- Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478350393
作品紹介・あらすじ
何を、どう示せば社員は自ら動きだすのか。個々の能力とやる気を引き出し、勝てる企業に変革する。
感想・レビュー・書評
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人に備わっているパワーを引き出すエンパワーメントの3つのキーを紹介している本。
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情報共有と権限委譲。
失敗を許容すること。
やるべきからやりたいへ -
星野リゾートの教科書より
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エンパワーメントとは人が本来持っている能力や熱意を引きだすということです。そのエンパワーメントの方法を3段階のステップに分けて説明している本なのですが、その第一のステップが「情報共有」でした。
一見簡単そうな事に思いますが、経営トップが経営に直接関する情報も包み隠さず従業員に共有しろという事ですので話は簡単ではありません。ただよくよく考えてみると経営者が情報を渡さないのは、その情報を従業員がどのように扱うか心配=従業員を信頼していない証拠であり、信頼感のない所に人の熱意を引きだすような事は出来ないというわけです。
情報共有を多く持っているからこそ、何をするのが最善なのか従業員が自主的に判断出来るのです。本書の実例でとあるレストランのオーナーが従業員に売上1ドルに対してどの位の利益が出ているのかを問う場面がありました。
従業員は売り上げの半分くらいは利益になっていると考えていたのですが、オーナーから利益率が8%だと伝えられた事に衝撃を受け、食材のロスや食器を割る事がどれだけ利益を圧迫するか理解し、従業員の意識が一変に変わったと書かれています。
日本のようなピラミッド型組織では、トップ層が情報や権限を握りがちです。従業員の力を生かした組織と口で言うのは簡単ですが、そう簡単ではないしまずは情報を共有するといった行動の改革が必要な点はよく理解出来ました。 -
現在購入不可
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購入者:川端