アフターマン 人類滅亡後の地球を支配する動物世界

  • ダイヤモンド社 (2004年7月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (264ページ) / ISBN・EAN: 9784478860465

みんなの感想まとめ

人類滅亡後の未来を描いた本作は、進化の歴史を基にした科学的な視点から、5000万年後の地球に生息する想像上の生物を詳細に紹介しています。前半では進化に関する知識が丁寧に解説されており、読者は生物学の面...

感想・レビュー・書評

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  • この著者の『フューチャー・イズ・ワイルド』を読んだのはいつだっただろう。多分小学生だったと思う。当時は結構ベストセラーだった記憶がある。その時の記憶を思い出しながら手を取った。

    人類滅亡後の生物の進化の空想本、と期待してページを開くと、なんと前半は進化とこれまでの生物の歴史についてページが割かれている。分量は全体のほぼ半分だ。未来を描く本じゃなかったのか、と少し騙された気持ちになる。
    しかし前提知識としてこの前半のインプットが無いと、後半の空想がただの妄想じゃなく科学的見地に基づく予想なんだということの説得力に欠けるから、ここまで紙面を費やしたのだろう。(それにしてももう少し軽くまとめられなかったかなとは思うけど)

    そう思いながら読んでたら「人類時代」の章、『そしてついに、…人類は、絶滅への一途を辿った。』という文章が出てきて、あれっとなった。
    あまりにも自然に書かれているけど、そうか、この本は「人類滅亡後のずっと未来の生物学者」の視点で書かれているんだ。だから生命誕生〜人類絶滅から5000万年後の生物史が全て同じテンションでフラットに書かれているのか。おしゃれだと感じた。

    訳者の実力も大きいと思うけど、とにかく読みやすい。小学生でも頑張れば読めると思う。次は『マンアフターマン』も読んでみたい。

  • 人類滅亡後の動物図鑑を真面目に書いた本。
    まず進化について書かれてる。真面目に、論理的に。本のはじめ3分の1くらい使って。
    そのあと、想像上の動物が、いかにも本当に存在するかのように、書かれてる。かなり真面目に。

    本の前半部分で、進化について、面白い知識が得られた。
    進化に対して、とても興味を持っていたけれど、ふわふわした理解しかなかったので、色々と目からウロコが落ちるような、勉強の楽しさが得られた。
    本の後半部分では、面白い想像上の動物が沢山みれて満足した。
    とても想像力を刺激される。

  • 川上和人さんの「鳥類学者無謀にも恐竜を語る」で紹介されていた本。
    人類滅亡5000万年後の地球にどんな生物が生きているかを環境別に紹介している。
    イラストと説明でわかりやすい。
    読み終わって図鑑のような感じがしていたが、よく考えたら現在存在しているわけではなく、完全なる予想なんだよなあ。
    環境の変化を予測しての生物の進化論なので、地球がどうなっているかも(予想だけど)知れて面白い。
    現在存在するような見た目がかわいい生物が皆無なのは、可愛がって餌をあげるような人間がいなくなったからなのだろうか。

    1億年後の未来についても少し触れられているが、あまりに先すぎて予測不可能らしい。
    5000万年後までなら予測できるというのもすごい話だが。

  • あくまでも想像なのに、知識と研究成果に裏付けされた予想はかなりリアルで面白い。専門でなくても、生物の資料集が好きだった人ならかなり楽しめる読み物。
    最上級の理科のスケッチみたいな図と噛み砕いた丁寧な文章のおかげで、遺伝子の構造やら食物連鎖の考え方やらも一応きちんと読めた。
    表紙のおかげで食欲が静かに引いていくのは唯一の難点。なぜこいつにした……

  • この書籍は、ドキュメンタリーの一つである「人類が滅亡した後」の話。

    この巻では、人類滅亡後から五千年後までの話を「進化」・「生命の歴史」の解説から始まって、その事を踏まえて五千年後の未来はどうなっているのか推敲しながら解説しています。

