「良い質問」を40年磨き続けた対話のプロがたどり着いた 「なぜ」と聞かない質問術
- ダイヤモンド社 (2025年3月6日発売)
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感想 : 67件
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784478120781
作品紹介・あらすじ
40年超の対話のプロによる「バイアスを取り去る対話術」=事実質問術を紹介。解釈を排し、事実のみを淡々と確認する知的質問術
感想・レビュー・書評
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「なぜ」口ぐせのように言っちゃう。
この本を読んで「なぜ」をやめようと思ったあとすぐに「なぜ」を使ってた。
子育て本でも「なぜ」と質問するのは良くないと書いてたのに実践できてない。
「何でこの時間に宿題やってんの?」毎週、日曜日の夜の会話。
「何で元の場所に片付けないの?」親もやってないから。
「なぜ」って結局、答えを知りたいんじゃなくて、責めるために使っている言葉だよね。
最後のまとめあたりで、私のいくつかある「座右の銘」が使われてたので、この本はいい本だと確信した。
「馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」
You can lead a horse to water, but you can’t make it drink.
他人に機会を与えること、環境を整えることまではできても、最終的にやるかどうか・受け取るかどうかは本人次第。
中田 豊一さんについて
• 名前: 中田 豊一(なかた とよかず) 
• 出身: 愛媛県(1956年生まれ) 
• 学歴: 東京大学文学部卒 
経歴・活動:
• 国際協力の現場で40年以上、異文化や異なる背景の人たちとの対話・コミュニケーションに関わってきた。 
• 1986〜1989年にバングラデシュでシャプラニール(市民による海外協力の会)の駐在員として活動。 
• その後、国際協力コンサルタントとして国内外で活動。 
• 現在(出版当時)は、認定NPO法人ムラのミライの代表理事を務めている。 
専門:
対話・コミュニケーションの技法(「事実質問術」など)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人との日常会話で話が続かなかったり、たまの仕事でのインタビューで面白い話を引き出したい、と思っているのですが、なかなかこれが難しい。
色々と本は読んでみても、そうすんなりと本通りにいくわけではないですしね…。
この本の中にも幾つかヒントはありました。
「思い込み質問」ではなく「事実質問」によって現実を浮き彫りにしていく…この一点が繰り返し説明されています。読んでいてハッ!と気づいたんですが、これって他人に対しての質問に限らず、自分に向けて自問自答していくことで一度冷静になり前向きな解決策について自身で考えられるようになるのではないかと。 -
今日からはなぜ?と聞きたくなったらいつ?と聞いてくださいと述べられている。思い込み質問をしない。事実質問をする。
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傾聴や会話において、よく表情や相槌などが大切だと言われていたり、とにかく受け入れましょうという本が多いと思っていましたが、こちらは会話の中で『良い質問』をすることで相手が勝手に解決し会話を進めてくれるという、大まかにいうとそういう技法や意識するポイントがまとめられており、非常に勉強になりました。
表題の「なぜ〇〇なのですか?」と聞くことは相手にとってとても負担が大きい質問だということや、こちらが投げかける質問に、実は無意識的に答える側が構えてしまっていることがあるようです。
無意識に使う言葉が、実は答える側の回答を左右していたなんて…!
