問題解決プロフェッショナル「思考と技術」

  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478490228

感想・レビュー・書評

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  • ・ゼロベース思考のポイントは、顧客にとっての価値を考えること
    ・仮説思考のポイントは、アクションにつながる結論・理由を考えること
    ・問題解決のステップは、①課題の設定、②解決仮説の洗出し、③解決仮説の評価(インパクト(いつから、どれだけの期間、どんな効果)、実現性(ヒト・モノ・カネ、リスク))

  • 仕事の問題点を解決するための具体的なプロセスを理解でき非常に参考になりました。但し、使いこなすにはMECEなどを日々の活動に活用して自分のものにしていないと駄目かな。。
     「わかること」と「実行できること」は大いに違い、さらに「結果がうまくいく」とはもっと大きな違いがある。

    ①思考編
    <ゼロベース思考:「既成の枠」を取り外す>
    ポイント:
    ・自分の狭い枠の中で否定に走らない
    ・顧客にとっての価値を考える
     顧客とは商品を買ってくれるユーザーのことだけではなく、人事・総務であれば顧客は社員全体、情報システム部門であればシステムを利用する社員である。したがって、仕事をしている人間には必ず顧客が存在する。顧客がいないビジネスマンは、企業や社会に対して何の価値も生み出していない事になる。
     顧客の立場から考えていても、実行段階で既成のタガ外せないことが多い。仕事は実行してはじめて問題が解決する。
    <仮説思考:常にその時点での結論をもってアクションを起こす>
    ポイント:
    ・アクションに結びつく結論を常に持つ--結論の仮説
     だした結論にたいしてSO WHAT?(だから何なの)を繰り返す。仕事は1つの具体的結論が100の評論に勝る。
    ・結論に導く背後の理由やメカニズムを考える--理由の仮説
     実行した後に結果が間違っていても、背後の理由・メカニズムがわかっていれば、容易に軌道修正ができる。背景がわかっていないと結論が出せない。結論が先、後から理由をきちんと述べると同じこと。
    ・「ベスト」を考えるよりも「ベター」を実行する--スピードを重視
     情報収集に時間を使いすぎない。「走りながら解決する(ウェルチ)」6割のレベルの情報が集まったら、一度方向性の判断を行う。⇒40-60のルール 費やす時間、エネルギーは40% 判断に必要な情報/知識は60%  但し、過去の経験値に頼る判断は論外。

    ②技術編
    <MECE:モレはないかダブリはないかをチェックする>
    ポイント:
    ・モレによって的を外していないか?
    ・ダブリによって効率を阻害していないか?
    ・MECEでとらえ、最後に優先順位をつけているか?
    「3C+1C」
     戦略策定の基本分析 顧客Customer 競合Competitor 自社Company 流通チャンネルChannel (競合、自社の弱みは良くわかっても、自社の強みは見えていないことが多い)
     戦略を難しく考える必要はなく、単純明快なほど良い。なぜなら、実行が困難になるからである。顧客にとっての価値を考え抜き、自社の強みを徹底して活かしながら、最後に資源配分にメリハリをきかせる。
    「ビジネスシステム」
     製品・サービスが開発されてから市場に出るまでの付加価値の流れを時間軸で整理したフレームワーク。自社の課題を抽出するときに有効である。



    「マーケティングの4P
    製品Product 価格Price 販売チャンネルPlace プロモーションPromotion
    「事業ポートフォリオ」
    X軸に相対マーケットシェア、Y軸に市場成長率をとって各事業をプロットし資源配分を使用するときに使う。


    <ロジックツリー>
     問題の原因を深掘りしたり、解決策を具体化するときに、限られた時間の中で広がりと深さを追求するのに役立つ
    ・モレやダブリを未然にチェックできる。
    ・原因・解決策を具体的に落とし込める。
    ・各内容の因果関係を明らかにできる。


