- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478910320
感想・レビュー・書評
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松本圭介著「おぼうさん、はじめました」ダイヤモンド社(2005)
* 仏教徒のスティーブンセガールがいっていた言葉に「仏教は宗教ではない、生き方だ」という言葉がある。そのとおりであって、自分が仏の中に生きてこその仏教であると感じる。
* 仏教において因果の理解はとても重要だ。因果を分かりやすく分解すれば、「原因」と「結果」になるが、ここで大切なのが、その考え方の順序。「原因にはかならず結果がある」ではなく「結果には必ず原因がある」。つまり「原因→結果」ではなく、「結果→原因」である。ブッダの説法はすべて徹底してこの論理が一貫している。つまり、「種をまいたから花が咲く」のではなく「花が咲くのは種をまいたからである」ということ。「勉強したからテストにい合格できる」ではなく「テストに合格したのは勉強したから」ということ。つまり、別の言い方にすれば、勉強をしなければテストに合格できない、と表せる。このように仏教では結果から原因に遡って解決方法を考える。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いい感じにクレイジーw
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やっぱり松本さんは一度お話を聞いてみたい方
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いやまあ、別にITじゃないし。
たしかにお坊さんというのが珍しいだけで、東大卒の若手ビジネスマンのブログでも読んでいるようだった。
自社と業界に誇りを持っており、いささかなにか思うことがあっても前向きに考える。多くの良き先輩に励まされて、帰属意識には疑いもない。
いや、著者はいい若者だと思う。たぶんそばにいれば、好感を持つこと間違いなしだと思う。
だからこれが、広告代理店やコンサル会社にいれば、なにも違和感がない。
んでもなんというのかなあ、お坊さんはないんじゃないか、という気がする。 -
なかなか知ることができないお坊さんの日常を、
日記形式で気軽に知ることができて、興味深かったです。
仏教の将来について真剣に考えていて、
仕事に対する姿勢に、とても尊敬しました。
これからの活動に、注目していきたいお坊さんです。 -
大学を出て浄土真宗のお坊さんになった人のブログを書籍化した本。カバーと煽り文句に惹かれて購入。
「宗教学入門」からの流れで日本でいま仏教がどういう状況なのか知りたかったから。
日常で触れ合うことのないお坊さん(お葬式と法事以外ではほぼ見ない)がどういう生活を送っているのかがわかって興味深かった。そういえば禅寺の近くに住んでいた頃には、お坊さんが家の前でお経をあげにきたなぁとか思い出したり。 -
浄土真宗のお坊さんの著作なので楽しみに読んでみたが….
IT僧侶と東大 の言葉だけで中身は平凡な日記だったなと思う。
表紙の絵は見仏記で有名な(一部マニアの人の間で?w) みうらじゅんさん 自我に目覚め始めたメイドさん風観音菩薩様が描かれていて味わえますw。
(築地本願寺のコンサートに参加した人は本の中身と一体になれて良かったって感想が出るのかなぁ…)(私としては本の中に出てきた四国の僧侶さんの方が気になるww) -
東大生が何のために僧侶になったのか知りたくて読む。著者は浄土真宗本願寺派の僧侶で、思春期には人はなぜ生きるのか、というテーマについて考え、ニーチェを筆頭に多くの西洋哲学に接していたそうだ。しかし、良く生きる知恵としての仏教に惹かれ、なんとなく、自分の人生を賭けて取り組むべきは仏教しかないと直感したらしい。なかでも、悲僧非俗がしっくりくるということで浄土真宗に飛び込んだとのこと。お寺は、現代社会の数少ない遊びの部分で、この遊びを、仏教が蓄積してきた膨大なコンテンツで演出し、最高のエンターテイメントにするために、次世代のお寺のあり方を模索しているそうだ。ブログの日記を書籍化したものなので、興味のある人でなければつまらないかもしれない。
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友達に借りて。
大学卒業後若くしてお坊さんになった著者の日記(ブログ?)をまとめたもの。
お寺の中というと世間から少し離れたイメージがあったけれど、人の輪のなかにある職業なんだと目からうろこで面白かった。東京タワーを愛でつつ、お寺カフェに行ってみたいなーと思いました。 -
(2009/7/19読了)