科学的根拠(エビデンス)で子育て 教育経済学の最前線

  • ダイヤモンド社 (2024年12月12日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (312ページ) / ISBN・EAN: 9784478121092

作品紹介・あらすじ

「将来の収入」を上げる教育とは? 「第1志望校の最下位」と「第2志望校の1位」、どちらが有利? 子育てには「時間」をかけないといけないの? 家庭・学校・塾・職場で「人を育てる」あなたの疑問に、最新の科学がすべて答えます!

感想・レビュー・書評

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  • 全てデータに基づいた根拠があるので、説得力がある。だからこそ、「ガーン」とショックを受けた部分もたくさんあった。
    例えば、早生まれはスポーツの世界で損をするという話はよく聞くけど、これが学力面でも当てはまるのだとか。早生まれの私としては聞き捨てならない。
    他にも、兄弟の生まれ順の学力、学歴差も書かれていて、「そんなのどうしようもないのに…」と思ってしまった。(著者はあくまで平均の話なので、個性を大事にして考えるきっかけにして下さいと書かれています。)
    共学vs別学、鶏口vs牛後など、我が家は失敗だわと思うことも多々あって…
    うまくいってるところもあるのに、出来ていないところにばかり目がいくという自分の悪い癖を、この本を読みながら再確認してしまった。

    • どんぐりさん
      これは私も読んだらショックを受けてしまいそう、、、苦笑
      これは私も読んだらショックを受けてしまいそう、、、苦笑
      2025/04/26
    • ねこさん
      どんぐりさん、おはようございます♪
      きっと、多くの人がガーンってなると思いますよ。
      子どもがまだ赤ちゃんだっていう人は、今後の参考になるのか...
      どんぐりさん、おはようございます♪
      きっと、多くの人がガーンってなると思いますよ。
      子どもがまだ赤ちゃんだっていう人は、今後の参考になるのかもしれないけど。
      そうは言っても、データ通りにならないのが子育てなので、我が家は成功!って信じこんでいきましょ(⁠◠⁠‿⁠・⁠)⁠—⁠☆
      2025/04/26
  • ーーー科学的根拠(エビデンス)から見た子育てーーー

     表紙裏(見返し)
    から抜粋します。



     教育や子育ては、短期的な成果よりも長期的な成果のほうが重要です。
     本書は、成績や受験といった「学校の中だけの成功」だけをゴールにはしません。
     学校を卒業したあとにやってくる、
    人生の本番で役に立つ教育とは何か を問うていきます。


     もし、あなたが子育てに興味があったとして、そして、本書を読めば(または、目次から興味ある項目を選んで読めば)、

    きっと役立つ情報が見つかることでしょう。

    よい読書ライフをお過ごしくださいまし。⊂⁠(⁠(⁠・⁠▽⁠・⁠)⁠)⁠⊃



  • 『「学力の」経済学』はとても良かったが、こちらはそこまでではなかったかな。
    エビデンスに基づく、教育や子育てに有益な情報。
    非認知能力の大切さ。
    別学と共学どちらがいいのか。
    子どもに対して行う時間投資。

    もうちょっと早く読みたかったが、読んだとしても現状は変わらないだろうな。


  • 「子育て本に書かれてるのことって、その人だからできたことじゃない?」

    そう感じる人にぜひ読んでほしい。
    データをもとにさまざまな子育て・教育の効果を解説してくれる1冊。

    これを読めば他の子育て本を見る目が変わります。

  • エビデンスから読み解く子育て。
    データが全てではないけれど、参考にする価値はある。
    よくよく考えてみると、データとして出ているからというだけでなく、やっぱりそうだよなと思えることがたくさんあった。
    親は子育てに関してたくさんの情報を集めるとともに、しっかりと子どもと向き合っていく必要がある。

  • 教育本は世の中に数多あり、あまり手を取ることはないのだが、この本は良かった。子供を東大に行かせた教育ママの話しは所詮「n=1」なので参考にならないと常日頃感じている。この本はエビデンスベースで、経済学としてアプローチしているので読みごたえはある。

    忍耐力、自制心などの非認知能力を身につけるにはスポーツをする、リーダーになる、といった話しなど結論はそうだろうなぁ、というものが多いが、論理を立てていくプロセスがしっかりしているので安心する。

    第一志望のビリと第二志望の一位の話しは、文字通り「鶏口牛後」の世界で、昔の人が感じたことがエビデンスでわかるのは楽しい。男子校と女子校を分けるメリットも女子の視点で書かれており、この点は知らなかったので新鮮だった。

