- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478374009
作品紹介・あらすじ
ブランドで競争を勝ち抜くには、顧客との間に豊かな文脈を築くことである。ブランドの深淵なメッセージを伝える文脈に着目し、戦略シナリオを構築する新たなモデルを事例と共に紹介。
感想・レビュー・書評
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20年近く前の内容だが、今も色褪せることはない。素晴らしい教科書。
無形の雰囲気とイメージを言語化し文脈にのせる。
ブランド理論は記号論でもあったのか。
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ともさん私物
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ビジネス選書サマリー。ブランドの持つ漠然とした姿あるいはつかみどころのなさを明確に言語化し具体化した具体化しようとした一札。コンテクストと言うキーワードを使い顧客との関連性や商品あるいは会社のイメージ等を総合的に繋げブランドを向上させる方法を提示している。しかし残念ながらそれらも読んでみたところで以前漠然としているままだ。結局ブランド構築と言うものは顧客の日々変化するイメージをしっかりと捉え、それに対して自分の目指すビジョンをわかりやすく伝え続けることしかない。
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ブランドを取り巻く全ての文脈に着目したブランド展開の方法論。インテル、ニチレイアセロラドリンク、ミツカン酢など、成熟した業界や商品のブランドを再離陸させた事例を細かく解説している。スタートアップには馴染まないかもしれないが、商品やサービスの背景にある文脈を捉えることはどんな場合でも必要だろうということで参考になった。
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ブランドが何によって形成され、どのように成長していくのかが分かりやす述べられている。コンテクストとは何かを理解することが、本書を読み解くうえで重要。
至極当然のことを、構造的に説明したにすぎない印象があるが、そこに価値がある本。原理原則となる理論を解説しているため、古くても使える内容になっている。 -
2014.03.09 もう随分と古い本になるが、あえて中古を購入して読了。基本的にはブランディングの本だが、ブランドアイデンティティー(企業側)とブランドイメージ(顧客側)のマッチングをコンテキストベースで行うという考え方。とてもアグリーだが、実際の作業は複雑で難しい。
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ブランドアイデンティティとブランドイメージの一致を強調。配慮すべき施策とブランドの曖昧さを構造化。ブランド戦略を綴った書籍は突飛な事例と成功要因の誇張が見られる場合が多いが、こちらは顧客の持つ商品イメージ関連性からどこを強化すべきかという「コンテクスト」に特化しており明確。特にニチレイのアセロラドリンクなど。散りばめられている図説も画一的なものではなく斬新で参考にしたい。
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第1章 ブランド経営の新しい視点
第2章 コンテクスト・ブランディングとは何か
第3章 アセロラドリンクに見るコンテクスト・ブランディングの実際
第4章 企業が伝えたいブランド・アイデンティティ
第5章 顧客のもつブランド・イメージ
第6章 ブランド・コミュニケーションの展開
第7章 ブランド・パーソナリティの構造化 -
内容はともかく訳出がかなりまずい。読んでいても意味が取りにくい。
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時代は変わっても、基本はシンプル。
目指すものを共有して、それへの最善解を実行する。