コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前

  • ダイヤモンド社 (2024年11月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784478120545

作品紹介・あらすじ

コンサルで超優秀な上司から叩き込まれた、時間も労力も無駄にせず成果を出す仕事術。「仕事ができる人」が当たり前にやっている「思考と行動、コミュニケーション、タスク管理、メモ、議事録、会議、言語化、読書術、礼儀など」さまざまなテーマで実践的スキルを紹介。あらゆる業界に通じる「ビジネス基礎力」が鍛えられる

感想・レビュー・書評

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  • コンサル経験者の筆者が書かれる本はとても勉強になります。

    「考え方」「コミュニケーション」「チームワーク」「TODO」「会議」「ノート術」「インプット」の仕事ができる人の当たり前がとてもわかりやすく書かれています。

    でも1つだけむむむと思ってしまったのは、「締め切りギリギリで仕事する」の項目です。最も生産性高く集中して物事を進められるのは、デッドライン(絶対に遅れてはならない期限)がせまっているときだと。自分がどうしても作業しなければならない最終の期限ギリギリに合わせて、自分の作業時間をスケジューリングする。という節だけは共感できなかった。想定外なことがあれば即アウトだと思うんだけどな。

  • 著書がコンサルタント時代に上司や先輩から教わった仕事術を紹介しながら、仕事がができる人にとっての当たり前は何かを示した一冊。
    著者がコンサルティング会社に就職した際の経験をもとに書かれているので、内容としては若手向きの印象です。考え方から始まり、コミュニケーションの取り方、TODOの作り方、会議と議事録の作り方、ノート術、読書術など基本的なところを網羅していますので、分かりやすいと思います。職種によって違う印象を抱くかもしれませんが、参考できる部分も多いと思います。仕事ができる人の当たり前と言われたらイメージすることは人によって大きく変わることはないと思いますが、結局はそういうことをどれだけ行動に移すことができるかが重要だということです。

    ▼仕事ができる人は、「当たり前にやるべきこと」を常に意識し、徹底して実行している
    ▼当たり前に対する意識を変えることが「仕事ができる人」への第一歩
    ▼「あいまい」な言葉を排除する大原則は、形容詞と副詞を使わない
    ▼仕事をするうえで「人の話聞く」とは「認識の齟齬をなくす」こと
    ▼効果的な指導方法は「自分の感情だけをそのまま伝えること」
    ▼「仕事ができる人になる」ことは「自分の手で人生をコントロールできる人になる」ということ

    <目次>
    1章 仕事ができる人の「考え方」の当たり前
    2章 仕事ができる人の「コミュニケーション」の当たり前
    3章 仕事ができる人の「チームワーク」の当たり前
    4章 仕事ができる人の「TODO」の当たり前
    5章 仕事ができる人の「会議」の当たり前
    6章 仕事ができる人の「ノート術」の当たり前
    7章 仕事ができる人の「インプット」の当たり前

  • 右も左もわからない状態からコンサル業界に飛び込み、叩き上げられてきた著者による仕事術の本。

    大体が著者が新人時代の失敗談からはじまるが、本質をついた上司からの叱責は容赦無く、こちらの身も引き締まる。

    どちらかと言うと、深掘りというよりは色々紹介するスタイル。仕事術のみならず読書術も紹介されており、何処かしか参考になる部分があると思う。

    個人的には、ビジネス書を読む際の心構え、ノートの斬新な使い方は参考になりました。

  • 本書は、仕事で成果を上げるための基本的な思考法や行動を具体的に解説したビジネス書です。著者がコンサルティング業界で培った経験をもとに、「当たり前」の重要性を説いています。

    特に印象的なのは、「わかったフリをしない」「形容詞と副詞を使わない」「悪い知らせを、最初に伝える」といった当たり前だけど、意外に誰もできていないことをわかりやすい言葉で読者に届けてくれます。これらは、曖昧さを排除し、確実な成果を出すための実践的な指針となっています。また、当たり前を徹底することで、信頼関係を築くことに繋がるとされています。