    一貫して各種エビデンスを用い、行動経済学を使いながら説明するのだが、学者らしく海外の事例が日本に当てはまるとは限らない、合理的判断の補助線に過ぎない、など、謙虚さもある。断定調で話す教育系ユーチューバーの話しよりずっと有益であり、自分の頭で考えるので結果的に頭に残る。

    最後にこれは本の問題ではなく実態でありやむを得ないのだが、参照されているのが海外の事例が多く、日本の教育系のエビデンスがさらに増えるとよりよいのになあ、と感じた。

  • 今月発売されたもので比較的新しい子育て本ですが、ご家庭以外でも職場や地域で子どもと接する機会の多い人に向けて書かれているので、どんな大人にも読みやすいと思いました☺︎

    子育ての中で学歴などの認知能力よりも、非認知能力などの学校を卒業後に必要な人間の能力について、どうしたら非認知能力を育めるのか、エビデンスがたくさん述べられていました。

    他にも非認知能力についての本を読んだことがありましたが、本書は非認知能力の種類がどのようなことに活かされるのかが述べられており、大変参考になりました。
    例えば忍耐力がある子は成績や健康がいい傾向にある、など。
    ここまで詳しく砕けてもらえるとわかりやすいと感じました。
    また、教育に経済学を切り込んだ部分も大変面白かったです。
    以前、『なぜ理系に女性が少ないのか』という他の方の著書を読んだことがありましたが、その議題についてもより詳しく書いてあり、その最新のエビデンスにへぇ〜という声が止まりませんでした。

    ただエビデンスはやはり海外の方が進んでおり、日本での研究より海外の方が多く、これが日本に当てはまるのかは難しいところですが、、、
    あくまで参考になるという話でこの本はとても面白かったと思います。

  • 子育てと教育では若干目的がずれるのかなと思いました。子どもが将来的に食うのに困らないためには、収入という指標は大事なポイントではあると思います。しかし、これに関しては教育者として違和感をいくつか覚えます。
    一つは、そもそも子どもたちが金を稼げるようにするために育てるために教育を行なっているのではなく、より良い人生が歩めるようにするためだと思っています。お金をたくさん稼ぐ=幸せという図式はあまりに安直な発想ではないかと思います。どこかで聞き齧った話では年収800万あたりから上の収入は幸福度があまり増えないという話を聞きますし。
    2つめは、収入の多寡は本人の能力よりも業種や業界に依存すると思っています。業界的に収入が伸びないこと見えている職業なんてざらにあります。もちろん医者など高い能力が必要とされている職業もありますが、逆に低収入の職業に優秀な人がいないかというと全くそんなことはありません。どんな仕事であっても非認知能力は必要です。
    色々と思うことがありますが、経済学という視点では、収入というの視点は外せないというの理解できます。だが、それが全てと思って子育てすることが社会にとって良いか言われれば、疑問が残ります。
    ただ、エビデンスの功罪についてはしっかりフェアに書かれていてそこは好感が持てました。

  • 世の中で俗説的に言われる様々な教育理念に対して、科学的・統計的アプローチによる検証を紹介する書籍。せっかくの人類としての経験は、この書籍で紹介されているように学習、実践されるべきであるように思う。
    一方で、日本の教育制度の取り組みはそのように思われないのは単に私が事情を知らないだけだからであろうか。適切な科学的なアプローチによる自省がなされていないことが日本の国力の低下を生んでいるのではないだろうか。

  • 女子校出身の私だが、
    確かに異性がいないからか
    学生時代が1番ふくよかだったw

    それと、
    この本を読んで一つ後悔したことは
    中高でスポーツをしなかったこと。

    娘には
    体を動かすことの大切さを
    教えたい。

  • 経済学の観点から子育てを見つめるという斬新な内容でした。このような教育を受けた人はこのような人生を送る……、というような傾向がビッグデータから導き出されており、とても客観的で勉強になりました。

  • 将来の収入と関連が明らかになっている非認知能力
    ①忍耐力
    ②自制心
    ③グリット(やり抜く力)

    第1子が有利になる理由(仮説)
    ①親の時間投資に差があるから
    ②非認知能力に格差が生じるから
    ③親のしつけに格差があるから

    勉強することが苦にならなくなる秘訣
    ①目標を立てる
    ②習慣化する
    ③チームで取り組む

    学力の低い生徒が、学力の高い生徒と同じクラス(チーム)になることでかえって学力が下がってしまう。
    運良く実力より上の志望校に合格しても、学内やクラスの順位が低くなれば、長い目で見て良い結果をもたらさない可能性がある。

