肢を明確にしておけば結果がどっちに転んでも後悔する余地がなくなる。

    なお、平和が続けば格差は一向になくならない(むしろ増大する)。格差を是正する世の中の様々な取り組みは、一時しのぎに過ぎないのではないか。とすら感じてしまう。

    確率の問題も、機会を増やすこと(反復すること)で平均への回帰を果たすことは面白い。100万円を1回ベットするよりも、1万円を100回ベットしたほうが、結果として期待値に収斂する。

  • 幸福の定義を金融資本、社会的資本、人的資本、によるものだとして描く人生設計。

    どこかで読んだことある話の寄せ集め(もちろん注釈付き)だけど、(だからこそ?)色々なことがおさらいできる。

    特に顔と名前が一致する限界値が150人、親しい友達は5人、というのは今回の私のよき確認ポイント。
    最近人の名前と顔が覚えられないと嘆いていたけど仕方ない、出会う人が多すぎるのだ。

    子どもにも読ませたい1冊。


    #ブックサンタ

  • さすが橘玲氏。様々な本を読んでいる。
    参考文献が豊富。
    何度か読み返す価値ある一冊。

  • 著者は冷酷なリアリスト的なイメージがあったが、本省勤務からは所々優しさを感じた。
    自由な人生と幸福には社会資本、人的資本、金融資本があるというのは前にも言ってて、投入した資源に対して多くの利益を得るという合理性のために何が必要かというのが主題。
    短期的な最適化は進化的合理性、長期的な最適化は論理的合理性で、幸福は進化的合理性からしか得られない。原理的に解決することができない問題を重力問題という。解決できない問題に悩むのは無駄で、現実を受け入れるしかない。選択には処理コストと機会費用が生じるので選択の必要が少ないほど人生は豊かになる。お金がないのも時間がないのも脳は食べ物が欠乏しているのと同じと判断する。満足度を最大化するのではなく後悔を最小化するのをサティスファイサー戦略と呼び、人生の土台設計に重要な示唆を与える。
    睡眠と散歩は最強の自己啓発で、カフェインやアルコールは良くないし適度な運動はよい。
    期待値が同じならリスクが小さい方が優れた選択肢。あらゆるギャンブルには手を出すべきではない。大きな考えを信じるハリネズミよりたくさんの小さな考えを信じて異なる意見にも寛容なキツネのほうが予測が確か。
    幸福感はおおよそ生得的なもの、長期的には生まれもった幸福感に収斂する。人生は幸福の資本の数です8つのパターンに分類される。幸福とは人生をよい物語として語れること、なので終わりよければ全てよしだが、目の前の積み重ねが人生なので短期的な物語がどうでもいいわけではない。
    金融資本といかに付き合うか、マイホームをどうするか、いずれにしてもウマい話などはない。
    大きな人的資本は安全性をもたらす。成功者とは自分の能力を効率的にマネタイズしている人。尋常ならざる努力ができるのが天才で、成功するには努力が必要だが遺伝的な才能が努力できる環境をつくりだす。10000時間の法則は否定されている。オンラインポーカーの話のように、自分の能力が優位性をもつ市場を見つけることが重要。競争の本質は競争しないことで、ナンバーワンになれるオンリーワンの場所を獲得する。サブジャンルのフラクタルにも注目する必要がある。大事なのはゆっくり成功すればいいということで、SNSなど若いうちに成功した人が目に入るが、厳しい競争を何十年も勝ち続けることは難しく、人生の最後に成功者すべき。
    友達5人の平均が自分。愛情や友情は時間資源で測れる。5人のチームの中でもキャラが決まる。パフォーマンスが測定できるなら実力で勝負、測定できないならネットワークのハブにいくべし。レベルの高い競争では無意識の要素が結果を決める。最初の評価が重要だが結局は実力がものをいう。テイカーでなくギバーになるべし、情報と知り合いの。
    幸せになろうとするほど幸せから遠ざかるので、目指すは幸福の土台をつくること。コップに水か半分入っているとマインドセットを変えるのでなく、半分のコップに水を移す。たとえば優先順位の低いものは定型化して選択しない。未来の自分に優しくすると長期的には良い結果になる、ホス狂いは合理性のある選択とも言えるが、未来の自分に優しい選択か。認知能力が高い人ほど機械を上手に利用する。SNSの魔界に迷い込まないためにも人的資本に投資して実生活での社会的ステータスをあげる。
    などなどなかなか内容はいい。

  • この人の本は、気持ちいいくらいに社会の不合理さを言語化していて、エビデンスもきっちりしている。

    合理的に生きる方法を、様々な論点から書かれているが、最後のこの言葉に行き着いたのはちょっとおもしろかった笑
    いや、面白いというより、「人生の深み」的なものを再認識することができた。

    「どれほど合理的に人生を設計しても、それでも不合理なことはしばしば起きる。
    それが人生だし、だからこそ面白いのだろう」

    これは何回も読み返すべき本。

  • 私自身も大好きな「合理的」という言葉(笑)

    タイトル名である「シンプルで合理的な人生設計」
    という私の心を響かせる単語ばかりで読まずにはいられなかった本です。

    読んでみて…
    著者のあとがきが2ページくらいがこの本の言いたいことかと思いました。

    私も読み進めながら「合理的」に生きるって、
    シンプルに生きるって、そんな人間簡単にできてないなと思い知らされました…

    著者も言及してますが、
    「合理的」を深堀している内容で、
    私の求めている答えは出ませんでしたが(もともと期待もしてなかったのですが…)、それでも面白かったです。
    あらためて、「合理的な人生」について考える良い機会になりました。

  • 一言で言って、非常に残念な本。

    ページ数にして約350ページとややボリュームも多いところに来て、何が言いたいかさっぱりわからない。
    また、文体もなぜか外国書籍の日本語訳のようなスタイルで、私の嫌いな文体であった点も、この嫌な感じを助長した。

    本書はページ数が多いだけあって、心理学や哲学からサブカルチャーまでかなり広範な事例や作品などが紹介され、それらに対する著者の論評が続く。

    紹介されているエピソードそのものは、それぞれ単独でみれば読んでいて面白い部分もあるにはある。
    たとえば、AV女優や風俗嬢の職業選択には、一定の経済合理性があるという指摘など。

    それゆえ、このつまらない本を途中で投げ出さず、とりあえず我慢して最後まで読み通せたのだと思う。

    しかし、それらの話しが全体として有機的に結びつかず、結局何が言いたくてその話しを持ち出したのか、またそれぞれのエピソードとの関連性などが判然としない。

    本来、著者の主張や言いたいことは、タイトルに表われているはずであり、またそうあるべきだと思うが、本書の内容がこれでは、『シンプルで合理的な』とは真逆の内容になっており、これは皮肉としか言いようがない。

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著者プロフィール

橘 玲(たちばな・あきら):作家。1959年生まれ。早稲田大学卒業。2002年、国際金融小説『マネーロンダリング』でデビュー。同年、「新世紀の資本論」と評された『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(幻冬舎)、が30万部を超えるベストセラーに。06年『永遠の旅行者』(幻冬舎)が第19回山本周五郎賞候補。『言ってはいけない 残酷すぎる真実』(新潮社新書)で2017新書大賞受賞。著書に『「読まなくてもいい本」の読書案内』(ちくま文庫)、『テクノ・リバタリアン--世界を変える唯一の思想』(文春新書)、『スピリチャルズ 「わたし」の謎』(幻冬舎文庫)、『DD(どっちもどっち)論――「解決できない問題」には理由がある』(集英社)等多数。

「2024年 『親子で学ぶ どうしたらお金持ちになれるの?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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