ゆるストイック ノイズに邪魔されず1日を積み上げる思考
- ダイヤモンド社 (2025年2月19日発売)
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感想 : 254件
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784478120729
作品紹介・あらすじ
優秀な人は淡々と黙々と自分のやりたいことができる。そんな「ゆるストイック」のために、運や努力を学び直し生き方を変えよう。
感想・レビュー・書評
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タイトル通りゆるい内容で、知っていることばかり出てきて退屈していましたが、最後の方で新しい気づきがあり、よかったです。ようへ識字率が高い国であったとしても、読解力の高さはまだまだで、人間はまだ文字というものに慣れていない、ということ。よく文字理解派と、音声・画像理解派と分けられていますが、自分は明らかに前者。そして少数派だ、というのはショックでした。まあ気付かずうちに少数派視点を持っている、という優位性はありますが、多数派の視点を理解しにくいハンデがあるのには知れてよかった、と思えました。
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ゆるストイック、ということで緩く頑張ろう!みたいな本かと思いきやそうでは無かった。寧ろ結構割り切ったものの見方をしています。
努力は必ず報われるものでは無い、という立場に立脚し、その上で自分にできることをどのような方針を立てて行い、運や環境といった成功のための外部要因とどう向き合うかを書いたのがこの本。緩さというのは物事への向き合い方や考え方の柔軟さのこと。
現代社会の出来事もこの立場から分析していて興味深い内容でした。読み返してきちんと血肉にしたい本です。
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佐藤航陽さんが『ゆるストイック』って本出すってどういうことだろうと興味津々。
メタバースの類の近未来を語るのではなくて『ゆるストイック』?
佐藤航陽さんのことをよく知ってるわけじゃないけど、ちょっと前にメタバース関連のYouTubeでお見かけしていた。
佐藤航陽さんといえば、メタバースで、マトリックスの世界観を実現させてる人だと思っていた。
あっという間に、違う次元にアップデートしてたんだ。
いつまでも「メタバースの人」じゃないんだな、と感心してしまった。
有能な人って、ラベリングの無意味さを痛感させられる。
そもそも、佐藤航陽さんは、現代解釈でいうストイックだったのでしょう。おそらく、コロナ禍を経て、ストイックにゆるさも加えて、アップデートしたのでしょう。
『ゆるストイック』を読んでみて、ストア派哲学についても書かれてあったので、かなり好感がもてた。
ただ、この本ではストア派哲学としての「ストイック」と、現代解釈の「ストイック」の両方が混在していて、「ストイック」の定義の曖昧さを招いているように感じる。
というか、この本は「ゆるストイック」という言葉の定義を、1冊かけて丁寧に説明してるってことか。
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Geminiより
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「ストイック」という言葉は、元々の哲学的な意味合いから、現代ではより広義でパーソナルな意味で使われるようになっています。
元々の「ストア派」の意味
「ストア派(Stoicism)」は、古代ギリシャで始まった哲学の一派です。彼らが目指したのは、理性に従って生きることで心の平穏(アパテイア)を得ることでした。これは単に感情を抑え込むことではなく、感情が生まれる原因となる誤った判断をなくすことを目的としていました。
* 感情や欲望は理性でコントロールできると信じていました。
* 外的な出来事(病気、死、貧困など)は自分の力では変えられないと認識し、それらに対する心の反応だけをコントロールしようとしました。
* 目標は、単に苦痛に耐えることではなく、徳(知恵、勇気、正義、節制)を追求する生き方でした。
つまり、彼らにとっての「ストイック」とは、自分自身の内面を磨き、何があっても揺らがない賢者の生き方そのものを指していました。
