MBAオペレーション戦略 (MBAシリーズ)

著者 :
  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 230
レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478373811

作品紹介・あらすじ

CRM、SCM…組織のケイパビリティを高める競争力強化策。業務連鎖の視点で生産性を向上させる!新たな戦略とオペレーションの関係を説く。

感想・レビュー・書評

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  • ・オペレーション品質を測定する4つのものさし
    (スピード)業務連鎖における対応スピードの工場や期間短縮
    (正確性)業務連鎖におけるミスの防止や業務品質の向上
    (コスト)トータルコスト管理による一連のオペレーションコストの最小化・最適化
    (継続性)粘り強く、継続的にオペレーションを進化させ、高度なものにしているかどうかのチェック
    ・プロジェクトの全体像、目指すべき姿
    ⇒どうなったらプロジェクトは成功か(戦略、プロセス、IT、組織、人)?
    ・トップのコミットメント、意思決定のラインの明確化
    ・コミュニケーションプログラム(プロジェクト内部、プロジェクト外部)

  • 組織の機能を「CRM」「SCM」「調達」「研究・開発」「管理・スタッフ業務」という5つのセクションに分け、それぞれのセクションにおいて業務最適化し、かつ全体を最適化する方法論をまとめたのが本書です。
    戦略があり、戦略を実行するための戦術があり、それを実際に回していくのがオペレーションですが、せっかり戦術まで落とし込んだのに結局誰も継続的に実行せずに機能しなかった、という事例は枚挙にいとまがないと思います。
    それは大抵の場合、現場レベルでの具体的なアクションプランまで描けていなかったり、取り組むところまでは誰もコミットしていなかったりするところに原因があります。

    本書は基本的に「現場に無駄がある」という視点からその解決策を導き出しており、1000人規模以上の大企業を対象として想定しています。
    200人いるスタッフ部門を、パフォーマンスを落とすことなく100人にするにはどうしたら良いか、といった具合です。
    それでもプロセスの可視化、平準化できない管理部門のアウトソーシングといった考え方からは学ぶところが色々とありました。

    戦略・戦術・オペレーションという流れの最後の舵をしっかり切るためにも、読んでおいて損はないと思います。

  • この手の本については前もレビューしましたが、
    僕としては「辞書」のつもりで必要に応じて
    参照するようにしています。

    そもそも経営に「最適解」などあるわけがないし、
    それが本に書かれていると思う時点で、素質が
    ないってことになる。

    結局のところ、すべての答えは「自分の中」に
    あります。

    で、これから自分が起こそうと思っている新たな
    試みに対して、何かしらの内なる発見がないか
    どうかということ。その目的で読んでいます。

    というわけなので、読む度に自分が今、求めている
    ところにアンテナが引っかかるということになるわけ
    ですが、今回一番ひっかかったところについて。

    経営における3要素

    ・心(ビジョン)
    ・頭(競争戦略)
    ・体(オペレーション)

    において、今後は心(ビジョン)と体(オペレーション)の
    割合を引き延ばす必要があるということ。

    僕は組織をマネジメントしていく上で、何よりビジョンの
    大切さというものを信じてきていたので、ここは心強い。

    そして、体(オペレーション)を組織内部間の業務連鎖と
    いう視点で実行していく上で、「IT」と「人」がキーになると
    いうこと。

    ITによってオペレーションは効率化できるが、
    実行するのは人。人は効率では動かない。
    感情で動くものだ。それも昔から僕が持っている理念。

    よって、今、まさに進ませようとしている企画自体のベクトルに
    重大な欠点はないということを再認識しました。

    ざっくりとした感想ですが、もちろん、この本には更に
    レイヤを深掘りした情報も書かれています。
    (特に「オペレーション改革への取り組み方」という
    章は、まさに今求めているところにドンピシャでした)

    それらはまた、必要になったときに「辞書」として
    参照すればよいだけです。

    だから、

    「お前はこの本の中身、すべてが頭に入っていて
    かつ理解できているのか?」

    と聞かれても、

    「できていません。だから? 僕はMBAの試験を受ける
    わけじゃないので」

    となります。

    今必要とされている立ち上げに関する計画や
    問題解決に対するアプローチにおいて、
    何かしらのヒントがないかどうか、それを
    必要だと思った時に書籍から探っているわけです。

