- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478820094
作品紹介・あらすじ
超基本を理解するだけで、マーケティング調査のデータ分析、金融商品のリスクとリターン、株・為替相場のボラティリティ、選挙の出口調査までわかる。
感想・レビュー・書評
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うん、これならわかった!と言える珍しい入門書です。
得られたデータからその特徴を抜き出し、法則化する「記述統計」と
膨大なデータの集合を、一部のデータから推測する「推測統計」の2つを
必要最小限の数学を用いて、平明に、でも結構深く解説してくれます。
数学が得意な人だったら、もっと計算式で証明を色々繰り広げてある方が
いいのでしょうが、概念を把握したい私のような人にとっては、文章中心の構成が
とてもありがたいです。
この本で使われているのは中学校までに習う、最低限の数学だけです。
しかし、この本を通読すると
・平均値、分散、標準偏差の役割と捉え方、利用の仕方
・あるデータが月並みなのか、特殊なのかを判断するための考え方
・平均や分散がが未知のとき、母集団を推定するいくつかの方法
といった、普段の生活や仕事でも役立ちそうな手法を身に付けられます。
蛇足ですが、文中に挟まれている「補足」や、巻末の文献案内も秀逸。
ちゃんと読めば確実にとける、章末の問題も、かゆい所に手が届く感じ。
筆者、少なくとも教えることに関しては、親切で、熱心で、いい人です。 -
統計学というと、嫌な思い出しかない。
高校数学で確率・統計の授業があったのだが、わけの分からない記号やら公式やらが出てくるばかりで意味が全然分からなかった。
丁度うつ状態がひどい時期で、思考力が低下している状態で分かるはずなかった。
本書は考え方の基礎のところからちゃんと説明してくれているので、これならイメージできる。
高校の教科書にしろ参考書にしろ、説明が不足し過ぎていると思います。
教科書は読んで分かるようにするべきです。
本書こそを高校の統計学の教科書に採用すればいいと思います。
http://sanshirou.seesaa.net/article/465189218.html -
タイトルに違わず、よく書き込まれている良書と思う。把握しにくい統計学もこの本を通読してあれば、鬼に金棒という感じだ。あくまで、基礎知識ではあるが、あるとないとでは大違いと思う。
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確かにわかりやすい。数式をほぼ使わない。確率の話をしない。という内容にたがわず、統計に話を行っている。さすがに初級すぎるので改めて統計の教科書を読む必要があるが、それらの上級本を読む気にさせる一冊ではある。まぁ、一度読めば十分かな。
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[第5刷]2008年2月5日
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正規分布すら知らない初学者としては非常に有益だった。
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最初のデータを見せて喜んでるのが勉強ばかりやってきた人が社会人になってキャバクラ接待しだす感じで気持ち悪いが、それをさておいて素晴らしくわかりやすかったです。どこまで理解すべきかをまとめてあり取り組みやすいと思います。違う教科書にもチャレンジしてみたいです。後半は誤字脱字あり。
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入門書として読みやすくすばらしい。根本から統計学を理解するために2回読んだ。それでもまだまだ、統計学は深い。
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ほんとの基礎の基礎を理解するのにはうってつけ。
最後まで読むとt検定まですんなり理解できる。
著者プロフィール
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Excelで何となく遣っているのですが、判らずに「それらしく」見せているだけなので、役に立たないモノになっている。
この本を読めば、提出すべきモノが何か判るかなぁ~
ツッコミを入れられないよう勉強します。
平均値でお茶を濁し最頻値を聞かれて、うろたえる←...
ツッコミを入れられないよう勉強します。
平均値でお茶を濁し最頻値を聞かれて、うろたえる←初歩以下です。。。