- Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478360071
感想・レビュー・書評
-
状況対応型リーダーシップについて始めて知りました。入門に最適です。
上級編としてはリーダーシップの源泉があります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
4つの基本的なリーダーシップスタイル
1.指示型:具体的な指示命令を与え、仕事の達成をきめ細かく監督する。
2.コーチ型:引き続き支持命令を与え、仕事の達成をきめ細かく監督するが、決定されたことも説明し、提案を出させ、前進できるようにする。
3.援助型:仕事の達成に向かって部下の努力を促し、援助し、意思決定に関する責任を部下と分かち合う。
4.意思決定と問題解決の責任を部下に任せる。 -
1分間リーダーシップ―能力とヤル気に即した4つの実践指導法
著:K.ブランチャード 訳: 小林 薫
部下に画一的に対応し、「愚かしき一貫性」を持って対処し、生きた相手のあり方に目をつぶる旧来の狭窄な指導性のあり方から、人間を、マネジャーを、そしてリーダーを解き放つのは、この「状況適応、状況対応、状況即応じ」(シチュエーショナル)を説く新統率理論である。
本書の構成は以下の7章から成る。
①ある起業家の来訪
②部下は一分間マネジャーをどう見ているか
③リーダーシップスタイルを使い分ける
④部下を診断する
⑤1分間マネジメントと状況対応型リーダーシップ
⑥部下と取り決めをする
⑦状況対応型マネジャーになる
どのような適正や状況にも関わらず一つの方法でリーダーシップを発揮するというものではなく、部下の適正や成長度合いに応じて、①指示型②コーチ型③援助型④委任型の4つの類型に合わせるもしくは組み合わせながら対応していくというリーダーシップ。
本書が記されたのは1985年。古臭さは感じられず、訳し方が原書に近い文ストレートに単語が目に飛び込んでくるので、伝わり方もストレートであり心地よい。
今では当たり前のように部下に合わせる部下本位のリーダーシップの原書のような本書。物語形式でわかりやすさの工夫もあり、程よい長さの単元に分かれており、さくさくと読むことが出来る。
今も昔も本質的なところは変わっていない。むしろ今でこそ響くことも多い。 -
”会社の本棚から借りて読了。状況対応型リーダーシップ。リーダーシップスタイル(S1?S4)×発達段階(D1?D4)
---
T:
P:
O:
---
<読書メモ>” -
1分間シリーズは簡単で、気軽に読め、尚且つ参考になる。投資対効果がすばらしい。
-
数時間あれば読み終えることのできる分量。 4つのリーダーシップスタイルと、部下の発達段階を照らし合わして、適切なリーダーシップを取っていくことの重要さが書かれている。
他のリーダーシップスタイルについて書かれている本の方が深掘りはできそうだけど、目標設定についてSMARTという手法が紹介されていたりするので、リーダーを経験しているとき、もしくは組織の評価制度を考える際に意識してみるのがよさそう。 -
最近は、サーバントリーダーシップとか、支援型のリーダーシップのあり方に共感をもっているのだが、それだけで本当にうまくいくのかな、というのも疑問としてでてくる。
で、状況適応型のリーダーシップという考え方に改めて注目してみた。
要するに、一つのリーダーシップスタイルではなく、指導する相手の成熟度に対応してリーダーシップのスタイルを変える、というアイディア。
うーん、言われてみれば、そりゃそうだろう、というか、どんな教科書にも載っている標準理論だよなー、という感じである。が、いろいろ悩んだあとで、この標準理論に戻ってみると、なるほど感は高い。
が、やっぱり自分がそういうふうにできるかな、というと、難しさを感じるし、相手によってリーダーシップスタイルを変えるというのは一貫性がない気がする。(そうではないと本書は主張するわけだが)
なんでそこまでして、リーダーシップを発揮しなければならないのだろう?
業績をあげるため?
本書は、自分も人も幸せになるため、という答えを暗示するが、こうした状況適応型のリーダーシップが人の幸せに本当に貢献するものなのだろうか????
やっぱり、リーダーシップって難しい。
エドガー・シャインの「人を助けるとはどういうことか」という徹底的に支援に関する本を読んだ後で、本書を読んだので、一段とそう思う。 -
随分ロングセラーな本なんですね。一分間ファミリーとしてシリーズ化しているようだが、そもそも一分間とは何かがよくわからない、一分間でなし得るリーダーシップという意味ではない。終盤まで気になりつつ読み進めてしまった。
要約すると次のとおり。
リーダーが組織の部下を率いる際のコーチング方法として、
・一人ひとりにあった「状況対応型リーダーシップ」を実践。支持型、コーチ型、援助型、委任型と、その人に符合した象限での接し方をする。その上で状況を観察してリーダーシップスタイルを可変していく。
・前提として、一人ひとりとリーダーシップスタイル方針を十分説明き、合意形成、目標を設定、測定方法と業績基準についても合意する。
・誰しも潜在的には優れた人と信じ、その能力を伸ばしてあげるのがマネージャーの努めである。
より懸命に働くな、より賢明に働け。という言葉が気に入った。
インタビュー式でさらりと読みやすい。 -
Leadership and the one minute manager ―
http://www.diamond.co.jp/book/9784478360071.html -
Situational Leadership Modelの最良の入門書。2時間くらいで読み終えるボリュームながら、これ一冊を読み通すだけで、おおよその全体像を把握することができる。