- Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478860465
作品紹介・あらすじ
5000万年後、人類が消えた地球!『フューチャー・イズ・ワイルド』の著者が贈る驚異の進化を遂げ、地球を闊歩する生物たち。
感想・レビュー・書評
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「ぼくのかんがえたみらいのせいぶつ」を、進化とは何かを説明したうえで、理論立てて創作している。
読んでいて、とてもワクワクして、過ぎ去った幼心を掻き立てられた。
未来の僕の子供に読ませたいが、そんなアフターは訪れそうにない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人類滅亡後の動物図鑑を真面目に書いた本。
まず進化について書かれてる。真面目に、論理的に。本のはじめ3分の1くらい使って。
そのあと、想像上の動物が、いかにも本当に存在するかのように、書かれてる。かなり真面目に。
本の前半部分で、進化について、面白い知識が得られた。
進化に対して、とても興味を持っていたけれど、ふわふわした理解しかなかったので、色々と目からウロコが落ちるような、勉強の楽しさが得られた。
本の後半部分では、面白い想像上の動物が沢山みれて満足した。
とても想像力を刺激される。 -
川上和人さんの「鳥類学者無謀にも恐竜を語る」で紹介されていた本。
人類滅亡5000万年後の地球にどんな生物が生きているかを環境別に紹介している。
イラストと説明でわかりやすい。
読み終わって図鑑のような感じがしていたが、よく考えたら現在存在しているわけではなく、完全なる予想なんだよなあ。
環境の変化を予測しての生物の進化論なので、地球がどうなっているかも(予想だけど)知れて面白い。
現在存在するような見た目がかわいい生物が皆無なのは、可愛がって餌をあげるような人間がいなくなったからなのだろうか。
1億年後の未来についても少し触れられているが、あまりに先すぎて予測不可能らしい。
5000万年後までなら予測できるというのもすごい話だが。 -
好きな本
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一周回っておしゃれに感じた
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イラストの部分のみ眺めたが、どの生き物も絶妙に存在しそうで面白かった。
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【おすすめポイント】5000万年後、人類が滅亡した後の地球と生息する動物たちを紹介した図鑑。生息環境や動物の体の構造の解説などとてもリアルなので、まるで本物の図鑑のようですが“5000万年後”のことなので当然フィクションです。お間違え無く。リアルな異世界を楽しんでください。
【請求記号】467.5:Di
【配置場所】2階
【URL】https://mylibrary.toho-u.ac.jp/webopac/BB00124365 -
序盤は、生物の誕生から現代に至るまでの過程に沿って、生物学的知見の説明をしていく。それが終わったらいよいよ未来動物の考察が始まる。図鑑よりは文が多い。
序文より先の「発刊に寄せて」というパートを読んでる時がいちばんワクワクした。
「自分で書いてみたかった」
「未来の動物相を戯れとしてではなく真面目に予測しようとした」
「現在の地上の動物を見つくすべく、双眼鏡を手に旅立ちたい思いに駆られるのではないだろうか」
専門家にこんな感想を抱かせるこの本はどんなに面白いのだろう、と思った。
しかし、序盤の学問的叙述でその熱はいつの間にか冷めてしまっていた。のでメインパートは冷静に読んだ。
正直、空想動物達は突飛な発想のように感じたが、過去を見れば現代生物からは遠く離れた感じの動物が沢山いるし、5000万年後の世界がこうなっていてもおかしくはないんだろうと考えた。現代にも存在してそうなビジュアルの動物もいた。
素人目には、その生物が生まれる理由も論理的に説明していたように見えた。
ハリネズミを祖先に持つ“テスタドン”という動物の見た目が気に入った。ハリネズミの針が板状の装甲になったような生物で、ダンゴムシのように真ん丸になる。家庭教師ヒットマンREBORNの動物モチーフの匣兵器にいそう。
他の生物系世界三大奇書も読みたい。
読破時間 400分くらい -
理不尽な進化から