その幸運は偶然ではないんです!

  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478733240

作品紹介・あらすじ

転機を活かして人生を変えた人たちのほんの少しの勇気。心理学者・キャリアカウンセラーが読み解いた45人の心の準備。

感想・レビュー・書評

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  • 知り合いからの紹介で読み始めた。自分だったら手にしなかっただろう本。
    内容的には、こんなふうに考えるとポジティブになれる、という暗示にかけられているようで素直な気持ちの時に読まないと面白くないかも。
    あとがきで、ごく普通の人が、行動を起こせるようになる手助けとなるように、書かれたとあり、道理でと感じたし、それだけそういう人が多いのだと思った。
    個人的には、子供の頃、道徳の教科書を読み物として読み耽っていた気分を思い出しました。
    短い事例がたくさん掲載されていて、読みやすいです。

  • プランドハプンスタンス論。人生の幸運を掴むのはあらゆる偶然を必然に変える行動が必要である。つまり衝突団面積を増やすこと。なんでも挑戦して、いろんな人と交流を持つ。今後の人生の考え方を変えるきっかけとなった。

  • この本は読む側に勇気を与えてくれる。今まで積み上げてきたキャリアに対して、それに固執することよりも、本当に自分が好きなことを、心をオープンにして向き合えばよい、ということらしい。(ただしラクして、という事ではない)

    他の成功本のように「自分の目標をしっかり持つこと、自分の5年後10年後を手帳に書くこと、紙に書いて壁に貼ること」などはあえて必要ない。(お金をたくさん稼いで、著名人になることイコール成功と考えるのであれば別だが)
    世の中一般の人のほとんどは明確なライフデザインなど持っていないからだ。

    著者も言っているが、何かアクションをおこすと、そこから必ず何かが派生して、偶然の出来事もおこることになる。(偶然、というとドラマチックな感じだが、ここでは予想しない出来事=偶然の出来事)どちらかに選択をしなくてはいけない場面で選択した結果、それが間違いだったとしても、行動をおこすことでまた偶然の出来事がおこる。

    一番いけないのは「何もしないこと」。何もしなければ間違いもおこさないが、当然幸運も掴めない。

    そして、選択した事については手を抜かず、真剣に努力することなしにはやはり幸運は掴めない。この本に多く出てくる事例では皆、努力しているところは共通である。
    そして偶然の出会いでのチャンスを活かしている。

    今までの自分を振り返って、ターニングポイントで「こうしておけば・・・」という反省もしてしまうが、過去は過去として未来は今から考える。自分の性格、能力、経験は関係なしに、偶然を前向きに捉える。

    読み終わった後はポジティブな考え方になった気がした。

  • 就活の時に出会いたかった!

    マインドセットのためのワークが章ごとに挟まれているので、「これが大事です、以上」ではなく、行動を起こすまでお世話してくれる構成になってます。

    「偶然」を自分のモノにして、より良い人生を手に入れた人たちのストーリーがたくさん紹介されています。
    「いや、流石に欧米だからできたことじゃないかぃ…」と思ってしまうようなケースも無きにしも非ずですが笑
    ただ、どのケースにおいても、自分が少しでも興味が向いた活動に積極的にかかわり、むやみに心のブレーキをかけ選択肢を狭めたりせず、ベストを尽くし、自分の運を自ら作り出しているという点では共通していると思いました。
    ちょっとした行動の選択や心持ち次第で、行先が大きく変わってくるということを学ばせてもらいました。

    色々な方々のストーリーを読んでいて、自己prとかガクチカでめちゃくちゃ参考になる…就活中に出会いたかったわこの本……と終始思わずにはいられませんでした笑
    エントリーシート書く時は、頑張りや手柄に目が行きがちですが、この本に書かれているような、「チャンスに巡り合うまでにやっていた習慣」「現状を良くしようと思ってやってみたこと」「ちょっとした好奇心から起こした行動」「勇気を出したこと」について書かれていて、なおかつそれが偶然幸運を持ってきてくれました…のような内容の方が魅力的な人物に見えるかもしれないなと思いました。

  • キャリアが非常に流動的だな、と思われた。

    これが普通なのか、欧米的なのかわからないが、日本ではなかなか考えられないかな、と。
    ただし夢や目標に囚われるのではなくて、常にアンテナを張りながらオープンマインドでいることが大切というのには共感。

    結局は日々の仕事をしっかりやりながら、
    新しいことにチャレンジして、
    変化を恐れないで、というメッセージ。

    学びに終わりはない
    常にオープンマインドであれ
    計画に固執しない

  • 未来を予測して、計画して、実行する。
    そうできたら不安は減るだろうし、
    それで成功したら万々歳。

    でも、その考え方は私にとっては息苦しいというか、「何を?」「どうやって?」と身動きが取れなくなってしまうもので…。

    だから、この本を読んで前向きな気持ちになれた。もうそれだけでこの本を読んで良かったと思える。

    目標や夢が生まれたときはやってみる。
    でも上手くいかなくても落ち込む必要はないし、
    いつまでも固執しなければいけないわけでもない。
    結果的に違うことをするようになったとしても、
    努力したら何か残ってるし、他のことに活かせることもあるはず。

    目標や夢が特に浮かんでいないときは、
    自分の周囲をよく見て、興味が沸いたことや自分が誰かのためにできそうなこと、知人から声がかかったことなどに一生懸命に取り組む。

    オープンマインドでいられるようにこころがける。
    頭で考えて、準備してからじゃないと仕事としてできないという思い込みは捨てて、
    なってから、知識や経験も身につけていくということも可能だと思う。

    何事も捉え方次第。
    過去でも未来でもなく今を生きよう。
    そんなメッセージが本全体から伝わってきた。

  • 偶然にも訳者3人全員が母校の先輩であることもあり、早速「幸運」を感じながら読み進めた。

    この本において、「キャリア」は人生の選択肢。必ずしも仕事に結びつくとは限らない。だから捉え方次第で多方面から「なるほど」が溢れた。

    唯一欠点があるとするならば、事例がとにかく多すぎる。伝えたいメッセージは各章の最初と最後にすでに明らかになっているにもかかわらず、長い45人分の経験談がひたすらと書かれていた。中には経験談の「まとめ」のようなパートもいくつかあり、二重に説明する意図がわからなかった。

    とはいえ、是非メモしておきたいフレーズもいくつか存在したため、ブクログで初めて「フレーズ記録機能」を使ってみた。メモしたフレーズを見返すと、改めて良い本に出会ったなと振り返る。

  • 要するに、「悩んで、考えて、行動しましょう。きっかけをつかむためにアンテナを敏感に張りましょう。ある程度の計画性は必要だが、さまざまな要因が絡んでくるということを意識しましょう。」ということか。ミンツバーグのプロセス戦略論の個人のキャリア形成版といったところか。といっても、流されないようにしなければならない。勉強になった。

  • よい偶然、幸運は、動くことによってやってくる、共感。

    計画を立てよ、夢をもて、キャリアをデザインせよ、
    そんなプレッシャーを払拭したいときに読むとよい本。

  • キャリア論のひとつの新しい視点としては、参考になったが個人のヒストリーを紹介しているだけに留まっており、理論についてしっかりと書かれていない。しかも参考文献も示されていないため、他の本にもあたることができない。自己啓発本としてならば、薦めることができる。

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