インプット・ルーティン 天才はいない。天才になる習慣があるだけだ。

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  • ダイヤモンド社 (2024年6月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784478120170

作品紹介・あらすじ

クリエイティブな「表現」、独創的な「アイデア」、誰も見たことのない「企画」に、人びとを魅了する「作品」──そんな優れたアウトプットを生み出し続けたければ、やるべきことはただ1つ。「インプット」の方法を変えよ。
若きクリエイターたちのための、知的インプットの技法!

***

世には「どうアウトプットするか?」の本ばかりが溢れている。しかし、実際に一番重要なのは「どうインプットするか?」のみ。
30年間にわたり、坂本龍一、篠山紀信から、デザイナーのカール・ラガーフェルド、画家のエリザベス・ペイトンなど数々の内外トップクリエイターたちと仕事をし、さらに美大生やクリエイティブ職に就く社会人に教育活動を行ってきたなかで著者が気づいた「真実」がある。
それは、「第一線に居続けるトップクリエイターほど、自分のひらめきや才能というものを全く過信していない。そうではなく、彼らはアイデアやひらめきが生まれる“仕組み”をもっている」ということ。
その仕組みとは一言でいえば「大量のインプット習慣」である。

・アウトプットの質と量は、インプットの質と量で決まる。
・クリエイティブなアイデアとは、インプットした要素の掛け合わせに過ぎない。
・大事なのは、質が高く負荷のかかる知的インプットを大量に行うこと、それに尽きる。

すごいクリエイターほど、そういった独自の「インプット・ルーティン」を何十年も淡々と続けている。同時代のすごいものと過去のすごいものを大量に観て/聴いて/味わって/体験し、インプットしたものの本質について誰よりも考え、自分の血肉にしている。そしてそれらを組み合わせ、新しいクリエィティブを大量に生み出し続けているのである。
若い人や中途半端なプロほど、センスやひらめきに頼りがちで、アウトプットばかりに気を取られ、インプットの量も質も圧倒的に足りていない。それでは一発屋にはなれても、真のプロとして生き残り続けることはできないだろう。
生成AIが台頭するなか、クリエィティブ業界に限らずあらゆる業界においてこれまで以上にクリエイティビティ/創造性の重要度が増している。けれど、その獲得を教える本はアウトプットのテクニックを説いたり、ハックやレバレッジ的なショートカットを目指すものばかり。
そうしたトレンドに抗い「クリエイティブに一番重要なのは1にも2にもインプットである」というスパルタ的主張を展開し、何を、どう、インプットすればいいかを具体的に説くのが本書である。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

クリエイティブな成果を生み出すためには、アウトプットの質と量はインプットの質と量で決まるという考え方が本書の中心にあります。天才とは特別な存在ではなく、日々の小さな積み重ねによって形成されるものである...

感想・レビュー・書評

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  • インプット・ルーティン 天才はいない。天才になる習慣があるだけだ。

    この本を読んで感じたことは、天才っていうのは特別じゃなくて、日々の小さな積み重ねの結果なんだなあってこと。
    たとえば、忙しい毎日の中で少しだけ立ち止まって、自分に必要なものをちゃんと選び取ること。それが「普通」の僕たちにもできる、ちょっとした魔法のようなことなんじゃないかな。だけど、その大切さに気づくまでの道のりは、正直言って簡単じゃない。だから、頑張らなくてもいいし、迷っても大丈夫だよって著者が言ってくれているように思える。

  • 桁外れのクリエイター達は桁外れの読書家である。
    第一土曜日は美術館めぐりの習慣にする。
    山下達郎はspotifyのグローバルチャート50をいつも聞いている。
    坂本龍一は死が迫りつつある病床でも、猛烈なインプット生活を送っていた。

