プロフェッショナルの条件 いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー 自己実現編)

  • ダイヤモンド社 (2000年6月29日発売)
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  • 本 ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478300596

感想・レビュー・書評

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  • 言わずと知れたドラッカーの名著。

    何故だろう...

    全く入ってこない(><)

    従って、読み終えた直後にもかかわらずほぼ何も残っていない。

    いつか再読にチャレンジするぞー!

    説明
    メディア掲載レビューほか
    どうすれば一流の仕事ができるか。ドラッカーの教える知的生産性向上と自己実現の秘けつ
    本書は,ドラッカーの膨大な著作の中から,我々一人ひとりがどう成果をあげ,貢献し,自己実現を図っていくかについて述べた部分を抜き出して1冊の本にまとめたものである。題して,「ザ・エッセンシャル・ドラッカー・オン・インディヴィデュアルズ(ドラッカー生き方・働き方読本)」。しかも,編者はドラッカー訳を長年手がけ,ドラッカーの著作を誰よりも知りつくしている上田惇生氏。これを聞いただけで,ドラッカー・ファンはそわそわしてくるのではないか。

    ドラッカーの著作というと,マネジメント,社会論に関するものという印象が強い。実は多くの著作の中でドラッカーは,個々の人間がどう働き,どう生きたらいいかについてもくり返し言及している。なぜなら,ドラッカーが30年も前から予言したように現代は知識社会への転換期を迎えており,そこで働く知識労働者は,自分の仕事に責任を持ち,自らをマネジメントすべき存在だからである。

    本書には「はじめて読むドラッカー」という副題もついている。そのとおりこれからドラッカーを読み始めたいという読者にはうってつけの本である。本書は11の著作・論文から選りすぐった論集であるだけに,企業・社会に対するドラッカー一流の深い洞察が随所に顔を出しており,ドラッカー理論のエッセンスに触れることができる。巻末には出典著作の解説が出ているので,興味を引かれた本から読み始めることをお勧めしたい。

    もちろん,本書は多くのドラッカー・ファンにも十分楽しめる本である。何しろ個の生き方というテーマを柱にした本は初めてのものである。しかも編者の巧みな構成によって内容的にも新鮮なものとなっており,新作に匹敵する価値がある。

    本書の最も優れているところは,ドラッカー自身がどう学び,どう成長してきたかを語る「私の人生を変えた七つの経験」である。現代の巨人が自ら語る成功の秘けつは,まさに「プロフェッショナルの条件」そのものといってよい。 (富士総合研究所 シニア経営コンサルタント 眞崎 昭彦)
    (Copyright©2000 ブックレビュー社.All rights reserved.)
    -- ブックレビュー社

    内容紹介
    知的生産性をいかに向上させるか?
    自分の能力を見極め・伸ばす簡単な方法を、ドラッカー自身のエピソードをまじえながら、具体的に紹介する。
    ・これからの働き方を考えたい、学生や若手ビジネスパーソン
    ・若手指導に頭を悩ませる、管理職やチームリーダー
    ・今後の展望を考えたい、ベテランや経営者
    自己実現に役立つエッセンスを、ドラッカーの膨大な著作のなかから選び抜いた、珠玉の1冊。
    商品説明
    原書名は『THE ESSENTIAL DRUCKER ON INDIVIDUALS: TO PERFORM, TO CONTRIBUTE AND TO ACHIEVE』。現代マネジメント思想の巨人、ドラッカーを初めて読む人のために、これまでの著作10点、論文1点からエッセンスを抜き出し、ドラッカー自身が加筆・削除・修正した必携本である。3部作『THE ESSENTIAL DRUCKER』のうちの第1部で、個人の生き方と働き方が主題となっている。本書の第1章は個人がおかれた状況を確認する「いま世界に何が起こっているか」。第3章「自らをマネジメントする」から、個人のあり方が本格的に論じられていく。社会において業績をあげ、何かに貢献し、成長するにはどう考え、行動すべきか。単なる業績アップやキャリアアップを目指すものではなく、これからの時代を生きる知識労働者が理解すべき本質的な問題を取り上げている。随所に具体的で明快なアドバイスを盛り込みながら、個人が「何をもって記憶されたいか」という究極の問いかけへと向かっていく。編者によれば、本書はドラッカーが初めてという人だけでなく、ドラッカーの世界が「大き過ぎて全体が見えない」という人、次にどの著作を読めばいいのか悩んでいる人たちのためのガイドブックとして作られたという。とはいえ、やはりドラッカーの思想の原野は広大だ。本書も1度通読して済むような軽い本ではない。座右に置いて何度も読み返せば、そのたびに新たな発見があり、勇気がわいてくるはずだ。(秋月美南)
    内容(「BOOK」データベースより)
    どうすれば一流の仕事ができるか?自分の能力を見極め、伸ばすための簡単な方法がある。ドラッカーが自らの体験をもとに教える知的生産性向上の秘訣。はじめて読むドラッカー自己実現編。
    内容(「MARC」データベースより)
    今や唯一の意味ある競争力要因は、知識労働の生産性であり、それを左右するのが知識労働者である。自分の能力を見極め、伸ばすための簡単な方法を紹介。著者自らの体験をもとに教える、知的生産性向上の秘訣。

