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Amazon.co.jp ・本 (292ページ) / ISBN・EAN: 9784478307007
作品紹介・あらすじ
経営には、時代の流れとともに急激に変化していく部分と、時代がどう変わろうとも変化しようのない基本の部分がある。本書は、その基本の部分を明らかにした不朽の名著である。経営を学び身につけるために必ず読まなければならないとされる経営学の最高の古典であり、経営の原点、経営の常識である。
みんなの感想まとめ
経営の本質やマネジメントの重要性について深く掘り下げた作品であり、組織の構造や機能についての新しい視点を提供しています。特に、機能別組織よりも事業部制の優位性を指摘し、官僚化を避けるための実践的なアプ...
感想・レビュー・書評
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ドラッカー名著集 2
現代の経営 上
著:ピーター・F・ドラッカー
出版社:ダイヤモンド社
「現代の経営 上・下」が、経営戦略の入門書であり
「マネジメント 上・中・下」が、総括的な決定版を意識して執筆されたとある
では、マネジメントとは何か
機能1:事業をマネジメントすること
機能2:人的資源を使って生産的な企業をつくること⇒経営管理者のマネジメント
機能3:人と仕事をマネジメントすること
本書は、マネジメントの組織構造をはさんで、この3つの機能を説明すること、そして、結論として、経営管理者たることの意味を問う
また、いくつかの優良企業をケーススタディとしてあげている
シアーズ・ローバック
フォード・モータース
IBM
である
上巻は、次の2つ
■事業のマネジメント
シアーズ・ローバックからの教訓
企業は人が創造し、人がマネジメントする
・利益とは事業の目的ではなく条件である
リスクに備えるべき余剰の源泉は1つしかない
それは利益である
・企業には、マーケティングと、イノベーションの2つの機能が存在する
マーケティングの考えは、市場が必要とするものを生産すること
イノベーションとは、より優れ、より経済的な財はサービスを創造すること
我々の事業は何か
顧客はだれか、という問いを発すること
次の問いは、顧客は何を買うか、を問うこと
目標を設定すべき8つの領域
①マーケティング
②イノベーション
③生産性
④資金と資源
⑤利益
⑥マネジメント能力
⑦人的資源
⑧社会的責任
意思決定のための3つの手法
①単に経済は、常に変動するものであると仮定する
②すでに起こっているが、経済への影響がまだ表れていない事象に基づいて意思決定を行う
③予測に伴うリスクを小さくするための手法によって補わなければならない
育成
将来に関わる決定は憶測にすぎない
明日の経営管理者と体系的に育成しておかなければならない
■経営管理者のマネジメント
フォード・モータースからの教訓
・経営管理者は最も高価な資源である、
そして、最も、早く陳腐化する資源であって、
最も、補充を必要とする資源である
・フォードのマネジメントは、目標管理によるマネジメントになった
・経営管理者のマネジメントに必要とされるのは
①目標と自己管理によるマネジメント
②経営管理者の仕事を適切に組織すること
③組織に正しい文化を生み出すこと
④CEO、であり、取締役会
⑤明日の経営管理者の育成
⑥経営管理者の健全なる組織構造
・組織階層、マネジメントの階層的な構造が危険を大きなものとする
・群盲:異なる階層のマネジメントは象を異なる角度から見ている
・目標設定
マネジメントたる者は、自分の部門の目標は自ら設定しなければならない
目標は好みではなく、組織の客観的なニーズによって設定しなけれならない
目標管理の利点は、自らの仕事を自ら管理することである
その結果、最善を尽くすための動機がもたらされる
高い視点と、広い視野がもたらされる
評価基準は、定量的でなくてもいいが、単純かつ明確、合理的でなければならない
報告と手続
最小限にとどめ、時間と労力を節約するためにのみ使うべきである
それらが本当に必要なのかどうかを定期的に検討する必要がある
管理の限界
6人から8人とされている
チームは可能な限り、小さなものとする必要がある
組織の文化
凡人をして、非凡なことをなさしめる、のが組織の目的である
優れた文化を実現するために必要とされるのは、行動規範である
強みの重視であり、真摯さの重視である、正義の観念と行動基準の高さである
人の弱みではなく、強みに焦点を合わせる
