プロフェッショナルの条件――いかに成果をあげ、成長するか

  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478300596

感想・レビュー・書評

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  • 出版社/著者からの内容紹介
    マネジメントの「なぜ」「何を」「いかに」を具体的に示す。いまほど、マネジメントの本質に立ち返ることが必要なときはない。
    ドラッカーは「マネジメントは、理解されていない」と語る。情報をナレッジ(知識)へと高め、それを具体的な行動に結びつける総合的な行為を「マネジメント」と規定した、マネジメントの父・ドラッカー。その基本と本質を、初めての人にでも分かりやすく説いた、ドラッカーの入門にしてエッセンスが凝縮されている。まず、マネジメントとは何かが明解に説かれる。ドラッカーはマネジメントの役割を「組織の目的を果たすこと」「働く人を人間的存在として生かすこと」「社会的問題の解決に貢献すること」ととらえ、それぞれの方法を、ときに具体例を交えて明らかにしていく。ドラッカーの話の展開はシンプルで誰にでも分かりやすい。しかし、その話の内容はハッとさせられるものばかりだ。たとえば、「人のマネジメントの仕方は、いつも同じではない」。情報が高度化し、社会の変化のスピードが急激にスピードアップし、仕事が「知識労働」にシフトしている現在、マネジメントの常識も変わったのだ、とドラッカーは論ずる。ドラッカーはゼネラル・モーターズ(GM)社の経営方針と組織構造の研究を依頼されたのを始めとして、アメリカ、日本の企業の分析を数多く手がけた経験から、具体的なケースを幅広く知っている。机上の理論でなく、なるほどと実感できる話が展開されるのは、この分厚いケースを基に展開しているからであろう。さらに、より現在われわれが直面する、情報、イノベーションといった課題に言及し、すぐにでも使える具体的な方法を提示してくれる。たとえば「すでに起こった未来をみつけ、その影響を見る」。GMの成功は自動車を発明したことによってもたらされたのではなく、瞬く間に国民の輸送手段になることを「見」て大量生産の体制を整えたことによるといった例が示される。携帯電話、インターネット……が瞬く間に一般化した事実を目の当たりに知っているだけに、説得力がある。経営学の巨人・ドラッカーの著書と聞くと「難解なのではないか」というイメージがあるが、本書はそんな読者のためにこそ編まれた1冊。世界のトップマネジメントが傾聴する深い知恵を、手軽に身につけられる。

  • 知的業務に携わるビジネスパーソンにはぜひ読んでもらいたい一冊。
    成果をあげるためにはどのようにすべきかが書かれています。
    これを読めば、成果は決して一握りの才能のある人間のものなのではなく、各人の習慣、心がけ次第によって成果を得ることができるようになる、と言うことがわかります。

    「強みに集中すべきである。無能を並みの水準にするには、一流を超一流にするよりも、はるかに多くのエネルギーを必要とする。しかるに、多くの人たち、組織、そして学校の先生方が、無能を並にすることに懸命になっている。資源にしても、時間にしても、強みをもとに、スターを生むために使うべきである。」 

  • 初ドラッカー。正直言って社会人2年生にはお腹いっぱい、消化しきれないほどの内容。今すぐ使える部分もあれば、使うのはまだ先の部分もある。いくつものステージで得るところのある本だと思う。

  • P.F.ドラッガー氏の著書はこれが初めてだが、全く古さを感じない。同氏の著作に対する書評はいずれも氏の先見性を褒め称えている印象があったのだが、本書を読んで納得した。

    訳書の初版が出たのが2000年だから原書が出たのは1990年代だろう。 その時点で世の中の変遷をこうも見事に予見しているのは素晴らしいとしか言いようが無い。

    本書は個人に焦点を当て、成果の出し方、成長の仕方を説いているので一見啓発本の様な色が出ている様に見える。 しかし、時代の変化を予見した上で、その流れに乗っていけるように誘導している点に於いて、他の啓発本とは一線を画している上に十分すぎるほどの説得力がある。

    他の著書も読んでみたくなった。

  • ドラッカーはすばらしいです。
    個人としてどうやってこれから生き残っていくかについて本当によく考えさせられる本です。
    ドラッカーの言ってることは正しいの一言につきます。

  • プロフェッショナルの条件 P・F・ドラッカー 266ページ  
     この本は、ドラッカーの著作、論文のなかから、個人を対象とした文章を抜粋した本です。一人一人の人間がこれからの社会をどう生き、考えていけば良いのかが具体的に書かれています。

     ちなみに、私はドラッカーの本を読むのは今回が初めてでした。これも自分にとっては「気づき」が非常に多く興味深く読んでいました。

     本の内容は、仕事をどうこなすか?に焦点が当てられていますが、その考察が、企業、社会、歴史、芸術、経営、人物などのあらゆる分野に及んでいます。
     
     一体どこから、この「知」があふれているんだ?と言いたくなります。仕事についての話でここまで様々な分野から引っ張り出してくるのは圧巻です。
     
     それでいて、それらが一本の道のように、きれいにスジが通っているんです。これにより文章が非常に説得力を持ち、自分が「真理」にふれているような感覚に陥りました。
     
     自分の成長を願う人であるならば、是非読んで欲しい一冊です。

     この本に出会えたことに感謝!

     きっと、何度も読み返してたくなります♪


    「本の構成コーナー」
    パート1 いま世界に何が起っているのか
    パート2 働くことの意味が変わった
    パート3 自らをマネジメントする
    パート4 意思決定のための基礎知識
    パート5 自己実現への挑戦


    「この言葉が…お気に入り♪今日のワンフレーズ」
    「これからは、だれもが自らをマネジメントしなければならない。」

  • 【読む目的】

    知的生産性向上の秘訣とは何か?

    【読んだ感想】

    働くことの意味、みずからのマネージメント方法、意志決定のための基礎知識、自己実現への挑戦など、組織で働く者だけではなく、あらゆるビジネスマンにとって参考になる話がたくさんありました。『何によって覚えられたいか』のひとことが特に印象に残っています。

  • 自己成長のために!!

  • 初めて読んだドラッカー先生の経済本

  • 初ドラッガー.読書中に色々な事を考えさせてくれる.無駄な時間を過ごしてしまっている自分を反省.keyword:教えること・移ること・現場にでること

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