  • 読書で重要なのは、知識を得ることではないし、ましてや読み流すことでもない。もちろん、知識を得る読書もあってよいし、余暇に楽しむ読書もあっていいだろう。

    でも、一番大切なのは、ある本を読んでそこから自分が何を感じたのか、何を考えたのかを、自分のことばで書き記すことである。

    そうして初めて自分の考えが言葉になり、自分の考えとして自分の中に備わっていく。その過程を味わえるのが、読書のもっとも重要な役割で、メモの効果なのである。

  • この本の著者である菅付さんの編集講座に通ったことがある。本の中でも触れられているが、編集、デザイン、クリエイティブ業界でトップを走っている有名な方たちが、かわるがわる課題を出してくれる。生徒は必死に講師の期待の上をいく企画を練って持ち込んでくる。大人たちが一生懸命に面白い企画を立て合う、すごい講座だった。

    わたしはというと、何が求められているのか、企画とはなんなのかわからないまま、大した力も出せず、たまに突発おもしろ賞程度で取り上げられるだけだったのですが笑

    そう言うわけで、編集業界の方の恐ろしいインプット量を超える独自の視点をもった面白い企画というのは大変難しいことを知り、また生半可な気持ちで関わってはいけない積み上げたものがそこにはあるんだなぁ。という、本当に基本的最低限の学びだけを得て、すごすご苦しい気持ちで退散したような気分だった。(楽しかったです笑)

    この本のいいところは、天才とは日々インプットに余念を欠かさないというところで、菅付さんのオススメする膨大な書籍や映画がリストとして掲載されているところだと思います。こんなにたくさんの作品がある世の中でやっぱり、すごい人が勧めてくれるものは理由があると思うから。

    わたしは本は好きで読むものの、映画は2時間じっとしていられないし、美術館も好きだけど、あまりにもまわる速度が早すぎてちゃんと見てるのかと言われるくらいだから、そろそろ良いお年頃ですし、良いものにたくさん触れていきたいと思います。

    (39歳ニート時に読了)

  • 著「アイデアのつくり方」にプラスインプットを提案している。
    インプット(情報)がないと、うまく展開できないようなイメージ(個人解釈)

    そこで、最強インプットとして読書が提案されている。ここは同感。
    しかし、読書後の自分ハードディスク製作は、結局デジタル化している所にあまりと感じた。
    でも一案としては素晴らしい。

  • ■目次に書いてある言葉だけを拾っても勉強になる
    ■You are what you read. これが全て
    ■著者の熱量が前半で圧倒的に高く感じた

  • むちゃくちゃ小さい頃はもしかしたら、自分はいつか天才になれるかもしれない(当時から天才ではないことには気付いていた)と思っていたが、そのいつかはもう来ないとふと気づいたので読んでみた。
    いかに精度の高いインプットをし続けるかが大切。
    生まれつきの天才はいない。天才になる習慣があるだけなのだ。

    ・アマチュアとプロの1番の違いは、インプットの精度。
    ・人生でいちばん大事なものは何か。時間。
     絶対に取り戻せない。
     だから何を読んで何を読まないか、何を見て何を見ないか、何を聴いて何を聞かないかを選択しないといけない。
    ・自分を賢くしないものを、自分の目と耳と口に入れない
    ・良い課題提出ができる人は、課題が与えられる前から、すでに何かしらその領域ないしはそのクリエイターについて何度も考えている。
    ・映画は世界でもっとも美しい詐欺だ。ジャン=リュック・ゴダール
    ・現代アートは今の良作を選ぶものではとっくになくなっており、現代の新しい評価軸を作品を通して示すものになっている。
    ・現代アートはマルセルデュシャンによる「泉」から始まったとみられている。
    ・東京、大阪といった大都市に住んでいる利点は美術館があること、
    ・優れたアウトプットとは意外性のある組み合わせ。
    ・YMO ソリッドステイトサヴァイバー
    ・ウェスアンダーソン アストロイドシテイ

