スタートアップ芸人 お笑い芸人からニートになった僕が「仲間力」で年商146億円の会社をつくった話
- ダイヤモンド社 (2023年12月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478118535
作品紹介・あらすじ
◎貯金ゼロ、高卒、4年間のニート生活。著者はいわゆる「社会的弱者」といわれる存在だった。だが、現在、11事業で年商146億円の企業を経営している。社会的弱者でも、「仲間力=仲間をつくる力」があれば人生は大逆転できる。
◎著者はNSC(吉本総合芸能学院)の18期生として入所し、お笑い芸人として活動していた。ある若手の大会で決勝まで残ったが、野性爆弾に30対0で完敗。そこから4年間、引きこもりニートになってしまった。その後、高校時代の仲間、NSC同期の激励で長いトンネルを抜け出し、一念発起して起業した。まさに金なし、コネなし、学歴なしの「スタートアップ芸人」だ。
◎そんな著者も今や「Financial Times」急成長企業未上場日本一、「ベストベンチャー100」受賞、経済産業省認定「地域未来牽引企業」、新卒500人採用、11事業すべて黒字化、創業以来18年連続増収増益。現在は化粧品、人材、広告、美容、アート、YouTubeなど関連のない全11事業を黒字化させ、ワクワクしながら本気で1兆円企業を目指している。
◎本書では「仲間力」をキーワードに、タネと水で仲間を集める、仲間を見極める、仲間を成長させる、仲間との絆を深めるしくみ、顧客を仲間にする、取引先を仲間にする方法などビジネスで役立つノウハウが身につく本でありながら、強烈なモチベーションがもらえるガソリン本でもある。
◎日本では「友達と起業すると失敗するからやめておけ」といわれる。だが、著者は仲間と起業するからこそ成功できるという。幼稚園からの幼なじみと起業。採用基準は“友達になれそうな人”を掲げ事業は多岐にわたる。特にすさまじい伸びを示しているのが「人材事業」(「人の辞めない」正社員派遣という新市場開拓)、「化粧品事業」(「オルナ オーガニック」シリーズはアマゾン年間売上1位)だ。今期は新卒500人、来期は1000人の新卒が入社。入社希望は中途も含め年間3万人いる注目著者、初の著書。
感想・レビュー・書評
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恥ずかしながら、こんな企業があるとは全く知らなかったです。相変わらず新聞の書籍広告を見て面白そうだったから買ってみた。
素晴らしい企業です。ベンチャーと言ってもよくあるIT系のベンチャーではないところがまた個人的には共感がもてました。「人」「仲間」で成り立っている会社。しかも名だたる大手から名だたる人材がベッドハントされて最終的には収入が下がっても働きたいとなってしまうあたりが信じられないくらいすごい!
「おわりに」に書いてあった一文が妙に刺さってしまいました。
『社長の役割は、自分より高い能力を持つ仲間を集めること。そしてあなたにはかなわないと負けを認めて信じて任せる。社長に必要なのは「仲間に任せる力」なのだ。そして、全て任せても最後の責任は社長が持つ』
あー、うらやましい。どこかの会社とは真反対ですわ。。。
この会社と取引してみたいと思いました。11事業のうち私の仕事とも関係する事業があるから飛び込みで行ってみようかな。まじで。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
野生爆弾に30対0で完敗し、潔く芸人を引退した。引きこもりになって髪が切れなくて、髪ばかり長くなった話が頻繁に出てくる。
別に引きこもりでもかまへん。ただご飯だけは一緒に食べようと母は言った。
父はお前は天才やから、いつか大物になると繰り返した。
引きこもりからの脱却
仲間の手紙に感動し、パチンとスイッチが入り、求人募集のチラシを見てヤマダ電機の販売員になり、2ヶ月目からはパソコン売り上げ台数が全国一3ヶ月目も1位になった。
店長会議に入れてもらえるようになり、山田社長の各店長への言葉を聞く。僕は初めて本当に仕事のできる人に会った気がした。
1番印象に残っているのはスクラップ&ビルド
生涯をかけて1事業を作るのではなく、いくつもの事業を作ってうまくいっていないものを潰せば、黒字の会社が残ると考えてやってきた
やってみたい。授業はすぐ始め1年経って赤字だったら絶対すればいいと
会社概要、業務の紹介仲間、役員への褒め言葉、失敗事例KPIの設定、人事評価
これらは、さっと読み飛ばし
特に良かったのは、家族に協力してもらうための方法
仕事への理解と感謝
仕事への理解とは、守秘義務以外の話を全て奥さんにすること。何の相談もなくしんどそうに頑張っていても、誰からも応援されない。ただしんどそうな無愛想な人にしか見えない。何に情熱を注ぎ、何を頑張っているのかが伝われば応援してくれる。ルールのわからないスポーツは応援できない。ルールを熟知し、理解して、初めて応援できる。何をやっているかさっぱりわからないのに、応援しろと言われても無理なのだつっけんどんに仕事だから理解してくれと言われても同じだ。
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勢いを感じます
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スタートアップの10→100フェーズの人の採用・組織開発の重要性や社風のつくり方については参考になる本。
CxO制度の意義や「貢献」が見える業績管理の方法については改めて考えたくなった。
正直、採用のためのアピール本の印象も拭えないのと、0→1、1→10については、あまり記述なく、優秀な人材を集められたのは、おそらく森CEOご自身の行動力とお人柄の賜物のように思われる。
また、後半部分は一般的なことのように思われたが、基本をしっかりやること、それがどう業績に結びつくかを社員が意識できるようにするか、なのかなと感じたが、前半ほどの「なるほど」が見受けられず、尻つぼみの印象になってしまったのが、少し残念。 -
起業にあたっての仲間づくりの大切さを実例を交えて話されていた。
ただ実際には、起業して売上が立つようになり、組織がまわるようになってからのエピソードが多いので、最初の起業で戦闘力0に近いフェーズの自分にはあまり参考にならないように感じた。