「なぜ薬が効くのか?」を超わかりやすく説明してみた

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  • ダイヤモンド社 (2024年9月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784478117545

作品紹介・あらすじ

普段飲んでいるその薬、「なぜ効くのか」知っていますか?薬が効くしくみを、「化学」と「生物」の基礎的な内容をおさらいしつつ、徹底的にわかりやすく紹介。むずかしい計算などもなく、構造式を眺めるだけで、薬のメカニズムや製薬の裏側がわかるように説明していきます。製薬の裏側や、医学・薬学の歴史も学べます。

みんなの感想まとめ

薬の効き目やそのメカニズムをわかりやすく解説しており、専門用語が多く登場するものの、じっくり読み進めることで理解が深まる内容です。薬がどのように体内で作用するのか、特に解熱鎮痛薬の仕組みや風邪薬の役割...

感想・レビュー・書評

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  • 専門用語が目立つので一見読みにくく感じるが、じっくり読むと良く分かるし、内容も面白い。巨人の肩にどっぷり乗って、盲目的に大半の技術を理解せずに使用しており、「薬」もその一つだ。だが、自分の身体に取り込むものに無関心で良いのか。少しでも理解するために本書は有効。

    多くの薬は、その有効成分が標的のタンパク質に結合することによって効果を発揮する。例えば、解熱鎮痛薬の標的になるのは「シクロオキシゲナーゼ」と呼ばれるタンパク質。という感じ。この場合、シクロオキシゲナーゼというのが初耳なので馴染みにくいが、そういうものだと思って理解していくような読み方になる。

    体温は、脳の視床下部というところにある「体温調節中枢」でコントロールされ、炎症が起こると、その過程で体を守る役割をもつある種の免疫細胞から「インターロイキン」などの物質が産生され、脳に作用する。そして、脳の血管を構成する細胞の膜からプロスタグランジンE2が生成され、このプロスタグランジンE2が視床下部にある「体温調節中枢」に移行すると体温を上昇させるので、発熱してしまうのだが、このプロスタグランジンが生成される過程の中で、酵素「COX」がはたらいており、解熱鎮痛薬は、このCOXのはたらきを阻害してプロスタグランジンの生成を抑制するという役割を果たす。

    よく言う風邪薬は風邪を治すものではないという話も。風邪薬は、症状を抑えるためのものであって、風邪の根本的な原因となっているウイルスを倒しているわけではない。風邪の原因となる「アデノウイルス」「ライノウイルス」「コロナウイルス」などを倒すための有効な薬はなくて、それらによるつらい症状を抑えるための薬という事。

    ふむふむ。勉強になるなーという本。

  • よく聞く話ですが分かりやすくて、面白かったです。

    「なるほど」「へぇー」ととても勉強になりました。

  • タイトルに惹かれて図書館で借りたものの、文系の私には難しすぎて断念。興味はあるのに理解が追いつかない悲しさ…

  • 図書館の新刊コーナーで出会った本。
    うん、なるほど、わかりやすいです。

  • わかりやすいような、わかりにくいような…とにかく耳慣れない単語だらけで脱落しそうになる。

  • 分かりやすく説明できないことがわかった
    高分子の化学はどうやっても複雑になるのでしょうがないと思う
    とはいえ薬や病気の仕組みについていろいろ書かれていたので興味深く読めた

  • 薬は体内のタンパク質に結合する。
    薬は、水分子よりは大きく、タンパク質よりは小さい。
    薬の一部は、肝臓の解毒作用(酵素で変換される)で排出される。一部が、心臓から全身へ送られる。
    人のタンパク質を構成するアミノ酸は、20種類しかない。これが数10~数100つながって構成される。
    酵素と受容体。
    受容体に働きかけることで、情報が伝わらなくなったり、情報を伝えたりして薬が効く。
    解熱鎮痛剤は、シクロオキシゲナーゼ(COX)というタンパク質の働きを阻害して、プロスタグランジンの生成を抑制することで効く。発熱と鎮痛の両方を抑える。
    COXは胃粘膜の保護作用がある。cox1は常に存在する。cox2は炎症が起こると生成される。ロキソプロフェンは両方のCOXを攻撃するため、胃に影響がある。セレコキシブは、COX2だけを阻害するため、胃に影響がない。

    痛み止めの最古参はアスピリン。
    ロキsp風呂フェンは、肝臓で酵素により嫌韓されてcoxを阻害する。プロドラッグという。
    アスピリンやイブプロフェンはプロドラッグではない。
    イブプロフェンは、月経痛に適している。アスピリンの副作用を抑えるために作られた。
    アスピリンは、血栓を防ぐ。COX阻害メカニズムが他の薬と違う。
    アセトアミノフェンは、子供用に入っている。安全性が高い。COXを阻害しない。メカニズムは明らかになっていない。
    バッファリンは、アスピリンと緩和する、からできている。半分はアスピリン、半分は合成ヒドロタルサイト。