    1.ロジックツリーで原因を追究する。



    2.ロジックツリーで解決策を具体化する。
     解説策の用件は①的をはずさないこと②すぐにアクションに結びつくような具体性があること。
    原因追求は「WHY?どうして」でツリーを作成したが、解決策は「SO HOW?だからどうする」を何度も繰り返して深めていく。
    3.ロジックツリーをつくる
     こつは①各レベルができるだけMECEか ②ツリーの右側が具体的な原因や解決策になっているか ③具体的な原因や解決策がロジックの因果関係で主要課題にリンクしているか
    4.フレームワーク化しているロジックツリー
    ・財務分析のROAツリー
    ・間接費削減プログラム(OVA)
     間接部門の40%コスト削減を目標に業務分析を行い、ホワイトカラーの大幅人員削減をおこなうプログラム。
     ロジックツリーで業務を細分化する。次に細分化した具体的業務内容ごとに発生コストを人件費(人・日)と経費(万円)単位ではじき出す。最後に業務内容の受益者に業務内容を評価させ、優先順位をつけて大幅なコスト削減を図る。
     結果は各部門のばらつきは少なく、20~30%の間接人員の削減が可能。
    ・コーザリティ分析
     表面化している問題(現象)の背景にある根本原因を追究するために、現象と結果を因果関係に整理する分析手法。
    ③プロセス編
    1.主要課題の設定:3Cで考える
    自社:達成目標とギャップはないか?
    競合:競合の優れた点とのギャップはないか?
    顧客:自社の商品・サービスに満足しているか?
    2.個別課題の設定:背後のメカニズムを考察する
     ex)主要課題「利益額の減少」 
       ⇒ 個別課題 ①価格を上げることは可能か
                ②コストを下げることは可能か
                ③販売量を増やすことは可能か
    3.解決策の仮説を立てる
     「個別課題」対する「個別解決策」づくりと「主要課題」に対する「総合解決策」づくりである。
    ・「個別解決策」はコントロール可能か。少しでも可能性が残っている場合はYesとして、なぜ可能かをゼロベース思考で他人の頭脳も総動員して考える。
    ・「総合解決策」は全体の資源配分を考えているか。経営資源によって解決策の方向性は違う。
    4.解決策を検証・評価する
    「個別解決策」ファクト ベースでチェックする。但し、検証は精度よりスピードと効率性を重視。
    「総合解決策」ハード面とソフト面から判断
    ハード面
    ・期待成果:解決策がもたらす効果を売上、利益、成長性の視点から評価
    ・投入資源:人、もの、金の投入量とそれぞれの制約から評価
    ・リスク:市場や競合関係の急変による変動や失敗のリスクを評価
    ・展開スピード:早期立ち上げのスピード評価
    ソフト面
    ・企業スタイル、理念との整合性
    ・トップの責任・決意の確認
    ・リーダーシップのある実務レベルの推進者の有無
    筆者あとがき
    問題解決力には優れた能力と知識に相関関係はなく、むしろ1番の大きな違いは、とにかくよく考えていることと、そして自己責任において自分の結論(仮説)をもって前向きに実行する力を備えていることである。

  • 王道

  • ●未読

  •  コンサルの教科書と言われる本の1つ。
    問題が起こったとき、それにどうやって反応し攻略すればよいか、をまとめたもの。

     まず、世の中で起こる問題には、受験時代の問題のように唯一解など存在しない。また、解答はいくらでもあるということを理解する必要があると説いている。
     続いて、問題を考える際の基本的技術を4つ説明する。
    1.規制(=これって無理じゃね?とアイディアを出す前から前提的に切り捨てること)をいかに抑えるか=ゼロベース思考
    2.選択肢が無限にあるからこそ、速やかに問題を解決するために「これはこうなりそうだな」と目星をつけて考える=仮説思考
    3.全部の事象を考えた上で判断するためにも、抜け漏れ・ダブりを防ぐ=MECE
    4.頭を整理する、MECEを行いやすくするためにも自らの考えを図式化する方法=ロジックツリー
     そして、これらを実際に使うための手法、ソリューション・システムを説明する。

     結構古い本にも関わらず、全くもって最新の本にも劣らない。また、具体例がしっかりと記載されているため、分かりやすい。
    しっかりと読み込んで、記載事項が身につくようにすれば、怖いもの知らず!になれると思う。普通に4〜5回は読みましょう!!

  • 【思考編】
    ・ゼロベース思考
    ・仮説思考

    【技術編】
    ・MECE
    ・ロジックツリー

  • 思考の方法についてかなり分かりやすく書いてあった。

    ゼロベースで発想を膨らませ、漏れとダブりのないように問題を解決する上での仮説を立てる。
    その行程を繰り返すことで思考の階層を作り、最終的な選択肢としてロジックの繋がりがしっかりしていて、かつ即実行可能なアクションを選択する。

    おおまかにはそんな内容だったと思います。
    なんせおおまかにしか読んでないので(笑)

    でも、かなりいい本でした、お勧めです☆

  • 天才だよ、この人は。考え方の本を何冊か読んだけどこの人の本が一番シンプルで分かりやすい。

  • 難しかったw

  • (再読)

    コンサルになる前にざっと読んで、感銘を受けた本。
    コンサル経験を積んでから読んでも、学びが多かった。

    戦略思考コンプリートブックと一緒に読むといいのではないかと思う。
    ただし、両方とも
     ? 課題設定
     ? 解決策
     ? 解決策の評価・検証
    までを説明しているため、
     ? 実行プランの作成
     ? 実行・フィードバック
    というステップは別に学んだ方がいい。

    ??を学ぶにあたっては、おそらく、プロジェクト・マネジメントに関する本が
    いいように思う。

    最近、思うのは、やっぱり、マッキンゼーってすごいな、ということか。

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著者プロフィール

齋藤 嘉則 (さいとう よしのり)  文部科学省初等中等教育局教科書調査官

「2013年 『ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)から学ぶ英語教育』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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