現代の「ストイック」の意味
現代では、哲学的な背景が薄れ、特定の目的達成のために自分を厳しく律する態度や行動を指すのが一般的です。
* 目標達成のために、欲望や快楽を我慢する。
* トレーニングや仕事など、特定の分野で自分に厳しく取り組む。
* 感情を表に出さず、黙々と努力する人物像。
現代におけるストイックは、自己規律や忍耐力、禁欲的な側面が強調される傾向にあります。
主な違いのまとめ
違いのポイント
目的:
ストア派→徳を追求し、心の平穏(幸福)を得ること
現代→目標達成や自己成長
対象:
ストア派→外的要因ではなく、自分自身の心のあり方
現代→欲望や快楽、特定の行動や習慣
焦点
ストア派→理性と哲学に基づいた生き方全体
現代→忍耐や禁欲といった態度や行動
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若い人向けのようにも感じたけれど、セカンドキャリアを考える私にもとても役に立つ内容だった。
佐藤航陽さんは、この本の内容は、もう自分のものにしたから、要らない内容らしい。
私も、もう一回読み直して、この本の内容を自分のものにしてみようっと。
まずは、SNS断ちがいいのかもしれないね。
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求めていたジャンルではなかったので、ゆる読み。
なので、100%理解できているかはわかりませんが。
確実に世の中の価値観が変わった感は理解できる。
なので、考え方の刷新は必要で、お若い方がここまでの自己を確立できていることが、純粋に羨ましくも、尊敬にも思えた。
今の社会の正体みたいなものも、腑に落ちて、
ゆる読みとはいえ出会えてよかった一冊。 -
あまりというか、ほとんどこういう本は手に取らないのですが、なんだか表紙絵が息子みたいで(まさにノイズに邪魔されずゆるゆる、でも集中してやっている感じ)、しかもストア派という言葉も載っていたので(ちょうどその時ストア派の本を読んでをり)買ってしまいました。
「ゆるさとは怠惰ではなく柔軟さ」
なんとも五七五的なフレーズが載っております。
なるほど、
「自分は自分、他人は他人というゆるさ」
なるほどー
自分は自分、他人は他人という言葉にもっと、スパンと割り切る言葉のイメージを持っていましたが、ゆるく=柔軟に、にその言葉を捉えれば、他者がへなへなしていても少しは寛容になれるかもしれない。
心穏やかにゆるストイック
がんばろー
ぱらぱら適当に眺め読める感じはありがたい
「意思決定がうまい人は朝令暮改」
朝令暮改がちな私としては、なんとも自分を肯定してもらえている感じでありがたいです。
こんな感じでまさに短いフレーズ、句で頭にインプットさせやすくしているのも、まさにストア派的な感じがしました。
ぱらぱらめくって、今の自分によいフレーズが見つかるといいなと思います。 -
VUCAの時代といわれても、何をどうすればいいのかわからなかったが、この本を読んで、明るい方向性が見えた気がした。「これから」のことが好きだし、努力をしたいので、この本で提唱された「ゆるストイック」を心掛けてみようと思った。
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ゆるストイックという題名から、ランニングではなく軽いジョギングにして、隙間時間に少しだけ勉強するというような、緩い感じの自己啓発と成果を綴った本かと思って読み始めたが、ストイックというテーマよりは普通の自己啓発本であった。過去から現在までの社会の変遷を俯瞰的分析し、ゆるストイックについての定義をして、持続して自分を高めて行くという流れの本になっていて、内容自体は他でも散々目に触れてきた内容のため、特に目新しい発見はなかった。しかし、ゆるストイックの定義として、人に押しつけず自分の中で価値を見いだして自己完結することや、継続の秘訣として強い意志で新しいことに挑戦するのではなく、挑戦することを習慣にする等、自分が無意識に行っていたことが言語化されていて、自分の行動の再確認として全体的に共感できた。
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山口周さんとの対談動画を見て購入。軽快で文量も少なく、内容も薄いなーと思いながら読んでいたが、振り返ってみると、けっこう幸せに生きていくための本質的なエッセンスを、著者の言葉で表されていて、タメになることが多かった。