    業界・業種に共通する仕事の王道となっており、自身の業務に照らし合わせることで多くの気づきを与えてくれます。

    総じて、本書は仕事の基本とは何かを問い直し、より高い成果を目指したいビジネスパーソンにとって有益な一冊となっています。

  • 割と目にしたことがある内容もあったが、思考の整理になったし、徹底的にやり切ることの大事さが前提だと思った。

    ◉仕事ができる人の上昇ループは、とても同意する。①信頼を獲得する→②責任範囲の拡大→③責任を果たす。
    →以下は私の考え。まず①に時間がかかるんですね…自分の影響力の小ささに萎える。「この人が言うなら」に上り詰めるには、信頼の蓄積が欠かせない。
    ②自分に情報が集まりだす感覚ですね。「あなたに話すことではないんですが…」と言われ始めたら成長の証。
    ③実現することで、自分中心に動いている感覚で楽しくなる。

    ◉分かっているふりは、相手から見透かされる。疑問を解消することでコミュニケーションがスムーズになり相手からの信頼も高まる。
    →興味があることを見せられて、悪い気になる方はいないだろう。流すことに慣れないように気をつけなければ…癖になるんだろう。

    ◉人の話を聞くこと=認識の齟齬をなくす
    →聞き手の責任なのだと…伝わってなかったら、伝える側の責任との考えがウェートを占めてたが、聞く側にもあるのとの気付き。

    ◉仕事への姿勢に対する指導はそのままの感情を伝える「悲しい気持ちになった」など
    →ハラスメントの意識が強くて難しいが、確かにこれが一番伝わるかも!

    ◉人に頼る人と頼らない人の成長曲線、一時的に成果は下がるが将来的に圧倒的に差がつく
    →そうですね…目下しか見えてないから頼れない。

    ◉人に頼ること=どこまで出来るかの確認作業

    ◉複数人が関わり依存関係にあるTODOほど優先的に
    →受け手になると分かる…前倒しで手元に来ることのありがたさ。

    ◉締め切り効果=デッドラインが迫っているときが最も生産性高く集中して進められる
    →これは同意出来なかった。。性格的なこともあるだろうが、アウトプットの質が疑問。

    ◉やる気は最初の4分が大事、人のやる気は後からついてくる
    →手をつけてしまったら勝ちですね。

    ◉ファシリテーターをやり切る人の価値は高まる、ネクストアクションを明確に、あいまい表現をなくす

    ◉社会人になると復習、振り返りをしなくなる
    →チェックとアクト工程の仕組みがなくて、問題を抱えていることを認識しながら、新しいtodoに追われて埋もれてく…耳が痛い

    ◉脳のリソースをノートに写す
    →手元の見えるとこに置いておくのがキーで脳に溜めないこと

    ◉本はたった一文でも自分に刺さり仕事で使えたらOK、惰性で読み続けない
    →そう思う、けど私の性分では読み切らないと気が済まない。笑

    ◉インプットで効率がいいのは、自分の考えとギャップを感じたとき、なので、仮説を持って読むこと、そしてアウトプットは要約する
    →仮説読みは、やったことないので試してみるか

    ◉調べ物は人に説明する前提で、自分の言葉で換言、質問に答えられるレベル

  • 具体的な数字を使うこと。
    いきなり手をつけるよりも、情報収集して無駄なものを削ぎ落とす。家電製品を買う時もそうだが、値段や機能を他社と比較しながら。
    調べずに色々すると損をすることが多い。
    最初からアウトプットだけをすると、修正に時間がかかりかえって時間がかかる。

    仕事は心地良さではなく価値の高さを重視する。
    笑顔でいれば好印象となり全ての仕事がうまくいきやすい。新入社員は特に。

    会社内では同期とは群れない。
    異業種の人と絡むことが大切。
    悪口グループには入らないこと。

  • 問い
    ・仕事ができる人は何を当たり前にしているのか
    答え
    ・仕事のゴール設定を当たり前にしている
    なぜ?
    ・ゴールを決めないと仕事が終わらないし評価もされないから。
    どうやって?
    ・ここまでやったら終わりという1日のスケジュールをノートに書く。
    ・ここまでやったら終わりという期待値を上司と握る。
    ・本も何のために読むか、ノートも振り返って何に活かすか、達成できればOK。

  • 明治クッカーのYouTubeをきっかけに著者を知り、本書を手に取りました。著者は牛乳屋さんの前にコンサル会社に勤めていたそうで、その経験から得た実践的なノウハウがまとめられています。

