「交渉」からビジネスは始まる (Harvard Business Review Anthology)
- ダイヤモンド社 (2005年4月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478374900
感想・レビュー・書評
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交渉をビジネスのゴールとするのか、スタートとみるのか
ハードネゴシエーションの世界から、共生・共存のスマートネゴシエーションへ、
話し合うことでの、不要なトラブルや不幸を回避するためのコミュニケーションを紹介しています。
9つの章かなっています。
1 交渉は始まりにすぎない
2 手強い顧客と渡り合う交渉術
3 交渉に失敗する六つの悪癖
4 同床異夢を回避する交渉プロセス
5 ネゴシエーション・ブレークスルー
6 交渉力のナレッジ・シェアリング
7 交渉にグローバル・スタンダードはない
8 中国流交渉術
9 「ハーバード流」交渉学講義
最後に人と人が直接会話する、交渉とは人間と人間による営みであることが語られています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最終成果を念頭に置いて交渉に入る
交渉相手の準備に手を貸す
初めは強めに徐々に譲歩を。困れば退却も。
BATNA(best alternative to a negotiated agreement)を用意すること。 -
交渉術は科学にしづらいので研究にするのは難しいテーマだと思いますが、この本で米国で有名な事例研究やビジネスエピソードは押さえられるような気がします。普段交渉をする機会のない若手としては交渉の概念に対する議論という印象。理論として構成が好みだったのがは4章、実践なら2&3章、7章&8章は読み物、といったところ。