    でも、繰り返しですが、本の内容を鵜呑みにし、
    それをコピペしても組織はマネジメントできません。

    それはうまく仕事が出来ている人のやり方を
    真似ても正しく自分のものにならないのと同じ。

    現場それぞれ、そこに存在する人間だけが感じる
    「空気感」があります。その要素がどんな良本にも
    ないし、実はそれこそが大事。

    で、その空気感から察する直感と、読書などで得る
    知識を吸収し、最終的に自分で「意志決定」し、
    腹を括るかどうか。それが大事です。

    本のレビューにはほとんど、いや、まったくなっていませんが、
    僕が読書をする目的は果たせているので、これでよいかと。

    また、ただ読むだけでなく、こうやって読み終わった後、
    自分が想ったところを綴る。これも含めて、僕にとっては
    血となり肉となるプロセスなもので。

    ・・・なんか、すいません(笑)

  • 出版されてからだいぶ絶ったので最新の情報ではないが、オペレーションの重要性はますます高まっている。多くの関係者が関わるため、マネジメントの課題の中でも最も実践が難しい分野だと思う。

  • 地味なようで企業の競争優位となる重要なファクターが「オペレーション」。オペレーションを考える基本的枠組み、そしてCRM・SCM・調達・研究開発・管理のそれぞれについて解説があり、改革の取り組み方やケーススタディも準備されている。オペレーションの基本を学ぶ上で、多くもなく少なくもなく、最良の一冊。

  • 本書は企業価値を向上させるためにはオペレーションの価値連鎖を最大化させることが必要であり、そのための事例研究を多く記載している。

    内容は「CRM」「SCM」「調達」「研究・開発」「管理・スタッフ業務」に分けてオペレーションを論じているがほぼ一般論と事例集であるので参考文献程度だろう。参考にすることしかできないので★3つ。例えば実務的にはオペレーションリスクの評価数式などあれば役に立つのだろうけどもそういうものの記載はない。科学手的なビジネスメソッドを期待している身としては少し残念。海外でも開発されていないのだろうか。

    日本の企業には戦略不全なのでオペレーションマネジメントという発想が薄いと思う。自分の若いころはもっぱら体当たりでサプライチェーンを開拓していた。遠い異国で誰も見ていない問題を目の辺りにしつつ、それを報告してから本社があわてふためくさまを見ると「あぁ、戦略もリソースもぜんぜん準備不足」と思っていた。要するに何をしたいかがはっきりしていないしので、リソースの準備ができておらず、結果的にオペレーションが混乱するのである。

    これは現場力を過信しているといって良い。または経営と現場が分離されていると言ってよいと思う。

    最近、日本中の営業マンと資材マンを巻き込んだ神戸製鋼問題の一因は、当の神戸製鋼の報告書にも記載してあるとおり、経営の無理難題を現場が裏技でなんとかしようとした点にある。それは現場に必要な権限と経営資源(リソース)を渡してこなかったという問題でもある。土台無理なオペレーションを回すと、論理に矛盾を孕むことになる。こういう問題は日本の生産性にもかなり影響をあたえているはずである。

  • メモ
    ・オペレーションの観点から業務連鎖は5つのモジュールに分けられる。
    1CRM 顧客接点に関わるオペレーション
    2SCM 顧客に届けるまでのオペレーション。需要予測に始まり、受注、生産、納品、回収など 
    3調達 研究開発や生産も調達に関わることで効率的かつ効果的な調達につながる
    4研究・開発 営業マーケ、生産も重要な役割を果たす
    5管理・スタッフ業務 コアとノンコア、アウトソーシングなど新しい観点から考えることでよりよいオペレーションに
    ・オペレーションとは業務連鎖で考えるもの。

  • 経営陣が意思統一を図る。
    機能横断型チームを作る。
    若手を抜擢する。
    専任体制を敷く。
    マイルストーン管理を行う。
    経営トップと直結させる。
    変革のためのコミュニケーションとして、しつこくメッセージを送る。

  • 答えはここにない。事例があるだけ。答えが書けるなら、経営者になっているわな。

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著者プロフィール

グロービス
1992年の設立来、「経営に関する『ヒト』『カネ』『チエ』の生態系を創り、社会の創造と変革を行う」ことをビジョンに掲げ、各種事業を展開している。

グロービスには以下の事業がある。
●グロービス経営大学院
・日本語(東京、大阪、名古屋、仙台、福岡、オンライン)
・英語(東京、オンライン)
●グロービス・マネジメント・スクール
●グロービス・コーポレート・エデュケーション
(法人向け人材育成サービス/日本・上海・シンガポール・タイ)
●グロービス・キャピタル・パートナーズ(ベンチャーキャピタル事業)
●グロービス出版(出版/電子出版事業)
●GLOBIS知見録/GLOBIS Insights(オウンドメディア、スマホアプリ)

「2019年 『ダークサイドオブMBAコンセプト』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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