考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則

制作 : Barbara Minto  山崎 康司 
  • ダイヤモンド社
3.78
  • (421)
  • (444)
  • (569)
  • (61)
  • (20)
本棚登録 : 6114
レビュー : 442
  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478490273

作品紹介・あらすじ

マッキンゼーをはじめ、世界の主要コンサルティング会社、さらにペプシコ、オリベッティ、AT&Tシステム、ユニリーバなどでライティングのコースを教えているバーバラ・ミントが、コミュニケーション力を高める文章の書き方を紹介。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • Situation:本書「考える技術・書く技術」は米国での初版が1973年で、ロジカルシンキングや論理的な文書作成のテキストとして評価が高く、この分野では古典となっている。1996年に改定され、書く技術、考える技術に加え、問題解決の技術を追補し、表現の技術と合わせて4部構成となっている。

    Complication:私自身が、論理的思考が極めて苦手であり、文書の作成能力も低いことを嘆いていたところ、コンサルをしている友人が本書をすすめてくれた。これによると、論理的思考も文書作成能力も、問題の根っこでは同じであるという。なるほど、考えたものを文書にするのだから、自分自身の考えが「論理的」に整理されていないと、それに導かれる文章もまた理解されにくいものになる。

    Question:著者であるバーバラ・ミントは、その解決法の原理・原則をピラミッド・プリンシプルと名付け、論理的な考え方やあるべき文書の組み立て方について明確にしている。では、その魅力的なピラミッド・プリンシプルとはどのようなものか?

    Answer:
    1.文書作成時のピラミッド・プリンシプルの基本について
    (1)ピラミッド・プリンシプルの利点
    聞き手や読み手は、頭の中で受け取った情報を関連付け整理しようとする。まず主要な情報(大きな考え)を受け取り、次にそれに根拠を与えるいくつかの情報を受け取ることができれば一番理解しやすい。ピラミッド型に考えや文章を構成することで、受け手の頭の中の作業を容易にし、理解しやすくする。
    (2)ピラミッド型の鉄則
      ①どのレベルでも、メッセージはその下位グループ群を要約するものであること
      ②各グループ内のメッセージは、常に同じ種類のものであること
      ③各グループ内のメッセージは、常に論理的に順序付けられていること
       4つの順序( )内、事例
       ・演繹の順序(大前提、小前提、結論)
       ・時間の順序(1番目、2番目、3番目)
       ・構造の順序(北から南、東から西、等)
       ・比較の順序(1番重要なもの、2番目に重要なもの、等など)
       これらが頭の中でできる分析活動のすべて(演繹的理由づけ、因果関係、各部分への分解、類別)
    (3)タテの関係
      ピラミッドの上部の考えは下部に存在する考えのグループを要約し、Q&Aの関係になっていること
    (4)ヨコの関係
      横に並んだ考えのグループは何らかの論理的な共通点をもってグループ化されていること
      下位にグループ化されたものは、上位の疑問に、帰納的論理か演繹的論理で答えていること
    (5)文書作成時の導入部について
      ①導入部において、読み手がいだく関心に答えを与えるためのストーリー性をもたせること
      ②そのために状況(S)、複雑化(C)、疑問(Q)の順序で展開し、本文で、答え(A)を与えること

    2.考える技術について
    (1)実戦的考えのプロセスは以下の2つ
      ①考えのグループを構成しているロジックの枠組みを見つけ、それをロジックの順序に書き表す
       3つの分析活動 ( )内、作業時の注意点
       ・時間の順序:結果の原因を特定(因果関係の間違いを防ぐためにはイメージ化が有効)
       ・構造の順序:全体を部分に分ける(全体を部分に分ける際には、MECEに留意)
       ・度合いの順序:類似性で分類(大雑把に分類してから批判的に再検討する) 
      ②混乱した考えの中から本質的な考えを抜き出す(帰納法的な要約を見つけること)
       ・グループ内の考えを要約することは、考えるプロセスを完成させる
       ・帰納的グループを要約することは、一連の行動の結果を述べるか、推測される結論を導く
       ・行動の考えは最終成果が分かるように記述する

