仕事の哲学 (ドラッカー名言集)

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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478331033

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  •  人は重要な仕事を成し遂げたとき、達成感をもつ。自らを重要と感じ、誇りをもつことができる。人に信頼され協力を得るには、自らが最高の成果をあげていくしかない。

     成功の鍵は責任である。真剣に仕事に取り組み、ふさわしく成長する必要を認識するということである。人は重要な仕事を成し遂げたとき、達成感をもつ。自らを重要と感じ、誇りをもつことができる。人に信頼され協力を得るには、自らが最高の成果をあげていくしかない。

     仕事を生産的なものにするには、アウトプットを中心に考えなければならない。技能、情報、知識は道具に過ぎない。習得すること、他から得ることができず、もともともっていなければならない、どうしても身につけていなければならない資質がある。才能ではなく真摯さである。

     この「習得すること、他から得ることができず、もともともっていなければならない、どうしても身につけていなければならない資質が、才能ではなく真摯さである。」という言葉が重い。

     自分の仕事がどうしても上手く行かないと悩んでいる人がいたら、自分がこの真摯さをもっているか、身につけているかを自問自答してみるとよいだろう。

  • かつて先輩に勧められたときは10%も判らなかった。
    今は20%位は腑に落ちるかな。
    時々立ち止まって読み返したい。
    1ページ5~6行の短い金言集。

    政治家や経営者や知識人といわれる人達の言葉を、
    今まで上面だけで聞いてたと思います。
    深い言葉、浅い言葉の違いが判るようになった気がします。

  • 普通。
    これらの名言を活かすかは自分次第。

    「自分を使って何をしたいか」こんな風に考えたことなかった。

  • ドラッカー2冊目。
    短いフレーズ集で初心者には入りやすかった。

  • 一つ一つの名言にはっとさせられる。

  • 名言というのは基本的に前後の文脈があって大きな意味を持つものであって、
    それ単体では意味を成さない。

    名言は俳句では無いし、短歌でもなく、情緒を楽しむものでもない。

    それ故に、他の本からの抜き書きして何の解説も付随しない本書は役に立たない。
    読み手の主観によるぼんやりとしか意味しか分からない。

    間違えて買った本。
    一応読んではみたものの、やはり不要だと思った。

  • 会社の人事部長からこの本をもらい、読むことになりました。沢山の名言がありましたが、中でも心に残った言葉をメモ。
    私自身が心に沁みた言葉や、部下に伝えたい言葉など、色々あった。


    ■成長に、最大の席にを持つ者は、本人であって組織ではない。自らと組織と成長させるためには何に集中すべきかを、自ら問わなければならない。


    ■問題の解決によって得られるものは、通常の状態に戻すことだけである。せいぜい、成果をあげる能力に対する妨げを取り除くだけである。成果そのものは、機会の開拓によってのみ得ることができる。


    ■現存する仕事はすべて正しい仕事であり、何がしかの貢献をしているはずであるとの先入観は危険である。現存する仕事はすべて間違った仕事であり、組み立て直すか、少なくとも方向づけを変えなければならないと考えるべきである。


    ■オーナー起業家に天才的なひらめきがあるというのは神話に過ぎない。天才的なひらめきをあてにするオーナー起業家は、ひらめきのように消えていった。


    ■真に厳しい上司、すなわち一流の人間をつくる上司は、部下がよくできるはずのことから考え、次にその部下が本当にそれを行うことを要求する。


    ■意思決定についての文献のほとんどが、事実を探せという。だが、成果をあげる者は、事実からスタートできないことを知っている。誰もが自分の意見からスタートする。


    ■成果をあげる者は、仕事からスタートしない。時間からスタートする。計画からもスタートしない。何に時間が取られているかを明らかにすることからスタートする。次に、時間を管理すべく、時間を奪おうとする非生産的な要求を退ける。そして最後に、得られた自由な時間を大きくまとめる。

  • いい言葉が沢山!