    学歴フィルターのみによっての採用は優秀な人を逃すことになりかねない。大学ランキングで30位前後の中堅大学の上位1%の学生は、ハーバード大学などの上位20%よりもはるかにすぐれた業績を残している。

    PCは使えば使うほどいいものではなく、宿題などもデジタル教材と従来の紙と鉛筆を用いるものと半々にしたほうが、1番学習効果が高い

  • データや経済学のエビデンスに基づいて子育てについて書かれています。
    効果のあるもの、効果のないもの、悪影響のあるもの。
    とはいえ、人それぞれであり、100%そうである、というのものはないので、いろいろと考えさせられます。


    「小さい頃に勤勉さを身に付けた子供のほうが、のちのち学力が高くなりやすい」そうです。
    また、
    「子どもの向社会性や利他性を高めるためには、身近な大人や友人の影響が大きいと言えそうです。」
    「非認知能力を伸ばすことに長けた教員が、子どもたちの将来の成果に影響を与える」
    とのこと。
    幼児教室に携わっているので、身が引き締まる思いです。
    忍耐力
    自制心
    やり抜く力
    高い対人関係能力
    を身につけたり伸ばせるような声かけなど心がけていきたいです。

  • 科学的根拠に基づいた望ましい子育てを明確に示した良書。非認知能力(忍耐力、自制心など)はスポーツやリーダー経験で大きく伸び、学業や将来の収入にもプラスに影響するのは知らなかった。成功者や両親から聞いた教育論を鵜呑みにしたり、学歴競争に疲弊するのではなく、具体的な根拠に基づけば、親も子育てに自信が持てそうだ。

    AIの進化が続けば今ある事務的労働の多くは機械化され、人間は非認知能力をより重視するようになる、と思われる。学歴や就職先だけに捉われず、我が子の人間らしさを存分に伸ばしてあげたいと感じた。

  • 面白く読みました。なるほどー、という感じで、ビックリ‼️なことはさほどなくても、エビデンスで裏付けられると知ると面白い。

    •いま学校に必要なのは、手術室を一つ空けておくこと、、新たな挑戦のための余剰をもちたい。

  • 教育に関する研究がエビデンスをもとに書かれている
    参考になるものならないものは取捨選択しなければならないと思う
    結局は家庭環境が非常に重要

  • 科学とは不確実なものだということを忘れずに、参考程度にチラ見していこうと思います。

  • 子どもが将来しっかり稼ぐ力を身に付ける方法は
    1.スポーツをする(採用で有利になる/忍耐力やリーダーシップが付く)
    2.リーダーになる(リーダーシップが身に付く/勉強に対する意欲や自主性が高まる)
    3.非認知能力を高める(企業が求める能力=非認知能力/「技能が技能を生む」として認知能力と共に向上)
    である。

    好奇心はより深く学ぶことへの原動力となり、好奇心を搔き立てる一つの方法として「既存の概念に疑問を抱かせる」がある。

    子どものやり抜く力を育てるために、教員に求められるマインドは
    1.目標を設定すること
    2.目標達成のために努力すること
    3.失敗や挫折を建設的に考えること
    4.人間の能力は生まれつきではなく努力で変えられるということ

    勉強ができない子をできる子に変えるために
    1.ある程度達成可能なインプットに対して/他人ではなく自分が/自己管理の方法について学んだ上で目標を立てる
    2.始める時に感じる初期の抵抗感を和らげ取り掛かるきっかけを作った上で/繰り返すことにより習慣化する
    3.チームで取り組む

    保護者が子どもの本当の姿を正確に把握できていない場合ほど子どもの学力が低くなっている。よって、子どもの宿題の提出状況を保護者と共有すると、偏差値が上がる。

    学力的に優れた友人から良い影響を受けることができるのは、元々学力が高い生徒・児童のみで、教え合いは効果があるけれども同じグループに生徒を入れるだけでは効果がない。

    高校生や大学生に対し、順位を通知すると集団全体の平均的な学力は高くなるが、順位が低い生徒への悪影響は避けられない。そこで、
    ・習熟度クラス
    ・単なる順位・点数ではなく、前回からの成長を知らせる
    ・テスト後、間を置かずに即時に順位を知らせる
    ・子どもの順位とともに、親が家庭でできるサポートを親に知らせる
    などの支援が有効

