1分間リーダーシップ 能力とヤル気に即した4つの実践指導法 (1分間シリーズ)
- ダイヤモンド社 (1985年1月1日発売)
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感想 : 34件
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Amazon.co.jp ・本 (180ページ) / ISBN・EAN: 9784478360071
感想・レビュー・書評
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状況対応型リーダーシップについて始めて知りました。入門に最適です。
上級編としてはリーダーシップの源泉があります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
4つの状況的リーダーシップスタイルがありそれぞれが異なる役目を果たしている。
部下の発達度はやる気と適正能力によって分類され、各々が必要とする各段階に合わせてスタイルを変えていくという考え方が今まではなかったため新たな気づきとなった。
今は管理職を目指す契約社員ではあるものの、おそらくD2の段階にいて、上司はS2とS3を使い分けているのだろうと本書を読んで俯瞰的に考えた。
今は部下側の立場からの目線で読んだが、いずれ管理者となり部下ができた時には別な視点でチームを見ることが必要になる。
その時に改めて考えを見直せるように読み直し、実践して考えをアップデートして行きたい。 -
4つの基本的なリーダーシップスタイル
1.指示型:具体的な指示命令を与え、仕事の達成をきめ細かく監督する。
2.コーチ型:引き続き支持命令を与え、仕事の達成をきめ細かく監督するが、決定されたことも説明し、提案を出させ、前進できるようにする。
3.援助型:仕事の達成に向かって部下の努力を促し、援助し、意思決定に関する責任を部下と分かち合う。
4.意思決定と問題解決の責任を部下に任せる。 -
1分間リーダーシップ―能力とヤル気に即した4つの実践指導法
著:K.ブランチャード 訳: 小林 薫
部下に画一的に対応し、「愚かしき一貫性」を持って対処し、生きた相手のあり方に目をつぶる旧来の狭窄な指導性のあり方から、人間を、マネジャーを、そしてリーダーを解き放つのは、この「状況適応、状況対応、状況即応じ」(シチュエーショナル)を説く新統率理論である。
本書の構成は以下の7章から成る。
①ある起業家の来訪
②部下は一分間マネジャーをどう見ているか
③リーダーシップスタイルを使い分ける
④部下を診断する
⑤1分間マネジメントと状況対応型リーダーシップ
⑥部下と取り決めをする
⑦状況対応型マネジャーになる
どのような適正や状況にも関わらず一つの方法でリーダーシップを発揮するというものではなく、部下の適正や成長度合いに応じて、①指示型②コーチ型③援助型④委任型の4つの類型に合わせるもしくは組み合わせながら対応していくというリーダーシップ。
本書が記されたのは1985年。古臭さは感じられず、訳し方が原書に近い文ストレートに単語が目に飛び込んでくるので、伝わり方もストレートであり心地よい。
今では当たり前のように部下に合わせる部下本位のリーダーシップの原書のような本書。物語形式でわかりやすさの工夫もあり、程よい長さの単元に分かれており、さくさくと読むことが出来る。
今も昔も本質的なところは変わっていない。むしろ今でこそ響くことも多い。 -
”会社の本棚から借りて読了。状況対応型リーダーシップ。リーダーシップスタイル(S1?S4)×発達段階(D1?D4)
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T:
P:
O:
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<読書メモ>” -
1分間シリーズは簡単で、気軽に読め、尚且つ参考になる。投資対効果がすばらしい。
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数時間あれば読み終えることのできる分量。 4つのリーダーシップスタイルと、部下の発達段階を照らし合わして、適切なリーダーシップを取っていくことの重要さが書かれている。
他のリーダーシップスタイルについて書かれている本の方が深掘りはできそうだけど、目標設定についてSMARTという手法が紹介されていたりするので、リーダーを経験しているとき、もしくは組織の評価制度を考える際に意識してみるのがよさそう。 -
最近は、サーバントリーダーシップとか、支援型のリーダーシップのあり方に共感をもっているのだが、それだけで本当にうまくいくのかな、というのも疑問としてでてくる。
で、状況適応型のリーダーシップという考え方に改めて注目してみた。
要するに、一つのリーダーシップスタイルではなく、指導する相手の成熟度に対応してリーダーシップのスタイルを変える、というアイディア。
うーん、言われてみれば、そりゃそうだろう、というか、どんな教科書にも載っている標準理論だよなー、という感じである。が、いろいろ悩んだあとで、この標準理論に戻ってみると、なるほど感は高い。
が、やっぱり自分がそういうふうにできるかな、というと、難しさを感じるし、相手によってリーダーシップスタイルを変えるというのは一貫性がない気がする。(そうではないと本書は主張するわけだが)
なんでそこまでして、リーダーシップを発揮しなければならないのだろう?