    3.問題解決について
    (1)問題を定義する
       望ましくない結果(現状)を明らかにし、望ましい結果(目標)を具体化し、差を明確にする 
    (2)問題分析を構造化する
      ①データを収集する前に問題分析を構造化する(でないと膨大なデータを集めて効率が悪化する)
      ②診断フレームワークを用いて、問題分野の詳細構造を明らかにする
       ・構造を図式化する(フロー図から改善効果の高いプロセスポイントを探る)
       ・因果関係をたどる(財務やタスクの構造、問題を伴う活動のプロセスから探る)
       ・想定可能な原因を分類する(原因の仮説や、選択肢構造、決定の連鎖を図式化して探る)
      ③ロジックツリーを用いて問題解決に向けた複数の選択肢を検討する
       ・可能性のある解決案をMECEスタイルで系統立て論理的に細分化する

    以上、勉強したようにまとめようとはしたものの、まだ自分しかわからないものになっている。
    文書作成や問題解決、物事を考える際には、ピラミッド・プリンシプルに立ち返ってブラッシュアップしていきたい。

  • どのように考え、そして効果的に文字に落とし込めるか。その具体的方法を悪文と添削を交えて学ぶことができる。

    論理を述べるためにはグループ化や要約の思考プロセスを伴う
    ピラミッドを作り始める前に、文章全体として読み手のどんな疑問に答えようとしているのか、を知る必要がある
    あらかじめ道筋を示し、トップダウンに話を組み立てる

    正しいピラミッド型になっているかチェックする
    1.どのレベルであれ、メッセージはその会のグループ群を要約するもの
    2.各グループ内のメッセージは、常に同じ種類のもの
    3.各グループ内のメッセージは、常に論理的に順序付けられている
    →演繹(大前提、小前提、結論):三段論法
    時間:因果関係
    構造(北から南):構造ごとによるグループ化
    比較(最重要、二番目、三番目):類別によるグループ化

    ピラミッドの内部構造
    ・主ポイントと補助ポイント間の縦の関係
    →主張とは自動的に読み手の頭に論理的な疑問が生じるということ。その疑問に答えていく。
    ・補助ポイント同士の横の関係
    →演繹的グループ化(一段上のレベルに行くために、最終ポイントを中心にして主張を要約する)ピラミッド下部で用いる
    帰納的グループ化(一段上のレベルに押し上げるには、各ポイントの共通状況を判断し、ひとつの推論を行う)ピラミッド上部で用いる
    ・導入部のストーリー関係
    →疑問の由来をたどることで疑問の本質をはっきりさせる(状況、複雑化、疑問、答え=ピラミッド頂上の主ポイント)
    順序は配列しなおしても良いが、必ず状況から考え始める。そして導入部は飛ばさない(いきなりキーラインポイントまで飛ばない)
    過去の出来事は導入部で述べる
    読み手が知っていることだけを書く
    主題に関する物語を伝え、読み手の興味を高める

    トップダウン型アプローチ
    1.主題を書く
    2.読み手を思い浮かべ、主題に対する疑問を書く
    3.答えを書く
    4.状況を明確にする
    5.複雑化へと発展させる
    6.疑問と答えを再チェックする

    疑問に対する答えは常に理由=キーライン・ポイント(もしくは、複雑化に酔て生じた疑問に答えたことで生まれる、新たな疑問に対する答え)
    →キーライン・レベルでは、演繹法よりも帰納法を用いる

    読み手の疑問(答え)
    1.何をすべきか(方針を与える、選択肢の中から決定する)
    2.どのように実行すべきか(方針を与える、how to を説明する)
    3.実行すべきか(支出の承認を求める)
    4.なぜ起きたのか

    演繹的理由づけ
    1.世の中に実在する状況について述べる
    2.同時にもうひとつ世の中に実在する関連状況について述べる。この記述は最初の記述の主部か述部のどちらかについて注釈することで、最初の記述と関連を持つことになる
    3.同時に世の中に実在する上記2つの状況が意味することについて述べる

    帰納的理由づけ
    ・グループ化した考えを定義づける技術(一語で表す)
    ・その中で不釣合いなものを見極める技術(ボトムアップで質問を繰り返しながら理由づけをチェック)

    帰納的グループ化では、グループ化の根拠が順序を規定する
    ・ある結果の原因を特定する
    →時間の順序
    ・原因と結果を区別する
    ・根拠となるプロセスを明らかにし、図示する
    ・全体を部分に分ける
    →構造の順序
    ・類似のもので分類する(MECE)
    →度合いの順序

