競争の戦略

  • ダイヤモンド社
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感想 : 105
  • Amazon.co.jp ・本 (500ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478371527

作品紹介・あらすじ

企業の再発進は定評あるポーター戦略論から初版刊行後10年、経営戦略論の古典として、本書の地位はますます揺るぎないものとなった。今回の増刷を機に、省略していた原注。参考文献を付し、内容の一層の充実をはかった。

感想・レビュー・書評

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  • 年末年始こそ、重厚な古典に挑戦すべきと、戦略論の古典にチャレンジ。これがいざ読み始めてみると、思ったより読みやすく、一気に読了してしまった。

    その業界の魅力度を測るために業界構造を分析する「5つの力」という本書の中核となるコンセプトは今更語るまでもないが、いざ原典にあたって感じたのは、業界構造に影響を与える様々な力学に関する網羅性の高さと、その背後にある経済学的なロジックの説明度の高さである。それ故、刊行から35年以上経過した現代においても、多少の事例の古さはあれど、そのベースとなる理論の力は一切古びていないと感じる。

    そして、これを読むと確かにポーターは優れた経営学者であると同時に、優れた経済学者である(もちろん学位は経済学博士である)ということを再認識させられた。やはり古典は面白い、そして読むべき。

  • 経営の古典、名著である。ファイブフォースの本質的な考え方がよくわかった。40年経っても色褪せていない

  • 古典。初めて読んだ。主張の一つ一つについてかなり丁寧に、かつ淡々と説明する。読み物としては読みやすいものではない。他にもこんな感じで展開する本を読んだことがあるような…『子どもの誕生』か『メディア論』だったかな。
    でも5 Forcesについて理論と背景を知ることができるので、読んでおいてよかった(まだ理解し定着するには至ってない)。

  • 言わずと知れた経営戦略論の古典。めちゃくちゃ内容が濃く、古典といえど(本版は1995年なので25年前)、現代にも大いに有用な内容ばかりで大変勉強になった。定性的な内容ではあるものの、それぞれのケースにおいて事例を紹介しつつ説得的な理論を展開しており、最初から最後まで一読の価値のある本だと思った。
    経営学系の古典は初めて読んだが(厳密にいうと、コトラーの本は途中まで読んだ)、こんなにも面白いものかと痛感した。これを機に今後も他の経営学系の古典、あるいは名著を読んでいきたい。
    蛇足だが、昨今のビジネス書はこういうのに比べると圧倒的に内容が薄っぺらいなぁと思わざるを得ず、なんとも複雑な心境にもなった。。

  • 企業が採用するべき戦略として3つを挙げている
    1.コストリーダー
    2.差別化
    3.集中

    事例は流石に古いものの(チェーンソー業界とか)、理論は全く古びていない。今も昔も企業が生き残るためには、競争環境を分析し、自社の資源を把握し、最適な戦略を決定・実行することに尽きるのだと教えてくれる。

    何度も読み返したい本です。

  • ・企業が競争力を高めるには、競合するライバルの動向に気を配る必要がある
     UTは複数代理店制に向かう。よって、勿論気を配る必要がある。

    ・企業の基本的な競争戦略には「コストリーダーシップ」「差別化」「集中」の3つがある
     UTにおいて、コストは難しい。うちの製品は基本そうかも。差別化がうちが取る基本戦略であることが多い。とすると、どこをどう差別化するかを考えなければいけない。

    ・業界構造の成熟度に応じて競争戦略を考えることで、ライバルに勝つ
     UTはこれからの製品。アーリーステージから今年、次のステップにいくくらい。

    ・ライバルの動向を見極めることで、競争を避ける戦略を取ることもできる
     入札したいのかどうか、という話

    ・新規参入の際には、先行するライバルの戦略を見極める
     他の企業はどのような戦略でくるのか、確かにそこを見極めていく必要があるな

  • まずはマイケル ポーターです。まじめに読もうとするとしんどいですが、一応知っていないといけない古典です。元は1980年に出ている本です。読みにくいです。ただ、この本には「ファイブフォーシズ」「3つの基本戦略(①コストリーダーシップ戦略、②差別化戦略、③集中戦略)」など、知っていないとマーケターとして恥ずかしい有名なことが書いてあります。なので、外せないのです。ただ、非常に読みにくいので、No.2、3の要約本が出ているくらいです。要約本でも2はそれなりの内容があります。

  • 2021年で読んでも、通じる内容が多々あり勉強になります。

  • 1982年に30代の若さでハーバード大学の正教授となった鬼才マイケル・E・ポーターが説く、競争戦略論。

    業界の競争状態を決める要因は、次の5つ。
    ①新規参入の脅威
    ②既存競争業者の間の敵対関係の強さ
    ③代替製品からの圧力
    ④買い手の交渉力
    ⑤売り手の交渉力

    5つの競争要因に対処し、他社に打ち勝つための基本戦略は、次の3つ。
    ①コストのリーダーシップ(コスト面で最優位に立つ)
    ②差別化(自社の製品やサービスを差別化する)
    ③集中(特定の買い手や製品、地域市場へ集中する)

    競争戦略の策定においては、豊富なデータに基づく「競争業者分析」が不可欠である。多くの企業は、競争業者についての情報を体系的なやり方で収集していないが、これでは完成度の高い競争業者分析は行えない。

    競争業者分析においては、次の4つの要素を把握する。
    ①競争業者の「将来の目標」
    ②競争業者が持つ自社の立場についての「仮説」
    ③競争業者の「現在の戦略」
    ④競争業者の「能力」

    競争業者分析によって、「今後、その業者が戦略を変えてくる可能性」「その業者は他社のどんな戦略上の動きに弱いか」等々がわかる。そして、それらから、「自社にとって最も有利な競争分野はどこか」ということが引き出せる。

  • 競争の戦略

    ■戦略の重要性
    ・正々堂々と高品質なものを作っていれば、道はおのずと開ける→通用しない

    ■5つの競争要因
    ①新規参入の脅威
    ・規模の経済
    ・製品差別化
    ・巨額の投資
    ・仕入れ先を変えるコスト
    ・流通チャンネル
    ・規模以外の要因によるコスト差
    ・政府の政策
    ②業界内の競争関係
    ③代替製品からの圧力
    ④買い手の交渉力
    ⑤売り手の交渉力
    企業の利益性は、競争循環の厳しさに影響を受ける

    ■3つの基本戦略
    ①コストのリーダーしプ
    ・コスト面で優位であれば競争が厳しくなっても自社の利益制覇相対的に守られる
    ・ただし、コストリーダーシップは技術変化、新規参入などの環境変化に弱い
    ②差別化
    ・特徴により同質的な競争を回避
    ・コストと同じく弱みあり
    ③集中
    ・特定の市場に経営資源を集中して優位を達成すれば、その分野への新規参入は限定され利益性が守られる

    ★現在は生産技術が確立されていて、同業大手は全て、ほぼ同水準のコスト効率を実現できていて大きな差にはなりにくい
    ・旧字体の技術で累積生産量を追うより、新世代の技術を採用した方が、コスト優位を実現できる。
    ・模倣されに口領域をコアとして差別化戦略を追求することが出来れば、長期的に優位をいじしやすくなる。
    ・日本企業に多い「良い物を安く」という思考パターンは差別化とコストリーダーシップの両方を追いかけることになるので、市場が成熟期に入ると成り立ちにくい

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