MBAオペレーション戦略 (MBAシリーズ)

著者 :
  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 233
レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478373811

感想・レビュー・書評

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  • 本書は企業価値を向上させるためにはオペレーションの価値連鎖を最大化させることが必要であり、そのための事例研究を多く記載している。

    内容は「CRM」「SCM」「調達」「研究・開発」「管理・スタッフ業務」に分けてオペレーションを論じているがほぼ一般論と事例集であるので参考文献程度だろう。参考にすることしかできないので★3つ。例えば実務的にはオペレーションリスクの評価数式などあれば役に立つのだろうけどもそういうものの記載はない。科学手的なビジネスメソッドを期待している身としては少し残念。海外でも開発されていないのだろうか。

    日本の企業には戦略不全なのでオペレーションマネジメントという発想が薄いと思う。自分の若いころはもっぱら体当たりでサプライチェーンを開拓していた。遠い異国で誰も見ていない問題を目の辺りにしつつ、それを報告してから本社があわてふためくさまを見ると「あぁ、戦略もリソースもぜんぜん準備不足」と思っていた。要するに何をしたいかがはっきりしていないしので、リソースの準備ができておらず、結果的にオペレーションが混乱するのである。

    これは現場力を過信しているといって良い。または経営と現場が分離されていると言ってよいと思う。

    最近、日本中の営業マンと資材マンを巻き込んだ神戸製鋼問題の一因は、当の神戸製鋼の報告書にも記載してあるとおり、経営の無理難題を現場が裏技でなんとかしようとした点にある。それは現場に必要な権限と経営資源(リソース)を渡してこなかったという問題でもある。土台無理なオペレーションを回すと、論理に矛盾を孕むことになる。こういう問題は日本の生産性にもかなり影響をあたえているはずである。

  • オペレーション戦略とはどういうものか、という全体感をイメージするのには役に立った。企業活動の全般にまたがるオペレーションとは、どんなことを考えるのか、どう取り組むのか、の入門編としては良かったと思う。
    内容もわかりやすい。ただこれを読んだだけでは使えるところまではいかないと思う。紹介本という位置づけかな。

著者プロフィール

グロービス
1992年の設立来、「経営に関する『ヒト』『カネ』『チエ』の生態系を創り、社会の創造と変革を行う」ことをビジョンに掲げ、各種事業を展開している。

グロービスには以下の事業がある。
●グロービス経営大学院
・日本語(東京、大阪、名古屋、仙台、福岡、オンライン)
・英語(東京、オンライン)
●グロービス・マネジメント・スクール
●グロービス・コーポレート・エデュケーション
(法人向け人材育成サービス/日本・上海・シンガポール・タイ)
●グロービス・キャピタル・パートナーズ(ベンチャーキャピタル事業)
●グロービス出版(出版/電子出版事業)
●GLOBIS知見録/GLOBIS Insights(オウンドメディア、スマホアプリ)

「2019年 『ダークサイドオブMBAコンセプト』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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