誰が正しいかより、何が正しいのか
頭脳の明晰さよりも、真摯な態度
ISBN:9784478307007
判型:4-6
ページ数:292ページ
定価:1800円(本体)
2006年11月09日 第1刷発行
2011年12月09日 第8刷発行
目次
<上巻>
まえがき
序論 マネジメントの本質
第1章 マネジメントの役割
第2章 マネジメントの仕事
第3章 マネジメントの挑戦
第1部 事業のマネジメント
第4章 シアーズ物語
第5章 事業とは何か
第6章 われわれの事業は何か
第7章 事業の目標
第8章 明日を予期するための方法
第9章 生産の原理
第2部 経営管理者のマネジメント
第10章 フォード物語
第11章 自己管理による目標管理
第12章 経営管理者はなにをなすべきか
第13章 組織の文化
第14章 CEOと取締役会
第15章 経営管理者の育成
上巻への訳者あとがき
参考文献
索引
<下巻>
第3部 マネジメントの組織構造
第16章 組織の構造を選ぶ
第17章 組織の構造をつくる
第18章 小企業、大企業、成長企業
第4部 人と仕事のマネジメント
第19章 IBM物語
第20章 人を雇うということ
第21章 人事管理は破綻したか
第22章 最高の仕事のための人間組織
第23章 最高の仕事への動機づけ
第24章 経済的次元の問題
第25章 現場管理者
第26章 専門職
第5部 経営管理者であることの意味
第27章 優れた経営管理者の要件
第28章 意思決定を行うこと
第29章 明日の経営管理者
結論 マネジメントの責任
訳者あとがき
参考文献
索引詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
流石に名著だなという感じ
マネジメントとは、事業に命を吹き込むダイナミックな存在である。
という一文から始まり、マネジメントとは何かという大前提について明らかにしたあとに、事業と経営管理者のマネジメントについてその本質を明らかにしている。
経営者や現場のマネージャーではない身とはいえ、自分にとって新しいなと感じる部分が多数あったことはある意味で良いマネジメントというものが普及していないことを指名しているのかもしれない。
下巻では組織経営やピープルマネジメントについても述べているようなので楽しみ。
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具体的な事例は、時代を反映しているが今でも色あせていない。経営者を目指す人たちの必読書と言えると思います。
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OKRとMBOの違いが分からんという疑問から、ではそもそもドラッカー先生はMBOについて何と言っていたのかということで関連するところをざっと読み。
久しぶりのドラッカー本だが、もはや自分の中では経営学者というよりは経営哲学者であり、全てに感じ入るところがあるが、明示的なことは何も言ってくれない。そして、OKRはやっぱりMBOを言い換えただけじゃないかとますます思わせる。 -
・toppointで読む
・マネジメントの機能
・事業マネジメント
・経営管理者マネジメント
・人と仕事のマネジメント -
「企業の目的は顧客の創造である」
経営者に会うのにこの本読んでなかったら話にならないです。 -
わけあって、経営学の大古典「現代の経営」を読むハメに。
変化の早い経営の世界で、1954年に書かれた本を読むのは、あまり気が進まないし、「現代の経営」といえば、「目標管理」を提唱した本。「管理」の好きでない私が、気乗りしないのは、分かっていただけるだろうか。
が、読んでみてびっくり、ここには全く古びれない経営が述べられているのだ。このなかには、ステークホルダー経営もCSR経営もバランス・スコア・カードもあるし、社員のモチベーション向上や計画を実践に移すための社員のプランニングへの参画もある。全く恐るべき本である。ちなみに「目標管理」もそれぞれが自発性をもって取り組むべきもので、いわゆる「管理」ではないのだ。
というわけで、経営学の本を1冊だけ読むとしたら、「現代の経営」という話は嘘ではなかった(翻訳では2冊に分かれているけど)
それでも、評価が最高の星5つではないのは、
・事例等が古くてピンとこない、
・冷戦期に書かれていて、時代背景の文脈を読み取ることが必要、
・記述が哲学的、社会学的すぎて、実務的にはやや分かりにくい、
・「べき論」としては分かるけど、それをどうしたら実現できる、分かりにくい、など
