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Amazon.co.jp ・本 (432ページ) / ISBN・EAN: 9784478200599
みんなの感想まとめ
企業の競争戦略や日本のビジネス環境について深く掘り下げた内容が特徴です。1900年代後半から2000年代にかけての日本企業の分析は鋭く、政府の失敗や日本型企業の特性についての理解を深めることができます...
感想・レビュー・書評
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日本の1900年代後半から2000年代までにかけての企業分析は鋭いものを感じます。
日本政府の失敗と日本型企業の特徴についてよく学べました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「成長戦略とは競争戦略である」
https://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51317442.html -
共同研究開発は産業内の各個別企業の競争力を損なう危険性を孕んでいる。
日本企業は、品質とコストを同時に改善するというオペレーション効率の視点からのみ競争を捉えているため、競争において持続的な成功を収めることを自ら極めて難しいものにした。
何をしないかという選択が、戦略の核心である。
最近よく考えます。仕事で何を切るか。
幸か不幸か、定時時間内では終わらないくらいの仕事を頂いています。自分にとって重要と考えていることに時間をかけるためにも、別の仕事が巻んで来た時にも即対応できるためにも、何とかして基本は定時時間内に仕事を捌きたい。そこで大事なのが、何を選択するかよりも、何を捨てるか。
選択はあまり難しくないと思っています。自分の目標にも掲げていますし、周りの多くの人たちも大抵同じ想いでいてくれます。
問題は選択したもの以外のその他雑多な仕事。仕事は誰かにとって意味があるはずなので、その誰かは必ず重要と言います。それを全部聞いていたら身が持ちません。
とりあえず、目星をつけたものは切ることにしました。これから仕事が減ることはあまり考えづらいので、少しずつ切る練習をしたいと思います。 -
2000年に書かれたにもかかわらず、色あせていない示唆に富んだ一冊。ポーター教授らしく戦略とはトレードオフであるとしたうえで、日本企業が捨て切れない悪しき習慣について改革すべしと鋭く指摘している。全般的に外からみた日本についてこれほどまで客観的かつ冷静に分析された著書があったものかと今更ながら非常にためになる内容だった。日本の競争力を弱めた真因と、教授が提言する日本のイノベーションをこの10年間の変化とともに今後に向けての足がかりにしたい。
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MBA必携の書。10年ぶり再読
キーワードだけではなく、根拠となる分析を一冊の本を読むことで把握することが非常に大事。
2000年著であるが、今もまったく色褪せていない。 -
日本型経営を学ぶために必須の一冊。通産省主導の産業政策が実際には全く役立っていなかった、という論点を証拠とともに提示。
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初版から10年以上が経過し、概ねその通りになりつつあるのだろう。
経済と政府の関わりとその功罪がよくわかる。
現在の政府と企業の戦略を、ポーターはどう評価するのか興味深い。 -
適当に買った本
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日本企業のおかれている現状、
仕組みがよく分かる一冊。 -
1980年代後半までは日本の製造業は高い競争力
を持つと信じられていたのではないか、しかし、本書
によると競争力を持っていたのは自動車や家電、精密機械
などの一部の業種である事。
1980年代からはそれらの業種でも競争力の低下が起こっている
事が説得的の書かれている。
本書で書かれている日本の企業や政府にとっての問題点は
今でも解決さていない。 -
『競争戦略論』で著名なポーターさんの書いた日本の競争戦略論。原題は『Can Japan Compete?』。2000年刊行と若干古いのが残念ですが、6年分を振り返って内容の検証ができるところはかえっていい点かもしれません。
基本的には、自由化やグローバル化を進めて自由な競争環境の中で日本企業は競争力を高めていかないといけない、という論調です。過去の日本企業の成功は、政策の故に成功したのではなく、政策があったにもかかわらず成功したと喝破しています。今までのオペレーションの効率化ではなく、選択と集中といった戦略が必要だということで、総合電機に代表される「すべての人にすべてのものを」は、市場シェアと売上高の代わりに重視すべき収益性をひどく傷つけているということです。