  • 『本は頭のダンベル』論は好きな表現で、印象に残った。トレーニングで身体に負荷をかけるのと同様に、頭にも適度な負荷を与えて、良質な知識・情報をインプットすることが、クリエイティブなアウトプットにつながるんだなと。

    また、『自分を賢くしないものを、自分の目と耳と口に入れない。』についても共感。

    後半は良質なインプットの具体例が提案されていて、読者、音楽、映画などインプットの対象として賢くなるために触れてみようと思うものが多々あった。

    クリエイティブな人間になりたい方に是非おすすめの一冊。

  • インプットすること、そしてそれをアウトプットすることで質を高めていく、ということの大切さをいう本だったね。読んで元気になる、ビジネス・エンターテイメントだ。俺は写真家とかデザイナーって知らないからさ。よく知らない人のエピソードもたくさん出てきた。
     
     桁外れのクリエイターはみな、桁外れの読書家である、というのは、本好きとしてはなかなか愉快な気持ちになれる。

    「本というのは表紙のあるドラッグで、いくらやったって、過剰摂取にはならない。私は本の犠牲者だ。そうであることが幸せだ」

     デザイナーかなにかの、ラガーフェルド氏の言葉だとか。共感するね。

  • 習慣化出来ると自分が表現しょうとしているものが見えてくる!

  • 最近、アウトプットもしないで、本ばかり読んで、と思っていたが、とんでもない、甘々だった。

    「本は頭のダンベル」。
    目が覚めました。

    訓練を続けます。

  • インプットというと「情報」のイメージしかなかったが、音楽、食物など多種多様にわたる。
    これらを組み合わせ、試すことによりクリエイティブになる。
    ひどく同意。

  • 優れたアイデアを生み出せるクリエイティブな人は、一体何をしているのか。

    人間の身体を作っているのは、毎日口にする食事。それと同じように、僕らのアウトプットを作っているのは、日々のインプットです。

    僕らはとにかく時間がない。日々色んなことに追われ、「時間がない!」とあたふたしてる。

    それでもクリエイティブになりたいと願うなら、「自分を賢くしてくれるものを、自分の目と耳と口から入れる」しかないんですよね。

    そして、「いいもの」ではなくて「スゴイもの」をインプットする。

    「いいもの」と「スゴイもの」の違いは何か。それを著者の菅付さんは、世に出た時に誰が気持ちよく思えるようなものは「いい」、世に出た時に賛否は分かれるが歴史に楔を打ち込むものが「スゴイ」、と定義します。

    この本には書籍や映画、音楽など、菅付さんが「クリエイティブになりたいならこれをチェックせよ!」と推薦するスゴイ作品もリストになっているので、今後の鑑賞の参考にもなります。

    何を読んで何を読まないか。
    何を見て何を見ないか。
    何を聴いて何を聴かないか。

    とても大切です。

  • 天才を知る天才による良い「知識習慣」のお誘い

    普段の自分が全く読まない本だと思うのですが、ふらっと本屋に立ち寄ってふらっとタイトルを見た時から気になって
    目次を目にして更に読みたくなって
    読み終えてしまいました。
    自分はクリエイティブとは直接縁のない仕事をしていますが、自身のこれからの人生で何に触れるか?何に触れないか?について考える契機になりました。

    加えてこのようなよい文化を広く広められるような人類になっていきたいですね
    天才の人生を垣間見る良い本だと思います。
    (何名か知っているアーティストが紹介されていて嬉しくなりました。)

  • 結局のところ、いい本を読め・いい音楽を聞け・良い食事をしろ、しか書いていないのだが、それぞれのジャンルについておすすめの情報が書いてあるので、メルカリには売らずに一応本棚にしまっておく。

  • アウトプットの質と量はインプットの質と量が決めるのだから、斬新ながらも見事なアウトプットを維持するには、新しいネタと古典的なインプットを両方とも精力的に行う。

    人間らしさの定義が激しく変化する現在、
    クリエイティブな人というのは人間らしさを出すことであり、その人しかできないことを世に認められるものとして発表できた時、生の実感の根元に位置するものになる。