    ボトムアップ型アプローチ
    1.言いたいポイントをすべてリストアップする
    2.それらのポイント同士の関係性を考える(図示)
    3.結論を導く

    グループ内の考えを要約するためには、白紙の主張を避け、テーマを絞る。そのためにも、グループ化の根拠を明確にする。

    問題解決
    ・問題を定義する(望ましくない結果と望ましい結果のGAPを理解する)
    1.問題がありそうか or 改善の機会がありそうか
    2.問題はどこにあるのか
    ・分析を構造化する(フレームワーク・ロジックツリー作成→データ収集→調査結果記述→結論導出→行動提案)
    3.問題はなぜ存在するのか
    ・解決を発見する
    4.問題に対し何ができるか
    5.問題に対し何をすべきか

    読み手の頭にイメージを創り出す
    イメージを言葉にコピーする

  • ビジネスは、顧客の関心を喚起し、信頼を獲得、その結果としての契約を勝ち取り、顧客と長期関係の維持を目指す。

    一連の業務遂行において、多くの文書、プレゼンテーション資料を作成し伝達しているはずである。

    その中で、論理的ではない、具体的ではないなど叱責を受けた経験も多いだろう。また部下育成のためにどのように論理的な文書手法をもって指導すれば良いのだろうかと悩ませている人も多いはずである。

    本書はそんな悩みを解決してくれる一助になる。

    本書はグロービス「ロジカル・ライティング」コース同様に、
    ・論理的な妥当性
    ・説得力ある表現力
    ・相手の立場の理解
    をコンセプトにデザインされている。

    私にとって、特に役に立ったのは「自分の考えを練り上げる」訓練になることであった。
    内容はコンサルタントの基本スキルレベルまで達しているため、一般ビジネスパーソンにとって理解するのは骨が折れるかもしれない。
    しかし一読する価値がある良書である。

  • 誰かを説得させるためのビジネス書を書くとき、どのような考え方をし、文章を構成すれば良いかのメソッドが詰まった本。
    ビジネスをやる上で、最低限の教科書として持っておくと良い。
    頭の中がこんがらがった時、どこにフォーカスすれば良いか、どんな順序で考えていけば良いか、すっきりさせたい時に読むのもおすすめ。

    事業戦略を描くにあたって、考え方の土台を固めたいと思い読んだ。正直、一度読んだだけでは十分に理解できていない。ビジネス書を書く度に何度か読み返すことで、自分の知識として身につくだろう。

  • 『多くのビジネスマンは、ものを書く、そして他人が書いたものを読んでそれを理解するという作業に多くの時間を費やしている。しかしながら。皆が書き手の意図をちゃんと把握しているかというと、それは疑問である。』監修者あとがきより。

    伝えたい事をどう伝えるか。書き手の記述の順序が必ずしも読み手の理解する順序と一致していないが為に、結果として分かりにくい文章になっている可能性がある事を理解するべきである。
    読み始めて30秒で伝えたい事を伝わる文書。要素を事前にグループ化すると同時に十分頭を整理した上で組み立てる必要性を感じる。

  • 2013年8月31日以来 2度目の読了

  • 訳のせいもあるのか若干難解。マスターするには何回か読む必要がある。

  • 20160614読了
    読み手に伝わりやすい文章の書き方について述べた本。
    ピラミッド構造にする、帰納法・演繹法、導入部の書き方、要約の仕方などの手法について具体的かつ詳細に述べられている。

    いきなりこの本を読むと挫折するので、要点だけまとまった他のロジカルシンキングの本である程度知識を身につけてから読んだ方がいいかも。
    実際自分も途中で消化不良な感じになった。

  • この本は内定者時代に会社から配布され、当時読み進めてみたものの、あまりに難しくて長らく封印していた、、(笑)

    ずーっと読みたいと思いつつ触手が伸びなかったが、
    コンサルタントとして苦労してきた4年近い経験と維持で、今回は無事読了。

  • かなり読み応えがある。ただ読むというのだとギブアップしてしまうと思うため、必要に応じて辞書的な感じで活用するのが適している本かと思います。

    英文学科卒であるため、内容は懐かしいなと思いました。

    趣味で書きたい人向けよりかは、「論文」とか「プレゼン」とかアカデミック若しくはビジネスライクな本だと思います。

  • 「状況 →複雑化→疑問→答え」の順に説明すると、理解者が増える不思議

    人生の50冊 クリエイティブ・ライフ編 ベスト2

    人に説明するための文章術・ピラミッド理論の伝説の指南書。
    グローバル市場で戦うためには、この伝達ノウハウを取得しなければいけないだろう。
    短時間で報告し、課題を共有し、解決策を選択する方法はこれからの正解のない混迷の時代には必須のスキルになるはずだ。

