kaizenさんの感想
2011年10月29日
田中康夫がダム建設を長野で少しでも止めたことは評価したい。 逆に、ダム建設を止めたいという人達が長野にたくさんいたから、田中康夫が知事になれたという一面もある。 両面から評価しないと、世の中を見失う。 本当は、浅田彰と田中康夫が違う思考を持っているはずだから、意味がある対談になるはずだったのだろう。 遠くから見ると、馴れ合いで、ちょっとうんざりする話が続く。 どうして、もっと切り込めないのだろう。 浅田彰が新人類の旗手だったのは、昔の話なのだろうか。 そういう自分に対して、知人はお前だってそうだという。 なるほど、昔の新人類は、今では旧人類だと思う。
浅田彰(あさだ・あきら)批評家、経済学者、京都造形芸術大学大学院学術研究センター所長。1957年兵庫県生まれ。著書に『構造と力』、『逃走論』、『ヘルメスの音楽』、『映画の世紀末』他、共著に『天使が通る』(島田雅彦氏)、『ゴダールの肖像』(松浦寿輝氏)、『憂国呆談』(田中康夫氏)他、対談集に『「歴史の終わり」を超えて』他がある。 「2019年 『柄谷行人浅田彰全対話』 で使われていた紹介文から引用しています。」