  • 知人からの勧めで購入
    普段、読書の頻度は少ないが読みやすく最後まで読むことができた

    ①稼ぐ力を身につけるために
    1.スポーツをする2.リーダーになる3.非認知能力を高める

    ②親の時間投資は非認知能力向上、とくに年齢が小さい時ほど効果大!一緒に読書、スポーツをする。能動的な関わりが大切である。
    とても納得した。まだ、幼少期の我が子。普段受動的な関わりが多いため、能動的な関わりを増やすよう時間の使い方を考えるようになった。子どもとの時間はとても大切であることは間違いない。その中身をどう過ごすのか、どう関わるのかが大切。それ次第で非認知能力の向上につながる。

    ③「幼児教育」先取り勉強はムダ、今この瞬間、年齢に応じた関心経験が発達に重要
    納得。これを読んで少しハッとした。親は将来に向けて学力をあげてほしいと重視してしまいがち。私自身も当てはまる部分がある。子どもの立場だと、全く興味のないものを教えられても楽しくない。子どもの好奇心こそが発達の上で重要であるため、今この瞬間を大切に過ごそうと思った

    全体的に読みやすく、とても面白かった。
    大切な子どもとの時間。親ができることは可能な限り実践したいと思う。

  • Amazon、Yahoo、楽天は在庫なし。
    書店3軒回ってやっと購入できた。
    恐るべき…学力の経済学作者。

    タイトル通り、全てエビデンスに基づいているので、信頼できるというマインドで読み進めることができたからか、ほぼ止まることなく読み進めることができた。

    はじめの方は「たしかに!」と頷いてばかりだったが、途中で「ん?ほんまに?」となることもあり、読みながら色々と考えさせられた。
    以下、本書の内容+個人的見解。

    ①将来の収入を上げるためには、スポーツ、リーダー、非認知アップ→◎
    これは納得。リーダーシップも習得できるスキルだという意見も含めて共感。ただリーダーシップって非認知能力の一つとも言えるよね…。

    ②将来の収入との関連が明らかになっている非認知能力は忍耐力、自制心、やり抜く力→○
    特段驚くことはない。しんどいことでも最後まで粘り強く取り組むことができる人は、強い。

    ③家の蔵書数が多いと非認知能力が高まる。→○
    これは家庭環境の良さが影響しているということ。

    ④生まれ月による格差は明らかにある。→◎
    やっぱりか!となった。複数の研究で示されているので、おそらく間違いないといえる。

    ⑤教師が生徒に与える効果のうち、学力は5分の1以下しか説明できていない→!!
    これは驚き。そして認知/非認知を共に伸ばすことができる教師も少ないらしい。また、どちらかというと非認知の部分に影響を与えているとのこと。そうなのかー…

    ⑥成長できる!と信じることが成長につながる。→○
    病は気から的な感じ。プラシーボ効果やったかな?そんな感じ。信じれば効果が現れる。偽薬効果ともいう…?

    ⑦子どもの年齢が小さい時ほど、母親の時間投資の効果(認知、非認知の伸び)が大きい。→◎
    妻が来年度から転職するのに朗報。金じゃない。時間的余裕。それを取らねば。ちなみに父親の時間投資はあまり効果ないらしい…ほんまかなー?

    ⑧1人目2人目より出来が良い→?
    これはそこまで言い切れない気がする。僕のとこも兄がいるが、おそらく兄よりも僕の方が要領が良い。これは少し疑いあり…

    ⑨習慣づけするなら、きっかけづくり+継続の工夫(知り合いと一緒にやる)が大切→○
    これも既知。確認のため。

    ⑩井の中の蛙効果により同じ学力レベルでも難関校下位より中間校上位の方が将来収入や非認知的に良い→△
    これは異議あり。別の本に書いてあったのは、「難関校下位でも、下剋上的なやる気があればその方が良い」ということ。たしか最高の勉強法やったかな…。となると、これは一概には言えない。

    11幼児期では「今、ここ」の年齢に応じた関心や経験こそが発達に重要→◎
    すごく納得。早期の英語教育に対するアンサーだと個人的には思っている。まずはひらがな。まずは日本語。

    本書の前半部分に対する内容ばかりだが、まぁざっとこんな感じに考えさせられた。

    でも科学的根拠に基づいた…となると、考えがいがあるなと実感。面白かったし、今後の教育実践の参考にしたい。

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