    内容は「考え方」「コミュニケーション」「チームワーク」「TODO」「会議」「ノート術」「インプット」の7章構成で、自分に足りない部分を客観的に振り返るきっかけとなりました。特に、すぐに日々の仕事に取り入れられる工夫が多く、実用的に感じました。

    巻末の読書リストも興味深く、次に読む本を探すうえで参考にしたいと思います。

  • 仕事ができる人は、自分の人生をコントロールできる人である。できる人になる唯一の秘訣は、「当たり前にできる仕事」の基本を徹底的にやり切ること。これを教えてくれる本です。

    1. 仕事ができる人は→「信頼される人」。信頼されるためには当たり前のことを、当たり前のようにやるだけ。
    2. 「意識付けをする」ことと「それを習慣化する」ことで、当たり前のレベルが高く慣れる。
    3. 分かったふりをしない
    理解していないのに「そうですね」と安易に答えるのは、自分自身で疑問に蓋をしてしまう行為。
    4. 事実と主観を切り離す
    「事実は〇〇で、私の主観は〇〇です」。事実の中「こうあって欲しい」という自分の願望は入れない。
    5. 「自分が今何に注力すべきか」をよく考えて、自分がすべきでないことには時間を割かない。
    ・仕事ができない人は、自分がやっていて心地の良いことに時間を割いてしまう。
    ・パソコンのスキルを高めるのは「極限までパソコン作業に時間を使わせないため」である

    6. いきなり手を動かしたり、パソコンに向かって作業を始めない。
    ① まずはA4コピー用紙に手書きで殴り書きをする
    ② それを上司(相手)に見せて、ギャップを埋める
    ③ 修正したものを再度見せてフィードバックを受ける
    ④ 最後にパソコンで「資料を作る作業」のみ行う

    7. シングルタスクに切り分ける
    「資料作り」もシングルタスクに分解する
    ① 構成を考える
    ② 相手のニーズを確認する
    ③ 資料を作る

    8. 「言葉を定義」する。
    相手と何かを議論するときに、ゴール設定が人によって異なっていると、議論が平行線となってしまう。
    9. 形容詞は使わない
    曖昧な言葉を排除する。「かなり」「そこそこ」「出来る限り早く」など
    10. 部下とのコミュニケーションで、根拠が示しにくいものは「自分の感情だけをそのまま伝える」
    根拠がなくても、目の前にいる自分(上司)が悲しくなった事実だけを伝えれば良い
    11. 「人に頼ること」をあきらめない
    短期的には「自分でやる方が早い」ものの、時間が経てば人に任せるのが上手くなり、出せる成果も大きくなっていく。
    最初はうまくいかなくても落胆はしない→ 「どこまでやってくれるのか」を確認するだけで良い。
    12. やるべきことを明確化する→ 実行できる単位まで分解する。
    「コンビニで牛乳を買ってきて」は「依頼=TODO」なのでやるべきことが明確化されているが、そうじゃない場合もある。
    ① コンビニに行く
    ② 販売コーナーを見つける
    ③ 牛乳を手に取る
    ④ レジでお会計する

    13. ビジネス書などインプットの読書は「全部読み切らない」
    ① まず目次から「何が書かれている」の仮説を立てる
    ② それから内容を読んで答え合わせをする
    ③ スライド3枚に要約する

  • 若手向け。基本的な内容が一通り網羅されている。既に知っている内容が多かったものの、今の時代に即していて、新たな気づきも得られた。

  • 仕事での行動について学ぶことができた。自分の頭で考え提案する。自分の考えと周りの考えと分けて、「私の考えとしては⋯」と伝える。シングルタスクで一つずつ、優先順位を付けてこなしていく。完璧にはできないが、本書で得たことを少しでも生かしていきたい。また、上司に説教されたとき読み直したいと思う。

  •  社会人になって30年。この本を読んで、当たり前のことが当たり前にできていなかったことに気づかされた。
     初心にかえり、この本に書かれていることを素直に実践して信頼される人物になりたいと思う。

  • わかりやすい。
    仕事のやり方として、全てに共通することが、わかりやすく書かれている。
    気付かすに、実践していることも書かれてあり、自分は正しかったと安心したこともあった。