  • 働き方の関連書籍として、本書を手に取った。

    ピーター・ドラッカーはもちろん知っていたけど、書籍を読むはこれが初めて。経営学という印象が強かったけれど、本書の内容は、現代の労働者に広く適用できる内容だと感じた。

    構成は5つのパートから為る。

    1. いま世界に何が起こっているか(「ポスト資本主義社会」である現在について解説
    2. 働くことの意味が変わった(我々知的労働者の働き方について
    3. 自らをマネジメントする(成果をあげるためのセルフマネジメントについて
    4. 意思決定のための基礎知識(成果をあげるための意思決定について
    5. 自己実現への挑戦(これまでの総括的な内容

    分量は200ページ強。少なくないけど、内容が少し難しい。というより、抽象的。それなり以上の就労経験がないと、理解できずに挫折するかもしれない。挿入されるエピソードも昔のアメリカのものが多く、ピンとこない読者は少なくないかも。

    それでも、人生で何度でも読み返したい書籍となった。理解できた部分は、自分が働く上で活用してみたい。理解できなかった部分は、再読が楽しみ。

    (書評ブログの方も宜しくお願いします)
    https://www.everyday-book-reviews.com/entry/%E5%BC%95%E7%94%A8%E6%8A%9C%E7%B2%8B_%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%81%AE%E6%9D%A1%E4%BB%B6_%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BCF%E3%83%89%E3%83%A9

  • これだけストイックに日々仕事ができたら成長しない訳がないだろう。仕事の本質的なマインドセットが学べる一冊。何度も読み返して血肉とすることで本書の価値がより一層高まるとともに、自身の成長が加速する。

  • 目的:プロフェッショナルを心得て仕事の成果を上げるための知見を得る。
    ・成果を上げるには反復・習慣が必要である。
    ・いつも失敗してきた。だからもう一度挑戦する必要があった。→80歳でオペラに取り組んで成功。
    ・自分が何によって知られたいか・何によって覚えられたいかを常に自問する。50歳になって答えられなければ、人生を棒に振ったといえる。
    ・劣後順位を決める→やらなくてよいものを決める
    ・成長のプロセスは教える・移る・現場で働く

  • しばらく本棚にあり続けた本書。2019年最後のこの時期、このタイミングで読んで非常に良かった。
    この『プロフェッショナルの条件』は組織よりは、主に個人の働き方、考え方等をフォーカス。何度と繰り返し語られる単純労働→知識が経済の中心となり、それはイノベーションに不可欠なものである。