これは仕事だけではなく、家族や友人、コミュニケーション全般に使えることだと思います。
この本は、社会福祉や保険医療、教育などの対人支援に関わる人への活動を通じてできたものだということで、私も対人援助職だからか納得できる手法であり、とても役に立てた一冊でした。
私もつい、「なんでこんなことになっちゃったの?」とか、なんで?という言葉を相手にぶつけることがあったのですが、それを言われたら言い訳を考えようとしてしまう心理が出るんだなあと、言葉を選ぶことの大切さをすごく感じました。
内容も、こういう感じの本って結構後半飽きてしまいがちだと思うのですが、会話形式の例題もあり内容の流れも分かりやすく、読んでいて飽きませんでした☺︎
対人援助職の方には超おすすめです。 -
なぜと聞かない=事実のみを聞くための手法というのはわかったが実践は経験積んでくしかなさそう。会社の1on1で使えるようになる具体例があるとよかったし、参考にはなったが例がご都合良すぎる感があった
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【事実】を正確に確認する。ただそれだけ。
よく元の世界には戻れなくなるとか書かれる方がいるんですけど、戻るとか戻らないじゃなくて、実行するかしないかだと思う。
そもそも【なぜ】がなぜいけないのかを考えると、うっとおしいでしょ。何回もなぜ?なぜって聞かれたら。結局それで相手が答えることって『思い込み』な理由が大半だから質問の仕方を変えてみましょうってこと。
事実を淡々と確認するっておもしろみも何もないけど事実を最速で正確に確認できる。
【いつ、誰が、誰から聞いたのですか。】
【なぜ】と聞きたくなったら【いつ】と聞く。
【考えさせるより、思い出させろ!!】
著者の言いたいことはこれが全てだと思った。
ちなみに自分がお金持ちになりたいなら…なぜと聞いたほうがよい。なぜなりたいかを徹底したほうが良い。 -
内容には納得。実践するには相当の意識が必要かと思えた。
質問は考えさせるのではなく、思い出してもらう。なので「なぜ?」とは聞かず、「いつ?」と聞こう。事実を思い出すことで、自らが気づき問題解決の方向に持っていく。理想的な考えですよね。
「なぜ」質問をすると、自分の伝えたいことを話してしまい、話がズレていく。いわゆる空中線になってしまうと。事実を聞く質問を繰り返すのが良い。
以下方法
①「なぜ?」と聞きたくなった「いつ?」と聞く
②「なぜ?」と聞かず「はい/いいえ?の過去形」に変える
③「なに」「いつ」「どこ」「誰」と聞く
④「いつもは」ではなく「今日は?」、「みんなは」ではなく「誰?」と聞く
⑤質問に困ったら「他は?」と聞く
相手にとって答えやすいか、事実を確認する質問かを考えよう。
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確かに、なるほど、と思うことが多かった。
私が印象に残っているのは3点。
1.なぜ?ではなくいつ?と聞く
なぜ?と聞かれると相手は
思い出すのではなく考えてしまう。
言い訳を生んでしまう。
物事には因果関係がある、ということ自体が
そもそも大きな思い込み。
2.相手の言葉を自分の言葉に変換しない
これはキャリコンの授業でもやったこと。
相手の言葉をそのまま使う。
自分の解釈を入れない。
自分の解釈を入れることで
両者の間に違いが起きる。
3.事実質問をしたら信じて待つ
事実質問でつついて、あとは信じて待つ。
卵と鶏の話。
アドバイスしてあげようと思ったら
1分待ってみる。難しいけど…。
上記3点を1日1回1週間実践してみる。 -
ありそうでなかった、実践的な対話に関する本。平易な言葉で、具体的に書かれているので、実際をイメージしやすかった。早速、仕事に生かしていこうと思った。
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手元に置いておきたい常備薬のような一冊だった。
ビジネスだけでなく、子育てなど家族間のコミュニケーションにも役立つ本でした。 -
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ビジネス書や自己啓発書を好んでたくさん読んでいるけど、大抵は「分かる分かる」「もう意識してやってる」とどこかで読んだことのある、もう知ってるわかってることが大半だ。それでも言語化してきちんと整理されていることが気持ち良いので損した気持ちにはならないけど新しい気づきはない。
しかし、この本は「なぜと聞かない質問」という時点で「えっ、なんで理由を聞かないの?」と新たな視点を得られた。
