- Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478300596
感想・レビュー・書評
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ドラッカーというと経営者が読むものというイメージがあったが、この本は働く人みんな、個人にフォーカスして書かれている。「7つの習慣」と重なるような内容だと感じた。また読み返したい。
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そろそろドラッカーの著書を読んでみようと思い立ち、1冊目として選んだ本。サブタイトルに「はじめて読むドラッカー」とあるが、初めて読む人でも以前からの読者でも面白いものを目指して編集されたという。(編訳者あとがきより)
実体は、ドラッカーの著作10点および論文1点からの抜粋とのこと。その結果、章によって内容も難易度も実に多様である。ドラッカーの著作のうち、一人ひとりの生き方、働き方に焦点を合わせたものは網羅したとのことだが……ポスト資本主義社会などの方面には明るくないのでさっぱりだった。また、組織のマネジメントやコミュニケーションについても論じており、これも個人に焦点を当てているとは捉えにくく感じたが、組織内で働く人には役に立つだろう。
1冊目にこの本を読んで正解だったのか間違いだったのか、今はまだ分からないけれど、この THE ESSENTIAL DRUCKERシリーズくらいは読んでおこうと思う。 -
う〜ん。
有名な一冊。2000年の本だが、ちょっと難しかったかも。
きっと、この本で言っている
・知識労働者
・自己実現のための時間管理と得意分野を伸ばすこと
・第二の人生のためのセカンドワークのすすめ
あたりは、これまでの別の書籍で平易に説明されているかと思う。
原点をあたるという意味では、よかったと思われる。 -
そこまで感銘は大きくなかった
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もしドラのドラッカーのマネジメントじゃない方の名著です。
内容は簡単ではありませんが難しすぎる訳でもありません。
正直なところ私は一度ではエッセンスを汲み取ることが出来なかったので時間を空けてもう一度読みたいと思いました。 -
非常に有名で評判のいい一冊。この間読んだ赤羽氏の本で推奨本上位だったので手に取った。正直他のビジネス本との違いはあまり感じられなかったし、翻訳本のせいなのか言い回しがしつこく読みづらい感じがした。
メモに残したのは2点。
組織は人の強みを引き出すように組み合わせて配置するべきであり、弱い部分を強い人に任せてしまうようにする。決定は何が正しいかで判断する。最初から何が受け入れられやすいかで判断すると、間違った妥協をしてしまう。満たすべき必要条件を満足するために何が正しいかで判断しなければ正しい妥協ができない。 -
言わずと知れた巨匠ドラッカーの、知的生産者の働き方についての論文をまとめたもの。
1節ごとに深い洞察が得られるが、全体を通してのストーリーが無いため、通読するのには少しモチベーションが必要。
本棚に置いておき、時折目次から必要そうな部分を拾い読みすると良さそう。 -
(1)起業するなら、最初からトップを狙わなければダメ。(2)一度に一つのことに集中すると、最も早く終る。(3)生産的な日々は、厳しい自己管理から。(4)良薬は苦し。優れたリーダーは、常に厳しい。
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世間ではマネジメントの神様と称され、本屋でもよく見かけるドラッカーの考えに触れてみようと思い手に取る。
世界を相手に価値を生まなければならないグローバルな社会で高い生産性を維持していくための組織のあり方を述べた後、その組織で求められる労働者の能力をドラッカーの経験や出会った人達から論じている。
特にこの著書で一貫して書かれているのは
組織、また個人でいかにして「成果」を残すか、であるということが書かれている。
組織における成果の出し方については以下にまとめる
・その構成要素である労働者の役割と責任を明確に持たせる必要がある。働く労働者がなんのために組織に貢献しているのか、また社会にどのような貢献しているのかを明確に理解させること、またそれらの責任を持たせることが必要
・それらの部門間で意思決定における優位をもつことなく、階層的でない方が成果を出せる組織である
・働く個人の人の強みや能力を理解し、上司や人事は役割に個人をあてはめるのではなく、個人に合わせて役割を決めていく方が望ましい(個人的にはそのようなことは難しいと考えているよう)
・対立意見を必ず用意する、常識を疑う
組織における成果の出し方については以下にまとめる
・時間という資源をマネジメントをどのようにマネジメントを行うか、使った時間を記録しておくなど
・常に期待する成果を掲げ、それに対する結果を比較し考察するフィードバック機会を必ず設け、原因を考えて改善するまでのアウトプットまで落とし込んで実践する
・専門性の高いスキルを身に着ける、ゼネラリストはいらない
他にも細かくあげられていたが、印象に残ったのは以上。
すでに自明なもの(高い専門性、ゼネラリスト不要など)もあったが、
技術者出身の方だけでなくドラッカーのようなマネジメントに関わる人も同じ意見であることからも重要性が再認識できた。
労働者は社会構造の変化や技術の進展によって働き方や求められる能力がかわっていくことを歴史とともに振り返る。
産業革命以前は階級も決まっており、労働人口の大多数が肉体労働者(主に農業)であった。
しかし産業革命によって爆発的に生産効率が上がり、それらを担う工業での労働人口が増えた。
今後はより知識を活用できる人材が活躍する時代になると述べている。
つまり、単純な学歴社会になるとまでは言わないが、より基礎的な思考力や考え方を身に着ける高等教育機関の役割が大きくなっていくだろうと考える。
また科学・技術が社会の構造を変化させていく過程においては、単にその科学や技術が与える影響よりも、それを別の分野で応用させた形に大きなイノベーションがあると述べている。