  • 好きな本

  • 幻の奇書。
    人類滅亡の5,000万年後の「if」の生物図鑑。

    現実的な前提条件(大陸移動や現代の動物の絶滅など)を踏まえながら、想像力での大きな跳躍を試みている。ペンギンのクジラ・イルカ化や、樹上動物である霊長類の陸上肉食化、コウモリの歩行生物化など、奇想天外で面白い。

    想像力を刺激してくれる一冊。

  • 積読消化のために読了。
    実際に今までの地球上で起こってきたピラミッドを維持する動物の変化や環境への適応・変化を元に書かれていることもあってか実際にそうなりそうな未来予想図で面白かった。ただ何体かは少々盛られすぎというか「そうはならんやろ」とツッコミたくなるようなのもありSFとして楽しみつつも人類滅亡後を楽しめる良い一冊なのではと感じた。

  • 一周回っておしゃれに感じた

  • イラストの部分のみ眺めたが、どの生き物も絶妙に存在しそうで面白かった。

  • 【おすすめポイント】5000万年後、人類が滅亡した後の地球と生息する動物たちを紹介した図鑑。生息環境や動物の体の構造の解説などとてもリアルなので、まるで本物の図鑑のようですが“5000万年後”のことなので当然フィクションです。お間違え無く。リアルな異世界を楽しんでください。
    【請求記号】467.5:Di
    【配置場所】2階
    【URL】https://mylibrary.toho-u.ac.jp/webopac/BB00124365

  • 序盤は、生物の誕生から現代に至るまでの過程に沿って、生物学的知見の説明をしていく。それが終わったらいよいよ未来動物の考察が始まる。図鑑よりは文が多い。
    序文より先の「発刊に寄せて」というパートを読んでる時がいちばんワクワクした。
    「自分で書いてみたかった」
    「未来の動物相を戯れとしてではなく真面目に予測しようとした」
    「現在の地上の動物を見つくすべく、双眼鏡を手に旅立ちたい思いに駆られるのではないだろうか」
    専門家にこんな感想を抱かせるこの本はどんなに面白いのだろう、と思った。
    しかし、序盤の学問的叙述でその熱はいつの間にか冷めてしまっていた。のでメインパートは冷静に読んだ。
    正直、空想動物達は突飛な発想のように感じたが、過去を見れば現代生物からは遠く離れた感じの動物が沢山いるし、5000万年後の世界がこうなっていてもおかしくはないんだろうと考えた。現代にも存在してそうなビジュアルの動物もいた。
    素人目には、その生物が生まれる理由も論理的に説明していたように見えた。
    ハリネズミを祖先に持つ“テスタドン”という動物の見た目が気に入った。ハリネズミの針が板状の装甲になったような生物で、ダンゴムシのように真ん丸になる。家庭教師ヒットマンREBORNの動物モチーフの匣兵器にいそう。
    他の生物系世界三大奇書も読みたい。
    読破時間 400分くらい

  • 理不尽な進化から

  • 2010/8/28 予約  2010/8/29 借りて読み始める。 11/7 読み終える。 

    前半は、まじめな生物学、生物の進化などが書かれている。
    それを踏まえての、人類時代の5000万年後の生物について空想たくましく、述べられていて 面白い。
    表紙の絵の 奇天烈さ に惹かれて読むと 違うかもしれないね。
    1万年後とかじゃない、5000万年後だから 半端じゃないね、その頃ってどう考えていいかわからない〜〜。 (*^_^*)♪

    先日読んだ本 ⇒ 新恐竜伝説―最古恐竜エオラプトルから恐竜人類まで、恐竜学の最先端! (ハヤカワ文庫NF)」
    に、紹介されていたので、読んでみる。

    内容 :
    5000万年後、人類が消えた地球では、どんな動物が生存しているだろうか。
    進化学と生態学の基本原理を組み合わせて想像する。
    驚異の進化を遂げ、地球を闊歩する生物たちとは? 
    1990年太田出版刊の再刊。

    著者 :
    1947年スコットランド生まれ。セント・アンドリュース大学にて地質学を学ぶ。
    出版社勤務を経て、フリーのサイエンス・ライターとして活躍。

