王様の速読術

著者 :
  • ダイヤモンド社
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感想 : 188
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478733295

感想・レビュー・書評

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  • 読み終わってすぐ実践してみたがたまたま読みやすい本にあたっただけかもしれないが速読の手応えを感じることができた。更に続けてみます。

  • 1冊を30分で読む、という発想が良かった。
    試しにやってみたら、自分が必要とするところに
    集中できていいかもしれない。

    まずは目次などを5分程度で読んで、本の言っていること、
    どこら辺が自分にとって必要かを把握する。
    そのあと、5分かけて各ページを2秒ごとで
    ざっとめくっていくことで全体の様子を確認する。
    このあと、必要なところだけを20分で集中して読む。

  • 暗い国(クライコク)の民は、明るい国(アカルイコク)の王様に弟子入りするのです。
    明るい国はなぜこうも栄え、民たちは幸せそうなのか、その秘密を探るため。
    ーと、速読の本でありながら、そんな逸話が挿入されていて、
    物語的にも読めます。


    肝心の速読法としては、5分で本のプレビュー、5分で写真読み(見開きを2秒で眺めていく)、
    あと20分で本の内容を読む(スキミング)
    =30分で本を読んでいこう、というもの。


    小説は別として、実用書なら、たしかにこの方法で概略をつかめるかもしれません。
    精読で100%の理解をするより、
    「重要な2割を読んで、8割を理解する」というのも大切なところ。
    最初の段階としては、この2割を捨てる勇気も必要かもしれません。


    そして、アウトプットも大事。


    本書全体を通して、プレビューから始まり、アウトプットまで、
    「本を読む」ことに主眼を置かず、
    「知識を習得し、それを活かす」ことに特化した技術が体系的に学べました。

  • 再読
    王様(先生)と家来(本)、他国(今の自分)になぞらえてのストーリー展開で読みやすい。
    速読のテクニックだけでなく、本からの情報から知識にまとめアウトプットし、人生を豊かにするところまでつなげている部分は良かった。

    ・30分で区切って読む
    ・プレビュー5分、写真読み5分、スキミング20分
    ・プレビューで本の構造を理解する。目次、あとがき、帯、導入部等
    ・写真読みで重要な箇所やキーワードを心に残す。
    ・スキミングで重要箇所に降り立ちゆっくり読んで理解する。(森から木を見る)
    ・20%の時間で80%理解できれば、効率は4倍
    ・ネット、メール、新聞は逆三角読み
    ・その本を手に取った目的を頭に置き、読み込む。
    ・早食い大食いばかりでなく、重要な本や部分は味わい栄養にする。
    ・インプットして、加工して、アウトプットする事で初めて読書した意味がでてくる。
    ・レビューを書き、人に話し、文章だけでなく図に書いてみる。
    ・経験共有型、質疑応答型、情報提示型、意見証明型、技術証明型に応じた速読のしかたがある。
    ・本だけでなく、プレゼンや仕事にも同様の取り組み方で、情報収集や知識の定着を図ることができる。

  • 図書館にあったので読んでみました。
    自分が自然と実践していたことも多く、それほど目新しいこともありませんでしたが、近道はない、王道こそが近道だ、って誰かが言ってましたよね。
    自分=王様、本=家来という設定が面白く、フフッと笑いながら一気に読めたのも良かったです。
    以下、目次から抜粋。

    王様は忙しい。限られた謁見時間で知識を吸収したい!
    なぜ、家来の時間に合わせるのか?
    主体は自分。本の家来から脱出すべし
    平等主義より公平主義で謁見※
    本は家来、また謁見すればよい

    ※(王様のセリフ)「必要と思えば、それに必要な時間をあてるのじゃ。必要でなければ謁見して終わり。・・」重要なことにはそれなりの時間をあてる。価値に応じて公平に配分するのである。(p. 86)

  • プレビュー5分、全ページ写真読み5分、スキミング20分。レバレッジリーディングとだいたい同じ。

  • 本を一冊理解するのに疲れ、読書ってそもそもどうやればいいの~?と迷って本書を購入しました。
    自分は1字1句理解しようとしてましたが、本書では「2割読んで残り8割は読まなくてもいい」と断言してます。それが目から鱗でした。

    印象に残ったのは2点。
    ①トピックセンテンス法
    衝動買いで雑誌や本を買ってしまい、積んどくが増えてきてる私。それらを早々に読んでしまうためにはトピックセンテンス法がおすすめとのこと。大見出しや各章最初の1文だけを読んでいき、引っかかりを何も感じなければそこで読むのを終了してもいいそうです。引っかかりを感じれば本書に掲載されている速読法を用いて読破してしまえばいいとのこと。
    これは是非ともやってみたい・・・!!


    ②専門家になるための読書法
    仕事上、新たなキーワードや情報について詳しくなる必要が結構あります。大学職員である私は入試やGPA、運営費交付金などなど。そうしたキーワードに詳しくなるためには、まず10冊関連本を準備します。そのうち1冊は網羅的な本や入門書など、基本的な本とし、それだけはしっかりと読み込み、知識の軸を形成させます。そのうえで、残り9冊は例の速読法でパパッと読んでしまうと。


    本書は王様からの教えという形で、ストーリー仕立てとなっており、楽しく読むことができますよ。

  • 速読術のノウハウ本。効果はこれから実績して検証していくが、とりあえずノウハウとしてはシンプルで分かりやすい。プレビュー、写真読み、スキミングという3段階の手順で一冊の本を30分で読む事を目的としている。この本を読みながら実践してみたが、それだけでもかなり早くは読めた。これから続けていってさらにスピード、理解度を上げていきたい。
    2割のスピードで8割を理解するパレートの法則に基づいた読み方で、残り2割は潔く捨てる事も大切。

  • まずは対象の本を読む目的を明確にする事。なんとなく全ての内容を読んでいても時間の浪費になり、殆ど忘れるだけ。言われてみたらこんな当たり前の事に全く気づかなかった自分が恥ずかしい(*ノ▽ノ)

  • 速読より読書に価値があるということ。王様と隣の国の暗いスパイのやり取りが中心。

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著者プロフィール

斉藤英治(さいとう・えいじ)

医学博士。1940年、山形市生まれ。東北大学卒業。武田薬品工業にてビタミンと脳科学の研究開発を経て、現在、健康英知研究所所長。日本綜合医学会常任理事、日本健康科学学会理事をそれぞれ長年務める。
心とからだの健康向上と脳科学、脳力開発の研究をライフワークとし、心を豊かにする読書法や能率学を研究、教育にも力を入れている。
そのメソッドは、富士フイルム、NEC、JR東日本など、多くの企業研修にも採用され、人気研修となっている。
著書に、『世界一上達が速い「英語耳」勉強法』(三笠書房刊)など多数がある。

「2021年 『世界一わかりやすい「速読」の教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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