    『社会、コミュニティ、家族は、いずれも安定要因である。それらは、安定を求め、変化を阻止し、あるいは少なくとも減速しようとする。これに対し、組織は不安定要因である。組織は、イノベーションをもたらすべく組織される。イノベーションとは、・・・、シュンペーターが言ったように創造的破壊である。』
    『知力や想像力や知識は、あくまでも基礎的な資質である。それらの資質を成果に結びつけるには、成果をあげるための能力が必要である。知力や想像力や知識は、成果の限界を設定するだけである。』
    『仕事や成果を大幅に改善するための唯一の方法は、成果をあげるための能力を向上させることである。→なすべきことを成し遂げる能力』
    『組織構造の欠陥からくる時間の浪費がある。その兆候は会議の過剰である。...、理想的に設計された組織とは、会議のない組織である。...会議は原則ではなく、例外にしなければならない。みなが会議をしている組織は、何事もなしえない組織である。もし時間の記録から、その四分の一以上が会議に費やされているという会議過多症が判明すれば、組織構造に欠陥があるとみてよい。』

    この読書を切欠に『チェンジ・リーダーの条件』『イノベーターの条件』の二冊をポチる。

  • 早くに出会えてよかった。
    必読!!

    成果を出すことは習慣

  • 面白かった。

    内容は、いかに成果をあげ、成長するかという内容が書かれている。
    優れた上司とはどういう上司か?
    個人の成長とはなにか?
    人生において大事なこととは何か?
    等々が書かれている。
    また、読み返す予定。

  • ―――――――――――――――――――――――――――――――――――
    「プロフェッショナルの条件:いかに成果をあげ、成長するか」
    P.F.ドラッカー/著 上田 惇生/編訳 ●ダイヤモンド社,2000.6
    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――
    いまごろ何ですが、読んで感動しました。ドラッカー思想の生き方。働き方。
    ドラッカーはご存知でしょうが、1909年ウィーン生まれ。フランクフルト大学
    卒。現在米国クレアモント大学院大学教授。ビジネス界に影響力をもつ最大級
    思想家。
    著作物からいいとこどりの簡約まとめ本。これは買っておくべき。本とにいま
    ごろ何ですが、読んで感動しました。ドラッカー思想の生き方。働き方。
    パート3「 自らをマネジメントする」97ページ147ページまで
    ここが、ぜひ読んでおきべき部分。

    おすすめ1章・私の人生を変えた7つの経験、。
    目標とビジョンを持って行動する。ひとつのことに集中する。(定期的に検証
    と反省を行う。)新しい仕事が要求するものを考える。書きとめておくーイエ
    ズス会とカルヴァン派の教訓。何によって知られたいか。成長と自己変革を続
    けるために。

    2章・自らの強みを知る。生き生きと働くための方法。強みはなにかに。フィ
    ールドバック分析から分かること。仕事の仕方に着目する。人と組むか。価値
    観を優先する。ところをうる。

    3章・時間を管理する。時間の自分の時間のどのとうに使っているか。時間を
    無駄にする仕事。時間をまとめる。時間の使い方を記録する。仕事を整理する
    。マネジメントの欠如がもたらす時間の浪費。汝の時間を知れ。

    4章・もっとも重要な事に集中せよ。時間を無駄にしている暇はない。古くな
    ったものを整理する。劣後順位の決定が重要。捨てるのは勇気だ。

    p104新しい仕事で成果をあげるのは何をしなければならないか。新しい任
    務が要求するものを徹底的に考え抜くこと。
    106ページ。
    イエズス会(1534年創設)とカルヴァン派(1541年創設)の教訓。と
    は何か?重要な決定をする際に、その結果を書きとめておかねばならなかった
    。結果と期待を比較できると、自分の強みがわかるということです。

    「フイードバック分析」これがキーワードです。

    112ページ.
    何かをするときにその結果の何を期待するかをカナラヅ書く。強みを発見しそ
    こに集中せよ。
    118ページ。
    みづからの、「自分の強み」「仕事の仕方」「価値観」を知れ。
    自分の時間の使い方を管理しフイードバック分析せよ。時間こそが最大級の資
    源である。

    137ページ。
    自分の強みをいかすために、強みを重要な機会に集中せよ。
    144ページ。
    集中とは意味ある事、重要な事について時間と仕事について自分から意思決
    定すること。