    ロキソニンSは、ロキソプロフェンだけ。
    ロキソニンSプラスは、酸化マグネシウムが付加=胃を守る。酸化マグネシウムは、増やすと便秘薬になる(コーラックなど)。
    ロキソニンSは、プレミアムは、無水カフェインなど風邪薬にも含まれる物が入っている。早く寝てしまいたいとき。習慣性医薬品二指定されている。依存性が高い。

    眠くなりにくい抗ヒスタミン薬は、脳に移行しない。=第2世代の抗ヒスタミン薬。
    血液脳関門は、油になじみやすいものは通過しやすい。水に馴染みやすい薬は通り抜けづらい。

    リボゾームはタンパク質を生産する工場。
    細菌は細胞膜に加えて細胞壁に囲われている。
    ウイルスは細菌より小さい。ウイルスのエンベロープは脂質なので、エタノールによって破壊される。ウイルスにはアルコール消毒が有効。

    リボゾームでタンパク質をつくれなくする抗菌薬。
    抗ウイルス薬の開発は難しい。現在でも大半のウイルスには薬がない。
    インフルエンザウイルスの増殖と放出は発症後48時間以内にピークに達する。そのためそれまでに投与しないと意味がない。
    細菌は細胞壁とリボゾームを破壊すればいいので、共通で効く場合がある。抗ウイルス薬は、種類によって違うので1対1で開発が必要。

    ワクチンは、
    弱毒生ワクチン(マシン、風しん、ロタウイルス、天然痘など)、不活性ワクチン(ポリオ、日本脳炎、インフルエンザなど)、mRNAワクチン。

    血圧の薬は、交感神経抑制剤、利尿剤、カルシウム拮抗剤などがある。
    LDLコレストロールは、血管二蓄積する。HDLは、余ったものを回収する。薬は肝臓でコレストロールの生成を抑える、小腸で吸収を抑える、中性脂肪を減少させる、など。

    ガスター10は遺産を抑える。医療用医薬品のガスターは、ファモチジンの量は2倍。
    ヒスタミン受容体を阻害する。H1受容体はアレルギー反応、h2受容体は胃酸分泌。
    オメプラゾールはH2ブロッカーより効き目が強い。

    下痢は、暴飲暴食で腸管の運動が活発になり水分を吸収する前に排泄してしまうから。
    副交感神経が活発になると消化が促進される。下痢止めは、副交感神経の情報伝達を妨げる。
    便秘は、下痢の逆。便に水を吸ってもらうため、酸化マグネシウムを使う。腸管の動きを早くする。

    納豆のビタミンkは血液を固まるのを防ぐ薬の邪魔をする。

    脳の活動は、GABA受容体で抑制される。

    がん細胞は1センチだと10億個ほどに達している。
    抗がん剤は細胞分裂をしている組織が影響されやすい。髪の毛、胃腸の上皮組織など。
    分子標的剤は、がん細胞の増殖に関与する分子の受容体に結びつく。抗体はタンパク質なので消化される。そのため経口投与はできない。
    免疫チェックポイント阻害薬はT細胞の働きのブレーキを掛けない。正常細胞も免疫チェックポイント阻害薬が結合してしまうため、全身の免疫反応が生じる。
    パセドウ病の甲状腺ホルモンが過剰に分泌されている。頻脈、首の腫れ、眼球突出、など。

  • 薬がなぜ効くのかと、なぜ病気になるのかは一対。目で見えない世界で何が起こっているかの理屈は非現実的にすら感じる。特に自分の弱い器官については関心を引かれ、メカニズムを知る事によって、気から来る病の幾ばくかは「予防」できるかも。

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  • んー、なかなか医療者でも難しい。
    特に化学が苦手な私には。
    でもカロナールとロキソニンの違いとか
    なんとなく今までぼやっとしてたことが
    知れた。

  • 専門的すぎる。高校生には難しい内容だった。薬学に興味ある子なら読めるだろう

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著者プロフィール

1984 年、神奈川県生まれ。
製薬会社を経て、東京薬科大学薬学部に勤務。
博士(理学)。東京工業大学大学院にて取得。
薬剤師(北里大学薬学部卒業)。
著書に『身のまわりのありとあらゆるものを化学式で書いてみた』(ベレ出版)がある。

「2022年 『ノーベル化学賞に輝いた研究のすごいところをわかりやすく説明してみた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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