クラウゼヴィッツの戦略思考―『戦争論』に学ぶリーダーシップと決断の本質

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制作 : Tiha Von Ghyczy  Christopher Bassford  Bolko von Oetinger  ボストンコンサルティンググループ  BCG= 
  • ダイヤモンド社 (2002年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478374023

作品紹介

経営戦略のエキスパートが、戦略論の古典『戦争論』のエッセンスを読みやすくまとめた本書は、日本の経営者、ビジネスマンの戦略的思考と行動を鍛える「戦略の哲学書」である。

クラウゼヴィッツの戦略思考―『戦争論』に学ぶリーダーシップと決断の本質の感想・レビュー・書評

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  • 解説本だが、あまり分かりやすくはなかったかな、、、BCGの皆さんが宣伝がてら各章ごとに担当割りして書いたのだから、やむなしか、、、

  • 現実に理論を適応する場合の摩擦。「何を考えたか」ではなく、「どのように考えたか」の重要性。

    理論を当てはめるだけでは、不確実性の犇めく現代社会は生き抜けない。戦略的思考法を用いて、自分の頭で考えること。ただし、自分の頭で論理を積み上げていくのは時間が掛かることで、これを瞬間的に行うことができる人間がクラウゼヴィッツの指す「天才」。

  • すごい前に読んだ本ですが。
    クラウゼビッツといえば戦争論で知られる戦略家ですが、経営コンサルティング会社のBCGが解説ということで経営に参考にした場合が書かれていて参考になります。
    (よく名経営者が孫子やリデルハートと並んで読むべき本として書いてる場合もありますが、普通の人はこんなん読んでも日常的な仕事やビジネスに生かすのは大変ですからね。解説がいいですね。)

    まあ、こむずかしい。

  • ご存知戦争論、のBCGによる解釈本。
    なんだか絶版のようだが、再販の価値は十分にあるのでは。

    「迷っていることを十分意識した上で行動を決断するほうが、はるかに実りが大きいと断言する。単に振り払っただけの迷いは必ずまた頭をもたげてくるが、解決せずとも適切に扱った迷いは、思慮深い行動の土台となる可能性があるということだ。」

  • ○眼力
    ・軍事の天才とは、たったひとつの能力ではなく、「複数の精神的能力から成る調和の取れた統一体」といってもよい。そこでは、ある能力が抜きん出ることはあってもよいが、それが他の能力と衝突することがあってはならない。

    ・指揮官の意思決定を耐えず悩ますからである。つまり、精神は常に武装していなければならない。精神が予想外の事態を乗り越えてこの普段の戦いに勝つためには、二つの特性を必要とする。1つは、暗黒においても内なる光を灯し続け、真実を追求する知性(=眼力)であり、もう1つはそのかすかな光が照らすところに進もうとする勇気(=決断力)である。

    ・国内外の政治情勢には精通していかねればならない。

    ・本質だけを引き出す知的能力は、現場でそうした問題を分析して適切な判断を下したり、才能を働かせ熱心に取り組んでこそ得られる。

    ○天才に使える理論
    ・理論があれば、知性は実に多くの現象やその相互の関係についての洞察を得、自力でより高度な行動を起こそことができる。知性はそこで、何が真実で何が正しいかを把握する。

    ・理論の役目は、何も無い状態から始めて独力で道を切り拓いていかなくてもすむように、物事を秩序正しく整理し、説明すること。

    ○摩擦
    ・ネガティブケイパビリティとは、不確実さとか不可解さとか疑念の中にあっても、事実や理由を求めていらいらすることが少しもしなくて至れる状態。迷っていることを意識した上で行動を決断する。

    ○単純だが容易ではない
    ・戦術に携わるものは、疑念を捨ててひたすら前に進む。だが、戦略に携わるものの周囲では、比較的ゆっくりと時が流れるため、行動すべき時期を逸してしまうのである。

    ○戦略の要素
    ・単純さと複雑さ。前者には勇気があり後者には利口さがある。危険が満ちている状況では、利口さよりも勇気を重んじなければならない。

    ・複雑さの手前にある単純さなんてどうなったった惜しくはない。だが、複雑さの向こう側にある単純さなら、命をかけても惜しくはない。(=オッカムの剃刀)

    ○軍の武徳
    ・軍の武徳の源泉の1つは数多くの戦いを経験して勝利を重ねること。もう1つは活発に行動して何度も疲労困憊すること。どちらを欠いても武徳は存続できない。

    ○指揮官の精神力
    ・強情さとは、「知性が犯す過ち」ではない。優れた決断に反対する態度である。「感情が犯す過ち」なのだ。

  • 戦争論の完訳を読んでみたかったのだが地元の図書館になく、これを借りてきた。孫子にしてもそうだが、戦略思想家のテキストはビジネス書にするにはもってこいなんだろうな、と思った。
    やはり、完訳を取り寄せようと思う。

  • yoty

  • 戦争を始める際は、まずその究極の目標を決定し、その次に中間的な目標を決めておく必要がある。
    この2点を決めることによって、進むべき方向が決まる。使用する手段とその範囲、戦争に振り向ける努力の量などが決まる。
    戦争とは厳粛なもくてきを達成するための厳粛な手段である。

    目標と目的を区別したこと
    目的は崇高な知性であり、手本となる原則であり、主権国家を戦争に導く政治的な理由である。
    一方作戦行動の目標は、主権国家の目的達成を支援するためだけに存在する。
    「戦争とはほかの手段をもってする政治の延長に他ならない」

    企業は、社会の繁栄はもちろん、その健全さにも貢献する役目を担わなければならない。
    目的から手段が決まるのであって、手段から目的が決まるのではない。

    われわれが理論に何らかの貢献をしたとすれば、それは「何を」考えたかではなく
    「どのように」考えたかという点にある。

  • 7/20
    偉大な仕事を達成する人間に必要な資質=
    「ネガティブ・ケイパビリティ」=困惑したり迷ったりする状況下でも落ち着いていられること、なんとかして出口を探そうとあわたりしないこと。

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