業績をあげるため?
本書は、自分も人も幸せになるため、という答えを暗示するが、こうした状況適応型のリーダーシップが人の幸せに本当に貢献するものなのだろうか????
やっぱり、リーダーシップって難しい。
エドガー・シャインの「人を助けるとはどういうことか」という徹底的に支援に関する本を読んだ後で、本書を読んだので、一段とそう思う。 -
随分ロングセラーな本なんですね。一分間ファミリーとしてシリーズ化しているようだが、そもそも一分間とは何かがよくわからない、一分間でなし得るリーダーシップという意味ではない。終盤まで気になりつつ読み進めてしまった。
要約すると次のとおり。
リーダーが組織の部下を率いる際のコーチング方法として、
・一人ひとりにあった「状況対応型リーダーシップ」を実践。支持型、コーチ型、援助型、委任型と、その人に符合した象限での接し方をする。その上で状況を観察してリーダーシップスタイルを可変していく。
・前提として、一人ひとりとリーダーシップスタイル方針を十分説明き、合意形成、目標を設定、測定方法と業績基準についても合意する。
・誰しも潜在的には優れた人と信じ、その能力を伸ばしてあげるのがマネージャーの努めである。
より懸命に働くな、より賢明に働け。という言葉が気に入った。
インタビュー式でさらりと読みやすい。 -
Leadership and the one minute manager ―
http://www.diamond.co.jp/book/9784478360071.html -
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Situational Leadership Modelの最良の入門書。2時間くらいで読み終えるボリュームながら、これ一冊を読み通すだけで、おおよその全体像を把握することができる。
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どんな内容だったかあまり覚えてないが、なるほどと思った記憶はある。
ある定型的なリーダーシップをとるのではなく、部下の性質・発達段階によって扱いを変える必要を説いていた。(本書の中では状況対応型リーダーシップと呼ばれる。)
個人的には懸命(ハード)に働くのではなく、賢明(スマート)に働きなさいというのがぐっときた。読んでいた時が、CVSのクルーズ中で、徹夜続きで、感覚がおかしくなってハードワークを自嘲的に楽しんでいた時期だったので。 -
Leadership and the one minute manager; 1分間マネジャーと同じく1時間程度で読めるボリュームです。パフォーマンスとは、動機付けとは何から得られるのかわかりやすいです。理解を深めるために読み直す必要がありますので購入して損したと思っていません。
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ストーリー仕立てで読みやすい。また簡潔な文章でまとめられているので頭にもすっと入ってくる良書。
書かれていることは、自分自身も経験から取り組んできたことだったけれど、常に意識して実行出来てきたか...と考えると、状況対応出来ていないこともあり、困惑をさせてしまった可能性があるなと気づかされた。
わずかな時間で読めるけれど、自身のリーダーシップに対するモチベーションをあげるのにも役立つので、近くに置いておいて、時折読むのが良いと思った。 -
読みやすいビジネス本では有名な「1分間シリーズ」
具体的なケースで「リーダーシップ」についてわかりやすく書かれている。 -
状況対応型のリーダーシップ論。
10年ぶりくらいに読んで、すっかり身についてなかったことに気づいた。どうしても、「自分のワンパターン」ばかりで、相手に応じてというこの本の基本ができていない。
原点に戻って、もう一度丁寧に、と思った。 -
物語風で読みやすい。
文字の量も少なくすぐ読み終わる。
リーダーシップは人と時によって
使い分ける。
その使い分けについても
わかりやすく明確に解説。
だらだら根拠とか小難しい解説をしている本より
単純明快で格段よい。 -
リーダーシップについて説いている一冊です。
リーダーシップには4つの基本的なスタイルがあり、状況と相手(の発達段階)に合わせてスタイルを柔軟に使い分けることが重要。
本書ではこれを「状況対応型リーダーシップ」と呼び、同じ相手でも得意不得意なそれぞれの分野に合わせて対応の仕方を変えることが必要だと説いています。
無駄を省いたシンプルな1冊ですが、非常に勉強になりました。
モデル図はコピーして持ち歩こうと思います。
他の1分間シリーズもぜひ読んでみたいです。 -
研修の事前課題図書。
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1分間マネジャーを読んでいないが、ベースはそれにあるようだ。
わかっていてもなかなか出来ないことがあるのだが、それがそのまま書かれている感じ。
リーダーシップのパターンは四つあり、相手によって使い分けるだけでなく、相手の状況や役割や業務毎に変える必要がある。
また、人は常に変わっていくおで関与の仕方も変える必要がある。
そして、みんながポテンシャル、業務遂行するための潜在能力を有しているということ。
後は行動あるのみ。