今日の読者にとっての読みやすさという面から。
あと、ドラッカーって、やっぱりウェーバーとかシュンペーターにつながるドイツ人だなと思った。個人的には、英米的な実証主義的な経営学の本を中心に読んでいるので、その辺の読みにくさも1点減点には影響しているかな。
つまり、内容としては、当然の星5つということ。
ちなみに、原題は、the practice of managementで、「現代」という意味はない。経営とは、理論ではなく、実践されるべきものなのだ。 -
本著は経営学の最高の古典、経営の原点、経営の常識と言われています。経営のために必ず読まなければならない本を一冊あげるならば本著だといわれています。
確かに原理原則が丁寧に説明されてあって、どの章も考え深く構成されています。
本著は一回読んだだけでは真髄に触れるまでいかないでしょう。経営者であるなら自分自身の自己啓発というか成長や改革改善につれて、感銘を受ける箇所が変わってくるように思えます。
今読み終わって印象に残った部分はおそらく二回目読んだときは輝きを失い、別の箇所が輝いている、といった書です。だからこそ古典といわれるのでしょう。要再読。
以下印象に残った文章。
・企業の目的は、それぞれ企業の外にある。事実、企業は社会の機関であり、その目的は社会にある。企業の目的として有効な定義は一つしかない。すなわち、顧客の創造である。
・企業経済学の指導原理は利益の最大化ではない。損失の回避である。企業は事業に伴うリスクに備えるために、余剰を生み出さなければならない。リスクに備えるべき余剰の源泉は一つしかない。利益である。
・目標なるものは鉄道の時刻表ではない。それは航海のための羅針盤である。それは目的地にいたる航路を指し示す。
・ほとんどの企業において、経営管理者は最も高価な資源である。最も早く陳腐化する資源であって、最も補充を要する資源である。彼らのチームを築くには数年を要する。しかし、それはわずかの間の失敗によって破壊される。
・ヘンリー・フォードの失敗の根因は、10億ドル規模の巨大企業を経営管理者抜きにマネジメントしようとしたところにあった。彼はその秘密警察のおかげで、他の役員が行おうとする決定をすべて知ることができた。彼が必要としていたのは技術者だけだった。
・組織の文化は、それを最初に形成した人たちがいなくなったはるか後においても生き続ける。それは、新しく入ってくる者の姿勢と行動を規定する。組織の中で成功する者を決める。組織が卓越性として認め報いるべき者を決める。また凡庸として無視すべきものを決める。さらに組織内の人間が成長するか、いじけるかを左右する。健全に育つか、育ち損なうかを左右する。組織の卑しい文化は卑しい経営管理者をつくり、偉大な文化は偉大な経営管理者をつくる。
・マネジメントのセミナーでよく取り上げられる話に、何をしているのかを聞かれた三人の石工の話がある。一人は「これで食べている」と答え、一人は「国で一番の仕事をしている」と答え、一人は「教会を建てている」と答えたという。もちろん、第三の男があるべき姿である。第一の男は、一応の仕事をする。報酬に見合った仕事をする。問題は第二の男である。
・経営管理者に与えられる決定権限については一つの簡単なルールがある。GEの電灯事業部の経営憲章は、アメリカ合衆国をもじって、「明確かつ成文をもって上位のマネジメントに留保されていない権限は、すべて下位のマネジメントに属する」と定めている。
・「重要なことは、できないことではなく、できることである」。自己管理による目標管理は、何をなすべきか教える。適切に仕事を組織するならば、誰でもそのなすべきことをなしうるようになる。しかし、それを実際になさしめるものは組織の文化である。
・一度も間違いをしたことのない者、それも大きな間違いをしたことのない者をトップマネジメントの仕事につかせてはならない。間違いをしたことのない者は凡庸である。そのうえ、いかにして間違いを発見し、いかにしてそれを早く直すかを知らない。
・ナポレオンに抵抗する唯一の国を率いて、国民に勇気と決意とリーダーシップを示した小ピットは、私生活でも高潔な人だった。公正だった。誠実な夫であり父だった。彼が若くして天国の門をくぐろうとしたとき、聖ペテロが「天国に入れると思うのか」と聞いた。小ピットは「賄賂も受けず、愛人も持たなかった」と答えた。しかし聖ペテロは「しなかったことには興味がない。何をしたのか」と再び聞いた。
・組織の文化はトップから形成されていく。士気の高い組織はトップの士気が高い組織である。組織の文化が腐るのはトップが腐るからである。木は梢から枯れる。 -
