本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784478490266
感想・レビュー・書評
-
問題解決と意思決定
ケプナー・トリゴーの思考技法
著:スピッツァ,Q.(クイン)
著:エバンス,R.(ロン)
訳:小林 薫
1980年代の知識マネジメントの時代のメソッドである。
労働流動性が高い環境では、個人とともに、知識が流出してしまう。
それを防ぐためには、知識をドキュメントにして、それをストックしておくことが必須となる
コンピュータに知識を蓄積してその再利用を図るには、暗黙知を、形式知として蓄積し、それをスパイラルのように組織内に定着させていく
内容は抽象度が高いのである程度の想像力と推定が必要かとおもいました。
気になったのは以下です。
その方法論をクリティカル・シンキングプロセスといい、その4つの思考プロセスは、以下です。
①状況把握
②問題分析
③決定分析
④潜在的問題・潜在的好機分析
魅力あるマネジメント概念
・リエンジニアリング
・学習する組織
最終的な成功が、問題解決と意思決定の質に大きく依存する
学習のハシゴ
①知識、②理解、③スキル、④才能、⑤能力、⑥熟達
■状況把握
①いま、なぜこれをやっているのか
②働く環境のなかに存在している脅威や好機とは何か
③脅威と好機は、どのように関連し合っているのか
④どうすれば脅威と好機をより簡単に理解し、対応できるようになるのか
⑤どこに焦点をあてるべきか
⑥いま何をすべきか
⇒3つの簡単なプロセス
①状況を見極める
②前提となる考え方の枠組みを変える
③行動と熟考のバランスをとる
■問題分析
効果的な問題解決のための3つのルール
①愚かなことをするのを慎め
②データを集めるな、処分してしまえ
③チームとして問題を引き受けろ
■決定分析
アッチラ王の意思決定システム
①意思決定を行う
②部下に実行を命じる
③部下が実行する
⇒成功したら、戦利品を得る
⇒失敗したら、部下を煮えたぎった油風呂にぶち込む
確認を要する5つの領域
①経営ポリシーの一貫性
②顧客満足の保証
③外部機関の承諾
④実行する人への支援
⑤パワー・ブローカーの支持
意思決定が遅れるデメリット
①決定の目的が変わる
②好機の窓をピシャリと閉める
③調整行動の遅れがダメージの累積を許す
④実行への熱意が薄れてくる
⑤決定のためのデータが脆弱になる
■潜在的問題・潜在的好機分析
4段階へのインプット
①どのような問題や好機が起こるかを発見する
②問題や好機が起こる可能性を評価する
③問題や好機の想定原因が何であるかを確定する
④仮に問題や好機が起こった場合の重大性を分析する
■データ過多を克服する
多すぎるデータ、少なすぎる情報
意味あるデータを提供する
①問題の発見と解決の責任のレベルを適切なポジションを置くことに成功している
②共通プロセスは重要な問題に取り組む場合に使うべきであるという取り決めがある
③責任と権限を本当に幅広く従業員に与えている企業では、与えられた側が問題に対処するために必要な技術的知識を確実に得ようと努力する
④課題を果たすために、データから意味を引き出す責任者が、プロセスと技術の両方のスキルを確実に持つようになる
■チームとクリティカル・シンキング・プロセス
チームの組織構造の中核をなすのは、エンパワーメントである
エンパワーメントを成功するための3つの条件
①チームの権限と限界の設定
②目標達成のための能力
③強力なリーダーシップを挙げる
チームを基盤した意思決定のための、5つのガイドライン
①だれにチームに入れるべきか、どのようにして参加させるか
②チームの限界とリーダーシップ上の役割を明確にする
③どの合理的な思考プロセスがチームワークへと導くのか、どの思考プロセスが使いものにならないかを知る
④チームが実質的な貢献を果たすための情報と、分析スキルを確実に得られるようにする
⑤チームワークを支援するような環境づくりをする
■システム思考
パフォーマンス・システムへの期待
行動へのシグナル
仕事環境
3つのT 訓練(Train)、異動(transfer)、解雇(Terminate)
■意思決定における直観と理性
意識の融合 直観と合理的思考プロセス
いつかは直観で 直観と問題分析
おも舵か、とり舵か 直観と決定分析
幻覚か洞察か 直観と潜在的問題・潜在的好機分析
■正しい質問をする
焦点を合わせて優先順位づけをする必要性
問題に取り組むのに、だれを参画させるかを決定する必要性
問題の真の原因を見つけ出す必要性
いくつかの代替案のなかから決める必要性
計画を保護し、好機を十分活用する必要性
なぜ人は、望むようには行動しないのを決める必要性
■自由に動くために
正しいスキル構築のアプローチを選ぶ
前線で指揮をとる
プロセスの編成配列を考える
プロセスとシステムを調和させる
最低必要量を達成する
「本当に信じる者」を育てる
充実した思考のための場を創り出す
目次
日本語版によせて
訳者まえがき
序章 「ビジネスの聖杯」を手に入れるために
第1章 旧世代の経営者
第2章 状況把握―進路をはっきりさせる
第3章 問題分析「なぜ」に対する果てしなき探究
第4章 決定分析―ナノセカンド世界での決定の足手まとい
第5章 潜在的問題・潜在的好機分析―未来恐怖症の治療薬
第6章 データ過多を克服する
第7章 チームとクリティカル・シンキングプロセス
第8章 システム思考 どうして簡単にできないのか
第9章 意思決定における直観と理性
第10章 正しい質問をする
第11章 意思決定にかかわる価値観
第12章 自由に動くために
あとがき
ISBN:9784478490266
出版社:ダイヤモンド社
判型:A5
ページ数:280ページ
定価:2400円(本体)
1998年10月22日初版発行詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
"クリティカル・シンキングプロセスを基本としたビジネス上の問題解決と意思決定の方法を解説した本。
・状況把握
・問題分析
・決定分析
・潜在的問題・潜在的好機分析
この4つの思考プロセスで順を追って思考し、最終的な意思決定を下して実行することとなる。日々、現場で行われていること。今では当たり前のような感覚の人も多いと思う。体系的に解説されているが、1998年に出版された本なので、若干事例は古いものが多い。" -
予約本
小林薫の作品
本棚登録 :
感想 :
