- Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478920442
作品紹介・あらすじ
富豪たちの金脈と血脈から近代開化の実像に迫る!風雲急を告げる大変革期に日本を牛耳った豪商・財閥・資本家…。その存在と役割を明らかにし、歴史の謎を解く。
感想・レビュー・書評
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西洋の赤い楯同様の日本版です。明治以降の日本を支配してきた産業やその家族を含めて詳細の内容が書かれております。自国の支配階層へのご興味のある方は必読です。広瀬隆氏の知識の深さをまた改めて認識すること間違いありません。
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著者は、平等主義、平和主義者である。だから、歴史を分析した結果の結論は、左寄りではある。しかし、著者が、文献を調べつくして記述している史実は注目だ。政界、財界、民間、文化人などの婚姻関係、血族関係、閥族、財閥の成り立ちなど詳細に記されている。非常に、詳しい内容だ。ぜひ、読むことをおススメする。
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新聞、製紙、北海道開拓史、鉄道、石炭、石油、銀行、植民地、新興財閥、国家総動員体制、大政翼賛会
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幕末維新期の政治の動きを、経済・財政面から読み解く話。
延々と長者たちの閨閥(けいばつ)の話が続き「華麗なる一族か!!」とうんざりしつつ頑張って読んでたら。。。この第2章の文章になるほど!
今までのいろんな疑問が晴れるようでした。
『維新政府は幕府の要人をこの世から抹殺して物言えなくしてしまい散々にののしり冒涜しながら、後から出てきて幕府が磨いた知恵と遺産を横取りし
それをすっかり利用しあたかも文明開化を自分たちの功績であるかのように
喧伝してきたにすぎないのでないか』
そしてそのことを丁寧に検証してくれる本。
経済には疎いが頑張って読みました。 -
7/20
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切り口はいいんだけどあんまり一方的なのもな。