会計についてやさしく語ってみました。: 今よりずっと数字に強くなれる本
- ダイヤモンド社 (2006年2月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478470800
作品紹介・あらすじ
数字の裏側が分かれば世の中どんどん面白くなる。噂の女会計士が教える、個人でも使える会計の技術。
感想・レビュー・書評
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“会計”と言うと、簿記の仕訳や転記のような(会計)処理ばかりが、最初にイメージが湧きます。
この本を読んで、会計という知識は、その企業の全体像を分析するツールとして有効ということを知りました。
数字に表せない情報は、会計情報に表せませんが、会計情報を追うことにより、いろいろな事がわかるという事が、刺激になりましたし、会計の魅力だと思います。
会計知識の入門の入門に最適だと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
家計について話すときに会計的な考え方をする夫に対抗するため、会計の基本知識を持とうと読んだ本。本当に会計的なセンスのない私でもよくわかるありがたい本でした。
資産とはなにか、費用とはなにか。財務諸表が表しているもの。会計的な視点と経済的な視点で世の中を見ること。
数字が伝える物語を具体的な言葉で説明しているので、会計的な考え方がよくわかって納得できました。 -
美人公認会計士…と聞いていたけどカバーを見たらそうでもなかった(笑)というのは失礼ですね。会計の入門書としては佳作ですが、今だとストーリー仕立てのものなどもたくさん出ているし、単に噛み砕いて説明するだけではベストセラーにならないというか、あとは本人のキャラが尖ってないと難しいのでしょう。アプローチは正しいですが、マーケティング的には無難すぎるかな。
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分かり易かった。もう一度読み返すべし。
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会計には、税金を払う制度会計と、会社の儲けを計算する管理会計がある。
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☆$$確かに分かりやすかったが、知ってることの$$繰り返しだし得るものはほぼ無かった。
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わかってる人には「やさしい」んでしょうけど、
超初心者には意外とわかりにくい内容でした。 -
会計的視点からビジネスをどう理解するか?
→財務諸表はお金が会社の中で役割を全うするまでのストーリーを紡ぎ出している
だから、金額からドラマを読み取る必要がある
会計は金額がわかるものだけが記載対象。つまり貨幣的測定の公準 -
本当の初心者の方が読むのに大変良いと思います。少し理解されている方には物足りない内容だと思います。
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大学に入学したと同時に専門学校に通い3回生の秋に公認会計士に合格し今も会計士として活躍している著者。
普段耳にしている「儲け」とはいったいどういうことなのか。その答えを握っているのが「会計」でありそれを理解するには①利益②資産③キャッシュの3つの会計的視点が必要と説いている。
本書は、会計的視点からビジネスを捉える中で上記の視点を中心に会計の使い方をやさしく解説した入門書としての位置づけとなる。
「複式簿記はお金の旅の記録」というように初めて聞くこのような表現も非常に多く、著者は本当に「会計」が好きで上記のようなたとえの中に楽しんで学んできた経緯が見え隠れする。
「会計」は企業の中だけにとどまるものではなく、企業が生みだした利益はあらゆるところに分配されていく。企業と消費者。企業と日本国。そして世界というように非常に大きな広がりを見せる。
細かい用語の説明だけにとどまらず俯瞰した形で「会計」を捉えており、入門書としては非常に役立つと考える。
わかりやすい説明の裏には奥深い知識が必要であり、著者の他の著書も参考にもう少し「会計」について知りたくなった。