  • とてもよかった。論点の整理の仕方や、書き方など非常に分かりやすくまとめられている。購入して、繰り返し読もうと思った。

  • 自社の先輩お薦めの書。

    良い書だとは思うが、難しく読みづらかったな。もう少し賢くなった頃にもう一度読みたい一冊。

    以下参考にしたい点
    ・so what?
    ・箇条書きでも上から重要度等のポリシーを持って書け
    ・すべての文章はQandA形式に従う、第一の箱はなぜ?、第二の箱はなぜ?どのように?それで?を掘り下げよ。
    ・導入部は既知のことを簡素に

  • 問題解決のバイブル。文章の書き方や考え方にはピラミッド構造が必ずある。特に印象に残っていることは、人は何かを考えたり話を聞くときの頭のプロセスは決まっていることだ。だから、そのプロセスに従って、文章が書ければその内容はスーと落ちてくる。また、見出しは必ずその中の文章の要約でないといけない。すべては、ピラミッド構造にある。キーラインでは、同じ内容のグループはまとめた、帰納法を意識する。
    ・主題を明らかにせよ
    ・疑問が何か決めよ
    ・答えを書いてみよ
    ・「状況」と「複雑化」によってその疑問が導かれるかチェックせよ
    ・「答え」が妥当かチェックせよ
    ・キーラインを埋める作業に取りかかれ。

    内容はとても難しいが、最後のまとめは分かりやすい。
    意識することが大切だ。もう少し演習も読んでみよう。また読み返そう。

  • ピラミッド原則@マッキンゼーで正式に採用された、の解説本である。本書が書かれた時代から、どれほど時が過ぎたか?新しい感じはしなかった。今ではそれだけ皆が有効に活用しているということだと思う。逆に古典として振り返り、新しい発見をすることもなかった。
    セオリ=理論は十分すぎるくらいに明確である。それを補佐するべく、実例の資料がたくさん明示されている。この実例は、フォトリーディング的に読み飛ばすことで理解は深まると思った。
    本書は、スキル(技術)を磨くための本である。アイデアを創るためではない。なので、本書の手順に従って作業することは、有効な手段であると思う。
    (これは集合知となるのか?技術は思考を超えている。)

    なぜ、ピラミッド構造か
    1どのレベルであれ、メッセージは、その下位グループ群を要約するものであること。
    2各グループ内のメッセージは、常に同じ種類のものであること
    3各グループ内のメッセージは、常に帰納的に秩序づけられていること。

    論理的な並べ方 4つの方法
    演繹 時間 構造 比較

  • 昔読んだが再度読み直し中。評価を見ていると読みにくいとあるが、確かに読みにくいとは感じる。

    帰納的と演繹的という区別を意識した事がなかった。
    これからは意識して見たいと思う。

  • ピラミッドという概念を導入するだけで、こんなに人に「伝わる」ものが出来上がるなんて。ただこれはあくまでコンサルタントをはじめとする人たちのビジネス文書の作り方であって、そのまま、われわれの仕事に導入するには無理があるだろう。しかしそれは十分可能であることを教えてくれただけでも、読んだ価値はあった。めからたくさんのうろこが落ちた良書でした。

  • ロジカルシンキングの代表作とも言える名著です。

    第1章はとても分かりやすく、学ぶことが多かったです。
    論理的な考え方について図など用いて思考法の種類の解説をしています。

    第2章からはMECEなど具体的な方法についての解説になりますが、ここらへんから少し話が難しく、一部分からないところが出てきます。
    例えば、MECEの概念については理解出来るが、使う方法や理論など。
    (しかし、結局これが分からなければ読む意味も薄れてきますが。)

    「難しい」という方は他の本にもチャレンジしてからもう一度読むとだいぶ印象が違うと思います。
    僕もまだまだ理解度が足りないと思うので、何冊か経てまた読みたいと思う本でした。

  • ビジネス・スクールで利用されている名著とのこと。しかし実践するには訓練が必要なんじゃないだろうか。
    Situation,Complication,Question,Answerと導入部のストーリーはとても勉強になった。

  •  考えること、それを分かりやすく文章にすること。その課題解決を丁寧に書いた一冊。コンサルティング会社特有のものではなく、普段の生活・仕事でも当たり前にできる人とできない人で最も差がつくポイントだ。個人的には感性タイプなのでロジックゼロ。故にこういう本で勉強しないといけないんだよなあ。
     まとめてみれば大したことないし、普段も当たり前のようにやっているやっている。
     ピラミッドの鉄則「どのレベルであれあるメッセージはその下位グループ群のメッセージを要約したもの、各グループの内のメッセージは同じ種類、論理的な順番で配置されていなければならない」
     内部構造は「メッセージは縦方向(横方向)に関連性を持つ。頂上ポイントは読み手の疑問に答える。導入部分は読み手に疑問を思い出させる」
    ピラミッド構造は「主題を明らかにして、疑問が何か、答えが何か、状況から複雑化の過程で疑問が導かれるか、答えが妥当かチェックする」
     問題は「理想と現実(状況)のギャップにある」