  • 知識労働者として働く全ての人に必要な本。(ここでは医者やデスクワークということではなく、一見力仕事に見えるものでも、生産性のある仕事かどうか等の判断を必要とする仕事は知識労働と考えられている。)
    社会構造の変化により働き方を変えなくてはならなくなった。まずそれに気づくかどうかと、気づいた時に自分の強みを客観的に理解し、成果を上げることに集中できているか、自分にとっての成果とは何か?等、人的資本経営のど真ん中を書いている。業務に対するスタンスを改めさせられる本だった。真の知識労働者になるために必要な本だと思う。

  • 編訳者あとがきにあるように、この本はドラッガーの本から自身たちで「生き方・働き方」について抜粋したもので直接的にマネジメントノウハウを書いてある本ではない。

    労働というものの捉え方を変える本。特に「自分が何によって覚えられたいか」という文章に集約される。近年は働いたら負けというネットミームがあるように否定的な見方があるし、筆者自身もそう思っていた。
    しかし実際は働かなければならずその中で懸命に働くということが大切であるというのがこの本全体の根底にある。投資家のように不労所得を得ることが金持ちの条件ではあるが、彼らは自身もかつて働いて種銭を稼いだり今となっては資産を不当に減らさぬよう常に気を配っている。彼らは自身の能力を適切に活用したにすぎない。
    もし労働者がそのようになりたければ懸命に働かなければいけない。懸命に働くというのは、タスクをこなすのではなく、相手に貢献するにはどうすればいいか考えて職責に適切な行動をすること、そのために必要な能力があるかどうか判断でき、ないなら身に付けるか他のふさわしい職や立場に移るというのも選択肢に入れるということである。よって投資家のような金持ちになりたいならその勉強をしなければならない。
    近年日本では働いたら本が読めないといわれるほどだが、そういった学習、能力の向上から距離を取っている人が多いが、それでは衰退も仕方ないのかと思わせられた。
    いわゆるブラック企業といわれる不法集団によってそのような時間が取れないならそれらは駆逐されるべきだが、そうでないのに学習しないものたちは一度この本を読んで自身の社会人としての態度を見直してみるといいと思う。

    part1 知識を得ること、そしてそれを業務に活用することで生産性が上がったという話。知識労働者たる条件は、そういう知識を活用して仕事を効率よく行うことであると。生産性向上のためにはまず仕事に対して「何が目的か、何を実現しようとしているのか、なぜそれを行うのか」を問わなければならない。
    part2 知識労働は三種ある。質のみが成果となるか、質と量両方か、質は前提条件で量が成果となるか。ww2以降現場労働者も知識労働者の一部として、上記のように改善に取り組んだ企業らが伸びた。労働者が継続的に新しいことを学び、既存の成功をさらに改善する能力を持ち、活用できなければならない。
    知識労働者はその知識ゆえに自分から判断しなければならないという点でエグゼクティブである。会社にいる以上一人で働いてる訳ではないのでどうしても自分がコントロールできないことがある。その中で上司や同僚との関係をうまく利用して成果に結びつけられるかが大事になる。そういう政治的なものも含めて一つの分野に熟達してうまく周囲と折り合いをつけて自分の為すべきを為すのが成果を出す人の特徴である。分野によって直接的に必要な能力はまちまちだが、共通するのはそれらの分野に必要な能力を身に付けるために習慣的に努力できた、点である。
    そうやって自分の能力で物事にあたり、足りなけれ身に付けるとして組織に貢献すること、その責任感を持って行動してれば生産的な人間関係が持てる。
    part3フェイディアスの彫刻のように人が見えないところでもやること。立場が人を作るというが職種が変わったらその責に合うやり方で仕事をしないといけない。前職のやり方とかは合わない。ピーターの法則にもにてる?カルヴァン派のようにメモをとるなりして思考のプロセスを残しておくとよい。
    自分の強みを知り、仕事のやり方、同じ価値観のところで働こう。
    細かい時間がたくさんあっても意味がない。可視化や役割の適切な委譲でやりくりしてまとまった時間を得よう。
    そうしてまとまった時間で、優先順位(やるべきこと)と劣後順位(やらなくていいこと)を適切なタイミングで集中して行うこと。一番重要なことをやる。一つ仕事が終わったら順位をまた見直す。
    part4
    part5

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