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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784478920237
みんなの感想まとめ
人間の残酷さと歴史の暗い側面を深く掘り下げた作品は、拷問や処刑の多様な方法を紹介し、その背後にある権力者たちの冷酷さを描いています。読者は、拷問処刑博物館での各種拷問方法を知ることで、感覚が麻痺してい...
感想・レビュー・書評
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人はどこまでも残酷になれる。
ある一定の地点を超えてしまうと、人が死んでいくのが面白くてたまらなくなるのだろう。
第ニ章の拷問処刑博物館では、拷問の種類がわかる。
生き埋めなんて生ぬるいんだな、とだんだん感覚が麻痺してくる。
四つ裂きなどは有名な方法で、四肢を馬にくくりつけ、四方に走らせるというもの。
でも、これだって、すぐに命は消える。不眠責め、象に踏ませる、駿河問い、蛇責め、死体責め…
血が凍るとはこういうことを言うのだろうか。
でも、それにしたってよくもまあ、これだけの方法を編み出したものだ。
キリスト教に関係する絵画で、ある持ち物が、特定の人物を指すことがある。
聖カテリナは有名で、彼女ののアトリビュートとして車輪が描かれるが、それは彼女が死んだ時に使われた拷問道具。
それは知っていたけれど、自分が死んだ時に使われたものを永遠に描かれるなんて、と私は思うのだ。
三章では、拷問処刑を愛した権力者たちとして、有名なネロ、ブラド・ツェペシ、エリザベート・バートリなどが登場する。
呂太后や則天武后などは近年の研究で、残忍な面以外に光が当てられているが、果たして……。
こうしてみてみると、時を経るごとに人類は穏やかになっていったように見える。
けれども、本質的に残忍な面も持ち合わせていて、それは普段意識しなくても、やはり隠しきれない。
誰もが、人ならずとも、壊したり、痛めつけたりすることのあの爽快感に覚えがあるはずだ(自分に向かない限り)。
人間とは恐ろしい。
しかし、悪であるからこそ、そうならないように、発現しないようにできるはずなのだ。
そのために必要なのは、まずは己の中にあるサディズムを認識し、それを認めること。
その上で、どうしたらその怪物を抑えられるかを絶えず模索し、己と、他人を教育していくしかない。
将来はAIが人を抑えてくれるのか。
変われるのか。
でも、その時にはすでに人などいらないかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者の本から引用されたものが多くて、桐生操の本を読んだことがあるならおすすめはしません。
でも好き。
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