    他の本も読みたい :
    グリーンワールド 上 ドゥーガル・ディクソン/著 ダイヤモンド社 2010.1
    グリーンワールド 下 ドゥーガル・ディクソン/著 ダイヤモンド社 2010.1
    恐竜時代でサバイバル ドゥーガル・ディクソン/著・イラスト 学研 2009.3

    いま恐竜が生きていたら ドゥーガル・ディクソン/著 ランダムハウス講談社 2008.12
    恐竜イラスト百科事典 ドゥーガル・ディクソン/著 朝倉書店 2008.10
    恐竜 ドゥーガル・ディクソン 集文社 1991.09

    新恐竜 進化し続けた恐竜たちの世界 ドゥーガル・ディクソン/著 ダイヤモンド社 2005.7
    新恐竜 絶滅しなかった恐竜の図鑑 ドゥーガル・ディクソン/著 太田出版 1988.11

    フューチャー・イズ・ワイルド 驚異の進化を遂げた2億年後の生命世界 ドゥーガル・ディクソン/著 ダイヤモンド社 2004.1

  • 【要約】


    【ノート】

  • ・・・いいんですけどね。
     こっちで開くと、まぁ表紙の未来コウモリ(なんかこれのフィギュアが作者と並んで著者近影とかで映ってるの多いけど)はあれとしてあの。
     本文中で「イタチ類から生じた」と書かれるナイトグライダーさんは系統樹によると「食虫類」ださうであるが、この辺はこっそり統一してもばちは当たらんと思ひます。
     貧歯類、といふカテゴリーがある場合だと、アフリカで水棲アリクイがゐても、でも微妙か。なほ、その辺で大変な猛威を振るふヒアリは、本作の水棲アリクイの餌のやうな、巣は作らんが水辺に進出はしないことはないらしい。

  • 1980年代の最新の科学に基づいて妄想された、未来の生き物図鑑で、すさまじいリテラシーが横溢している理屈の積み上げによる生物図鑑なのだが、
     未来のメジャーなもふもふ「蹄ウサギ」は、『レビ記』で定義されたそれであり、さらに、古代エジプトで歌われ旧約の『雅歌』でも登場する「睡蓮をはむアンテロープ」のごとき水生植物食アンテロープが登場する。

  • 人類滅亡後の生物の進化の予測。
    環境の変動等の予測も加味しての想像。
    でも、進化ってホラー?と思ってしまうような、
    驚愕の姿ばかりが目立ちます。
    なんだか目つきの悪さが気になってしまう・・・(^^;
    まぁ、考えてみれば、いままでの進化の過程だって、
    驚異なのですよね・・・特に人類!

  • 人間以外の動物は、進化と言うゆったりした過程をたどって変化し、住んでいる環境にぴったり適応する。しかし人類は逆に、自分たちの当面の目的に便利なように環境を変えた。人類は進化とは無関係に生き続け、急速に発展した。その文化は遺伝子の力を借りず、学習によって次の世代へ伝えられた。人類は、自然選択の厳しい判決に従わずに生きた。しかしそうすることによって、自然選択のもたらしてくれるはずの長期的な恩恵を拒否し、自らの進化を停止させる結果を招いた。後に残ったのは、たったひとつの個体群である人類が、自ら意図的に人口調節を行わない限り、生存がおぼつかないほど人間で溢れている世界、そして人類の廃棄物で醜く汚れてしまった世界であった。
    そしてついに、農業、工業、科学などに必要とされる資源が絶える日がやってきたのである。資源の欠乏により、1つの社会機構が崩壊すると、それが次の社会機構の崩壊を尾引寄せる引き金となる。複雑に関連し、依存しあっていた人類の社会組織、その巨大な技術組織は崩れ去り、適応力を完全に失った人類は、絶滅の一途をたどった。

  • 人類滅亡後5000万年後の動物の姿ってだいぶグロテスクだなぁ・・・!でもそんな動物を見てるのは楽しいし、もし人類が滅亡してなかったらどういう生活をしてるのか?とか想像しながら読むのも楽しかった!

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著者プロフィール

今泉吉典

「2011年 『しっぽのはたらき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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