親の介護をはじめたらお金の話で泣き見てばかり――知らなきゃ損する! トラブル回避の基礎知識
- ダイヤモンド・ビッグ社 (2018年1月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478821534
感想・レビュー・書評
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介護する家族にリアルに降り掛かってくるアレコレが体験記調に語られている。いつかはこういうのがやってくるのかと思うと、他人事と思えず怖くなる。
・通販で騙されてた
・ワケの分からない金融商品を掴まされてた
・不良遺産相続
・ホームと入院の二重費用負担
・ボケて預金引出困難詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白く書かれているので読みやすかったが、かなり苦労されたことが想像出来る。
介護が10年近く経つと、ボケも酷くなってくるし、結局家族が親の要望を聞いて車で必要な場所に連れて行ったり付き合わなければいけない。
また、資産があれば金融機関からの格好の餌食にされ、損する商品を大量に買わされることもある。
口座の数や暗証番号なども書き留めておいてもらわないと、介護になると口座が凍結されてしまうので注意が必要。
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成年後見は、使い勝手が良くない。家族信託が良いかももしれない
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「親が呆けたら、親の財産はたとえ実子といえども事実上動かせない」
まず「そこ知らない~」から始まり、
相続や親の財産について目からウロコな話ばかりでした。
親の財産についてリアルに苦労したりんこさんが綴る
介護&財産トラブルエッセイ。
介護の話から
大手銀行に騙される話(ひ~!)
ゴルフ会員権の相続(これはうちは関係ないけど)
セカンドハウスの売買(本人がボケているのがわかった時点で売買取引中止とか!)
一次相続と二次相続の話
などなど…
ホントに勉強になりました!
と言いつつも、私がそんなことに直面したら
オロオロするだけのような気がする…
りんこさん…スゴイ! -
親は老いて死んでいく姿を見せて最後の教育を施す。まさにだな、 -
著者が実母を介護してわかったことを詳しく書いた本。
実際になってみないとわからない情報が沢山あり、参考になったし、考える事も多かった。
ただちょっと普通よりはお金持ちの話かな。
そこら辺はうちには関係ないなって思う所も多々あり。
でもこの本の前作があるらしいので、そちらも読んでみたいと思った。 -
いやはや。各家庭それぞれなんだろうけど、当然リアル!真面目に考えなくてはと思わされましたん。
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リアリティが、半端ない。ただいま、義実家で行ってること、感じていることに他ならない。
長生きすることが、よいことなのか、、、共有されてる価値感が社会の変化に合わなくなってる。 -
副題に「知らなきゃ損するトラブル回避の基礎知識」
とあります。が、非常にゲンミツにいいますと、本当に親御さんの金銭トラブルが解決できているとは言えないと思いました。
相続・親が痴呆になった場合の対策はあらためて他の本を読まないといけません。
もちろん実際に大手都市銀行に母親が騙されたとかゴルフ会員権・別荘ををおもちのかたには役に立つのではないでしょうか。
介護ハウツーものとしては前作ほど評価はできないのですが、読み物として、鳥居りんこさんの親御さんの行く末を感情移入しながら読むことができました。
一番最後の四コマ漫画「どんどん若返っていく……」には胸をうたれました。
ボケは人生最後のプレゼントと介護師長さんがおっしゃってましたが、ほんとうにそうなのかなあ。こればっかりはその立場になってみないとわからない気がします。レビー小体型認知症だと本人も苦しそうな気がしますが。 -
[墨田区図書館]
鳥居氏親の介護話の二冊目。
こちらは一冊目で何とか特養をけって有料老人ホームへと入居してからの出来事。題名通り、「お金」に関するあれこれが書かれている。本人死亡後、3か月は名義口座が凍結するなどは知っているが、ボケ時の不都合(実質口座凍結)などについてはまだまだ知らないことも多い。合わせて昔から小骨がつかえたように感じている死亡時の資産管理(把握)についても再度「ホントのホントにやらなきゃな」と思わされた。