  • ちょっと紹介するのが恥ずかしいぐらい、定番中の定番です。
    コンサルタントに限らず、多くのビジネスカテゴリーのプロフェッショナルにとって必読の書です。
    また、奥が深い本でもありますので、いつでも何度でも紐解けるよう、常にデスクの傍らに置いておくといいでしょう。
    内容紹介については、AMAZONはじめネットにあふれていますのでそちらに譲るとして、ここではこの本「使い方」についてのアドバイスを一言。
    この本は、実践面を重視して書かれているためHow toに溢れていますが、そのHow toの表面を真似るのではなく、その裏にあるWhat, Whyを読み解く心積もりで読むといいでしょう。
    そうしてこそ初めて、ミントさんのいう「書く技術・考える技術」を肉体化できると思います。

  • ピラミッド原則の原典。
    残念ながら、学ぶ必要性が低い時に図書館で借りてしまった上に時間がなかったので読まずじまい。そのうち再挑戦することもあるかもしれない。

  • 例題が分かりづらい。基本的な原則を確認できれば良いと思った。

  • ピラミッドの鉄則
    ・どのレベルであれ、あるメッセージはその下位グループ群のメッセージを要約したものでなければならない
    ・各グループ内のメッセージは同じ種類のものでなければならない
    ・各グループ内のメッセージは論理的な順序で配置されなければならない

    ピラミッド内部の関連性
    ・メッセージは縦方向に関連性を持つ(Q&A形式)
    ・メッセージは横方向に関連性を持つ(演繹法/帰納法)
    ・頂上の疑問は読み手の疑問に答える
    ・導入部は読み手に疑問を思い出させる

    ピラミッドを作る
    ・主題(テーマ)を明らかにせよ
    ・「疑問」が何かを決めよ
    ・「答え」を書いてみよ
    ・「状況」と「複雑化」によってその「疑問」が導き出されるかどうかをチェックせよ
    ・「答え」が妥当かどうかチェックせよ
    ・キーラインを埋める作業に取りかかれ


    導入部分を書く
    ・「状況」を述べよ
    ・その状況で、「複雑化」が発生し、
    ・その複雑化が、「疑問」を引き起こし、
    ・その疑問に対し、あなたの文章が「答え」を出す

    論理的に理由づける
    ・演繹法は一本の理由づけラインで展開する
    ・帰納法は類似の考えや関連する行動をグループ化する
    ・キーラインレベルでは、帰納法の方が演繹法よりも望ましい

    論理的順序の種類
    ・時間の順序(自分の考えを述べる時、プロセス・フローとしての図示するならば)
    ・構造の順序(自分の考えを述べる時、構造にコメントするならば)
    ・重要度の順序(自分の考えを述べる時、分類を行なうならば)

    行動の考えを配置する
    ・各ポイントは最終成果物をイメージできる表現とせよ
    ・同一結果を導くアクション群をひとつのグループとせよ
    ・グループ化の根拠になるプロセスや構造を明らかにし、その順序に従い配置せよ
    ・見落としたアクション・ステップがないかどうかチェックせよ

    状況の考えを配置する
    ・同じ種類で表現される考えをひとつのグループとせよ
    ・グループ化の根拠となる構造や分類を明らかにせよ
    ・各ポイントを主語・述語を備えた文章形式に書き直した後、配置の順序を決めよ
    ・見落としたポイントがないかどうかチェックせよ

    グループの考えを要約する
    ・行動の考えを要約する場合、それらアクション群を実行することにより直接得られる結果を述べよ
    ・状況の考えを要約する場合、それらのポイント軍の類似性の意味を述べよ

    考えの類似性を発見する
    ・各考えがすべて同じテーマについて述べている
    ・各考えがすべて同じアクションを必要とする
    ・各考えがすべて同じ対象に対するアクションについて述べている
    ・各考えがすべて同じ洞察結果を意味している

    行動の考えをリストする
    ・各ポイントを裸にし、類似のキーワードでグループ化せよ
    ・各グループのレベル(階層)の違いを明らかにせよ
    ・各ポイントは最終成果物をイメージできる表現とせよ
    ・アクション群の実行から直接得られる結果を述べよ

