入門 マイクロファイナンス―世界を貧困から救う、新しいビジネスモデル

制作 : 森 友環莉 
  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 51
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478260814

作品紹介・あらすじ

「社会福祉」と「収益」を両立する、マイクロファイナンス(=無担保超少額融資)の最先端を解説。世界有数のマイクロファイナンス金融機関(MFI)を詳細に現地レポート。

感想・レビュー・書評

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  • マイクロファイナンスって言葉が認知され始めた頃に、著者が感銘を受けて、その世界に関わっていく経緯や体験を元にした基本的なマイクロファイナンスの説明が1部

    一般投資家として、マイクロファイナンスに関わるために、マイクロファイナンス投資について書かれたのが2部。世界各国のマイクロファイナンス投資ファンドを紹介してる。

    著者は外国歴が長いので、原書は英語らしいです。日本でマイクロファイナンス入門書といえばグラミン銀国の解説が多くなるような気もするのですが、投資家として貢献する形の紹介に半分割くってのが、海外の本っぽいなと思いました。

    マイクロファイナンスは自立を促し、みんなが利益を得る画期的の為の金融のあり方として、著者はかなり高い期待を抱いていて、熱く語っているのが印象的。

  • 数少ない卒論の参考文献。

    アマゾンでむずかしそうだなーと思って買ってみたら薄くてすぐ読めた。もっと分厚いの期待してた。

    この筆者と同じような感動をしたので共感。
    マイクロファイナンスは収益と社会福祉両立するんです。社会投資やってたら仕事に充実感ありそうだ。
    これから熟々読の予定。

  • マイクロファイナンスとはなんぞや。
    ということが、たいへん分かりやすく書かれていた。
    こういう仕事というのがあるのだなと、目から鱗。

    マイクロファイナンスの本はほかにも読んだが、
    仕組みなどに関して一番分かりやすく、また読みやすかったのはこの本。

  • たしかに入門書。前半はマイクロファイナンスの基礎の復習に使えるし、後半は金融としてのマイクロファイナンスが学べる。投資コンサルという著者のアドバンテージに即した内容ですね。貧困とのかかわりで述べられる本が多いが、これは純粋にマイクロファイナンスについて勉強できます。

  • マイクロファイナンスとは、
    自営業者・低所得世帯・零細企業に対する金融サービス(小口ローン・貯蓄・送金・保険等)の提供。

    社会的貢献に加え、財務収益が得られる。

    「善い行いが利益を生み出す」ことを可能にする。


    小口融資=マイクロクレジット、マイクロレンディング、マイクロローン

    ローンの平均返済率が98%。 (高インフレのおかげ?)

    収入創出活動を行う貧困層を対象。


    グラミン銀行
     ムハメッド・ユヌス氏 (2006ノーベル平和賞受賞、マイクロクレジットの父) が設立。
     バングラディッシュ。
     1983年設立。
     顧客がグラミン銀行株式の94%を所有。残りは政府。


    世界の貧しい人々には返済能力があり、機会さえ与えれば自ら貧困から抜け出す努力をすることができる。

    マイクロファイナンスの最も積極的かつ重要な推進者
    =米ワシントンDCに本部を持つ「貧困層を援助するための協議グループ(CGAP)」

    2500億ドルの需要。(そのうち10%程度しか満たされていない)

    国際資本市場からの資金調達が必須になる。

    MFは、慈善・社会福祉の世界とビジネスの世界の両方にまたがっている。

    MFI (Microfinance Institutions, マイクロファイナンス金融機関)

    MFI の資金調達先が、政府・ドナーから資本市場に移行している。

    MFび効果
    ・世界的な貧困緩和
    ・発展途上国における生活水準の向上
    ・エンパワーメント効果(自信と自尊心を養う)
    ・異なる文化背景を持つ起業家の創出によるビジネス概念の拡大
    ・貧富の差を縮小し、より公平な国際社会を実現
    ・資金循環を効率的にする
    ・建設的かつ生産的な資金運用を可能にする

    MF投資のリターン/リスクは、MMFより高いが、ハイイールド債より低い。

    MFが与えてくれる:
    ・Win-Win提案
    ・貧困撲滅のための強力な開発支援ツール
    ・利害関係者すべてが受益者となる成長分野と新しいビジネスモデル
    ・貧困層を引き上げることにより、より豊かな世界を目指す社会的動向
    ・納得のいくビジネス
    ・人々に将来に対する明るい展望を抱かせる


  • マイクロファイナンスの入り口として読んだ。
    筆者の実体験が多いが、マイクロファイナンスについての独学のためのソースが書いてあるのが有用。
    3年近く前の本なので、最近の動きについては別の本でフォローしたほうがよさそうではある。

    個人的には2点衝撃を受けた。
    一つ目は、筆者と私が同じころにマイクロファイナンスの存在を知ったこと。
    こちらは社会人になったばかりだったとは言え、実行に移す・移さないの違いは大きいと痛感した。
    二つ目は、申し分ないキャリアと実体験に基づく志をもった筆者といえど、マイクロファイナンスに有給では関われていないとのこと。
    もちろんマイクロファイナンスは高い人件費は歓迎できないだろうが、ビジネスとチャリティの融合はまだ先なのだなと思う。

  • マイクロファイナンスについて気軽に読める本としてこの本ほど最適なものはないと思う。
    著者が実際にマイクロファイナンスを行っている機関で現地調査したレポートもとても興味深かった。
    さらに参照サイトや文献が豊富で、更に知識に深めたい時にも、すごく活用できそう。
    ただ難点はビジネス目線で書かれているので、ネガティブな面がほとんど描かれていないところ。

  • マイクロファイナンスについての入門本。2時間で読める。マイクロファイナンスとは貧困層に対する金融サービスのこと(超小額ローンなど)。超少額ローンを提供しているグラミン銀行のローンの平均返済率は、何と98%。しかも収益をあげている。世界の重要課題である貧困の削減に貢献する事業が、「同時に収益を生みビジネスとして成り立っている」ことに感動。

  • ノーベル賞排出したグラミン銀行で有名なマイクロファイナンス。

    知っていますか?

    世界には1日2ドル以下で暮らす人が28億人(人口の約半数)います。

    その人たちに1万円〜の小口ローンでビジネスチャンスを作るWINWINビジネス。

    そんな小口でビジネスにならないかも?と思ってしまうがローンの
    平均返済率は、なんと98.9%!!

    投資家にとっても、財務収益のみでなく社会収益の軸を持って見ることが出来る。

    開発とビジネスが本当の意味で繋がっている一例だと思う。素晴らしい。

    メモ
    ○なぜマイクロファイナンスが必要か?
    世界の貧困層は一般的な雇用機会を見つけることが出来ない。
    だから、自分達の手で仕事を作り出すことにより生き延びる。
    商売、製造、農業に走る。伝統作物や工芸品など。

    これをやっていく中、収入を増やすアイデア(レストランにショーケースを買う、
    大き目の冷蔵庫など資材を買う)があるのに、それが一時金不足で
    その日暮らしの日々をする。


    ○マイクロファイナンスの与えること
    ・WINWIN提案
    ・貧困撲滅の開発支援ツール
    ・貧困層を引き上げ、より豊かな世界を提案
    ・納得行くビジネスモデル
    ・人々の将来を明るくする
    ・強みは現地主導型であるので活性化される

  • 分類=経済・金融・マイクロファイナンス。05年12月。

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