ダメな結果を他者に求める「セルフ・サービング・バイアス」、人間の合理的な判断には限界がある「限定合理性」というのは改めて認識することができたし、「自分とは、周りの環境との共同作品」という考え方もユニークかつ現実をよく表していると思う。あまり型にハマらず、周りの環境や人と、良い意味で相互に影響しながら、成果を出す・より善く生きていきたいと思う。 -
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全体としては、それはそうだなといった内容が書かれていた印象。だが今の自分が実行できているかと言われると、できてないなぁと感じる部分も多かった。
失敗を恐れずに試行回数を増やすこと、成功には努力だけではなく運も大きく絡んでくるため、努力は必ず報われると思わず日々のやるべきことを淡々とこなすことが大切という文章が印象に残った。 -
現在の極端な二項対立、他の価値観や意見を認めず攻撃的になる世界観にあってもっと肩の力抜いてみたら?と立ち止まらせてくれる一冊。
最善のためにはあらゆるリソースを駆使する、ある意味プライドに固執しない柔軟さである「ゆるさ」。好きで得意なことに没頭する「ストイックさ」を両立する穏やかな心持ちが「ゆるストイック」の真髄と理解。
35歳まではがむしゃらさが大事とする35歳の壁に関する項は、まったくその通りだと思う。
自ら35歳をビジネスマンの賞味期限と感じ、ひたすら経験値とインプットを意識した。その厚みがその後のアウトプットと余白をもたらす。
今後に活かしたいポイントは、
・複数のコミュニティに属する
→サードプレイスを持つ
・新しい技術に触れ続ける
→好奇心を持ち続ける
・他人に「ゆるく」自分に「ストイック」に
→ひとはひと、自分は自分
多様性というワードは使い勝手がよく、乱用されているように感じその気になったつもりになっていないだろうか。
今に自分にもっと興味を持ち、他人を必要以上に意識せず関与せずが放っておくことがお互いを尊重することになると感じた。
ゆるストイックとは、自分と周囲との距離感のセンス。
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変化の激しい時代に、どのようなスタンスで臨んでいけばウェルビーイングでいられるかを解説した本。印象に残ったのは、「古くなる6つの道具たち」の中で、努力は報われると言ったメッセージを信じる公平世界仮説や過剰な自己責任論が、かつての時代の秩序や経済を支えるために都合が良かった考えに過ぎないということ。テクノロジーの急速な発展やグローバル化により個人の努力だけで結果が伴わない場面もあると認識して、環境などの外部要因も意識、活用していく必要がある
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これまでの価値観がこう変わってきてるというのを、根拠と実生活で見聞きする場面を使った例がポップなイラストや図とセットで説明されていて、イメージしやすかったです。
「好き・得意・需要ありをどの順で取り組むのがよいか」や「願望と現実を混同してる例」や「脳が報酬と感じる割合やそれが組み込まれている例」などなど、今後いろんな物事の仕組みや出来事の見え方が変わる目線をくれる(身につけられればですがw)一冊でした。 -
敬愛する田中渓さんが佐藤航陽(かつあき)さんを推していたので読んでみた。ゆる…い…のか?ゆるいの定義が私のそれとはかけ離れていて、想像した遥か上を行かれていた。
○「好き→得意→需要がある」分野で勝負する。
○「もし何も制約もなかったとしたら、自分は何をするだろう?」と考える。メメントモリ。 -
自分でどうにかできるもの、そうでないものがあることに気づき、世の中の仕組みを全部理解することはできないけど、大まかに知ること。そこから力を入れるところ、力を入れずゆるくいることを区別してエネルギーを使い切らない。
なるほどと思うこと、気づきが多かった。 -
「ゆるく、でも芯はブレない」という姿勢を、精神論ではなく現代の社会構造から説明してくれる一冊でした。
特に印象的だったのは、成功は才能よりも「運」と「環境」に左右されるという視点。だからこそ、完成度80%でいいから試行回数を増やし、「失敗のプロ」になることが大切だと語られます。
また、ニッチは「好き→得意→需要」の順で考えることで成功確率が上がるという考え方も実践的でした。
