経営の哲学 (ドラッカー名言集)

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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478331026

感想・レビュー・書評

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  • ・明日の組織のモデルは、オーケストラである。250人の団員はそれぞれが専門家である。チューバだけでは演奏できない。演奏するのはオーケストラである。オーケストラは250人の団員全員が同じ楽譜をもつことによって演奏する。
    ⇒組織は全員同じ楽譜を持たなければ、演奏ができない。

    ・事業の定義は、組織が目標を達成したときに陳腐化する。目標を達成したときとは、お祝いをすべき時ではなく、事業の定義を見直すべき時である。
    ⇒勝って兜の緒を締めよ。

    ・トレンドを利用する者は必ず成功する。構造的なトレンドの変化に抗う者は、短期的に成功することさえ難しく、長期的にはほとんど勝ち目がない。

    ・いかなる事業にあろうとも、責任ある立場の者は、多くの時間を社外で過ごさなければならない。ノンカスタマを知ることは至難である。だが、外に出てノンカスタマをすることだけが、知識の幅を広げる唯一の道である。

    ・マーケティングの理想は、販売を不要にする事である。マーケティングが目指すものは、顧客を理解し、製品とサービスを顧客に合わせ、自ずから売れるようにすることである。

    ・間違いをしたことのない者は凡庸である。そのうえ、いかにして間違いを発見し、いかにしてそれを早く直すかを知らない。

  • あらためてマーケティング、経営の面白さを認識した本です。何度も何度も読みたい本です。

  • 37858

  • この手の名言集は、ろくな物じゃないことが多いのだが、本書は違う。編集したのが、ドラッカーの翻訳をほぼ一手に行っている上田さんであるため、非常に高いレベルの仕上がり。何冊かドラッカーを読んで混乱した脳の整理や、、ドラッカーを読み始めるためのチュートリアル、座右の書等々、いろいろな場面で使えます。

  • "ドラッカーさんの明言を集めたもの。経営に関するテーマで集計。
    効率化を考えるときは、事業のすべてを俯瞰する必要があり、事業単位で止めてしまうことの方が効果が大きい。ちまちまやっていても大した結果は生まない。
    なんて、ことも書いてある。
    視野を広げてくれるコメントが多々ある。それぞれの本を読むことの効能の方が大きいと思いつつ、こうしたお手軽な本もたまにはよい。"

  • さすがドラッカー先生。再読だが、何度読んでも色あせない。

    「自己管理による目標管理は、人間というものが、責任、貢献、成果を欲する存在であると前提する。大胆な前提であり。だが我々は、誰もがほぼ期待どおりに行動すること知っている」

    「マネジメントたるものはすべて、リーダー的地位にあるものの一員として、プロフェッショナルの倫理を要求される。 それはすでに、2500年前のギリシャの名医ヒポクラテスの誓いのなかにはっきり表現されている。知りながら害をなすな、である」

    「知識労働者の動機づけは、ボランティアの動機づけと同じである。ボランティアは、まさに報酬を手にしないがゆえに、仕事から満足を得る」

  • 参加予定の研修の事前指定図書。

    ドラッカーの本は示唆に富んでいて、とても参考になる。ほとんどの本を読んでいて、時々読み返したりもする。

    この本は、ドラッカーの著作からの名言集。

    ドラッカーの著作は、読むのが簡単ではない。とても大事な原理原則を示しているが、どちらかと言えば、コンセプチュアルな内容で、現実の場面への適用関係は、読者が考えないといけない。そういった類の本だ。
    そういった本の中から、多くて数センテンスを選んで並べても、前後の文脈が分からないので、その名言の本質が分からないと思うのだけれども。

  • 配置場所:2F手動式書架
    請求記号:336||D 92
    資料ID:W0122721

  • 一言づつの金言集。時間なくてもすぐ読めます。
    ただし、深い―。
    じっくり反芻し、何度も何度も味わうことになるでしょう。
    傍らにおいて、迷ったときに読み返したい一冊です。

  • ドラッカーの著書から名言のエッセンスを集めています。印象に残る素晴らしい言葉が多く出てきますが、いずれも哲学に近い箴言のような深さを感じます。私たち(経営者、管理者、企業人、組織人・・・)がいつも心がけ省みる必要がある言葉ばかりではないでしょうか?「目標を達成した時は、お祝いをすべき時ではなく、事業の定義を見直すべき時」(未来への決断)、「重要なことは明日何をなすべきかではなく、不確実な明日のために、今日何をなすか」(マネジメント)、「顧客の全支出のうち自社が提供するカテゴリーの製品やサービスに使ってもらっている割合が重要」(明日を支配するもの)、「市場を支配すると惰眠を貪る。自己満足によって失敗する。革新に対する抵抗が出てくる。適応が危険なまでに難しくなる」(マネジメント)、「利益は企業の目的ではなく、条件である。意思決定の理由や原因や根拠ではなく、妥当性の尺度である」(現代の経営)、「知識労働者の動機づけはボランティアと同じである。報酬を手にしないがゆえに、仕事から満足を得る」(明日を支配するもの)等等つい先立って日経「私の履歴書」に連載されていた著者の人生の深みが一つ一つの短い言葉に表れていると感じます。

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