マッキンゼー 経営の本質 意思と仕組み

  • ダイヤモンド社
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感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478374610

作品紹介・あらすじ

経営の意思なくして戦略はありえない。企業にとっての根源的問いに明確に答える。世界最高のコンサルティング・ファームを築き上げた男、マービン・バウワーが書き残した伝説の経営書。

感想・レビュー・書評

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  • マッキンゼーのトップコンサルタントによる経営の全体像について網羅した素晴らしい本でした。
    経営の意思や理念の重要性、それにともなう戦略や組織作り、経営幹部の役割、様々なリーダーシップの取り方、事業計画など、時代を超えて支持され続ける本だと思います。
    組織に携わる方であれば、一読の価値があることでしょう。

  • 記載している内容やその見せ方(構成など)は極めて良い意味でセオリー通りです。裏を返すと、ノウハウ本的な期待を持って読むとがっかりすると思います。また、実際に経営戦略を策定した経験がないと、一般論を述べているだけと受け取るかもしれません。

    ただ、一度でも経営戦略に関わった経験があれば、これほど本質的、要諦部分を絞って書いた本もなかなかないと思います。これから経営の勉強をしてみようと考える初学者、或いは実務経験者の両極端の読者に刺さる本と言えそうです。

  • コンサルティングの本質、経営の本質に迫る。

  • 今度受講するセミナーのメイン講師がマッキンゼー出身。その推薦図書になっていたマービン・バウワーの古典的名著。
    既に他の本でも教科書的に書かれている内容がほとんどだけど、具体例で書かれている内容が最近のことと思われるほど、課題は普遍的なんだなとも感じる。
    達成感を感じられる職場が、生産性の高い職場になる。1966年から言われているんだな。

  • 会社に入って疑問に思ったことが書かれている。システムの中で個々人が自由・責任を発揮できリーダーシップによって管理されねばならないと思う。

  • マッキンゼー中興の祖、マービン・バウワーの書。経営の要素である戦略や組織、事業計画について、経営基本のあるべき姿を記している。
    経営者必読の書と言われるが、自分にとっても組織を俯瞰して見るいいきっかけになるので、今後も何度か読み返したい。

    難しげなことも書かれているが、やはり根底に流れるのは、クライアントの財産、利益のために全力を尽くすという信念であり、それを徹底して実行できるのがプロフェッショナルということなのだと改めて感じた。

  • 以前フレームワークの本を読んで喜んでいた自分を反省。「マッキンゼーでは標準化された手法やお仕着せの解決策を使うことをよしとしない」そうである。「経営の意志」ということを最重要視し、通常業務以外に、経営目標、戦略、方針、組織の計画を本当に熟考することを丁寧に述べている。著者はコンサルティング業界にプロフェッショナリズム、ファクトベース・コンサルティング、トップ・マネジメント・アプローチを革新的に導入した人物だそうであるが、目新しいことは何も述べていようであるが、プロフェッショナルらしい徹底ぶりが分かる内容であった。

  • 経営理念の有無、これこそが企業と稼業の違いであると痛感した。
    世に認められるべき企業とは利益の追求が目的ではなく、顧客の利益に尽くして利益を得るのである、みたいな正論が述べられているのだが、この書が世に出て40年以上たった今も輝きを失わないのはもはやそれが真理であるからだろう。逆に言うと誠実で地道な営みがどんなに困難であるかを示している。

  • まず、「マッキンゼーをつくった男 マービン・バウワー」を先に読むべきか

  • 会社の上司(コンサル会社役員)のオススメで購入。マッキンゼーをつくりあげた男が、経営の本質は、(巷で言われるロジカルシンキングではなく)高い倫理観であると言い切っている点にコンサルの原点を改めて考えさせられた。経営の実行まで「高い倫理観」を価値基準に据えて、判断していくことを、忘れないでいたい。

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