オープンブック・マネジメント: 経営数字の共有がプロフェッショナルを育てる
- ダイヤモンド社 (2001年10月1日発売)
本棚登録 : 38人
感想 : 2件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478373774
感想・レビュー・書評
-
アメリカの3つの経営管理手法の変遷とともに、なぜ従業員に財務データを公開する必要があるのかを教えてくれる。
3つの経営管理手法とは、1.テイラーの科学的管理法、2.リエンジニアリング、3.オープンブックマネジメント。
テイラーイズムは、効率化と最適化設計のために、現場からプランニング機能をとりあげ、スタッフ機能をつくっていった。頭を奪われた従業員は、ジョブディスクリプション以外のことをしたくなくなっていった。
リエンジニアリングは、テイラーイズムの発展形であり、細分化された組織のバリューチェーンを再構築し、より効率化しようとしていったが、導入しても長続きしなかった。
そして、オープンブックマネジメント。テイラーイズム以前に逆流し、現場にプランニング機能を戻していき、自発的な従業員をつくっていこうとう思想。このアイデアは思想からではなく、実際の企業の取り組みを昇華させて理論化されていった。
複雑化していく時代に必要とされる経営管理手法。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本書と『グレートゲーム・オブ・ビジネス』はどっちが一冊だけでもいいかもしれません。
たぶん、実際に行うことが重要で、2冊読むなら、1冊読んですぐ実行の方がいいかもしれません
。
現在、プロジェクト運営や開発の状況を可視化して、いつでも誰でもすぐに見られるようにしようしているので、そこに組み込んでみるつもりです。
全2件中 1 - 2件を表示