    人間らしさを出すには、属人性が高く意外性に富み遊びがありつつ魅力的な矛盾を孕んだクリエイションを作っていく。

    属人性を出すことは決して難しいことではなく一人一人日々違うインプットをしているのだから自ずとそこから生まれるアウトプットをその人のフィルターをしっかり通過させる必要がある。

    人は陳腐なことを恐れるあまり、魅力的で保守的なアイデアを好むが、そこで陳腐と斬新さは紙一重ということを理解して、ラインをあえて横断するようなことで斬新さを生むことができる。

  • 既存のアイディア✖︎既存のアイディア➗大量のインプット。
    当たり前のことしか書いてなかった…


    1000日間毎晩ら短編小説を1つ、詩を一つ、エッセイを1つ読む。
    ロールモデルの発見。
    発想の習慣化。

  • 最近、ミニマリストなんて言葉が流行って我が家でも意見の合わない夫は本さえもデジタル化して書籍は処分しよう、絵本も読まないものは処分しようと言われてなんだかモヤモヤしていたが、ニューヨーク在住のアートディレクター、ファビロン・バロン氏なんて30万冊もの本を所有しているとの話などを読み、改めて私は本が好きだし子供達にも本好きになって欲しいなと思うので本棚をしっかり所有して本と共に生活したいなと感じ、その考えた方で間違っていないのだなと自信をつけてくれました。

  • 恩師の一人である菅付さんの著書。歯に衣着せぬ物言いは、スパルタ編集塾でお世話になった時のまま。菅付さんの声で再生されて、思わず笑ってしまう。整然とした章立てに魅力的な言葉、ゆえにスラスラと読めるのは言わずもがな。

    クリエイティブを追求し続けた著者ならではの映画、本、アートのおすすめもズラリ。名作揃いだ(J-POPのおすすめに宇多田ヒカルの1stアルバムも入っていてほしかった笑)。

    メディアがあふれる世の中でなにをピックアップし、どこに投資するか。明日には忘れてしまうようなSNSのタイムラインか、深い問いや発見のある展示巡りか。人生の時間は限られている。

  • すごくストイックな考え方でびっくりしてしまいました。
    努力だけでは成功しないが成功した人はすべからず努力していた的な話に近いです。
    ちょっとパターナリズムが強いですが、間違った事を言っている訳ではないとも思いました。
    が、私自身は本や絵画や音楽に、何かの目的のためだけで触れている訳ではないと思っているので、いいものもすごいものも、場合によってはダメなものでも良いじゃない。と思っています。

    本やアートや音楽などの筆者が考える「すごいもの」リストは、私自身が映画は好きではないと自認している割には、意外と観ていたり、美術館になるべく行こうと思っている割には、知らない作品ばかりだったりと、今後の体験の参考にしたいと思います。

    現代アートがさっぱり分からなくて困っていたのですが、むしろ分からなくて良いと言う事で安心しました。双方向の鑑賞方法は難しそうですが、チャレンジしてみたいと思います。

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著者プロフィール

編集者/株式会社グーテンベルクオーケストラ代表取締役。1964年生。法政大学経済学部中退。角川書店『月刊カドカワ』、ロッキング・オン『カット』、UPU『エスクァイア日本版』編集部を経て独立。『コンポジット』『インビテーション』『エココロ』の編集長を務め、出版物の編集から、内外のクライアントのプランニングやコンサルティングまでを手掛ける。著書に『東京の編集』『中身化する社会』『物欲なき世界』、対談集『これからの教養』等がある。またアートブック出版社ユナイテッドヴァガボンズの代表も務める。『コマーシャル・フォト』『WIRED JAPAN』WEBで連載中。下北沢の本屋B&Bで「編集スパルタ塾」を主宰。NYADC銀賞受賞。

「2019年 『新装版 はじめての編集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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