    状況の考えをリストする
    ・テーマ(主題)、具体的状況(述語)、目的(目的語)、意味するものなどの類似点を発見せよ
    ・各ポイントをできるだけ狭くグループ化せよ
    ・そのグループ化が何を意味するのか(推論)を述べよ

    問題を定義する
    ・問題が発生した分野を目で見えるように図式化せよ
    ・今までの安定を覆すような出来事を述べよ
    ・望ましくない結果(R1)を明らかにせよ
    ・望ましい結果(R2)を具体的に述べよ
    ・その問題を解決するために、今まで何らかのアクションが取られたかどうかを明らかにせよ
    ・分析の目的、すなわち分析により答えるべき疑問を明らかにせよ

    分析を構造化する
    ・問題を定義せよ
    ・診断フレームワークを用い、問題分析の詳細構造を明らかにせよ
    ・問題の原因を仮説的に設定せよ
    ・設定した仮設の妥当性を証明(または否定)するテータを収集せよ

  • ロジカル・シンキング、論理的な文書作成法の古典的テキスト。

    なお、演習本「考える技術・書く技術 ワークブック<上・下>(バーバラ・ミント)」(2006/01/01)も出版されている。

  • ちょっと難しすぎて
    オススメしにくいかも…
    良い本らしいので、まずは入門編から読み直したい。

  • 具体例が多すぎて、かえって全体像が理解しづらかった。
    もっと平易な本を先に読むか、何度か読み返すかしないとだめそう。

  • 全289ページ読了。難。ビジネスや経営、コンサルティング、プレゼンなどそのほとんどは今まで自分とは無関係だったが、文書を書く、読み手に伝わるように書くということをまとまって体系的に学ぶ事が出来た。中でも演繹法と帰納法での違いというのはとても勉強になった。だがもちろんこれを読んだからすぐ使いこなせる訳ではない。何度も実践し試行錯誤して始めて武器を手にしたと言える。そういう意味では今回カタログに目を通した程度だ。まだまだまだまだ分からないことだらけ。とても難しいが我慢して読み通す体力は付いてきた。それだけは進歩してると言える。

  • 「考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則」
    とりあえず読めよと言われる奴。


    ある種のバイブル的な立ち位置を確立している本書。バーバラ・ミントであのピラミッドの奴よ、と言えば、ああねとなる程の知名度を誇る。


    自分の考えを論理的に構造化して整理し、聞き手の疑問を解消する技術を体系的に学べる。しかし、この手の技術は、知識として吸収しても忘れることはないだろうが、知識→実践に落とし込まないと意味がない。


    生きていく上では、バーバラ・ミントが指南するようなロジックや明快さは必要が無い(大抵の会話はそれらが無くても成り立つ)。そんな事情の中、ピラミッドの縦と横の構造はこういうものだと理解するだけでなく、身近な事象で実践できるようにすることは、意味が無いかも知れない。だが、難しいことをわかりやすく正しく、言いたいことを整理する、分からないことを抽出する。そんな場面は必ず発生する。そんな時にこそバーバラ・ミントの教えが活きる。


    知識から実践へ。実践場での再現性の速度と正確性の向上へ。これらの流れを成立させることを最終ゴールとし、読み返し、実践して、習慣化する。習慣化まで行って、初めて本書は出汁までとれるスルメ本になる。と思いながら、ページを振り返る。書きぶりが堅いんだよなと思いながら。。。

  • 筆者はマッキンゼーでピラミッドの原則を発明し、社内外に関わらず普及に努めた。ピラミッドの原則とはロジカルシンキングの方法の一種である。本書では、その方法を文章作成に活用する方法が描かれている。

    ◼︎書く技術
    第1章 なぜピラミッド構造なのか
    第2章ピラミッドの内部構造はどうなっているのか
    第1章ピラミッド構造はどうやって作るのか?
    第1章導入部はどう構成すればいいのか?
    第1章演繹法と帰納法はどうちがうのか?

    ◼︎考える技術
    第1章ロジックの順序に従う
    第1章グループ内の考えを要約する

    ◼︎問題解決の技術
    第1章問題を定義する

    ◼︎表現の技術
    第1章文書構成にピラミッドを反映させる
    第1章文章表現にピラミッドを反映させる

全442件中 1 - 30件を表示

バーバラ・ミントの作品

考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則を本棚に登録しているひと

ツイートする