派手なモチベーション本ではありませんが、ノイズに振り回されず、今日を静かに積み上げていこうと思わせてくれる本。地に足をつけて生きたい人におすすめです。 -
『ゆるストイック』を読んで感じたこと 〜分断と閉塞の時代に必要な思考法〜
「ゆるく、でもストイックに生きる」――一見すると矛盾しているように思えるこの生き方が、実は今の時代にこそ必要だと感じました。書籍『ゆるストイック』は、まさにその矛盾を抱えたまま、どう自分らしく進んでいくかを示してくれる本です。
コロナ前とはまるで違う世界。社会は目まぐるしく変化し、正解のない問いばかりが私たちの前に立ちはだかっています。格差は広がり、価値観は二極化し、何を信じてどう行動すべきか戸惑っている人も多い。私自身もそのひとりです。
世界を見ると、戦争は終わらず、国家は未だに「自国の利益第一」を掲げて動いている。進化しているはずの人類が、なぜこんなにも同じ過ちを繰り返すのか、と虚しささえ覚えます。そんな閉塞した状況下では、人々は「強いリーダー」を求めがちになります。これは歴史が証明していることでもあります。
そんな今だからこそ、「ゆるストイック」な思考法が光ります。自分を追い込みすぎず、でも諦めずに粘り強く日々を積み重ねること。矛盾や不確実性を受け入れながらも、自分の信じる方向へ歩み続けること。それは弱さではなく、新しい時代の強さだと思います。
そして、この本が教えてくれたもう一つの大切な視点が「アウトプット」と「インプット」のバランスです。いまは個人でも影響力を外に広げられる時代。だからこそ、自分の考えを形にして発信することが求められています。それは単なる表現ではなく、「求心力」と「遠心力」の両立。自分の中に深く取り込みつつ、それを外に向けて発信できる人こそ、これからの社会に必要とされるのではないかと感じました。
また、「予測不能な世界に慣れる」ことの重要性も強く共感しました。時代の変化に合わせて自分の考え方や行動を柔軟に変えながらも、長期的なビジョンだけは見失わない。そのバランス感覚が、これからの意思決定には不可欠です。「朝令暮改」を恐れず、その場その場でベストな選択をしていく――これは私自身、常に意識していることでもあり、心に刺さる言葉でした。
そして、「複数のコミュニティに属する」ことも現代的なサバイバル術です。ひとつの場所や価値観に依存せず、インプットとアウトプットの先を複数持つことで、自分の軸が揺らぎにくくなる。これは「多拠点的な思考法」とでも言えるかもしれません。
最後に、習慣の大切さも改めて実感しました。短期的な欲望に流されるのではなく、日々の積み重ねで人生を形作っていく。その基盤になるのが「習慣」であり、「習慣は性格になり、性格は運命になる」というマザー・テレサの言葉が、今は特に心に響きます。
読書もそのひとつ。情報の格差が「読解力の格差」として広がっていく今、読む力・考える力はこれからの時代を生きる上での武器になるはずです。 -
この時代にあっていて合理的と作者が考える生き方を紹介した本。ストイックというと、どうしても硬直的なイメージがついてしまうので、『「ゆる」ストイック』と命名し、ストイックかつ柔軟に生きるスタイルを提唱したのではないかなと思います。
個人的には「公正世界仮設からの脱却」、「言語・論理・科学・エビデンスの重要性の低下」、「 願望と現実の境界を整理する」「自立には依存先が多数あること」「朝令暮改は高効率」辺りはこれまでもボヤっと思っていたのですが、それらがシンプルに言語化されていて読んでいて気持ちよかったです。
また、「できなさそうなことを目標に掲げる」は意識になかったのでまず検証してみようかなと思ったりしました。 -
努力をすれば成功するという世間の認識を少しずらし、柔軟に環境に適応し自分自身の目標に向かってストイックになるという点を成功のポイントとしていた。
どのような意識でゆるく、ストイックに行動できるかを述べられていて、実践したいと思う点が多い。
文章がぎっしり詰められてなく、簡潔にスッキリ書かれているので、読みやすく、読み返しやすかった。
最後の方の章は、アメリカ大統領のトランプの再選の話から現在の日本で起こりうる(起こりつつある)社会の分断という、スケールが広がった話になった。
ただ、本書のテーマに逸れる訳でなく、そのような環境になっても柔軟に適応して生きていく方法として、これまで述べていたゆるストイックが挙げられていた。
これからの生き方や世間の認識についても改められる一冊となった。
著者プロフィール
佐藤航陽の作品
