ディーゼルこそが、地球を救う: なぜ、環境先進国はディーゼルを選択するのか?
- ダイヤモンド社 (2004年4月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478871010
感想・レビュー・書評
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ディーゼルを見直した, 2004/8/23
ディーゼルエンジンは、黒煙もでるし、光化学スモッグのNOx(窒素酸化物)もたくさん排出する。特に私はあの黒煙がきらいで、ディーゼルなんてなくなればよいとも思っていた。
世間でも日本の場合は、東京都のディーゼルNO作戦に見られるように、ディーゼル=(環境)悪というイメージが定着していると思う
しかし、最近のディーゼルエンジンはちょっと違うようだ。
ディーゼルはもともと、ガソリンエンジンより燃費(効率)が良い。それに加えて、最近はコモンレールや排ガス処理装置等の技術で、黒煙やNOxの発生を大幅に抑制できている。今も技術革新が進んでいるようである。
また、ヨーロッパでは、この燃費のよさと、それによるCO2削減効果があるため、ディーゼルが重視されていて、乗用車でもディーゼル車が多いようだ。
本書を読んで、なぜヨーロッパはディーゼル乗用車が多いのか分かった。
少しディーゼルを見直してみようという気になった。
また、燃料電池車が注目されているが、まだまだ発展途上だ。CO2削減の観点ではガソリン車からディーゼル車への切り替えの方が、効果的な気がした。
本書では燃料電池の問題にも触れている。ディーゼルと燃料電池の同時推進を提唱している。
本書では、自動車の今後のあり方について、参考になる本だと思う。
早く、クリーンなディーゼルエンジンが普及して欲しいと思った。
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読み易い.[2004]
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倉敷市立図書館水島 所蔵
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ディーゼルエンジンが実は環境に良かったってのはわかるけど、ディーゼルのみを褒めすぎでは?技術的ブレイクスルーは確実に起こるもの?あと、エンジンの工学的な説明が私には理解できなかった。