  • 言ってることは全てその通りだなと思った。現実でやりきるのは難しいが、時々立ち戻って自身を点検したい。曖昧な感想で怒られそう。

  • 会社勤めの若手中堅ならきっと参考になる本。
    著者のtiktok 含めてすっかりファンになりました。

  • 今の自分に足りないところを知ることができた。
    ⚪︎実行できる単位まで分解
    ⚪︎ファシリテーター
    ⚪︎会議参加者の目的
    ⚪︎1時間語れるまで調べる

    今年度は、これらを意識して取り組んでみよう。

  • 私、結構いい歳で…。いまさら仕事ができる人になれるか?ということで読んだ本
    新しい発見はありませんでしたが、頭の整理ができました。
    以下残ったこと
    考え方
    •解ったるふりはしない
    •事実と主観を分ける
    •不要なものを削ぎ落とす
    •いきなり手を動かさない
    •シングルタスクに分ける
    コミュニケーション
    •言葉を定義する
    •形容詞、副詞を多用しない《曖昧になる》
    チームワーク
    •相手を頼る
    などなど
    後半のノート術は個性が出るため、自分にはあまり刺さりませんでした。

  • カテゴリ別に分かれて書かれているから分かりやすい。
    自分はまだ仕事の歴が長いわけではないから、会議のファシリテーターをやったりする立場でもないけれど、それでもただの話し合いや意見を出す時に何を意識すべきなのか、自分の職場でそれぞれの人のもつスキルの見る観点が明確になり、自分がついて行きたいと思う人の判別にも役に立つ。

    話し方や質問の仕方は、色んな本に書いてあることもあり、意識していることも多かった。変わらず、自分の価値を下げないように、効率よくやっていきたい。
    ノートの使い方には、考えさせられるところがあった。その日の会議で書き出すというのが少ない職業ではあるが、TODOリストを作成することや、一日のスケジュールの立て方などは、参考になり、とりあえず1週間試してみた。目に見えて分かるぐらいとても捗った。一日の終わりに、今日やっておきたいことがしっかり終わり、これ以上やる必要ないなという気持ちをしっかり持って、帰れるのがとてもいい。
    これからどんどん忙しくなっていく時期だが、変わらず継続していきたい。

    学びが深まるし、それが仕事にも生きてくる。ビジネス書で学ぶことはたくさんあるし、世の中にできる人はたくさんいて、自分をすごく成長させてくれる。そんな時代を生きれていることを嬉しく思った。いくつになっても、自分に失望することのないように成長し続ける自分でいたい。

  • 仕事で自尊心を失った時に読んだ本。
    一つ一つ実践していきたいと思ったので、このGWに棚卸し、改めてします

  • 筆者が若手社員の時に、上司から「罠を仕掛けられた」エピソードからこの本が始まる。

    上司は、部下である筆者の日常の仕事をみて、「そうですね」ってあいまいに返事をしそうだから、具体的な根拠を聞いてみよう、と考えたのだろう。

    自分も若手社員の時に先輩から同じ経験をしたからわかる。僕は何も考えてないのに加え、遠慮して言えなかった。そういう姿を先輩は見逃さなかった。感情的にならず、質問をすることで僕自身で改善点を気づかそうとしてくれた。相当聡明な方でした。

    聞いたら怒られるかも、聞きづらいという感情が芽生えますが、上司から「私たちは対価をもらい仕事をしているプロフェッショナルだ。プロとして当たり前の仕事をするには、自分の感情をコントロールして「あいまいさの排除」を徹底することが必要」とのこと。怒鳴りや嫌味にビビったり不安に感じるようじゃ三流、ということですね。怒鳴る人間がキーマンなら、怒鳴りや拒否反応にも冷静に対峙して必要な情報を得ないと。

    答えを教えたら楽な場面も、部下の育成のためにあえて質問し、指導してくれる上司って本当に大事です。
    パワハラと言われるのを懸念し、踏み込んで指導してくれる上司も減ってきたと思うので、自分自身の身を守るためにも、わかったふりをしない、無知を認め、わからないことはプライドを捨て遠慮せず聞いて解消する姿勢は貫き通すべきです。

    そういう面に改めて気付かせてくれた本でした。
    味わい深いビジネス書です。

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