質問というと「なぜ」「どうして」と聞きがちだけど、これは相手の思い込みを引き出す。
「いつ」「何が」「どこで」「誰が」などの「事実質問」が思い込みを取り去る、解釈のずれが浮かび上がる、バイアスから抜け出せるということだった。
ぶっちゃけ、事実質問だけで会話が盛り上がるかなとか、一回読んだだけで上手に使いこなせるかというと難しいだろうけど、このような考え方もあるのだなと自分の中に一つ引き出しができただけでもかなりよかったと思う。
この本にも書いてある通り、なぜどうしてをいついかなる時も使っちゃいけないと固くなるのではなく、使うべき時に使えるようにしておけると良いなぐらいがちょうどいいかも。 -
私には、とても有効な本だ。「事実」と「考え」が、話すときも、聞くときも、明確に区別できていないことに気づけた。
また、本人に気づかせる質問の仕方が示されており、これこそコーチングの技法ではないかと思った。 -
相手の心理状況を知りたくて、つい「なぜだろう?」「どうしてそう思うの?」と聞いてしまっている…まさしく私ですやん…と思って手に取った本。
悪い質問は相手の「思い込み」引き出すリスクがあるということ、とても噛み砕いて説明してくれている。
仕事柄、月20件以上の面談をしていると、時として自分の興味が先立って相手に質問をしてしまっていることがある。そんな時は帰りの車の中で自己嫌悪の渦に入り込んでしまう。相手のためという免罪符を振りかざして自分の要求を優先してしまっている。ダメだなー自分…と反省しつつも日々の流れに任せてまた同じことを繰り返したり。
最近は思春期真っ只中の息子の取り扱いに苦戦しております。
そして、実は数日前からこちらの本の内容を実践中。なんとなく会話が続いている気がする。そんな気がする。気がするだけかも知れないけど。 -
覚えてしまえば繰り返し読むことは無さそうで★1つ減らしたが極めて実践的な良書。「なぜ?どうして?」の類の質問は避け、「いつ」を始めとする事実を確認できる質問を重ねて会話のねじれを防ぎ、相手に気づきを与えるというメソッド。「その時どう感じたの?」という感情の確認もここでは不要とされている。その理由は読めば納得できる。会話の例はやや不自然に思える部分もあるが、職場での1on1や会議での発言場面では使える考え方が多い。「考えさせるな、思い出させよ」なるほど確かに。採用面接でも有用だなと感じた。
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目から鱗。なぜと聞かない質問術というタイトルに惹かれて半信半疑で読んでみたが、実に興味深い発見が得られた。またいかに自分がなぜやどうしてという概念的な質問に頼っていたかを認識できた。
まずは、ひとつ思い込み質問をしたら、次は事実質問をするよう心がける!淡々と事実を確認し続けよう!
結局は、愚直に自分の質問をモニターしながら、思い込み質問をさけて、少しでも事実質問ができるようになることを目指すのが近道かもしれない。 -
この本、自分にとっては相当に目から鱗だった。
物事の本質を掴むためには最重要と感じていたWhyの質問が、実は事実をしっかりと把握し、本質的な理解や解決の妨げになっていたなんて。
目から鱗といっても、全く自分が想像もできていなかったことではない。うっすら感じてはいたけれど、これまでの自分の常識を使って自分を説得していたことに対して、事実に即した証拠をもとに気づかせてくれた感じ。
ごくたまにこういう思いもよらない出会いがあるから、多読は重要だと思う。
自分の戒めのために書くけれど、この本を読んで得た気づきは、日々自分が接している情報の常識とは少し異なる。したがって、意識しないでいるといつの間にか忘れてしまい、元の木阿弥に戻る恐れがあると思う。大事なのは、この本をいつも目の届く場所に置いておき、たびたび自分に対してこの本を読んで学んだことをリマインドすることだろう。そしてそのために必要なのが自分の本棚をしっかりと整備しておくなのだと思う。 -
すぐ実践・意識できる内容であるのに表面的なテクニックではなく、対話から本質を探り出す芯を捉えていて、自分もすぐに取り組みたいと感じた。
また、余計なアドバイスもしないように気をつけなければと自戒。 -
ビジネス(コンサルをはじめ、あらゆるコミュニケーション)の場でも、家庭内でも、どこでも活かせるバイブルのような本だった。ビジネスコーナーと育児書のコーナーに置いてほしい。
相手を信じて待つ。これが一番難しいかもしれないが、大切なことだというのが印象的だった。
著者プロフィール
中田豊一の作品