  • ・不得手なことに時間を使ってはならない。自らの強みに集中すべきである
    ・成功のカギは責任である。自らに責任を持たせることである。あらゆることがそこから始まる。大事なものは、地位ではなく責任である。責任ある存在になるということは、真剣に仕事に取り組むということであり、仕事にふさわしく成長する必要を認識するということである
    ・今日でも私は「何によって人に憶えられたいか」を自らに問い続ける。これは自らの成長を促す問いである。なぜならば、自らを異なる人物、そうなりうる人物として見るよう仕向けてくれるからである
    ・成果を上げるための実践的な能力は五つある。第一に、何に自分の時間がとられているかを知り、残されたわずかな時間を体系的に管理する。第二に、外部の世界に対する貢献に焦点を合わせる。第三に強みを中心に据える。第四に優先順位を決定し、優れた仕事が際立った成果を上げる領域に力を集中する。第五に成果を上げるよう意思決定を行う
    ・問題の解決によって得られるものは、通常の状態に戻すことだけである。せいぜい、正価を上げる能力に対する妨げを取り除くだけである。成果そのものは、機会の開拓によってのみ得ることができる
    ・何かをすることに決めたら、何を期待するかを書き留める。9か月後、1年後に結果と照合する。私自身惟男を50年続けている。そのたびに驚かされる。誰もが驚かされる。こうして自らの強みが明らかになる。自らについて知りうることのうち、この強みこそ最も重要である
    ・自らの強み、仕事のやり方、価値観がわかっていれば、チャンスを与えられたとき、職を提供されたとき、仕事を任されたときに、「私がやりましょう」「私のやり方はこうです」「仕事はこういうものにすべきです」「ほかの組織や人との関係はこうなります」「この期間内にこれこれのことをやり遂げます」といえる
    ・確実性を必要とする人は、起業家に向かない。そのような人は政治家、軍の将校、外国航路の船長などいろいろなものに向かない。それらのものすべてに意思決定が必要である。意思決定の本質は、不確実性にある
    ・変化を観察しなければならない。その変化が機会かどうかを考えなければならない。本物の変化か一時の流行化を考えなければならない。見分け方は簡単である。本物の変化とは人が行うことであり、一時の流行とは人が話すことである
    ・上司をいかにマネジメントするか。実のところ、答えはかなり簡単である。上司の強みを生かすことである
    ・受け手が期待しているものを知ることなく、コミュニケーションを行うことはできない。期待を知って、はじめてその期待を利用できる。あるいは受けての期待を破壊し、予期せぬことが起こりつつあることを強引に認めさせるためのショックの必要を知る
    ・効果的なリーダーシップの基礎とは、組織の使命を考えぬき、それを目に見える形で明確に定義し、確立することである。リーダーとは、目標を定め、優先順位を決め、基準を決め、それを維持するものである
    ・まず初めに、一般的な問題か、例外的な問題か、何度も起こることか個別に対処すべき特殊なことかを問わなければならない
    ・意思決定についての文献のほとんどが、事実を探せという。だが、成果を上げるものは、事実からはスタートできないことを知っている。誰もが自分の意見からスタートする
    ・一つの行動だけが正しく、他の行動はすべて間違っているという仮定からスタートしてはならない。自分は正しく、他のものは間違っているという仮定からスタートしてもならない。ただし、意見の不一致の原因は必ず突き止めなければならない
    ・優先順位の決定にはいくつか重要な原則がある。すべて分析ではなく勇気にかかわるものである。第一に、過去ではなく未来を選ぶ。第二に、問題ではなく機会に焦点を合わせる。第三に、横並びではなく独自性を持つ。第四に、無難で容易なものではなく、変革をもたらすものを選ぶ
    ・完全な失敗を捨てることは難しくない。自然に消滅する。ところが機能の成功は、非生産的となった後も生き続ける。もう一つ、それよりもはるかに危険なものがある。本来うまくいくべきでありながら、なぜか成果が上がらないまま続けている仕事である
    ・第二の人生を持つには、一つだけ条件がある。本格的に踏み切るかなり前から助走しなければならない

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/685901

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