ドラッカー名著集の2冊目。上下巻の2巻構成になっています。この上巻は飛行機の中で一気に読み通しました。
原題『The Practice of Management』。1954年刊行の本というから改めて驚きです。その内容は今でもほとんど通用するのではないかと思います。
・企業の目的の唯一の定義は、顧客の創造である
・「われわれの事業は何か」を問うこと
・企業の基本的な機能は、マーケティングとイノベーションである
・自己管理による目標管理
など、後の大部『マネジメント』他に至るまで繰り返される重要なコンセプトがここであらわれています。
下巻も楽しみです。 -
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目標管理がマネジメントの哲学であり、自己啓発が経営者育成の条件であることを学びました。 自動化(AI活用)は目的を達成させるためのプロセスであり、人が目標を定めないと効果がないものになってしまうことに留意したいです。生産性向上にはその原理を理解して説明することも重要になります。
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ドラッガーはお硬い本のイメージがあったが、読みやすかった
「現代の経営」というタイトルだが、経営層でない社員にもためになる本
自分の理解だと、
会社で働くほとんどの人(総合職の人みんな)を「経営管理者」と呼んでおり、
仕事において何らかの判断をする人は、経営の管理をしている自覚を持つように言われていた
これだけでも面白い視点を得られたと思う
ただ、科学的でないから、経営哲学書として読んだほうがいいらしい -
変わらない経営の本質を振り返れる良い本
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[出典]
「参謀の教科書」 伊藤俊幸
p.152
「真摯さに欠ける者は、いかに知識があり、才気があり、仕事ができようとも、組織を腐敗させる」
→ 人格の重要性 -
経営にはマネジメントが必要不可欠だ、という現代では「それはそう」というくらい当たり前になった考え方が丁寧に論じられる。(現代でもたびたびマネジメント不要論は提唱されることを鑑みるに、いまだにそうでない考え方もある)
「壊れたトイレのドア」の逸話などはマネジメントの機能不全がもたらす損害の具体例としてこれ以上ないほどにわかりやすい。 -
古い本とは思えない程含蓄がある。
また折を見て読もう。
図書館にて -
ドラッカー名著集〈2〉
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古い本なのに今でも通用する考え方なのはそれが時間を置いてもそう変わらない原則だからであろう
文体がやや難しいこともあり一度読んだだけでは咀嚼しきれていない部分もあるので時間を置いてまた読みたい -
現代経営学、マネジメントの発明家として名高いP・F・ドラッカーの主著の一つ。
しかし、一口にドラッカーの生みだしたものを経営学、マネジメントと一括りにするのはやや勿体無いことなのかもしれない。
それはつまり本書に見られるドラッカーの姿はもはや経済という領域を越えていると私は感じるからだ。ドラッカーは自らを「社会生態学者」と名乗った。
ゆえに本書にも記載のとおり、「マネジメントとは事業に命を吹き込むダイナミックな存在」であり得るのかもしれない。
ドラッカーの真摯さの一つに「経営管理者」という言葉がある。
経営管理者とはCEOのことではない。各事業部長らでもない。
それは組織に属する人、全てを指し示す言葉であり、ゆえにドラッカーの思想は敷居の高いものでは決してない。上田惇生氏の明快な訳業も見事で、多くの人にマネジメントの門は開かれている状態だ。
本書は読めば読むほどに「経営」という言葉が頭から薄れていくように感じる。
ここにあるのは、人の成長とは何か、世の中に必要なものは何か、真の自由とは何か。
それらの問いに対する一人の答えだ。 -
経営学の古典です。
経営学を学ぶ者が、まず読むべき1冊として紹介されます。
本書で目標管理が初めて提唱されました。
改めて読んでみると、気付くことも沢山あります。
経営を自分でやってみて、マネジメントのお手伝いもやってみて、初めて分かることもありました。
読み返すたびに深まっていく本です。
P.F.ドラッカーの作品
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