今の目で見てびっくりするような洞察が述べられているわけではないですが、結果として時代はおおむねポーターさんがこうしないとと言うように流れているように思われます。厳しい世の中ですね。それでも日本は競争力を再び手に入れることは可能としている(Japan Can Compete)。それは明確には書いていないけれども、全員が豊かになるのではなく格差社会となることを受け入れることを暗に仮定しているようである。大変ですな。 -
素晴らしい。
これから日本の企業がどのように進むべきなのかが書かれていた。
私が読んだ本の備忘録。
本の感想を三点メモ書きします。
ーーーーーーーーーメモーーーーーーーーーーー
1 日本の成功産業(例 半導体、VTR, FAX, 産業用ロボット、カメラ)において、日本の政府の役割は全くといっていいほど存在しなかった。一方、失敗産業(例 証券会社)では、政府規制ないし免許制度など、日本政府の介入が顕著に見られた。
2 今まで日本企業はトヨタのカイゼンに代表される、オペレーションの効率化で品質の向上とコストの削減を実現してきた。しかし、このようなベストプラクティスは遅かれ早かれライバルに模倣されてしまうl。そして、産業内のすべての競争業者が同じ次元で競い合い、より多くの供給業者が世界で最も優れた供給業者から購入すればするほど、同一の供給業者からの提供である場合が増えるので、お互いの製品は似通ってくる。(例 PCメーカー、アパレルメーカー)
3 日本企業が業績評価に用いる指標は市場シェアと売上成長率。しかし本来なら重要なはずの収益性に関するデータは少ない。日本企業は、市場シェアに関しては執念に近く、収益率を犠牲にしてまでもそれを追求する。市場シェアに固執することで、日本企業は模倣戦略を遂行し、お互いに同質化するようになり、独自性を失う。
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1に関してはなんとなく理解できる。
政府に保護をされているのなら、努力しなくても収益を得ることができるので、積極的に自ら変わっていこうという姿勢になるとは考えにく。特に、証券業界はひどいと思う。顧客に何回も株式の売買をさせて、手数料を荒稼ぎしている。しかも一回の売買手数料もかなり高額みたい。最近は、monexやsbiといったネット証券会社が出てきて変わってきたみたいですが。
2についても納得。従来は、日本の同業他社と差別化できていなかったが、今では中国などの低賃金の国々と差別化できなくなっている。そのため、日本人、特に、製造業は今まで以上に給料の減少が起こるのではないだろうか。
3は有価証券報告書を見れば一目瞭然かも。きちんと確認はしていませんが、有価証券報告書には、市場シェアも記載してあるのではないでしょうか。就活をしているときも、"当社はこの業界でNo1です"といったフレーズをよく聞いた覚えがあります。もちろん、学生向けにわかりやすい指標を持ってきただけかもしれませんが。
なら、これから日本はどのような道に進むべきか。選択と集中を行うべく戦略を考える。総合商社のように、すべての顧客に対してすべての商品を提供するのは、愚策である。そして、関連業界、会社とクラスターを形成して、他社との差異を出すべきである。 -
著者らによる1990年代の日本の産業構造に関する研究成果の要約。当時では世界的に特殊だった日本の産業構造と産業政策をさまざまな視点から分析しており、今に至る歴史的背景を理解するには効果的な良書である。今では主要産業となっている産業がどのように生き残ってきたか、世間でよく言われていることよりも深い洞察に至る理解が得られる。就職活動に臨む学生が読んでおくと作文や面接に強く慣れるのではないだろうか(当方、就活の経験ゼロですが)。
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日本政府、日本企業に対するポーターからの提言。
日本政府:
産業に対して余計な関与をしないこと。
ダイヤモンド・フレームに基づく明確な対応をとること。
日本企業:
オペレーション効率を高めるのではなく、
独自の戦略を打ち出すこと。
果たして、日本の政治家でこういう本を読んだ人は
どのくらいいるのだろうか・・・。
ポーターの言うクラスターは、大前研一氏の言う「道州制」に近い。
東京一点集中ではなく、地域ごとに強みを作っていく。
それぞれにあわせた規制や、教育、など、強い日本を作るために
すべきことはたくさんある。
ポーター、面白いな。 -
▼2009/02/15購入@堀之内ブックオフ
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グローバル経済の中での日本の競争戦略を分析。
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オペレーション効率よりも戦略だ、などと非常に示唆深い本。前半は面白くないが後半はかなり面白い。
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