例えば印刷技術は教科書を発行するためだけに50年使われ、のちに世俗的な書物が生まれ、社会に大きな影響を与えた。それが世俗的な演劇を生み、社会の構造を大きく変えた。
このように、以前の専門領域があいまいになっていくことも非常に興味深い点であると思った。
より「成果」を出していくには。
本来、マネジメント能力だけを重視するような考え方は嫌いだった。
そもそも、自分のなかでマネジメントとは目的のためにやるべきことを考えるこという認識だった。
もちろんマネジメントは大事だと思うし、個人ないしは組織には必要なことだと思うけど、
最後に生産性を左右するのは個人の専門性の高さで、個人の能力はマネジメント能力ではなくて属人性の高いスキルやアイデアなどで評価されるべきだと思っていた。
なので、結構斜に構えて本を読んでいった。
けれども、マネジメントの在り方について考えるわけではなく、どうしたら成果を高めていけるかという見方で考えたときにマネジメントの重要性が自分の中で急に高まった。
ドラッカーは ”50歳になって振り返ったとき、どのように記憶されていたいのか”を自己啓発を込めて述べている。
でもこの本はその辺の本屋に雑多に並べられているような単なる自己啓発の本ではないと思います。
むしろ自己啓発は少ない。
マネジメントに関しては当たり前だなと思う点も多かったが、随所で参考になる考えも学ぶことができて非常に満足しています。
結局は、「習慣」。 -
残念ながら期待はずれ。
一方で、自分がこの本を読みこなす実力がないのか、と思うのでした。
Part.3 だけあちこち傍線を引くとことが出て、改めて考えさせられる部分が多かったので、そこだけでも本書の価値はまああったとは判断しています。
しかしながら、Part.3は「明日を支配するもの」と「経営者の条件」からの引用とのことゆえ、そちらを読めばよいということですね。
前者はまだ読んでいないので、将来読むべき本としての整理はつきました。 -
個人に焦点を当てた部分をまとめてあるので各章ごとで読めるため理解しやすい。
多くのことが書かれているため一度読んだ事である程度は理解できるが自分の知識とするためには何度か読まなければならない。 -
ドラッカーは特別好きではないしカーネギー「人を動かす」の方が読みたいので、ドラッカー本は手に取ることはないと思っていたけれど。
この本はとあるサイトで内容がざっくりとまとめられていて、その目次(見出し)を拝見し、人をマネジメントするのではなく、自分をマネジメントする、という視点だったので興味を持ったのがきっかけで、本屋で探しだし立ち読みを数回して手に入れた。 -
いかに成果をあげ、成長するか。
成功じゃなくて、成長なんですね。
ドラッカー本は何冊か読んでからこれを読みました。難しいこともありますが、納得できることばかりです。
これを活かせるかなぁー -
「成果をあげることは一つの習慣である」P.F.ドラッカー
今や唯一の意味ある競争力要因は知的生産性向上である。それを図るためには、知識労働者が成果をあげ、会社に貢献し、自己実現していくこと。
なんだか中身は難しげな内容でしたが、強く印象に残ったのが、生き生き働くための一つの方法として「自らの強みを知る」ことが大事であるということ。要は、努力しても並みにしかなれない分野に無駄な時間を使わず、自分の強みに集中し、その強みを更に伸ばすことが大切だということ。
なるほど、これは仕事に対してだけでなく、小学校など日本の教育にもこの考えを取り込めたなら、より専門性を極めた子供たちが増え、日本の将来に期待が持てるかもと思いました。 -
・ 「自由」になるには…
× 好きなことをする
○ 自らのなすべき貢献は何か問う。
責任を持つが故に自由になる。
・ 「人は得意なことで何かを成し遂げることを欲する。
従って働く意欲のベースとなるものが能力である。」
・ 自分自身であれ。
他の誰かであろうとはしない。
他の者には難しいが、自分には簡単なことは?
他の人には簡単だが、自分には難しいことをやろうとしてないか?
・ 成果を上げるものは、最も重要なことから始め、しかも、一度に一つのことしか行なわない。
・ 劣後順位を決める。
なすべきでないことの決定。
・ 妥協からスタートしない。
・ 誰も見ていない?そんなことはない。「神々は見ている。」 -
面白かった。
けどあまりわかってないかも知れないのでまた後で読んでみる。
「何によって覚えられたいか」
という問いは選択するにあたっての実に良い指針だけれど、
結構答えるのは難しい。
でも難しいと感じるのは、
今ブレているからなんだろうな、とも思う。
また読んでみる。 -
今の自分に沁みる。抜粋しているので他のも読まないとねw
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ドラッカー本は組織マネジメントについて書かれたものが多いが、この本は、個人に焦点を当てていかに成果を上げて成長するかを説いている。
ドラッカー本特有の読みにくさがあり、1回読んだだけではポイントが掴めなかった。
何度も読み直して理解を深めないといけない。 -
ドラッカー思想の基礎を学べる本。私にとって印象に残った点は二つ。経営の前には全員がエグゼクティブである。そして、知的労働者は知的労働者にしかできないことをしなければ生き残れない。自分で考え行動することが求められている。特に情報社会ではその状況が更に進行するだろう。YouTubeやTwitter、FacebookやGoogleなど巨大網が世界を覆う今、再考すべき事柄が多くあるのだろうか。
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個人の生き方に関する著作
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全てを自分の責任ととらえないと、成長できない。
自分の強みを活かし、磨くこと。
目標をひとつに定め、それを目指して突き進むこと。 -
時間の話は、ちょっとだけピンときた。
気がする。
読了。なんとなーく、頭の中でつながってきた気が… また、ゆるーい結合だけど。 -
入門書を読んだ後ということもあるが、もう一度読みたいと言うほど感動は無かった。
内容的には後半はうなずくことが多いが、ポイントが散漫なので「初めて読む・・・」と言うなら他のものを薦めるかな