意思決定のための「分析の技術」―最大の経営成果をあげる問題発見・解決の思考法 (戦略ブレーンBOOKS)

著者 :
  • ダイヤモンド社
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レビュー : 66
  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478372609

作品紹介・あらすじ

「分析」には確かな切り口と方法論がある。本書は、その整理・体系化を試みたものである。

感想・レビュー・書評

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  • 私が携わる「財務分析」「企業分析」の分野において、若い人(のみならずオジサン・オバサンも)は、エクセルを使った比率の分析や、PPMなどのフレームワークを使った分析は一応できる。
    しかし、正しく使えているか、真実に迫っているか、というと???
    この本には、コンサルタントの目線・アプローチ方法が経験に基づき紹介されており、どのような場面で各種分析手法が有効なのか、ということが示されている。

  • ロジカル・シンキングとしてはバーバラ・ミント著『考える技術・書く技術』が有名だが、その次に是非読んで欲しい本。「客観的に意思決定する」ことに焦点を絞りそのための分析技術をここまで公開しているのは凄い。筆者自身「ロジカル・シンキングは一朝一夕には成らず、かつ磨けば磨くほど光る」と語っているのでその自信の表れかもしれない。「本当の経営戦略」を示し戦略コンサルタントの力量を日本に知らしめたのは大前研一著『企業参謀』であるが、それに通じる風格を感じさせる。

    分析の技術はざっくりいえば「影響度合い」「比較」「分解」「ばらつき」「仮定」「構造」「不確定」「人」であるが、それらがつまりはどういうことかが述べられており非常に勉強になる。すぐに身に付くものではないが日々訓練したいスキルである。

  • 20200430
    マッキンゼーやベインアンドカンパニーのパートナーを務めた戦略コンサル界のレジェンドである。
    本著の内容についても、分析の基本手法を述べているものだが、考える例示や数字を使った小例など、ハイレベルで全部咀嚼しきれなかった感がある。似たような方として大前研一氏が挙げられるが、この人たちに少しでも近づけるよう自分も成長しなくてはならない。
    後氏が述べていた通り、自分で考えること・仮説を立てることは、鍛えれば鍛えるほど冴える。普段の考えで差がつく部分であるから、何よりもだれてしまう自分に負けないこと、考えて考え抜くことを意識して成長を続けたい。

    //MEMO//
    コンサル必見の書という。分析→戦略となるため、分析にもファクトだけではなく、全体の目的・論点に裏打ちされた仮説を検証し、示唆に富んでいる必要があろう。
    どのような分析マインドや手法なのか学びたい。

    ①大きさを考える
    =効果が高い領域を分析しなければ、改善効果も少ない
    ・パレートの法則
    ・感度分析
    ・クリティカルマス

    ②分けて考える
    ・MECE=足す、引く、掛ける
    ・多元の要素を考える→割り算で要素を一つ減らす

    ③比較して考える
    ・ギャップ分析→ウォーターフォール
    ・コストの比較→変動費、固定費
    ・シェアの比較→割り算、掛け算
    ・ソフト要素の比較

    ④変化・時系列を考える
    ・過去を分析しインプリシットストラテジーを意識する

    ⑤バラツキを考える
    ・法則性を発見する
    ・Will to manage

    ⑥過程・プロセスを考える
    ・プロセスを追って因果律を考える
    ・プロセスをMECEにする効果大

    ⑦ツリーで考える
    ・ロジックツリー
    ・イシューツリー
    ・業務/テーマツリー
    ・デシジョンツリー→期待効用と確率をかけて現在価値で割り引いて比較

    ⑧不確定・あやふやなものを考える
    ・信頼性のレベルによる情報の分類
    ・ロジックとフレームワーク
    ・プロセス
    ・多数の知恵を結集

    ⑨人の行動・ソフトの要素を考える
    ・枠組みの工夫
    ・事実を把握するための工夫
    ・あらゆる情報を動員する工夫
    ・データや情報を効果的に用いる工夫
    ・先人の知恵や諸学問分野の成果・学説等を活用する

  • わかりやすく分析について説明している。
    巷に溢れるハウツー本ではなく、分析する際に必要な思考方法をわかりやすい事例をもとに示している。
    物事の考え方、本質にたどり着くために必要な分析方法を学べる良著。

  • 記録。
    そんな新しさはない感じ。事例・表が多いので、各分析法について実際の使い方をイメージしやすいかとは思う(とはいってもそこまで事例も詳述されているわけではないが)。

  • 分析に焦点を当てた名著。

    著者はベインアンドカンパニーで取締役副社長を務めた名コンサルタント。初版は1998年と古いが、その内容は素晴らしい。「分析」に焦点を当てているところが珍しい。問題をどのように調べて、どのように改善策を立てていくか、様々な分析手法をまるで大学の教科書のように学術的に述べている。これをマスターすれば、理路整然としたプレゼンテーションができることは間違いない。

  • 意思決定のための分析の手法を体型的に学ぶため、購読。
    あまり体型的ではなかった。
    こういう分析もああいう分析もあるよ的な本。

    こういう本はいくつも読んできたけど、やはり体系化できる内容ではないということだろう。
    意思決定すべき対象は、分野ごとに多彩なで、それを網羅するよりも、分野別の意思決定の方法を整理した方が良い。

    ある程度どの分野にも共通するのは、手法でなく姿勢。
    例えば、
    ・分ける
    ・全体像をまず捉える
    ・法則性を発見する など

    以下は、分析手法であり、かつある程度
    どの分野にも使えるもの
    ・デシジョン・ツリーで期待値で
     戦略オプションを評価

    それくらいだった。

  •  いまふうに言うと「分析のフレームワークを集めた一冊」となるのだろうか。ただ、単なるフレームワーク集ではなく、具体的なケースや、現場感が伝わってくる事例が豊富で、納得感が高い。

     1998年の初版と、少々古い本を引っ張り出して読んだのだが、いまだに絶版にはなっていないようで、紙の本も買えるようだ。

     昨今はデータがより重視されるようになってはきた。研究開発費や大学院卒が増えていることの分析に関しては、少々同意できない部分もあるが、基本をしっかり押さえておく上で読んで損しない良書。

  • 分析の目的は、効果的な経営判断をすること。そのために、現状を正確に把握する。そのために、分けて考える。


    分析の3つの原則
    ・MECEに分ける
    ・マネジメントインプリケーションを考えて分ける
    ・全体を把握して検討対象を正しく位置づける

  • 20200517読了。
    分析とは何かについて書かれた本。どう分けて考えるかを体系的に網羅されている。

    以下について意識していきたい。

    大きさを考える→クリティカルマスに注意する

    分けて考える→打ち手として役に立つマネジメントインプリケーションの発見に役立てるように工夫する

    プロセスを考える→全体の流れ、漏れがないかを考える

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